「ミッション:インポッシブル3」あらすじからネタバレ結末まで【シリーズ第3作】

トム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル3（M:i:III）』シリーズ3作目のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
MFの現役を引退し、教官として働きながら、愛する女性ジュリアと結婚、幸せな日々を送っていたイーサン。だが教え子リンジーを殺した武器商人デイヴィアンにジュリアをも人質に取られ、イーサンは兵器”ラビットフット”を手に入れるため、地上56階への侵入を試みる。真の内通者の正体は一体誰なのか？
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

1 登場人物＆俳優キャスト
2 ミッション:インポッシブル3のネタバレあらすじをラスト結末まで
3 ミッション:インポッシブル3感想
- 3.1 4作目でジェレミー・レナー主演計画があった！？
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登場人物＆俳優キャスト

2006年アメリカ映画
上映時間126分
監督：J・J・エイブラムス

■ イーサン・ハント（トム・クルーズ）
IMFの諜報員。

■ ジュリア・ミード（ミシェル・モナハン）
イーサンの恋人。

■ ベンジー・ダン（サイモン・ペグ）
チームのテクノロジー担当。イーサンの行動を内部から手助けする。

■ ルーサー・スティッケル（ヴィング・レイムス）
天才ハッカーでイーサンの相棒的存在。

■ ゼーン・リー（マギー・Q）
チームメンバー。

■ デクラン・ゴームリー（ジョナサン・リース＝マイヤーズ）
チームメンバー。

■ リンジー・ファリス（ケリー・ラッセル）
IMFの諜報員。イーサンの教え子。

■ ジョン・マスグレイブ（ビリー・クラダップ）
イーサンの上司。

■ セオドア・ブラッセル（ローレンス・フィッシュバーン）
IMF局長。

敵

■ オーウェン・デイヴィアン（フィリップ・シーモア・ホフマン）
武器商人。
　　

ミッション:インポッシブル3のネタバレあらすじをラスト結末まで

起：教え子リンジーの死とラビットフット

極秘組織IMFのスパイだったイーサン・ハントは、一線を退いて後進を育成する立場の教官となっていた。そして、私生活では愛する女性ジュリアと、幸せな日々を送っていた。

イーサンとジュリアの新居で、婚約パーティーが開かれていた。イーサンはIMF所属のスパイであることはジュリアには隠しており、交通局勤務で両親は他界していると伝えている。

バーティーに招かれたのは、ジュリアの家族、姉と弟のリックに、看護師をしているジュリアの職場の友人たちだ。

ジュリアはイーサンとの出会いについて聞かれるが、2年前にイーサンと出会った湖の名前が思い出せない。ジュリアの言葉を継いで、「ワナカ湖だ」と答えるイーサン。ジュリアの友人たちは、離れて座っていたイーサンに話の内容が聞こえていたことに不思議に思う。だが誰もイーサンが読唇術を使ったとは気づかない。

パーティーの最中、イーサンにIMFから指令が入る。イーサンの優秀な教え子だったリンジーが11時間行方を断っており、現場復帰してほしいというのだ。

教え子の窮地に現場に戻ることを決意したイーサンは、チームのメンバーと合流する。メンバーはイーサンの長年の友人であるルーサーと、ゼーン、デクランだ。

イーサンはジュリアに交通局の会議でヒューストンに一晩出張してくると説明し、任務へ赴いた。長い付き合いのルーサーからは、「スパイは結婚するものじゃない」と反対される。

リンジーは、ブラックマーケットの武器商人デイヴィアンを探っていた。スパイであることがデイヴィアンにばれ、拉致された可能性が高い。

現在デイヴィアンはドイツのベルリンの廃工場にいた。

ベルリンに向かったイーサンたちは、廃工場に潜入、リンジー奪還に成功する。だがリンジーは脳内に爆弾を埋め込まれていた。イーサンは電気ショックで回路を焼き切ろうと考えるが、充電に手間取り、リンジーは死亡してしまう。教え子の死に涙するイーサン。

IMFに戻ったイーサンはブラッセル局長から呼び出しを受ける。リンジーが優秀だったという評価は正しかったのかどうか、詰問されるイーサン。そんなイーサンを、マスグレイブが必死でフォローするが、イーサンは妹同然の教え子を殺されたショックを隠せない。

そんな時、ノーフォーク郵便局から電話が入り、イーサンは絵葉書を受け取った。差出人はリンジーだ。葉書のメッセージ欄は空白だが、切手の裏面にマイクロドットが貼られていた。

イーサンはベンジーにマイクロドットについて尋ねに行く。ベンジーはゼーンが持ち帰った、焼けたラップトップパソコンのデータ抽出に苦戦していた。

ベンジーからの情報で、デイヴィアンが”ラビットフット”についての情報を高く売ろうとしていることが判明。”ラビットフット”には8億5000万ドルの値段がついている。

イーサンはそのことをまだ上層部にあげないようベンジーに指示し、自身で教え子を殺したデイヴィアンを追撃することを決意する。

承：バチカンへの潜入、リンジーが残したメッセージ

自宅へと戻ったイーサンは、ジュリアと結婚式を挙げた。ジュリアはイーサンが何か大きな秘密を抱えていることに気付きながらも、イーサンと運命を共にすることを心に決める。

デイヴィアンがバチカン市国に潜伏していることを突き止めたイーサンは、司祭に扮してバチカンに密入国した。デクラン、ゼーン、ルーサーらチームメンバーも、続々とバチカンに入国。

地下でデイヴィアンのマスクを作り、イーサンはデイヴィアンに変装した。ゼーンがワインをこぼしてデイヴィアンをトイレに行かせ、そのすきにマスクをつけたイーサンが入れ代わり、デイヴィアンを拉致した。

イーサンはゼーンの誘いに応じた振りをして車に乗り込み、車を爆破してデイヴィアンが死んだように偽装した。

イーサンはデイヴィアンにラビットフットのことを尋問するが、デイヴィアンは全く口を割らない。それどころか「お前の女をお前の前で殺す」とイーサンを挑発してきた。リンジーまでもが侮辱され、激昂したイーサンは移送中の飛行機からデイヴィアンを突き落とそうとするが、ルーサーがそれを制した。

そんな中、リンジーから送られてきたマイクロドットがビデオファイルだったことが判明する。リンジーからのメッセージは、ブラッセル局長とデイヴィアンが通じているというものだった。

メッセージを再生した直後、イーサンはファントムからミサイルで攻撃される。デイヴィアンを奪還しようと追手がやって来たのだ。デイヴィアンを移そうと試みるも、敵の方が動きが早く、デイヴィアンをヘリで連れ去ってしまう。

敵は、デイヴィアンが生きてここにいることを知っていた。つまり、IMF内部に内通者がいるのだ。

デイヴィアンが自分に復讐してくると考えたイーサンは、急いで自宅に連絡する。だが既にジュリアは勤務先の病院から連れ去られた後だった。

デイヴィアンは「機密物質であるラビットフットを48時間以内に入手して来なければジュリアを殺す」とイーサンを脅す。だが直後、イーサンはIMFの人間に襲われてしまう。

転：地上56階への侵入不可能ミッション、真の内通者の正体

IMFに身柄を拘束されたイーサンだったが、マスグレイブの機転により脱出に成功。

マスグレイブの指示通り、上海へと向かった。指定されたアパートで、イーサンはルーサーたちと合流を果たす。

ラビットフットは、ヘンシャン・ルー・ビルの56階にある研究室に保管されていた。中国軍が絡んでおり、ラビットフットに関する情報はほぼゼロだ。しかもビルは元人民解放軍の兵士が警備し、研究室へのアクセスは専用のエレベーターのみで、常時監視カメラが作動している。

イーサンは隣の高層ビルの屋上からワイヤーを付けて飛び降り、振り子の原理で反対側のビルに飛び降りるという離れ業をやってのける。

何とかラビットフットを入手し、パラシュートでビルから脱出。デイヴィアンに連絡すると、ドゥナン・ゾン・ルーの操車場に1人で来るよう命じられる。

イーサンはマスグレイブにラビットフットにつけた発信器を追って出動を要請する。だがマスグレイブはブラッセル局長につかまってしまう。

翌朝、ルーサーたちと別れ、1人で指定された場所に向かうイーサン。ルーサーたちはそのままアメリカに帰国するが、ブラッセル局長率いる部隊が待ちうけていた。

デイヴィアンの部下に車に乗せられ、薬で眠らされたイーサンは、気付けば椅子に拘束されていた。向かいにいるのはジュリアだ。

デイヴィアンはイーサンの頭に爆弾を埋めたと告げ、ラビットフットの場所を尋ねる。口を割らないイーサンに、デイヴィアンはジュリアを射殺した。

妻を目の前で殺され、呆然自失のイーサンの前に、マスグレイブが現れた。困惑するイーサンに、マスグレイブはラビットフットの容器の中身が本物だったことを告げる。さらに、ジュリアの遺体に触れようとするマスグレイブに、イーサンは激昂する。

だが構わずマスグレイブはジュリアの口に貼ってあったガムテープをはがした。すると、テープと共に顔のマスクが剥がれた。遺体は、ジュリアではなかったのだ。

死んだのはデイヴィアンの通訳をしていた警護の女性だ。バチカンでヘマをしたので始末されたという。

ジュリアはマスグレイブの判断でまだ生かされていた。ジュリアの命を盾に、マスグレイブはリンジーが残したメッセージの内容についてイーサンに尋ねる。

実は、内通者の正体はブラッセル局長ではなく、マスグレイブだった。マスグレイブはブラッセル局長の電話回線を使い、スケープゴートにしていたのだ。

結：イーサン死す！？妻ジュリアの活躍

マスグレイブが懸念しているのは、自分が内通者だということまでリンジーに知られていたのかどうかだ。誰にそのことを話したか、IMFにバレる可能性があるかどうか。

デイヴィアン程度のブラックマーケットの商人はこれからも現れ続ける。いちいち叩くより上手に利用すべきだと説くマスグレイブに、イーサンは詭弁だと吐き捨てる。

イーサンはジュリアの声を聞かせるよう、マスグレイブに要求。電話口のジュリアが本物だと確認したイーサンは、マスグレイブのすきをついて気絶させ、脱出した。

イーサンはベンジーに連絡して協力を依頼。イーサンがインターポールに指名手配されていることを知りながらも、ベンジーは協力を了承する。

携帯のGPSからジュリアの居場所を特定し、ベンジーの道案内でイーサンは1.6kmの道のりを走り抜け、ジュリアを助けに向かう。

警備を倒して民家に乗り込み、無事ジュリアを救出したイーサンだったが、突然頭が猛烈に痛み始めた。デイヴィアンが爆弾を起動させたのだ。爆弾はあと4分で爆発してしまう。

ジュリアを殺そうとするデイヴィアンに、イーサンは体当たりし、揉み合いになり外へと転がり出た。イーサンは頭痛に苦しめられながらも、何とかデイヴィアンを撃破した。

状況が飲み込めないジュリアに、イーサンは「あとで全部話す」と言い、銃の使い方を説明する。そして、リンジーの時と同じ方法で、頭の爆弾を焼き切ろうと試みた。

ジュリアは言われた通り電気ショックを施し、イーサンは意識を失った。イーサンを蘇生しようとしたその時、銃弾がジュリアを襲う。マスグレイブと警備がやって来たのだ。ジュリアは必死に銃で応戦し、見事2人を倒した。

急いで心臓マッサージと人工呼吸をし、イーサンの蘇生を試みるジュリア。息を取り戻したイーサンは、自分が死んでいる間に予想以上の働きをしたジュリアに驚く。

手を繋いで街を歩きながら、イーサンは自分が所属する極秘組織IMFについてジュリアに語り始める。

デイヴィアンを倒し、ラビットフットを奪取したイーサンは、ブラッセル局長から感謝状が送られた。ホワイトハウスからイーサン指名で任務の依頼が来るが、イーサンはハネムーンを理由に断る。結局ラビットフットについては謎のままだが・・・。

全てを知ったジュリアは、イーサンにIMFのメンバーに紹介される。ジュリアと会うことはかなわないと思っていたルーサーは感激を隠せない。チームの面々の祝福を受けながら、ハネムーンに出掛けていくのだった。

ミッション:インポッシブル4へ続く⇒「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」あらすじ・ネタバレ結末

ミッション:インポッシブル3感想

結局ラビットフットって何なのか・・・？

これが最後まで明かされずモヤモヤする終わりでした・・・。
これだけ作中で「ラビットフット」「ラビットフット」と連発しておいて明かされないなんて・・・。
予想としては、問題の水筒が出て来たシーンで、プルトニウムのマークが表示されていたので、おそらく小型の核爆弾ではないでしょうか。

3がコケた理由は、ラストジュリアが全部オイシイところ持っていっちゃったからでしょうね・・・。
「狙って撃つ、簡単だ」と超雑に教えられた銃で、イーサンが死んでる間に全員倒すって・・・。
これも消化不良でした。

というかいきなり降ってわいた婚約者にもびっくりでした。ジュリアって誰だよ・・・。
2で命がけでキメラウイルスから助けたナイアは何だったのか・・・。
ナイアは完全にボンド・ガール的扱いだったということでしょうか・・・。

4作目でジェレミー・レナー主演計画があった！？

3作目が全米で興行的に失敗したことで、4作目にはある”保険”が掛けられていました。
『ハート・ロッカー』で主演を務めてブレイクしたジェレミー・レナーを出演させること。
トム・クルーズが主演を降りたケースを想定し、後のシリーズをジェレミー・レナー主演で存続させることも当時は考えられていたのです。

これはボーンシリーズを見ても絶対アウトだろ・・・という案ですが、
結果的に4作目の『ゴースト・プロトコル』は大ヒットし、このプランは白紙となり、トム・クルーズが主演を継続しました。

トム・クルーズがすごいのはコケたけたにもかかわらずその3と4、5と話をつなげてきたことですね。
確かに3はイーサン、ルーカス、ベンジーと今に至る主要チームメンバーが出揃い、チームとして形ができてきたな～という気がします。
何よりやっぱりミッション:インポッシブルの主役はトム・クルーズ以外考えられない・・・！！