映画『ソウ4(SAWⅣ)』のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
SWATの隊長リッグに仕掛けられたゲームは、捕われた同僚のエリックとホフマンの命を救うこと。しかしジョンと後継者のアマンダが死んだ今、誰がゲームを操っているのか?真のジグソウの後継者の正体は?
『ソウ3』とリンクし、かなり複雑でややこしいジグソウのゲームを、時系列順に徹底解説していきます。さらに、明かされたジョンの過去やジェフのその後など、シリーズ通じての疑問もあわせて考察。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&キャスト(俳優)
2007年アメリカ映画
上映時間92分
監督 :ダーレン・リン・バウズマン
■ ジョン・クレイマー(トビン・ベル)
連続猟奇殺人犯ジグソウの正体。『ソウ3』で死亡。
■ アマンダ・ヤング(ショウニー・スミス)
ジグソウ事件の唯一の生き残り。ジグソウの後継者となるゲームに破れ、『ソウ3』で死亡。
■ ジル・タック(ベッツィ・ラッセル)
ジョンの元妻。麻薬中毒患者の施設の院長。
■ セシル・アダムス(ビリー・オーティス)
麻薬中毒患者。ジルの診療所に通っていた。
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■ ダニエル・リッグ(リリク・ベント)
SWATの隊長。エリックの同僚。
■ マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)
刑事。『ソウ3』で死亡したケリーの部下。
■ エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
刑事。『ソウ2』で息子を人質にとられゲームをするが、ゲームオーバーとなり、アマンダに監禁された。
■ ブレンダ(サレイン・ボイラン)
少女売春の斡旋をしていた。
■ アイヴァン・ランズネス(マーティ・アダムズ)
婦女暴行犯だが、アートの弁護で無罪放免に。
■ レックス(ロン・リ―)
娘のジェーンを虐待し、学校で事情聴取を受ける。
■ モーガン(ジャネット・ランド)
レックスの妻。夫の暴力に怯え、夫の言いなりになっている。
■ アート・ブランク(ジャスティン・ルイス)
弁護士。
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『ソウ(SAW)』の関係者達
■ ローレンス・ゴードン(ケイリー・エルウィス)
『ソウ』のゲーム参加者。外科医。生死不明。
■ アダム・フォークナー(リー・ワネル)
『ソウ』のゲーム参加者。『ソウ2』でバスルームでミイラ化した状態で発見される。『ソウ3』でアマンダに殺されていたことが判明。
■ ジェフ・レインハート(アンガス・マクファーデン)
『ソウ3』のゲーム参加者。ゲームから生還するが、娘を人質に取られていたことがわかる。
■ リン・デンロン(バハー・スーメク)
『ソウ3』のゲーム参加者。ジェフの妻。アマンダに撃たれて死亡。
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映画『ソウ4』ネタバレ・あらすじをラスト結末まで
起:ジョンの死でもゲームは終わらず
ジグソウことジョンの遺体を解剖していた検視官が、ジョンの胃の中からロウで固められたカセットテープを発見する。
慌てた検視官は、すぐさま事件の担当刑事であるホフマンに連絡。
テープには、「私の死で、すべてが終わったと思わないことだ」というジグソウのメッセージが録音されていた。
***
SWAT隊長のリッグは、立て続けに行方不明となった同僚のエリックとケリーの捜索に躍起になっていた。
ケリーの部下のホフマンと共に現場に向かうも、焦りを隠せないリッグはホフマンの静止を無視し、強行突入してしまう。
幸い何事もなかったが、罠の可能性もあり、ホフマンはリッグに「未確認の扉は開けるな」と忠告する。
突入した先で、二人はジグソウのゲームにかかって死んだケリーの遺体を発見する。
FBIからやって来たストラム捜査官とペレーズ捜査官を交え、現場検証が始まった。
現場の様子から、ジグソウには協力者がいるのではないかと推測したストラムは、ジョンの元妻ジルの事情聴取に向かう。
一方、新たに医者が行方不明になったという知らせを受け、ホフマンは捜索に向かう。
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承:リッグのゲーム開始
自宅に戻ったリッグは、疲れて休んでいるところを何者かに襲われ、気がつくとバスルームに横たわっていた。
ドアを蹴破り外に出ると、テレビに不気味な人形が映り、ゲームの開始を告げる。
同僚たちばかりか、ついにリッグ自身がジグソウのゲームの被験者となってしまったのだ。
映像が切り替わり、巨大な氷の上に吊り下げられたエリックが映される。
隣には、先ほどまで一緒にいたホフマンが、椅子に座らされていた。
そして壁のデジタル時計が90分のカウントを始める。
制限時間内に二人を助け出さねば、エリックは氷が溶けて首が締まり、ホフマンはその溶けた氷の水で感電死してしまう。
その現場を目の前で見ている、二人を監禁した男の正体は一体誰なのか?
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エリックとホフマンを救うため、リッグは行動を開始する。
進む先にいたのは、かつて自分と関わりのあった犯罪者たちだった。しかも、彼らはジグソウのゲームをさせられている真っ最中だ。
リッグに課されたルールは、「私の見方で見ろ」というもの。
「犯罪者を助けるか?それとも犯罪者たち自身にゲームをさせ、自らの手で生を掴み取らせるか?」
まず現れたのは、売春組織の元締めのブレンダだ。
①ブレンダのゲーム
・ゲーム内容:髪の毛が機械の中に巻き込まれていく。
・結果:装置から解放してくれたリッグを襲い、射殺される。
ブレンダは、逮捕から逃れるために相手を襲うよう、ジグソウから指示されていた。
次の部屋にいたのは、婦女暴行魔のアイヴァン。
アートの弁護で、三度無罪になっていた。
リッグは、アイヴァンを救うか、それともゲームをさせるか、決断を迫られる。
アイヴァンにゲームをさせる代わりに、リッグはエリックたちに近付くヒントを得た。
②アイヴァンのゲーム
・ゲーム内容:自分が暴行用に使った拷問器具で、両目を潰すかバラバラになるかを選ぶ。
・結果:両目を潰したが四肢がもげた。
廃校となった教室では、かつてリッグが娘の虐待疑惑で取り調べたレックスとモーガン夫妻が、まさにゲームの最中だった。
③レックス&モーガン夫妻のゲーム
・ゲーム内容:身体中の急所に刺された金属棒を抜く。夫婦は背中合わせに金属棒でつながっており、抜いた方は助かるが、抜かれた方は死ぬ。
・結果:妻は助かり、夫は死亡。
リッグに課されたのは、ゲーム後の夫婦が、本当にジグソウの思惑通り「生きる教訓」を得たか確認すること。
エリックとホフマンが監禁されている場所を知ったリッグは、急いで向かう。
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転:元妻ジルが明かすジョンの過去とジグソウのルーツ
ストラムとペレーズは、ジグソウの元妻・ジルを尋問していた。
ジルの口から、ジョンの過去とジグソウのルーツが明らかになる。
ジョンはかつて、建築と機械工学に精通した実業家だった。
薬物中毒者の更生クリニックを経営する妻ジルと、順風満帆な人生を送っていたジョン。
しかし、ジルの元患者のセシルがクリニックに強盗に押し入ったことで、ジョンの人生は一変する。
妊娠していたジルが、セシルと揉み合い、腹部を強打したせいで流産してしまったのだ。
待望の我が子を失った深い悲しみ。さらに、手術不可能な脳腫瘍を患っていることが判明し、ジョンは「ジグソウ」へと変貌していく。
計画に巻き込まないため、ジルとは離婚し、セシルを被験者に最初の「ゲーム」を行ったジョンは、以後ジグソウとして、数々のゲームを実行していったのだった。
ジルの話を聞いたストラムは、ジルがジグソウの協力者ではないかと疑い始める。
聴取の内容から、ジョンの潜伏先は「ギデオン・ビル」ではないかと推測する。
ジョンの最初の物件だったギデオン・ビル。
「ギデオン」はジョンが生まれてくるはずだった息子につけようと考えていた名前だった。
ストラムとペレーズはギデオン・ビルに向かう。
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結:ソウ3とリンク、恐るべきジグソウの正体
ギデオン・ビルに突入したストラムは、中から出て来た男をジグソウの仲間と思い、射殺する。
そして目の前の死体に驚く。ベッドの上で殺されていたのはジョンだった。
ストラムが射殺した男の正体は『ソウ3』のゲーム参加者、ジェフだった。
ギデオン・ビルは、『ソウ3』のゲームの舞台となった廃食肉工場だったのだ。
ビルの中を進んだストラムとペレーズは、人形を見つける。すると突然人形が爆発し、ペレーズは負傷してしまう。
一方、リッグは最終ステージにたどり着いていた。
ドアには「開けるな」と書いてあるが、部屋の中にはエリックとホフマン、そして二人を監禁した男がいた。
しかしなぜかエリックが、扉に向かって発砲してくる。
仲間の救出は目前だ。「仲間を助ける執念」にとらわれたリッグは、最後の1秒でドアを開けてしまう。
トラップが仕掛けられているとも知らずに。
ドアを開けた瞬間、装置が作動。天井から降ってきた氷の塊に挟まれ、エリックは頭を砕かれる。
リッグは二人を監禁していた男と撃ち合いになる。
二人を監禁していた男の正体は、弁護士のアートだった。しかしアートもまた、ジグソウのゲームの参加者だった。
かつて都市開発会社の仕事でジョンともめ、冒頭で巨漢トレヴァーとゲームをさせられていた。
口を縫われてしゃべれないアートには、この状況をリッグに伝える術がなかった。
エリックとホフマンは捕えられてはいたが、実は90分経てば助かるようになっていた。
制限時間内に誰も部屋に入ってこなければ、アートが二人を拘束している装置を解除することになっていた。
では今回のゲームを仕掛けた犯人は誰なのか?
被弾し倒れたリッグの眼前で、ホフマンが自ら拘束を解き、立ち上がる。
そして告げる。「未確認の扉は開けるなと言っただろう。ゲームオーバーだ」と。
ホフマンこそが、ジグソウの後継者だったのだ。
場面は再び冒頭のジョンの解剖に戻る。テープの続きは、
「これを聞いているということは、最後に君が残ったということだろう。だが、ゲームは終わっていない」
というメッセージが残されていた。
ソウ5へ続く⇒ソウ5ネタバレあらすじラスト結末
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ジグソウのゲームを時系列順に解説&考察
今回『ソウ3』とリンクする部分が多く、さらに時系列が過去に行ったり来たりするため、かなりややこしくなっています。
複雑な時系列を、『ソウ』~『ソウ4』まで一覧表にまとめてみました。
ソウ~ソウ4までの時系列一覧表
年 | ゲーム&事件 | シリーズ |
---|---|---|
? | ジョンが都市開発会社を設立。 | ソウ3 |
? | 食肉工場通称「ギデオン・ビル」完成。 | |
1994 | ジルが流産→ジョンがジグソウへと変貌。 | |
1995 | ジルを流産させた麻薬常習者セシルのゲーム。 | |
2005 | アダムとゴードン医師のバスルームのゲーム。 | ソウ |
8人の密室脱出ゲーム&エリックのゲーム。→エリックはアマンダに監禁される。 | ソウ2 | |
2006 | 弁護士アートのゲーム。 | ソウ4 |
ケリー刑事のゲーム。 | ソウ3 | |
ホフマンとSWAT隊長リッグが、ケリーの遺体を発見。 | ソウ4 | |
ジェフのゲームとアマンダのジグソウ後継者のテストが並行して行われる。 | ソウ3 | |
SWAT隊長リッグのゲーム開始。 | ソウ4 | |
ジェフのゲーム終了。アマンダがリンを、ジェフがアマンダ・ジョンを射殺。※ジグソウ死亡。 | ソウ3 | |
FBIのストラム捜査官が「ギデオン・ビル」に突入。ジェフを射殺。 | ソウ4 | |
ペレーズ捜査官負傷。※生死は『ソウ6』で判明。 | ||
ジョンの司法解剖が行われ、胃の中からテープを発見。 |
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ソウ3とソウ4は時間軸がほぼ同じ
まず、冒頭のジョンの遺体解剖が行われているシーンは、『ソウ3』直後ではありません。
実は、ジョンの遺体を運び出すまでにかなりのエピソードがあります。それが今回『ソウ4』で描かれたリッグのゲームです。
つまり、『ソウ3』のジェフのゲームと、アマンダのジグソウ後継者テスト、そしてリッグのゲームは、3つ同時進行で行われていたのです。
ケリーの遺体発見現場を検証中に、入ってきた新たに医者が行方不明になったという知らせ。
この医者は『ソウ3』のゲーム参加者、リンです。
リン、ジェフ、アマンダ、ジョンがいたゲームの現場に、ストラム捜査官が乱入。
ジェフをジグソウの協力者だと勘違いし、射殺してしまったわけです。
そして元妻ジルによって明かされた、ジョンの過去エピソードは、すべて時系列順かと思いきや、弁護士アートのゲームだけ時間軸が後ろにズレます。
それが余計ややこしいんですね。
ジルの計画妊娠と流産の後、ジョンがジグソウとなり、最初に実行したのがセシルのゲーム。
これは時系列が『ソウ』のアダムとゴードン医師のゲームより前です。
そしてその後、エリックと息子ダニエルを含めた8人の密室脱出ゲームが行われ、弁護士アートのゲームとなります。
エリックは半年近く監禁されていたわけですね。
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リッグのゲームを操っていた「ジグソウ」の正体は?
ジグソウの後継者の正体はホフマン。
『ソウ2』のアマンダと同じく、自身をプレイヤーに見せかけ、裏でゲームを操っていました。
犯人と思われた弁護士のアートはミスリード。
『ソウ』の雑用係ゼップと同じく、彼もまたジグソウのゲーム被験者でした。
ギデオン・ビルの意味
ソウ3のゲームの舞台となった廃食肉工場、
通称「ギデオン・ビル」は、ジョンの最初の物件でした。
「ギデオン」は、
ジョンが生まれてくるはずだった息子につけようと考えていた名前です。
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