映画『ソウ2(SAWⅡ)』のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
アマンダとダニエル、そしてエリック刑事に仕掛けられた、ジグソウのゲームの時間トリックを徹底解説していきます。ダニエルはなぜ金庫から出て来たのか?アマンダは解毒剤を打って参加していた?エリック刑事はその後どうなったのか?など、疑問もあわせて考察。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&キャスト(俳優)
2005年アメリカ映画
上映時間93分
監督 :ダーレン・リン・バウズマン
■ ジョン・クレイマー(トビン・ベル)
連続猟奇殺人犯ジグソウの正体。末期の脳腫瘍がんを宣告されている。
■ アマンダ・ヤング(ショウニー・スミス)
ジグソウ事件の唯一の生き残り。
■ ダニエル・マシューズ(エリック・ナドセン)
エリックの息子。父親とは不仲。
■ ザビエル・チャベス(フランキー・G)
麻薬ディーラー。武闘派で、全て力で捻じ伏せようとする。
■ アディソン・コーデイ(エマニュエル・ヴォージア)
売春婦。
■ ジョナス・シンガー(グレン・プラマー)
ギャングの一員。
■ オビ・テイト(ティム・バード)
詐欺師の放火犯。
■ ローラ・ハンター(ビヴァリー・ミッチェル)
窃盗犯。
■ ガス(トニー・ナッポ)
横領容疑をかけられた、薬物厚生施設の患者。
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■ エリック・マシューズ(ドニー・ウォルバーグ)
刑事。気性が荒く、妻とは離婚しており、一人息子のダニエルとも折り合いが悪い。
■ ダニエル・リッグ(リリク・ベント)
SWATの隊長。エリックの同僚。
■ アリソン・ケリー(ディナ・メイヤー)
調査官。1に引き続き、ジグソウ事件を追い続けている。
『ソウ(SAW)』の関係者達
■ ローレンス・ゴードン(ケイリー・エルウィス)
『ソウ』のゲーム参加者。外科医。生死不明。
■ アダム・フォークナー(リー・ワネル)
『ソウ』のゲーム参加者。バスルームでミイラ化した状態で発見される。
■ ゼップ・ヒンドル(マイケル・エマーソン)
『ソウ』のゲーム参加者。アダム同様、バスルームでミイラ化した状態で発見される。
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映画『ソウ2』ネタバレ・あらすじをラスト結末まで
起:ゲームスタート
刑事のエリックは、窃盗で捕まった息子のダニエルを迎えに行くが、早々に口論となり、ダニエルはエリックから逃げるように去ってしまう。
その夜、自宅で寝ていたところを、エリックはケリーに呼び出される。
ケリーは前作『ソウ』に引き続き、ジグソウ事件を追っており、今回の惨殺死体もジグソウの仕業だと言う。
なぜ自分が事件現場に呼ばれたのか、わからないエリック。
今回ジグソウのゲームの犠牲者となったのは、エリックが使っている情報屋のマイケルだった。
しかも、天井には、
「近づいてよく見ろ、マシューズ」
というメッセージが残されていた。
近づいて見ると、マイケルの顔を覆う鉄製のマスクに住所が書かれていた。
ジグソウのアジトだと考えたエリックは、SWAT、ケリーと共に急行する。
アジトにいたジグソウは、あっけないほど大人しく逮捕された。
しかし、これがゲームの始まりだった。
ジグソウから見せられたモニター映像には、どこか別の場所で行われているゲームの実況中継がされていた。
不気味な屋敷に監禁された八人の男女。
その中には、なんと息子ダニエルの姿が・・・。
驚愕したエリックはジョンを問い詰めるが、ジョンは「2時間、自分と話をすれば教える」と答えるのだった。
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承:密室脱出ゲーム
出口のない館に閉じ込められた、八人の男女。
状況がわからず、パニックになる者が続出する中、一人の女が行動を開始する。
彼女はアマンダ。前作『ソウ』におけるジグソウゲームの唯一の生き残りだ。
アマンダはすぐにこれがジグソウのゲームだと理解し、テープを探す。
ジグソウによると、屋敷内には2時間で死亡する遅効性の神経ガスが充満している。
助かる条件は、それぞれに用意されたゲームをクリアし、解毒剤注射を手に入れること。
また、部屋の中央に置かれた金庫には、全員分の解毒剤が入れられていた。
金庫の開け方は、
・順番は虹の彼方に
・”X”の場所にもヒントがある
ルールを守って全員で協力すれば、必ず生き残れる手段が用意されているのがジグソウのゲームだ。
しかし、早くも参加者の一人ガスが、ルールを無視した行動に出る。
①ガスのゲーム
・ゲーム内容:「開けるな」と書かれた扉を開ける。
・結果:ドアの覗き窓を見ると銃が発射され、死亡。
ガスの死で部屋の扉が開かれ、屋敷の奥へと歩を進める七人。
次に用意されていたのは、放火犯のオビのゲームだ。
②オビのゲーム
・ゲーム内容:火炉の奥にある2本の注射器を取る。
・結果:注射器を手にした瞬間、火炉の扉が閉まって中から炎が上がり、焼死。
麻薬ディーラーのザヴィエルに課されたのは、注射器トラップ。
・ゲーム内容:非公開の注射器の中から、1本の解毒剤を探す。
・結果:アマンダを身代わりに注射器の海へ突き落とし、探させる。
アマンダを身代わりにしたことで、ザヴィエルはジョナスと口論になり、釘バットでジョナスを殺害してしまう。
さらに、ローラが二時間を待たず、神経毒で死亡してしまう。
ザヴィエルに危機感を覚えたアマンダ達は、別行動を取り始める。
・ゲーム内容:ガラスケースの仲の注射器を取る。鋭い返しがついていて手が抜けないハンド・トラップ。
・結果:アディソンがルールを聞かずにやってしまったため、クリア条件などの詳細は不明。
次々とゲームに失敗し、死亡していく参加者たち。
そんな中、ダニエルを除く七人には「前科」という共通点があることが判明する。
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転:七人の共通点と「虹のかなた」の意味
ゲームが行われている場所がどこかジョンに吐かせようと、やっきになるエリック。
エリックが焦っている理由は、ダニエルが神経毒に侵されているためだけではなかった。
実は、ダニエル以外のゲーム参加者は、全員エリックが過去にでっちあげの証拠で逮捕した者たちだったのだ。
そのことが彼らに知れれば、ダニエルの命が危ない。
しかしジョンは、「自分と話をしろ、それがルールだ」と告げる。
これはエリックへのゲームだ、とも。
話をするだけの状況に耐えきれなくなったエリックは、ジョンを暴行し、屋敷に案内させる。
一方、”X”と書かれた額縁の裏にあった写真から、ダニエルがエリックの息子だと知ったザヴィエルは逆上し、ダニエルを襲う。
アマンダはダニエルを連れて逃げ、最初の部屋に戻って立てこもった。
金庫の下に隠し通路があることに気付き、そこへ逃げ込む二人。
途中、ザヴィエルは偶然死体のうなじに色の異なる数字を見つける。
その数字こそが、金庫を開ける鍵だった。
参加者は全員あらかじめ首の後ろに数字が異なる色のインクで書かれており、数字を虹の色の順に並べ替えれば、金庫の番号になる仕組みだったのだ。
ザヴィエルは死体の番号と、自分の数字は首の皮膚を剥ぎ取って確認し、さらに数字を教えるようアマンダ達に襲い掛かる。
毒ガスで息絶えたように見せかけていたダニエルが、ザヴィエルのすきを突いて反撃した。
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結:時間トリックとダニエルの行方
エリックは単身屋敷へ突入し、地下への階段を見つけて降りていく。
しかし、ブタのマスクをかぶった何者かに襲われ、意識を失ってしまう。
一方、画像分析で屋敷の住所を突き止め、遅れてSWAT部隊も突入した。
だがその時、ジグソウのアジトに残っていたケリーが、あることに気づく。
今まさに突入したはずのSWAT部隊が、モニターには映っていない。
一体どういうことなのか?
SWAT部隊は、屋敷の一室でアジトにあったのと同じような数台のモニターを発見する。
そこにはビデオデッキがあり、アジトで映し出されていたのと同じ映像が再生されていた。
録画映像を生中継と思わせた、時間トリックだったのだ。
アジトの金庫の扉が、タイマーと同時に開く。
金庫の中には、瀕死のダニエルが入っていた。
ではアマンダはどこへ?
実は、エリックを拉致した人物こそが、アマンダだった。
ゲームを経験したことで麻薬を断ち切ることができ、ジグソウに深く感謝していたアマンダ。
その後アマンダはジョンに弟子入りし、ジョンの後継者となっていたのだ。
息子ダニエルは解放されたが、今度はエリックのゲームが始まるのだった。
ソウ3へ続く⇒ソウ3ネタバレあらすじラスト結末
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ジグソウのゲーム時間トリック徹底解説&考察
今回時系列がかなり複雑になっています。
そのせいでちょっとわかりにくかった部分もありました。
『ソウ2』で気になった疑問を解説&考察していきます。
ダニエルが金庫から出てきたのはなぜ?
今回のトリックの肝は、「実況中継と見せかけたゲームは、実は録画だった」という時間差トリック。
8人のゲームとエリックらの捜査は同時進行していたように見えましたが、実際の時系列は
8人のゲーム→エリックらの捜査
という順番です。
この間には数時間のタイムラグがあります。
つまり、ダニエルはエリックがアジトに乗り込んできた時から、ずっと金庫の中にいたのです。
金庫はタイマーで2時間経てば自動的に開く仕掛けでした。
ジョンが
「座って私と話をするだけだ。最後までそれが出来れば、息子は無事に戻る」
と言っていましたが、
まさにその言葉通り、もしエリックがジョンと2時間冷静に話をしていれば、自動的に金庫が開き、ダニエルと再会できたのです。
しかし、気性の荒いエリックはルールを破ってしまい、結果、息子を失い地下室に閉じ込められることとなりました。
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時間トリックはジグソウ:ソウ・レガシーでも登場!?
『ソウ2』の時間トリックは、最新作『ジグソウ:ソウ・レガシー』でも別バージョンとして使われています。
ソウシリーズのファンに向けた、スピエリッグ兄弟からのオマージュです。
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アマンダは解毒剤をあらかじめ打って参加していた?
アマンダとジグソウことジョンがグルだったということは、最初の密室脱出ゲームにアマンダはあらかじめ解毒剤を打って参加し、苦しむ演技をしていただけなのでしょうか?
アマンダだけ妙に元気だったような・・・?
密室脱出のゲームはアマンダがジグソウの後継者となり得るかどうかのテストでもありました。
なので、アマンダはガチでゲームに参加していたと考えられ、解毒剤は打たずに参加していたと考えられます。
でもじゃあアマンダの協力なしで、末期がんのジョンがどうやってあれだけの装置を準備したのか?
これは『ソウ3』以降で明らかになります。
少しだけネタバレすると、ジョンにはアマンダ以外にも協力者がいます。
それが誰かは・・・
⇒『ソウ3』
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ゲームの舞台はどこ?1と同じ場所?
途中、アダムとゼップのミイラ化した遺体がプレイヤーによって発見されます。
『ソウ』でゴードン医師とアダムがゲームした、老化したバスルームが出てきます。
つまり、今回アマンダたちが閉じ込められていた屋敷は、『ソウ』の舞台と同じ場所です。
ちなみにアダムがどうやって死んだのかについては、『ソウ3』で明かされます。
エリック刑事のその後はどうなる?
アマンダに地下に閉じ込められてしまったエリックはその後どうなるのか?
生きているのか死んでいるのか?
答えは『ソウ4』で明かされます。
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ゲーム時系列の整理とまとめ
『ソウ2』の時系列を一覧にまとめておきます。
- ザヴィエルの死で密室脱出ゲームは終了。
- アマンダがダニエルを金庫に入れ、金庫をアジトに持ってくる。
- エリックら警察がアジトにやってくる。
- エリックのゲーム開始。
- エリックがゲームのルールを無視し、ジョンを殴り屋敷に突入。
- アマンダがエリックを待ち伏せし、襲う。
- 警察が屋敷に突入、時間差トリックが判明。
- ケリーがアジトの金庫でダニエルを発見。
- エリック地下室に閉じ込められる。
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