「ミッション:インポッシブル2」あらすじからネタバレ結末まで【シリーズ第2作】

トム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル2(M:I-2)』シリーズ2作目のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
感染から30時間で人を死に至らしめる驚異の殺人ウイルス「キメラ」が、元IMFのアンブローズに盗まれた。アンブローズの元恋人であるナイアを使い、アンブローズに接触させ、「キメラ」と解毒剤「ベレロフォン」の行方を探るイーサン。だがイーサンはナイアと恋に落ち、嫉妬に燃えるアンブローズの手に「キメラ」が渡ってしまった。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

登場人物&俳優キャスト

2000年アメリカ映画
上映時間123分
監督: ブラッド・バード

■ イーサン・ハント(トム・クルーズ)
IMFの諜報員。

■ ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
天才ハッカー。IMFメンバーとなり、イーサンをサポートする。

■ ビリー・ベアード(ジョン・ポルソン)
ヘリの操縦士。

■ ナイア・ノードフ=ホール(タンディ・ニュートン)
全世界に指名手配されている泥棒。イーサンと恋に落ちる。

■ スワンベック(アンソニー・ホプキンス)
IMFの司令官。ノンクレジットで登場。

■ ショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)
イーサンの元同僚。殺人ウイルスを盗んだ。
  
■ ヒュー・スタンプ(リチャード・ロクスバーグ)
アンブローズの仲間。
  
■ ジョン・C・マクロイ(ブレンダン・グリーソン)
バイオサイト製薬会社社長。ウイルスで金儲けを企んでいる。

■ ネコルヴィッチ博士(ラデ・シェルベッジア)
バイオサイト製薬会社の研究員。

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ミッション:インポッシブル2のネタバレあらすじをラスト結末まで

起:アンブローズの裏切り、ナイアとの運命の出会い

バイオサイト製薬会社の研究員であるネコルヴィッチ博士は、アトランタへの同行を依頼するビデオメッセージを「ディミトリ」という人物に送っていた。

「ディミトリ」とは、極秘組織IMFのエージェント、イーサン・ハントのことだ。

だがイーサンは現在休暇中で不在だ。IMF司令官のスワンベックは、アンブローズを代わりに任務につかせることにする。アンブローズは過去に2度、イーサンの替え玉を務めたことがあった。

マスクを付けてイーサンに変装したアンブローズは、ネコルヴィッチ博士と共に飛行機に搭乗。

ネコルヴィッチ博士は、「ディミトリ」ことイーサンに全幅の信頼を寄せていた。既に死んだ同僚の研究員グラツキー博士も、イーサンのことを信用していたからだ。

ネコルヴィッチ博士が運んでいるウイルスのことを話題にしたその時、突如アンブローズがネコルヴィッチ博士を襲い、殺害した。

アンブローズはウイルスを奪い、飛行機を撃墜させた。そして、パイロットとして飛行機に潜入していた仲間とともにパラシュートで脱出。そのまま姿を消した。

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一方、本物のイーサンはオーストラリアのエアーズロックで、ロッククライミングを楽しんでいた。休暇中の居場所はIMFには知らせていない。だがそんなイーサンの元に、ヘリでスワンベックから新たな指令が届く。

今回の指令は、奪われたウイルス「キメラ」を回収すること。そして、ナイア・ホールを連れて48時間後にセビリアで合流することだった。

スペインのセビリアへ飛んだイーサンは、指令にあった女性ナイアに接触を試みる。ナイア・ホールは全世界に指名手配されている女泥棒だ。イーサンはナイアが次に狙うのがブルガリのネックレスであることを突き止め、先回りして待ち伏せた。

ナイアはパーティーに潜り込み、ネックレスが保管されているバスルームにやって来た。イーサンはナイアをスカウトするが、全く相手にされない。

ナイアがバスルームの隠し扉を閉じた時、警報が鳴った。だがイーサンは事前に警備会社の振りをしてオーナーと面通しを済ませていた。警報のチェックをしていたとオーナーに告げ、さらにナイアを助手として紹介した。そのため、ナイアはブルガリのネックレスを返さざるを得なくなる。

しかし、実は警報はイーサンが仕掛けた罠だった。イーサンが手元のリモコンを操作し、自分で警報を鳴らしたのだ。少しイーサンに興味を持ち始めるナイア。

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承:恋に落ちたイーサンとナイア、恐るべき殺人ウイルス「キメラ」

翌日、イーサンは再びナイアをスカウトするが、厄介事は避けたいナイアは再度断った。車で去ろうとするナイアを追うイーサン。

いつしかカーチェイスのようになり、ナイアがハンドル操作をミスして崖から転落しそうになったところを、間一髪、イーサンが助けた。ナイアは、自分の命を救ってくれたイーサンに惹かれ始める。

複雑な思いを抱きながらも、ナイアの協力を取り付けたイーサンは、スワンベックの元へ向かう。そして、自分の休暇中にネコルヴィッチ博士がコンタクトを取っていたこと、さらに自分の代わりにアンブローズが任務にあたり、裏切ったことを聞かされる。

ナイアはテロリストであるアンブローズの元恋人だった。しかも、半年前にナイアがアンブローズを振っており、アンブローズはまだナイアに未練があった。そのため、ナイアをアンブローズに接近させ、彼の計画を暴くことがIMFの狙いだった。

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事情を知ったナイアは、危険な任務を了承する。自分が全世界に指名手配されたという情報を流せば、アンブローズが身元引受人として動くはずだと提案。IMFはこの提案をのみ、ナイアを指名手配した。

イーサンは信頼できるメンバーのルーサーとビリーの協力を得て、任務を開始。体内に発信器を仕込んだナイアがアンブローズに迎え入れられたのを衛星電波で確認した。

ナイアをアンブローズの元へ送り込むことには成功したが、イーサンの内心は使命遂行と恋心のはざまで揺れ動いていた。

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イーサンとルーサーは、ネコルヴィッチ博士のビデオメッセージから、アンブローズが盗んだ物と目的について探り始めた。

ルーサーはネットのオークションに「ベレロフォン」が出品されており、3700万ポンドの入札があったことを指摘。ネコルヴィッチ博士がメッセージで口にしていたギリシャ神話の「キメラ」は新種のウイルスで、「ベレロフォン」がその治療薬を意味していたことが判明する。

「キメラ」は30時間で人を死に至らしめる恐ろしい殺人ウイルスだが、感染20時間以内に解毒剤「ベレロフォン」を投与すれば発症しない。アンブローズはこの「ベレロフォン」をオークションに出品し、高値で売ろうとしていた。

アンブローズはナイアを迎え入れるが、仲間のヒューは何かの罠ではないかと疑っていた。しかしアンブローズは罠なのは承知の上で、ナイアを受け入れようとしていた。ナイアを疑うヒューの小指の先をシガーカッターで切り、脅すアンブローズ。ヒューは小指に包帯を巻き、手当てした。

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転:アンブローズとマクロイの陰謀

アンブローズはナイアを連れて競馬場に向かい、バイトサイト製薬会社社長のマクロイに接触した。

アンブローズは「キメラ」に感染したグラツキー博士の様子を録画したメモリーカードを、マクロイに見せた。グラツキー博士は体内で急速な血液の破壊が起こり、全身の毛穴から血を出して、34時間後に亡くなっていた。

イーサンはメモリーカードを盗むようナイアに指示。ナイアは「次のレースの馬券を買う」と、アンブローズの胸ポケットの金を取る振りをして、ひそかにメモリーカードを盗み出した。

ナイアにはヒューの尾行がついていたが、ビリーがこれを阻む。イーサンはナイアからメモリーカードを受け取り、中身のコピーに成功した。

だがナイアはアンブローズにメモリーカードを返す際、誤って右胸のポケットに戻してしまった。左胸のポケットに入れていたはずのメモリーカードが右胸のポケットに移動していたことで、アンブローズはナイアを疑い始める。

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ナイアの裏切りに気付いたアンブローズは、彼女を送り込んだ相手を探るため、イーサンの仮面を被ってナイアの前に姿を見せた。

アンブローズの変装とは知らず、イーサンにキスしようとするナイア。アンブローズはナイアの心がイーサンにあることを知り、激しく嫉妬する。アンブローズはかつての同僚であるイーサンに強いライバル意識を持っていた。

一方、マクロイを拉致したイーサンは、マクロイに自白剤入の麻酔ガスを吸わせ、ネコルヴィッチ博士に扮して尋問を開始した。

グラツキー博士に「キメラ」を感染させたのはマクロイだった。マクロイは「キメラ」ウイルスと解毒剤の「ベレロフォン」を使い、金儲けを企んでいたのだ。

だがアンブローズは、まだ解毒剤の「ベレロフォン」しか手に入れていない。そのことを知ったイーサンは、「キメラ」を破壊するため、バイオサイト製薬会社への潜入を試みる。

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イーサンの行動を読んだアンブローズは、バイオサイト製薬会社に先回りしてイーサンを待ち受け、ナイアを人質に「キメラ」を奪おうと考えていた。

アンブローズの読みどおり、イーサンは警備の手薄な屋上から侵入を開始。採光用のよろい窓から、ロープでジャンプしてビル内へ忍び込んだ。そのまま42階の研究室へ向かい、培養ケースにあったウイルスを破壊していった。

残るは、銃の形状をした注射器に入った3本のアンプルのみ。2本まで破壊したところで、アンブローズが現れた。ルーサーはイーサンを援護しようとするが、車に爆発物を仕掛けられてコンピューターが破壊されてしまい、手が出せない。

激しい銃撃戦の末、ナイアはイーサンを救うため、とっさに残った1本を自分自身に注射してしまう。

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結:アンブローズの真の狙い、ナイアの運命は!?

ナイアの機転で何とかビルからの脱出に成功したイーサンだったが、ナイアの命はあと30時間しかない。解毒剤「ベレロフォン」を手に入れなければ、ナイアはおろか、次々と感染者を増やし、世界中にウィルスが蔓延してしまう。

アンブローズはナイアを拘束して、シドニーの市街地へ置き去りにした。「キメラ」を打ったナイア自身を感染源とするためだ。

「ベレロフォン」を手に入れナイアを救うため、イーサンはアンブローズとマクロイが取引する別荘へと侵入した。アンブローズはマクロイに「キメラ」と「ベレロフォン」を見せ、交渉していた。

アンブローズの目的は、単に大金を手に入れることではなく、その金を元手にバイオサイト製薬会社の株を買うことだった。

キメラが大流行すれば、その解毒剤を持つバイオサイト製薬会社の株は暴騰する。アンブローズは「ベレロフォン」を売った3700万ポンドで株を購入し、さらに値上がりした金を元手に株を買い増しして、会社の経営権を乗っ取ろうと目論んでいた。

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ネット経由で金を送金させると、アンブローズはマクロイを射殺した。直後、屋敷で爆発が起こり、取引している部屋の扉が砕かれた。

燃え盛る扉の向こうを、ハトにまぎれてイーサンの姿がよぎった。焦ったアンブローズは、ヒューたちにイーサンの殺害を命令。

だがイーサンはアンブローズの部下たちを次々と撃破。ヒューに致命傷を負わせた。・・・はずだった。

ヒューがイーサンを捕らえ、アンブローズの元に現れた。アンブローズはイーサンの眉間を撃ち、射殺した。だが、ふと気付く。イーサンの死体の小指に巻かれた包帯に。見覚えのあるその包帯は、自分がシガーカッターで負わせた傷を手当するためのもの。そう、アンブローズが殺したのは、イーサンではなくヒューだった。

ヒューに変装していたイーサンは、そのすきに「ベレロフォン」を盗み出し、マスクを外しながら逃走。ヘリコプターで待機していたビリーとルーサーに、ナイアを先に保護するよう指示した。自分はバイクでナイアの元へ向かうイーサン。

一方、発症の時間が迫ったナイアは、シドニーの雑踏を抜け、自殺しようとノースヘッドの絶壁へ向かっていた。ルーサーはそんなナイアをヘリに乗せ、イーサンの元へ急いだ。

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アンブローズもまたバイクに乗り込み、イーサンを執拗に追撃していた。

浜辺で対峙する2人。激闘の末、傷を負いながらもイーサンはアンブローズを破った。

そこへナイアを連れてルーサーがやって来た。だが気絶したはずのアンブローズは、なおも銃を手に背後からイーサンを狙っていた。撃鉄を上げる音に気付いたイーサンは、「ベレロフォン」をルーサーに投げて渡すと、砂に埋もれていた銃を取りアンブローズを射殺した。

感染から20時間以内に解毒剤を投与したため、ナイアは助かった。その後の精密検査で、ウイルスが体内に残っていないことが確認された。

イーサンはスワンベックに呼び出され、「なぜ生きたサンプルを回収しなかったのか」と責められるも、はぐらかす。イーサンはスワンベックの隠れた意図にも気付いていたのだ。

無事任務を完了し、再び休暇に戻ったイーサンは、オーストラリアでナイアと落ち合うのだった。

M:i:IIIへ続く⇒「ミッション:インポッシブル3」あらすじからネタバレ結末まで

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ミッション:インポッシブル2感想

良くも悪くももろジョン・ウー映画です。

ジョン・ウー監督の特徴である

・スローモーション
・二丁拳銃
・飛び立つハト
・回転撃ち
・メキシカン・スタンドオフ(同時に拳銃を向け合う2人の人物)

が随所に見られるこの作品。

同じタイトルを冠していてももはや全くの別物と言っていいでしょう。

1の大ファンなので、2は正直あまり好きではないです・・・。ジョン・ウー作品とどうも相性が悪くて・・・。
「メキシカン・スタンドオフ」が古臭くてあまり好きではないので、

ロマンスを盛り込んだせいで、初っ端からトム・クルーズがニヤけまくりなのが嫌だ・・・!
せっかく『007』と別路線を打ち出したのに、ナイアが完全にボンド・ガールの立ち位置なのが・・・。
あとトム・クルーズの短髪の方が好きなので、ロン毛なのもちょっと・・・。

もちろんアクションは超一級です。
けど別にロマンス要らなくない・・・?

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MI2にヒュー・ジャックマンが感謝した!?

最新作『フォールアウト』で、サイモン・ペグが

サイモン・ペグ「トムのためなら命なんて惜しくない!って精神状態になって、アドレナリン飽和状態でやってしまったんだよ」

と語っているように、主演のトムの影響で「アドレナリン・ジャンキーの集まり」と化しているらしいミッション:インポッシブルの撮影現場。

2でモロにその影響を受けたのが、アンブローズを演じたダグレイ・スコットでした。

ダグレイ・スコットはアクション経験があまりないにも関わらず、トム・クルーズに感化されて、バイクチェイスのシーンを、スタントマンなしで自らスタントを行い、重傷を負ってしまいます。

ダグレイ・スコットはMI2後に『X-MEN』のウルヴァリン役を演じる予定でしたが、快復が間に合わず、ヒュー・ジャックマンが演じることになりました。ヒュー・ジャックマンはウルヴァリン役で大ブレイクしたので、なんとも切ないですね・・・。

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※本ページの情報は2018年7月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。