『ジュラシック・ワールド2』ネタバレをあらすじからラスト結末まで メイジーの驚きの正体

2018年7月13日(金)公開の映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(ジュラシック・ワールド2)ネタバレあらすじと感想についてまとめています。
火山の大噴火の危機にあるかつての「ジュラシック・ワールド」へ、ロックウッドの依頼で恐竜たちの救助に向かったオーウェンとクレア。しかし、背後ではイーライたちの陰謀がうごめいていた。明かされたメイジーの正体は?
Tレックスやラプトルのブルー、インドラプトルにモササウルスと、シリーズ最多の恐竜たちが登場!
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

参考⇒ジュラシック・パークをおさらいしたい人はまずこちらをチェック!

登場人物&キャスト(俳優)

2019年アメリカ映画
上映時間128分
監督:J・A・バヨナ

■ オーウェン・グレイディ(クリス・プラット)
元「ジュラシック・ワールド」の恐竜監視員。ヴェロキラプトルのブルーを助けるため、イスラ・ヌブラル島に向かう。

■ クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)
元「ジュラシック・ワールド」のパークの運用管理者。火山噴火の脅威から恐竜を救助するため、恐竜保護団体「Dinosaur Protection Group」を設立。

フランクリン・ウェッブ(ジャスティス・スミス)
恐竜保護団体のメンバー。元「ジュラシック・ワールド」のパークのIT技術者。

■ ジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ)
恐竜保護団体のメンバー。獣医。

■ ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)
ジュラシックパークの創設者、ジョン・ハモンドのかつての仕事のパートナーで、古い友人。「ジュラシック・ワールド」の崩壊により、自分がやりたかった恐竜利用に対処しようとしている。

■ メイジー・ロックウッド(イサベラ・サーモン)
ベンジャミンの10才の孫娘。正体は母親のクローン人間。

■ イーライ・ミルズ(レイフ・スポール)
ロックウッド財団の運営者。ロックウッドに内緒で、恐竜たちを売りさばこうとしていた。

■ グンナー・エヴァーソル(トビー・ジョーンズ)
イーライから話を持ちかけられ、恐竜の競売の客集めと司会を担当。

■ ケン・ウィートリー(テッド・レヴィン)
イーライに雇われた傭兵部隊の隊長。ハンターで、戦利品として恐竜の歯を抜き、ネックレスを作っている。

ジュラシック・パークシリーズからのゲスト

■ ヘンリー・ウー(B・D・ウォン)
恐竜たちを蘇らせた遺伝子学者。シリーズ1作目と『ジュラシック・ワールド』に登場。

■ イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)
数学者。ジュラシック・パーク事件の当事者の一人。『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド』に登場。

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ジュラシックワールド2ネタバレあらすじをラスト結末まで

起:ブルーを救うため再び恐竜たちの島へ

前作『ジュラシック・ワールド』から3年後の2018年。

嵐の中、崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有するイスラ・ヌブラル島の海底を、小型の潜水艇に乗った2人の男が探索していた。

目的はモササウルスに食われ、海底に沈んだインドミナス・レックスの骨だ。インドミナス・レックスの骨の一部を切り取り、DNAサンプルとして回収した2人は、地上で待つメンバーに報告。

施設のゲートを閉め、ヘリが迎えに飛び立とうとしたその時、突如潜水艇と通信が途絶えた。そして、ゲートの向こうからTレックスが姿を表した。

ヘリは離陸を開始。地上に残された男は必死に逃げ、間一髪、ヘリから投げられたハシゴに捕まりTレックスから逃れるも、海底から現れたモササウルスに捕食されてしまう。

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マスラニ社は7億の慰謝料を払って、ジュラシック・ワールド事件の事態の収集をはかった。だがそのヌブラル島で、火山の大噴火の予兆がとらえられていた。

危機的状況にある恐竜たち。
噴火すると知りつつも恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すか。人間のためではなく恐竜のための選択を迫られていた。

上院の特別委員会で緊急討議が行われ、かつて「ジュラシック・パーク」へ赴いたイアン・マルコム博士が委員会で発言を求められていた。マルコムは不介入を主張、結局政府は民間の問題に手を出すべきではないという結論に達し、静観を決め込む。

一方、「ジュラシック・ワールド」でパークの運用責任者だったクレアは、恐竜たちを保護するため、恐竜保護団体「Dinosaur Protection Group」を設立し、恐竜たちを救い出そうとしていた。メンバーには獣医のジアや、エンジニアのフランクリンがいた。

委員会の決定に落ち込むクレアは、「ジュラシック・パーク」を建設したジョン・ハモンドのパートナー、ベンジャミン・ロックウッドから招待を受ける。

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クレアが「ロックウッド・エステート」と呼ばれるロックウッドの屋敷を訪ねると、家政婦のアイリスが出迎えた。邸宅にはロックウッドの孫娘、メイジーも同居していた。ロックウッドは交通事故で娘を亡くしており、広大な屋敷にいるのはメイジーとアイリスだけだ。

クレアはロックウッド財団のイーライと、ロックウッド自身から、恐竜たちを保護するため、ロックウッドが所有する広大な土地へ、恐竜たちを移送することを依頼される。ロックウッドはかつて同じ夢を見たハモンド同様、現代に蘇った恐竜たちの存続を望んでいた。

病身のロックウッドに代わり、全てを任されているイーライは、まず11種類の恐竜の救出を提案。特に、ヴェロキラプトルのブルーを救い出したいという。

凶暴なブルーを扱えるのは、この世でただ一人、オーウェンだけだ。ジュラシック・パークの崩壊後、小屋を建て毎日ビールを呑んだくれる生活を送っていたオーウェンは、クレアの申し出を一旦は断る。だがブルーの成長過程を記録した映像を見せられ、ブルーを助けに行くことを決意。クレアと共に小型機に乗り込んだ。

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承:狙われたブルー

オーウェンとクレア、フランクリン、ジアを乗せた小型機は、溶岩の雨が降り注ぐ不安定なヌブラル島に到着した。島にはオーウェンたちより先に、大規模な傭兵部隊が上陸していた。隊を仕切るウィートリーは、ロックウッドの本気の現れだと言うが・・・。

フランクリンがジュラシック・ワールドのシステムを復旧させ、恐竜たちに埋め込んだGPSの位置が判明。一行はまずブルーを探しに向かう。

野生に帰ったブルーと再会を果たしたオーウェン。ブルーは最初は警戒していたものの、オーウェンのことを思い出し、彼に寄り添いかけたその時。ウィートリーが麻酔銃をブルーに向かって発射した。

驚いたブルーは、周りを囲んでいた傭兵たちを襲い始め、襲われた傭兵の一人がブルーに向かって発砲してしまう。ウィートリーは発砲を止めようとしたオーウェンにまで麻酔銃を撃ち、その場に置き去りにする。重症を追ったブルーを手当するため、ジアはウィートリーたちに連れ去られてしまった。

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クレアとフランクリンは施設に残り、コンピューターで恐竜たちの同行を調査していた。だが施設の中にまで溶岩が流れ込み、脱出しようとするも扉は傭兵たちによって閉じられてしまう。さらにパークとつながっている穴から、バリオニクスが現れた。

バリオニクスの攻撃をかわし、逃げのびたクレアとフランクリンは、こちらも麻酔からなんとか目覚め、逃げてきたオーウェンと合流。途中、ジャイロスフィアを見つけて乗り込むも、オーウェンが乗り遅れてしまう。熱い溶岩から逃れようと疾走する恐竜たちの群れの間をぬいながら、命からがら海へと走る3人。

ジャイロスフィアはそのまま崖から海へ転落。扉が開かず、あわや溺死するかと思われたところへ、オーウェンがナイフでガラスを割って助けに入り、何とか事なきを得た。

砂浜へ上がると、海辺では大型の船が接岸され、瀕死のブルーも含め、恐竜たちが次々と運び込まれていた。イーライに騙されたと激昂するクレア。イーライはブルーを捕獲するため、はじめからオーウェンを利用するつもりでクレアに声を掛けたのだ。

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傭兵たちが乗り捨てた車に乗り込み、船へと突入したオーウェンたち。そこで、ブルーの治療をするジアと再会する。

撃たれたブルーは非常に危険な状態で、銃弾を摘出するには輸血が必要だという。船内に乗っている恐竜で、ブルーに適合する血液の持ち主はTレックスだけだ。

オーウェンとクレアはブルーを助けるため、Tレックスの荷台へ向かった。Tレックスは麻酔で眠らされていたが、意識を回復しつつあり、いつ目を覚ますかわからない状態だ。うっすらと目を開けたり、寝返りを打ったり、2人は気が気でない。

クレアはオーウェンに血を採ってくれるよう頼むが、Tレックスの血管は太いため、オーウェンが両手で血管を押さえる必要がある。クレアが採血するしかない。

仕方なくクレアはオーウェンに指示された通りTレックスに馬乗りになり、何とか血液を採取した。2人が届けた輸血パックのおかげで、銃弾の摘出手術は無事成功。ブルーは一命を取り留めた。

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転:イーライの陰謀、恐竜オークション開幕

ロックウッドの邸宅「ロックウッド・エステート」では、イーライがオークショニアのエヴァーソルを呼んでいた。恐竜が到着していないなら話にならないというエヴァーソルを、イーライは秘密の扉から屋敷の地下へと案内した。

その様子を見ていたメイジーは、ロックウッドにイーライが恐竜を売ろうとしていることを報告するも、取り合ってもらえない。

メイジーは地下施設にこっそり忍び込んだ。そこには数多くの恐竜の血液サンプルと卵が並んでいた。パソコンではオーウェンとラプトルたちの記録動画が再生されていた。オーウェンが弱った様子を見せると、すぐに噛み付いてくるデルタに対し、ブルーはオーウェンに寄り添い、心配する素振りを見せた。

動画を見ていると、イーライがウー博士と研究所に入ってきた。ウー博士はインドミナス・レックスに続く二代目の遺伝子組み換え恐竜を作り出そうとしていた。

インドミナス・レックスとラプトルをかけ合わせた、「インドラプトル」だ。インドラプトルを作るためには、どうしても母親となるラプトルのDNAが必要だというウー博士。

イーライはインドラプトルを作らせるため、ブルーを島から生きて連れ出そうとしていたのだ。

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机の下で密かに話を聞いていたメイジーだったが、檻に恐竜がいることに驚き、思わず悲鳴をあげ、イーライに見つかってしまう。イーライはメイジーを自室に閉じ込め、鍵を掛けてアイリスに外へ出さないよう命令した。

メイジーから話を聞いたロックウッドは、イーライがしようとしていることに気付き、警察に電話するよう命じる。だがイーライは電話をする代わりに、ロックウッドをクッションで圧殺。

部屋の窓から抜け出し、屋根伝いにロックウッドの部屋にやって来たメイジーは、事切れたロックウッドを見て愕然とする。そしてイーライが再びロックウッドの部屋にやって来た。メイジーはとっさにロックウッドの手からアルバムを取り、戸棚に隠れた。

イーライはロックウッドの遺体をさも今発見したふりをして、アイリスを呼んだ。そしてアイリスにクビを言い渡した。「自分がいなくなったら誰があの子を育てるのか。あの子の母親もあの子も私が育てた」とアイリスは嘆願するが、イーライは聞き入れようとはせず、屋敷から追い出してしまった。

メイジーは、アルバムに挟まれた一枚の写真を見つける。ロックウッドがいつも見ていたあの写真だ。そこに写っていたのは、アイリスと母親だった。だが奇妙なことに、写真の中の母親は、似ているというよりもメイジーそのものだった。

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一方、檻に入れられた恐竜たちは、ロックウッド・エステートに運びこまれて行った。

トラックに乗ってそれを追跡したオーウェンとクレアは、恐竜救助計画の真の目的を知る。イーライは恐竜の保護という名目の裏で、恐竜の競売を目論み、売買しようとしていたのだ。

イーライの目的を阻止するため屋敷に乗り込もうとするも、ウィートリーの部下に見つかり、2人はロックウッド・エステートの地下牢に閉じ込められてしまう。

隣の檻にスティギモロクがいることに気付いたオーウェンは、口笛で合図し、スティギモロクに間の壁に頭突をさせ、壁を壊して牢から脱出することに成功した。

階上へ向かう途中、2人は怯えきったメイジーと遭遇する。逃げようとするメイジーにクレアは名前を名乗り、「友達になりましょう」と優しく言った。オーウェンとブルーのビデオを見ていたメイジーは、オーウェンに心を開き始める。

クレアはロックウッドの元へ案内してほしいとメイジーに頼むが、ロックウッドは既に亡くなったことを知らされる。

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結:メイジーの正体、ブルーVSインドラプトル

世界中から金持ちの投資家たちが続々とロックウッド・エステートに集まって来ていた。

エヴァーソルが司会を務める競売が始まり、檻に入れられた恐竜が登場。恐竜たちは驚くべき高値で次々と落札されていった。落札総額を見てほくそ笑むイーライ。

満を持して、イーライはインドラプトルをお披露目する。インドラプトルはまず赤外線に反応し、次に音で合図すると、標的を追うよう訓練されていた。「最強の兵器」を目の当たりにした客は大興奮。会場は熱気に包まれ、出品する予定のなかったインドラプトルに2800万ドルもの値がついていく。ウー博士は「やり過ぎだ」とイーライを諌めるが、イーライは競売を続行する。

そこへ、オーウェンが放ったスティギモロクが乱入して来た。オークション会場はパニックとなり、客たちは逃げ惑う。傭兵たちと格闘するオーウェン。

一方、客たちと逆走する形で、誰もいなくなったオークション会場へ入っていくウィートリー。約束の報酬を払うよう叫ぶが、イーライの姿はない。と、残されたインドラプトルの檻に目をやった。インドラプトルに麻酔銃を撃ち込んで眠らせた後、ウィートリーはいつものように戦利品としてペンチで歯を引き抜こうとした。

だがインドラプトルは口を堅く閉じて、なかなか歯が抜けない。近付いてきたウィートリーの腕を、インドラプトルはすかさず食い千切った。ラプトルの高い知能を受け継ぐインドラプトルは、眠ったふりをしていただけだったのだ。助けてくれと懇願するも、ウィートリーは捕食されてしまう。

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オークション会場の惨事に、ウー博士は卵や血液サンプルを持ち出しに掛かった。ブルーに固執するウー博士は、ブルーを持ち出すため、スタッフに麻酔薬を持ってくるよう指示。そのスタッフこそ、船でウィートリーの部下に間違われ、ロックウッド邸に潜り込んでいたフランクリンだった。

フランクリンはブルーの檻の外に手錠で拘束されているジアを発見。背後からウー博士に近づき、麻酔薬を撃って手錠の鍵を奪い、ジアを助け出した。

とそこへ、銃を持った傭兵たちがやって来た。ジアは檻を開け、ブルーを解放。傭兵たちがブルーに捕食されているすきに、2人はその場から逃げ出した。

オーウェン、クレア、メイジーは逃げる途中、イーライに遭遇する。イーライはメイジーに自分の元へ来るよう言うが、メイジーはオーウェンのそばを離れようとしない。

それを見たイーライは、彼女の正体はロックウッドの孫娘ではなく、クローン人間であることを明かす。ロックウッドはハモンドの反対を押し切り、事故で死んだ娘をクローンとして蘇らせたのだ。そして自分の孫として、アイリスに育てさせていた。

自分のルーツを知り驚愕するメイジー。だが、インドラプトルの脅威はすぐそこまで迫ってきていた。

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フランクリンとジアは、屋敷内の異変に気づく。恐竜たちが暴れまわったことで、研究所にあるフッ化水素ガスが漏れ出していた。換気システムが止まっていることに気付いたフランクリンは、システムを復旧させようと試みる。

その最中、オーウェンは屋敷の電源を落とし、クレアとメイジーを連れて展示室に身を隠していた。

だがフランクリンがシステムを再起動、電源を復旧させたことで一斉に明かりが灯り、インドラプトルがガラスケースの中に隠れていたオーウェンたちに気付いてしまう。オーウェンはメイジーを逃がすも、インドラプトルは執拗にメイジーを追って屋敷の2階へと上がって行った。

足を爪でえぐられ、負傷したクレアはその場に留まり、オーウェンはメイジーを助けに向かった。

メイジーは自分の部屋に戻り、ベッドに隠れていた。屋根に登ったインドラプトルは、その卓越した嗅覚でメイジーの部屋を探り当て、さらに器用にも窓の鍵を手の爪で開け、中に入って来た。

メイジーが食われかけたまさにその時、オーウェンが現れ、銃で応戦するが、間もなく弾切れになってしまう。

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絶体絶命のピンチに、ブルーが駆け付けた。インドラプトルに飛びかかり、激しい戦闘を繰り広げるブルー。そのすきにオーウェンはメイジーと部屋の窓から脱出した。

なおも2人を狙うインドラプトル。屋根の端に追い詰められ、そこへクレアがマシンガンを手に現れる。赤外線レーザーをオーウェンに向けた。

クレアの意図を察したオーウェンは、引き金を合図にインドラプトルが飛び掛かった瞬間、下をすり抜け移動。インドラプトルは着地の衝撃で屋根を突き破り、下へと落下していった。だが利口なインドラプトルは足の爪を使い、再び屋根へと這い上がって来た。

そこへブルーが突進した。インドラプトルはブルーと共に展示室へと転落。展示されていたトリケラトプスの骨に突き刺さり、息絶えた。

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インドラプトルの脅威から逃れたオーウェンたちは、フランクリンとジアと合流。階下の状況を聞く。

既に地下にはガスが充満しつつあった。フランクリンとジアが奮闘するも、換気システムを復旧させることはできず、このままでは恐竜たちはガスで死んでしまう。クレアは恐竜たちが息絶えていくのを見るに耐えず、オーウェンの制止を無視して檻のロックを解除し始めた。

さらに、外界へと続くボタンに手を伸ばすクレア。オーウェンは「ここは島じゃない。それを押したら終わりだ」と最後のボタンを押すのを止める。もし恐竜たちが外の世界へ出たら、どれほどの犠牲者が出るか。

狭い地下でひしめき合う恐竜たちを前に、逡巡した末、クレアは思いとどまり、ボタンのカバーを閉めた。だが、扉は開いた。メイジーがボタンを押したのだ。

メイジー「クローンだけど、私と同じ命だから」

恐竜たちは人間の世界へと飛び出していった。

インドミナス・レックスのDNAサンブルを持ち出そうとしていたイーライは、突如現れた恐竜の群れに慌てて車の下に隠れた。だが迫りくる恐竜たちに車はペシャンコになり、イーライはTレックスに捕食されてしまう。

オーウェンはブルーに「一緒に安全な場所へ行こう」と語りかけるが、ブルーはそのまま姿を消した。

Tレックスが闊歩し、プテラノドンが空を飛ぶ世界で、マルコム博士は再び委員会に呼び出されていた。
そこでマルコムは人間が恐竜と共存する時代が来たことを告げる。

マルコム「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ」

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ジュラシックワールド2感想&考察

圧倒的に1の方が面白かったです。

『ジュラシック・パーク』シリーズも、1が最高に面白くて、2→3とどんどん面白さが薄れていきますが、今回もまさに・・・。

結局パーク崩壊→恐竜暴走の流れが面白いんだなあと。
恐竜持ち出してどうこうの流れはもうお腹いっぱいで・・・。

インタビューで

クリス・プラット「今回はサスペンス色がより濃くなっている」

ライス・ダラス・ハワード「バヨナ監督は作品にミステリーの要素を加えられる才能がある」

と語っていたのでちょっと期待していたんです、が。

ミステリーの定義とは・・・?

ロックウッドがイーライ側なのかどうか、
そしてメイジーの出生に隠された秘密がミステリー要素だというならば、オイオイオイと。

ジュラシック・パークで面白いのは恐竜たちと逃げ惑う人間との攻防で、恐竜が出てくる時点でサスペンス要素は十分あるんですよね。
今回恐竜たちの脅威はかなり弱かったので、そこがちょっと残念でした・・・。

キャラも全体的に微妙でしたね。
あのタイミングでメイジーがクローンであることを暴露するイーライが小物過ぎて・・・。いくら道義に反するといえど、10才の女の子に言うことではなかった。

ハンターも同じ立ち位置なら『ロスト・ワールド』のローランドの方がよっぽど魅力的でした。ウィートリーは信念がない上にクソ過ぎる・・・。

エヴァーソル役のトビー・ジョーンズはさすがの迫力でした。
小物感といい悪者感といい・・・最高でしたね。
エレベーターの扉を閉め、ほっと安心したのもつかの間。再び開き始めた扉にあ然とする顔は傑作でした。

ブルーは文句なしに可愛かったです!!

チビブルーがもう・・・!
かわいすぎて思わず買ってしまった・・・。


⇒ちょっこりさん(ブルー)

オーウェンが弱ったフリを見せて「心配するな」って言ってるシーンは何度でも見たい。

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メイジークローン説は読みやすすぎ!?

メイジーの正体が「母親のクローン」というのは、結構気付いた人も多かったのではないでしょうか。

ロックウッドが頑なにアルバムをメイジーに触らせなかったのは、自分とそっくりの母親の写真を見せたくなかったからでしょう。
「あの子もあの子の母親も」というアイリスのセリフも不自然でしたし・・・。

けど恐竜をクローンで蘇らせるよりよっぽど罪深いわ・・・!!
ハモンドは夢の実現を目指したけれど、ロックウッドは完全に倫理的にアウトでしょう。
最も倫理的に許されない禁断の領域に、アッサリ踏み出していったのにびっくりだったんですが、これ3でどう収集つける気なんだろう・・・?

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インドラプトルのインパクトが弱い

『ジュラシック・ワールド』でインドミナス・レックスを見た時は「うおおお~~~!!!」とめちゃくちゃ興奮したんですが、インドラプトルは微妙でした。

インドミナス・レックスとラプトルを掛け合わせた割には小さくない?
ベースがラプトルだから?

観客にとってジュラシック・パークシリーズの最大最強はやはりTレックスです。

だからこそ、TレックスVSインドミナス・レックスは超ワクワクしたし、ブルーとの共闘もご都合主義とはいえ最高に楽しかった。
最後はモササウルスに取られたとはいえ、Tレックスはやっぱり王者!の風格を見せてくれました。

そんなTレックスの見せ場も今回ほとんどなく・・・。

しかしなぜインドラプトルは他に獲物がいるにもかかわらずあれほど執拗にメイジーを狙うのか?
『ジュラシック・パーク3』みたいに卵を盗ったわけでもなし・・・。
謎です。
同じクローンだから?

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ウー博士の謎

『ジュラシック・ワールド』に続いてウー博士が再登場しました、が。

あれだけボコボコ遺伝子操作してハイブリッド種を作っておいて、イーライに「やり過ぎだ!」とはどの口が言うのか。
ウー博士の「やり過ぎ」の基準がわからん・・・!!

結局ウー博士は何がしたいのか・・・?
単純に新種のハイブリッドを生み出したいだけのか・・・。

懲りずにせっせと卵やら血液サンプルやらを持ち出していたので、3でもまたハイブリッド種を仕掛けてくるんでしょうか・・・。

しかしウー博士はスポンサー見つけるの上手いですね。
2度も研究資金につられて恐竜たちがいる島に乗り込んだグラント博士とは大違いだ・・・。

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タイトル「炎の王国」の意味

タイトルの「炎の王国」はヌブラル島の火山噴火を意味しているのでしょうが、原題は「Fallen Kingdom」です。

これは完全に原題の方が内容に合ってます。
また都合のいい邦題に騙された・・・。

「炎の王国」なのでヌブラル島での奮闘がメインかと思いきや、メインはアメリカ本土です。
そこが一番残念でした・・・。

舞台がヌブラル島の火山噴火→アメリカ本土のオークションと移り、二部構成になっているので中だるみして映画が長く感じます・・・。
これもう『ロスト・ワールド』でやった失敗なのに・・・!島のシーンで終わっとけという・・・。

火山の噴火による溶岩の危険も、麻酔銃撃たれて麻痺してるオーウェンが回避できるほどなので危機感が薄いです。

ついに火山が噴火しても、当たり前ですが誰一人飛んでくる砕石に当たることなく逃げ切るので、
これだけの恐竜たちの間を、しかも砕石を避けながら走ってて無傷なのにすごい違和感・・・。
日本にいるから余計、火山噴火ってそんな甘い災害じゃないだろ、と思ってしまいますね・・・。

バヨナ監督は『インポッシブル』で津波災害を描いており、今作でも火山災害を描きたかったのかもしれませんが、これ恐竜メインの映画ですからね?
観客が見たいのは恐竜たちの描写なんですよ・・・。

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クリス・プラットが正統派ヒーロー過ぎた

クリス・プラットがもうパーフェクトヒーローなんですよ。そりゃあクレアも目ハートになるわ。

オーウェンは生身で崖から海に落ちたはずなのに、ジャイロスフィアに閉じ込められたクレアたちを助けに来てくれるし、
しかもガラス破るのに銃で無理ならナイフだ!ってどんだけ・・・。
悲鳴を上げるだけで全く使えないフランクリンとは大違いだよ!

そもそもクレアはオーウェンが助けに来てくれる前提で動いてるよな?感が否めない。

元軍人で超武闘派なのに機転は利くし頭はきれるし、
メイジーにも懐かれるし、メイジーのピンチにも駆け付けるし。
っていうかクレアもいるのになんでメイジーは毎度オーウェンを狙って抱きつきに行くの?イケメンだから?

・・・でも!
でもですよ・・・!

だからこそ物足りないんです・・・!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を見ればよくわかるんですが、
今回オーウェンが「今だ、来い」とクレアたちに合図するシーン。
『インフィニティ・ウォー』でクイルが「今だ、来い」の合図をしたのに、普通にガモーラやドラックスが進んでいったのを思い出して「ああ、これが普通の反応なんだよな」と思いつつも、物足りなかったんですよね・・・。

クリス・プラットがイケメンなのは知ってる。知ってるからこそ、もっとこう、おちゃめな一面だったり弱い一面が見たいんですよ。

イケメンをイケメンに描いたら何も面白くない・・・!

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