ユースケ・サンタマリア主演の土曜ドラマ(土ドラ)『火の粉』。
竹内は最後どうなる!?原作とは違う結末とは・・・!?
今後の展開予想、最終回ラストの結末ネタバレをチェック!ドラマの伏線や謎も考察していきます。
目次
火の粉相関図
引用元:tokai-tv.com
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キャスト
今回はもうキャスティングの妙に尽きます!
よくこれだけぴったりなキャストがそろった・・・!!
ユースケ・サンタマリアas武内真伍(たけうち しんご)
- 主役の狂気じみた殺人鬼。
いい人✕狂気の組み合わせで、これだけ怖さを演出できる俳優はいない・・・!
ドラマ『あなたの隣に誰かいる』の怖さは今でも忘れられないですね~。
これも隣人が超怖い話です。
文字通りこの時は北村一輝が化物だったんですが・・・
いかりや長介の遺作でもあるので、機会があればぜひ見てみてください!
私の中で北村一輝のベストはこれです!
『あなたの隣に誰かいる』では追い詰められる家族側でしたが、
今回ユースケ・サンタマリアは追い詰める側です。
もうこれだけで怖すぎる!!
伊武雅刀as梶間勲(かじま いさお)
- 原作小説の主人公。
- 元裁判官。
- 最初は事なかれ主義で、家族に起きていることにもどこか他人事。
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優香as梶間雪見(かじま ゆきみ)
- 原作小説のもう一人の主人公。
- 介護や子育て、旦那の両親との同居、プータローの旦那と、実は問題山積みな梶間家で、持ち前の明るさで乗り切っていく。
- 武内のせいで、虐待疑惑をかけられたり、どんどん追いつめられていく。
やさしそうなお母さんなのもイメージに合ってますね~。
大倉孝二as梶間俊郎(かじま としろう)
- 司法試験勉強中のプータロー旦那。
これほんと、大倉さんキャスティングした人に拍手を送りたい。
そのくらい、まさに小説のイメージ通りです!
悪い人ではないんだけれど、そこはかとなく漂うダメっぷり・・・。
年齢設定が30→35歳になってるので、小説よりドラマの方がタチが悪い(笑)
小説では俊郎は最後まで武内の本性に気付かず、
結果誰よりも重い傷を負うことになります。
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朝加真由美as梶間尋恵(かじま ひろえ)
- 俊郎の母。
- 小説では義母の介護疲れや更年期障害などで、かなり追い詰められている。
- やさしくて家族思いだが、だからこそ真っ先に武内に取り込まれてしまった。
ドラマでもそれが色濃く反映されていますね。
ドラマではどこで武内の本性に気付くか?見ものです。
佐藤隆太as池本享(いけもと とおる)
- 竹内の被害者遺族。
雪見(優香)に近づき、梶間家に危険が迫っていることを知らせ、
一緒に武内の本性を暴こうとしますが、
途中で返り討ちにされてしまいます。
佐藤隆太さんは『ナオミとカナコ』に引き続き今回も殺されますね~。
→ドラマ『ナオミとカナコ』原作ラスト結末と最終回ネタバレあり!!
伊藤英明主演の『僕のヤバイ妻』でも殺されそうな予感が・・・。
大丈夫かな・・・。
→ドラマ『僕のヤバイ妻』最終回ネタバレ『ゴーン・ガール』と同じ結末!?再放送や視聴率は?
迫田孝也as関孝之介(せき こうのすけ)
- 弁護士。
はい、すぐ殺されそうな人が来ました。
小説では中盤で武内に殺されます。
小説内でもあくまで推測ですが・・・。
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あらすじ
隣に引っ越してきた男。それは善意の殺人者!?
というキャッチフレーズが既に恐怖を物語っています。
親切そうに笑う隣人が、実は心に狂気を秘めた危険人物では・・・?
そう疑い始め、隣人のせいで崩壊していく家族と、
隣人の正体を暴く心理サスペンス・ストーリーです。
手に汗握るせめぎ合いのハラハラ感と、
真相が明かされてゆくスリリングな謎解きが見どころです。
『火の粉』2度目のドラマ化
今回のドラマ化は、
フジテレビ系列で50年間放送され続けてきた「昼ドラ」を
新たに深夜ドラマ枠で「土ドラ」として生まれ変わらせた第1弾。
実は『火の粉』は、2005年に「土曜ワイド劇場」で一度テレビドラマ化されています。
その時武内真伍を演じたのは村田雄浩。
これも超怖かったです・・・。
村田さんもいい人と狂気の演技上手いですからね~。
今回2度めのドラマ化になるわけですが、
深夜帯にもかかわらず、豪華キャストが集っています!
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火の粉平均視聴率は?
ドラマ『火の粉』平均視聴率(ビデオリサーチ調べ 関東地区)は
初回(第1話):5.8%
第2話:3.6%
第3話:3.8%
第4話:4.2%
第5話:3.3%
第6話:5.3%
第7話:4.4%
第8話:3.9%
第9話(最終回):4.9%
初回からちょっと下がったものの、2話、3話とキープしてるので、
このまま最終回までいくんじゃないでしょうか。
まあ深夜ドラマですし、内容も内容なので、
『ナオミとカナコ』同様、好みは分かれると思いますが、
→ドラマ『ナオミとカナコ』原作ラスト結末と最終回ネタバレあり!!
好きな人はとことんハマるはず・・・!!
全9話を終えて、深夜ドラマとしては堅調に視聴率をキープしたのではないかと思います。
大きく落ちることもなく、
最初に見た人は最後までついてきてくれたということですね(笑)
今クールはヤバ妻もそうなんですが、
→ドラマ『僕のヤバイ妻』最終回ネタバレ『ゴーン・ガール』と同じ結末!?再放送や視聴率は?
サスペンスは最初の期待通り、最後まで楽しませてくれた印象です。
特に、『火の粉』は原作とは違うラストが、
個人的には武内に救いがあって、良かったと思います。
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火の粉原作は?
原作は、雫井脩介(しずくい しゅうすけ)の小説です。
→→雫井脩介「火の粉」
最初の1章が少し展開まったり目ですが、
2章以降はスラスラ読めますよ~!
1章に本筋に関係ない登場人物出て来過ぎなんですよね・・・。
右陪席や左陪席の人の名前まで覚えきれない・・・。
でも読み進めると、武内VS梶間家の行方が気になって気になって、気になって・・・。
既にドラマはいくつか原作と設定が異なってますので、
どんな結末になるのか、そこが鍵になりそうですね。
個人的に、検事の野見山司を誰がやるのか、すー~ごく楽しみです。
絶対イケメンが出てくると期待・・・!
野見山出てこないかもですが・・・。
2005年のスベシャルドラマ版では石黒賢でした。
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伏線と謎
原作小説とドラマでいろいろ違いがあるので、詳しく考察していきたいと思います!
バームクーヘンの謎
初っ端からユースケ・サンタマリア演じる武内が、
やたらバームクーヘンを振舞ってきますね・・・。
原作では最後の梶間家との対決シーンで振る舞うだけだったのですが、
ドラマはこれをさらに怖いアイテムとして使ってきました。
バームクーヘンこそ、武内の狂気の象徴なのです。
そもそもバームクーヘンを家で作ろうなんて発想、
普通じゃ絶対ないと思うんですが、
何層にもなっているのを見てわかる通り、
面倒くさいんです、作るの。
武内はこのクソめんどくさいバームクーヘン作り(趣味?)に、
「異常なほどの情熱」を持って取り組んでいます。
原作では池本の死体を移動させた後、何食わぬ顔でバームクーヘンを焼き続けるという、恐怖のシーンがあります・・・。
バームクーヘン好きだったのに、
ちょっと怖い食べ物になりましたよ・・・。
キーパーソン
ドラマの結末のキーパーソンになりそうな人が2人います。
1人は木南晴夏演じる佐々木琴音(ささき ことね)。
原作にないドラマオリジナルキャラです。
原作だと雪見(優香)はパートしてないんですよね。
途中、雪見が家族と武内のことで揉めて、
一時的に身を寄せる友人役かな?と思うのですが、
この和食屋と琴音が事件に絡んできたらビックリだな・・・。
あと、なぜか正体を隠している酒井若菜演じる杏子(きょうこ)。
ドラマでは占い師の勉強をしていると、雪見にパート先の和食屋で近付いて来ますが、小説では公園で知り合います。
実は杏子は、池本享(佐藤隆太)の奥さんです。
武内を殺しに行って、逆に返り討ちにあって死んだ夫の行方を、
雪見と探します。
ドラマでも最後まで死なないといいな~・・・。
なんとなく武内にやられそうな予感が・・・。
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タイトル『火の粉』の意味とは?
原作で、野見山検事が梶間勲に言い放つ
野見山「あなたは今まで裁判官席という風上から、下々で起こる事件をまさに他人事として裁いていた。ところが今度、急に風向きが変わって自分のところに火の粉が降りかかってきたものだから、びっくりして慌てふためいているわけです」
という言葉。
これこそがタイトル「火の粉」の意味ではないかと思います。
突如、梶間家に降りかかってきた武内という「火の粉」。
その「火の粉」を果たして払いのけられるのかどうか・・・。
野見山「火の粉を振り払うのはあなたの仕事です」
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ドラマ最終回ネタバレ&感想
【原作ネタバレ】のラスト結末
原作では、最後に梶間勲が武内を大理石の灰皿で殴り殺します。
もちろん、家族を守るためですが。
そもそも、勲が武内に無罪判決を下してしまったのが始まりでした。
死刑判決を下すこと=間接的にでも自分の手で人を殺すことを、極端に恐れていた勲。
死刑判決を下さないなら、無罪にするしかなく、
結果、殺人鬼を世間に放ち、自分の家族を危険に巻き込むことになってしまいます。
裁判の争点は、武内の背中の傷でした。
武内の池本(佐藤隆太)の妹・的場一家殺害を立証するには、
背中の傷は自分でつけられるのか?証明する必要がありました。
武内自身が第三者につけられたと主張し、検察も覆せなかった背中の傷は、
実は子供でも思いつくようなトリックだったのです。
的場家の和室のふすまを全て取り外し、柱を支点に、
金属バットのグリップにネクタイを縛り付け、“でんでん太鼓”の要領でバットを振り回す。
恐るべき自傷行為ですが、
複雑な家庭に育った武内は幼い頃から自傷癖があり、
過去にも同じやり方で自身を傷つけていたのです。
その裏に潜むのは、ケガを装って周囲の同情を引きたいという、歪んだ愛情表現・・・。
無罪放免となった後、武内は自分に無罪判決を下してくれた勲を味方だと思い込み、
梶間家の家の隣に引っ越してきます。
そして梶間家の人々を取り込み、梶間家に入り込み、
自分の敵=邪魔者は容赦なく排除していきます。
尋恵が懸命に介護していた義母も、
武内が食事で喉を詰まらせ、殺していたのです・・・。
次第に歯車が狂っていく梶間家。
勲が自分の取り返しのつかない過ちに気づいた時には時既に遅し、
家族は武内の別荘でまさにその毒牙にかかろうとしていました・・・。
家族を守るために、自らが殺人者となってしまった勲。
しかし、取り戻した家族の絆。
原作小説のラストシーンは、勲の裁判で幕を下ろします。
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ドラマのラスト予想
果たしてドラマは原作と同じ結末になるのでしょうか・・・!?
私は「別パターンになるのでは」と予想しています。
だって原作とまったく同じじゃおもしろくないじゃないですが(笑)
・・・というのは冗談ですが、
ドラマはかなり優香を主軸、
第2の主役として梶間家の中心に据えているので、
ラストは優香がユースケ・サンタマリアを殺すのでは?と考えています。
伊武さんに寄っても誰が楽しいんだよ、というドラマになってしまうので・・・。
あくまで予想ですが・・・。
真相はあなたの目で確かめてください!
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5月28日ドラマ最終回結末ネタバレ!
伊武雅刀「私達の家を取り戻そう」
ついに、武内と戦うことを決意した勲。
一方、池本が琴音に刺し殺されるというまさかの衝撃展開・・・。
ドラマ最終回は武内VS梶間家の心理戦。
ラストはどうなる・・・!?
自分を愛してくれた女性
やはり、キーマンはドラマオリジナルキャラの佐々木琴音(木南晴夏)でした。
武内を助けたくて、武内のために池本を殺害した琴音に、武内は冷たく言い放ちます。
ユースケ・サンタマリア「やり過ぎです。雪見さんの目の前であんなことを。琴音さん、僕の邪魔をしないでください」
木南晴夏「じゅあ私のことも殺せば?邪魔なんでしょ?」
と、武内に包丁を向ける琴音。
武内に拒絶され、絶望した琴音は、
最後に武内の家を訪れた後、
公園で子供に別れを告げ、警察へ出頭します。
ユースケ・サンタマリア「琴音さんは僕にとって大切な人です」
木南晴夏「大切な人・・・。ふ~ん。全ッ然うれしくない」
結局、琴音は武内を殺しませんでした。
自分の愛情を無下にし、裏切られたにもかかわらず、
やはり武内への愛情が優っていたのでしょうか・・・。
武内が琴音をどう思っていたのか、最後までわからないままですが、
“大切な人”というのは、武内自身も気付いていない愛情だったのかもしれません・・・。
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最後の晩餐~梶間家の選択~
琴音から、雪見あてにポストに入っていた、武内の青酸カリ。
武内との最後の晩餐で、
その青酸カリを使って梶間家は武内を殺すのか・・・。
武内と梶間家、双方が毒物(青酸カリ)を所有し、
お互いいくらも混入する機会のある食事会。
お互い相手を殺すチャンスをうかがう、なんともうさん臭い擬似家族ごっこ・・・。
超怖い・・・・・・!!
武内からまどかにふるまわれたお手製びわジュースや、
武内がなかなか手を付けないスープなど
どっちも超怪しいんですが・・・。
一体どこに毒を持ってるんだ・・・!!
実は、スープに毒は入っていません。
何でもないスープ飲むだけで梶間家の人々注目しすぎ!!(笑)
ユースケ・サンタマリア「僕が家族の一員になりたいというのが、叶わない夢だったということも」
本当は、梶間家を訪れる前に、武内の答えは出ていたのですが・・・。
やっとスープに手をつける武内。
意味深にスープを飲もうとする武内を雪見が止めるし、
しかも飲んだ途端、武内が”いかにも”って感じで苦しみ出すし・・・!
ユースケ・サンタマリア「かっ・・・か・・・辛い・・・!」
スープは青酸カリではなく、激辛香辛料入りでした。
子供のいたずらか・・・!(笑)
梶間家では俊郎しか食べられない激辛香辛料なのだとか。
そしてついに、一番怪しい、武内自作のバウムクーヘンがふるまわれます。
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バウムクーヘンは母親の愛情
武内が手間のかかるバムクーヘンを自分で作るのはなぜか、最終回でその理由が明かされます。
ユースケ・サンタマリア「母さんがよく作ってくれたんです」
自分のために時間を掛けて、丁寧にバウムクーヘンを焼いてくれた母親。
武内にとって、バウムクーヘン=母親の愛情だったのでしょう・・・。
ユースケ・サンタマリア「そのバウムクーヘンを食べるとおいしくて、母さんの愛情をたくさん感じました。だから僕も、食べる人の喜んだ顔が見たくて」
母親がよく読んでくれた絵本、「みにくいあひるの子」。
かわいいアヒル達の中に、一匹だけ醜い姿のアヒルがいて、
仲間達からいじめられ、母親からも捨てられて、
一人ぼっちになってしまう話・・・。
ユースケ・サンタマリア「僕はその話を聞いて、涙が止まらなくなりました。家族と一緒にいたかったのに、そのアヒルが捨てられたことに、恐怖を感じたんです」
武内は、みにくいアヒルの子に自分を重ねていたのかもしれません。
母親「大丈夫よ。この子は美しい白鳥になって、幸せに暮らすんだから。真悟もいい子にしてなさい。そうすれば幸せになれるから」
今でもその母親の言葉が忘れられないという武内。
自分を本当に愛してくれたのは、母親だけだった・・・。
ユースケ・サンタマリア「いや、もう一人いたのかもしれませんが」
優香「いましたよ。武内さんを愛した人は、確かにいましたよ」
きっと琴音のことでしょう・・・。
大倉孝二「武内さん。ズバリ言っていいですか。武内さんは人さえ殺さなければ、すごくいい人です」
相変わらず法曹家を目指してるとは思えない言葉だな・・・。
「人さえ殺さなければ」って、
それが一番やっちゃいけないことなんだよ、人として・・・。
躊躇なく食べる、雪見に、武内はたずねます。
ユースケ・サンタマリア「雪見さん。どうして食べるんですか?」
優香「武内さんのバウムクーヘンですから」
梶間家の出した答え。
武内を自分達の手では裁かない。
琴音も梶間家も、武内を殺しませんでした。
そして武内は、自ら死を選ぶのです・・・。
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武内の選択
翌朝、梶間家の人々が武内の自宅を訪れると、武内が死んでいました。
・・・え?
まさか・・・・・・?
やっぱりあのバウムクーヘンには・・・!?!?
最初に武内が焼いたバウムクーヘンには、やはり青酸カリが混入されていたようです。
最初に焼いたバウムクーヘンを、武内は床に叩きつけ、再度焼き直して梶間家に持って行ったのです。
梶間家を訪れる前から、梶間家の人々は殺さない選択をしていた武内。
梶間家との最後の晩餐を終え、帰宅した武内は、
ユースケ・サンタマリア「上出来」
自ら青酸カリ入りのバウムクーヘンを食べ、自害します。
ドラマのラストは武内の自殺・・・。
これはかなり衝撃でした。
ユースケ・サンタマリア「母さんの言いつけをずっと守ってきたけど、報われた試しがないよ。どうしてなんだろうね」
ユースケ・サンタマリア「最後の晩餐だから、今の家族は今日で終わりにします」
最後まで狂気の狭間で、揺れていた武内。
ユースケ・サンタマリア「もう疲れちゃったよ」
青酸カリ入りのバウムクーヘン投げ付け、そう言っていた武内。
しかしラスト、「上出来」と満足気にバウムクーヘンを頬張っていた武内。
上出来というのは、
バウムクーヘンの味に対してか、
自分の人生に対してか、それとも・・・・・・。
武内が自殺を選んだのは、
自分に愛情を向けてくれたのに、裏切った琴音への贖罪か、
自分で殺人鬼としての幕を引きたかったのか、
詳細はわかりません・・・。
たぶん、武内は幸せな家族の一員のまま、死にたかったんじゃないのかな・・・。
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まとめ
原作のラストは、武内と梶間家が直接対決して、
梶間家がもう一度”家族の絆”を取り戻した一方、
武内は狂気に取り憑かれたまま、殺人鬼として死にました。
これに対し、ドラマのラストでは、
琴音と梶間家の愛情に触れた武内が、
殺人鬼ではなく人間としての死を自ら選びます。
小説は梶間家が主役なのに対し、
ドラマは武内が主役だった結果かなあ~と。
原作通りだとあまりにも武内に救済がないですからね・・・。
狂った殺人鬼・武内を愛する、
ドラマオリジナルキャラの琴音は、
武内にとって唯一の救いだったのかもしれません・・・。
琴音「いいよ。私はそれでも、武内さんの幸せを願ってあげる。武内さんにはそんな愛情、一生わかんないだろうね。きっと地獄に落ちるよ」
琴音はドラマオリジナルにもかかわらず、すーごくいいキャラしてたと思います。
少~し残念だったのが雪見。
原作と違って、雪見は良くも悪くも普通の主婦でしたね~・・・。
もっと母親としても、
琴音の友人としても、
原作のようなガッツのある強い一面を見せて欲しかったです。
ただの「いい人」で終わってしまったのが少し残念・・・。
ユースケ・サンタマリアの演技が、最後まで狂気に満ちていて、凄まじかったです。
ユースケ・サンタマリアの演技だけでも見る価値あり!!でした。
毎週楽しかった・・・(笑)