広末涼子&内田有紀共演のドラマ『ナオミとカナコ』!!
内容は手に汗握る、エンターテインメント・サスペンスです。
脇もガッツリ演技派の俳優さんたちが固めていて、かなり面白くなりそうなドラマです!
原作のラスト結末と、ドラマ最終回のネタバレを含みますのでご注意ください。
目次
『ナオミとカナコ』放送日時
フジテレビ系
毎週木曜 22:00~22:54
1/14(木)スタートオススメ度:★★★★
ストーリー
百貨店の外商部で働く勝ち気なキャリアウーマン小田直美(広末涼子)が
ある日、大学時代の親友・服部加奈子(内田有紀)を訪ねると、
加奈子の顔にはくっきりとしたあざが・・・。
夫のDVに苦しむ加奈子に直美は離婚を勧めるが、復讐を恐れる加奈子は首を縦に振らない。
販売会での事件をきっかけに、加奈子の夫そっくりの中国人密航者と出会った直美は、ある完全犯罪を思いつく。
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キャスト
広末涼子as小田直美
内田有紀as服部加奈子
吉田羊as服部陽子
高畑淳子as李朱美
佐藤隆太as服部達郎&林竜輝
佐藤隆太は二役です。
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オススメポイント
「いっそ二人で殺そうか、あんたの旦那」
あおりが最強です。やられました・・・!
これを広末涼子のあの口調で言われたらめっちゃ怖い・・・!!
「大学時代の親友と二人で、DV夫の身代わりを立てて夫を殺害する」というショッキングな内容なので、
好き嫌いは分かれると思います。
苦手な方は苦手でしょうね・・・。
たぶんそんなに視聴率もとれなさそうな気がしますが、怖さは保証します!
脇が吉田羊と高畑淳子。
ほら、すでに怖い(笑)
特に吉田羊は広末涼子と内田有紀を追い詰めてくる役なので、相当怖いと思います。
広末涼子もナオミ役にぴったりですね~。
たぶん内田有紀が迷ったりうじうじしたら、「あんたそれでいいの!?」と強引に押し切りそう・・・。
勝ち気なキャリアウーマンという設定もはまってます。
対して、内田有紀は夫のDVに苦しむ、気が優しく控えめな妻役です。
内田有紀は『偽装の夫婦』でも夫のDVの後遺症で足を引きずるという役を演じていましたね。
でも控え目だけど芯は強いから、やる時はやるんですよ・・・!
そして意外なキャスティング!
佐藤隆太が妻に暴力を振るうDV夫を演じます。
『海猿』シリーズの吉岡哲也役や『ROOKIES』の川藤幸一役など、やさしく熱血漢なヒーロータイプを演じることが多かった佐藤隆太。
→佐藤隆太は演技が下手!?最新2017まで歴代出演ドラマで徹底検証!
佐藤隆太みたいな、普段温厚な人がひょう変すると怖さが増します・・・。
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『ナオミとカナコ』原作は?
原作は奥田英朗の小説です。
→→奥田英朗原作「ナオミとカナコ」
おそらくドラマは幾つかエピソードを割愛することになるでしょうね。
原作とドラマの違いも楽しみです!
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【原作ネタバレ】ラスト結末は?
原作ではナオミとカナコは最終的に国外逃亡に成功します。
正確には出国後、2人がどうなったかは原作で描かれていないので、
もしかしたら捕まるのかもしれませんが・・・。
夫・達郎のDVに苦しめられているカナコ。
偶然知り合った李朱美の会社に、林竜輝というカナコの旦那と顔が瓜二つの男がいたことから、ナオミは完全犯罪を計画します。
林竜輝を使うことで、「銀行員の達郎が顧客(=朱美)の横領して海外に逃亡した」ように見せかけ、2人は達郎を殺害します。
しかし、この横領事件に疑問を持ったのが達郎の妹・陽子です。
陽子は探偵を使い、ナオミとカナコの様子を探ります。
すると完全犯罪かと思われた2人の行動に、次々と穴が発覚。
監視カメラの映像という決定的な証拠を得た陽子は、
ナオミとカナコに兄を殺したことを警察に自白するよう、2人を脅します。
2人は朱美の助けを借り、上海へ逃げることを決意。
追ってくる陽子に追いつめられながらも、2人は空港へ向かいます。
原作の最後は、空港の出国審査のゲートのシーンで、
ナオミが先にゲートを通過し、
カナコも職員の交代などがあり、時間はかかるものの、無事ゲートを通過。
ラストは「ナオミが両手を広げて待っていた」と書かれており、
おそらくこの後2人は抱き合って喜ぶのでしょう。
犯人の逃げ切りパターンですね。
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ドラマラスト予想
果たしてドラマは原作と同じ結末になるのでしょうか・・・!?
「別パターンになるのでは」と予想しています。
だって原作とまったく同じじゃおもしろくないじゃないですか(笑)
・・・というのは冗談ですが、
一般的に「逃げ切りパターン」って少ないんですよね。
『デスノート』でも『コードギアス』でも、悪の逃げ切りパターンは一部のみで、二部ではきっちり裁かれます。
やっぱり倫理的に「ダメだろ」ってことなんでしょうか?
管理人は逃げ切りパターンで終わるって好きなんですけどね・・・。
ただ、ナオミとカナコの場合は「完全犯罪」と称しながら穴ボッコボコなので、
防犯カメラとか一番対策しとけよ!!なのに・・・
こりゃ捕まっても仕方ないだろうと思うわけです。
なので、ドラマのラストは「ナオミとカナコが出国ゲートで確保される」のではないかと・・・。
キーパーソンは吉田羊ですね~。
原作では陽子はカナコの夫・達郎の妹なのが、ドラマでは姉になっています。
単に吉田羊(41)と佐藤隆太(35)の年齢的なものかも知れませんが・・・。
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3月16日ドラマ最終回ネタバレ結末
はい、という訳で
やっぱり確保されました!!
実際確保されるシーンはなかったんですが、
吉田羊の最後の笑みが、すべてを物語っています。
成田から羽田へ、林竜輝を囮にしたナオミとカナコの逃走劇、
吉田羊の咆哮・・・。
出国審査で原作と同じく意味深な係員交代。
ジロジロ見過ぎ。そしてナオミキョドり過ぎ・・・!
スタンプが押され、逃げ切りか!?と思ったんですが・・・意外と警察も早かった!
空港警察に来られるとさすがに・・・。
ドラマはね~やっぱり倫理的に、
小説ももしかしたらドラマと同じ末路をたどるのかもしれませんが、
逃げ切りはなかったですね。
もうこれは、吉田羊の執念の勝利です。
彼女が影の主役だったと言っても過言ではないでしょう。
警察よりよっぽど優秀でしたからね。
そしてこの人なんなの・・・!
GPSハッキングできるとか優秀過ぎ・・・!!
警察の初動の遅さと、逮捕状請求までが遅すぎて、
正直吉田羊がいなければ逃げ切れていたでしょう。
ナオミとカナコというより、
もうこれ、吉田羊と高畑淳子のドラマでしたね~~~。
高畑淳子のパンダの耳あてが気になって仕方なかった・・・(笑)
出番少ないのに、ほんっとインパクト強烈でした。
ずっと同じイントネーションでしゃべってたのもさすがです。
実際こんな人いそう。
あと吉田羊の黄色のコート。
もうあれ見えるだけでちょっと恐怖でした。
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残された謎
ナオミとカナコは計画が穴だらけすぎて、
監視カメラだけはどうにかならなかったのか・・・。
殺して遺体をすぐ運びすぎですね。
林竜輝を身代わりに立てて、もうしばらく、旦那が生きていたフリをさせたりした方が良かったんじゃなかろうか・・・。
大体逃げ方も雑すぎるっつーの・・・。
スーツケースは置いてけよ!
そして何より、殺さなくてもいくらでも道はあっただろうに、何故殺してしまった?
ってことなんですよね・・・。
カナコの憎しみは理解できます。
彼女が殺しただけなら、情状酌量の余地はあったと思う。
でもナオミはなんなの??
今ひとつ、ナオミにそこまで感情移入できなかったんですよね・・・。
友達のために、友達の旦那殺すって・・・。
ていうかね、こんなお姉さんがいるならお姉さんに相談すれば良かったんだよ・・・。
お姉さんならすぐ別れされてくれたと思うんだけど。
そもそもお姉さんはカナコのことそんな気に入ってもなかったし。
なので、個人的には確保されて良かったと思います。
逃げ切って欲しかった気もしますけど、逃げても一生日本には戻ってこれないし、カナコには子供もいるし、2人にとってこれで良かったんじゃないかと。
逃げきれるレベルの計画じゃなかったので、これで逃げられたら警察もさすがにな・・・。
というかお姉さんが可哀想すぎて・・・。
途中から吉田羊の演技に引きずられて、
弟を殺された憎しみで、まさに警察「急げえええ!!」でした。
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結局どっち!?
吉田羊が2016年3月13日のブログに、
引用元:ameblo.jp/hitsuji1118
『成仏させたい』
これは、ナオカナのチーフ監督さんのセリフ。
『ちゃんと、陽子さんを成仏させたいと思っていました。それが、羊さんが演じたことで叶った気がします。』
今日のクランクアップ後、監督さんがこう仰ってくださいました。何よりのお言葉です。ありがとうございます。
もちろんこれは、陽子さんが死んで成仏という意味ではありません。
服部陽子という役が、この物語の中でちゃんとその思いを全うする、という意味での成仏。
今日は、最終回のほんとにほんとのオーラスのカットを撮ってきましたが、うん、今の自分にできることは全て陽子さんに注いだと思いま
す。
あとは、ご覧になる皆さんに委ねるだけ。
最終回は今週木曜22時から。逮捕か逃亡か。どうぞ、楽しみにご覧ください。
たくさんコメントありがとうございます。
ご指摘もいろいろいただいて、もう一度私自身も『ナオミとカナコ』最終回を見直してみました。
あえてラストを撮らなかったのは監督の意図ではないかと思っています。
つまり、「視聴者に委ねた」のではないかと。
最後のシーンの解釈はやっぱり微妙なんですよね・・・。
ナオミに判をついた係員のいるところを空港警察が走り抜け、
ナオミとカナコの後ろにぼ~んやり、警察が見えるような見えないような・・・。
背景かなりぼかしてますからね・・・。
でもたぶん警察同じとこ走ってないか・・・??どうだろ???
ラストでこれだけ盛り上がるドラマって、やっぱりおもしろいですよね。
解釈がそれぞれみなさん違うのも、それだけ想像する余地を残してくれているということで、監督すごいわ・・・。
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おまけ。
アケミとヨウコ。
怖いわっ!!(笑)