清原を捜査してる組織犯罪対策第5課って？覚せい剤ってどんなもの？

清原の薬物捜査をしているのは組織犯罪対策第5課とのことですが、殺人事件を捜査する捜査一課などとは違って、あまり馴染みのない課ですよね。
組織犯罪対策第5課や覚せい剤について、まとめてみました。

組織犯罪対策部とは？

主に暴力団、銃器や違法薬物の使用・密売買、日本の外国人（既出国者も含む）による犯罪対策を目的とする内部組織の一つ。

よく刑事ドラマなんかで「組対」と略されたりもしますね。

組織犯罪対策第5課
・銃器薬物対策第1係（課内庶務）
・銃器薬物対策第2係（資料・統計）
・銃器捜査指導係
・薬物捜査指導係
・銃器捜査第1 – 第6係
・薬物捜査第1 – 第6係

警視庁の組織はかなり大きく、
まず大きな「部」があり、役割ごとに細かく「課」に別れ、さらに担当ごとに「係」に別れます。

引用元:keishicho.metro.tokyo.jp

今回清原の覚せい剤を事件などを捜査しているのが、この組織犯罪対策第5課です。

具体的に何をやっているかというと、事務分掌をみると、

薬物捜査において
1　薬物事犯にかかる情報の収集に関すること。
2　薬物事犯の取り締まりに関すること。

怪しいやつをマークしたり、捕まえたり、取り締まったりということですね。

大阪府警では刑事部に薬物対策課があります。
同じ薬物捜査をする課でも、県警によって課の名称が異なるんですね。

あくまで警視庁では「組織犯罪対策第5課」だということです。

アンフェタミン類の精神刺激薬。
広義には中枢神経刺激薬を指したり、狭義には覚せい剤取締法で規制されているメタンフェタミンとすることもある。

脳神経系に作用して心身の働きを一時的に活性化させ、覚せい剤精神病と呼ばれる中毒症状を引き起こします。
それに伴い、乱用・依存を誘発することがあります。

・血圧上昇、散瞳など交感神経刺激症状。

・発汗が活発。

・喉が異常に渇く。

・内臓の働きは不活発。→便秘状態。

よく芸能人が異常に汗をかいていたりした時に「薬をやってるんじゃ？」と疑われるのは、覚せい剤をやっていると発汗が活発になるという副作用があるからですね。

日本では覚せい剤取締法によって規制されています。

・輸入、輸出、製造：1年以上の懲役
※営利目的：無期若しくは3年以上の懲役又は情状により1,000万円以下の罰金を併科

・所持、譲渡、譲受、使用：10年以下の懲役
※営利目的：1年以上の有期懲役又は情状により500万円以下の罰金を併科

これは大麻などと比べても重い罰則規定です。
覚せい剤を麻薬及び向精神薬取締法とは別に、単独で重い刑罰をもって規制しているのは、それだけ社会問題化しているからです。

中学生・高校生が栄養剤感覚や痩せ薬感覚で手を出したり、
主婦がセックスドラッグと騙されて服用するケースも増加し、
薬物汚染として社会問題になっています。

1980年代後半以降は芸能人・ミュージシャンなどの知名度や影響力の高い人物が覚せい剤使用で検挙されるケースも後を絶たず、繰り返しセンセーショナルな社会的話題となっています。

2005年、覚せい剤所持で逮捕された衆議院議員・小林憲司（当時民主党）が、

衆議院議員在職中にも覚せい剤を使用していたことが判明し、国民に大きな衝撃を与えました。

一番大きな理由は、覚せい剤の取引が地下に潜って、暴力団などの主要な資金源となっているからです。

覚せい剤自体は非常に安価に製造できますが、取引が非合法化されているため闇ルートでの流通となり、
末端価格（小売価格）は数百倍にも跳ね上がるため、密輸や密売があとを絶ちません。