綾野剛主演ドラマ『ハゲタカ』ネタバレあらすじと感想についてまとめています。
外資系投資ファンド「ホライズン」代表の鷲津は、ハゲタカとして日本の企業を買い叩きながらも、着実に再建へと導いていく。だがそんな鷲津のやり方に反発する三葉銀行の芝野、そして沢尻エリカ演じる貴子。最終回結末は原作小説、そして大森南朋版ハゲタカと違うラストになるのでしょうか?
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
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登場人物&キャスト(俳優)
■ 鷲津政彦(綾野剛)
若くして企業買収や債権処理で数々の実績を上げ、「ゴールデンイーグル」と呼ばれた男。外資系投資ファンド「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表取締役をクビになり、新たに「サムライファンド」を立ち上げた。
■ 佐伯宗徳(杉本哲太)
日本政財界の裏にも表にも精通し、多くの情報源を持つ。
■ 中延五朗(光石研)
日本の不動産業界を知り尽くした不動産取引のエキスパート。
■ 芝野健夫(渡部篤郎)
三葉銀行の金融戦略部にいたが、鷲津により三葉の不正が露見したことで、三葉を辞めた。現在は企業再生のスペシャリストとして活動。娘や妻との関係も修復できている。
鷲津の右腕で大手投資銀行出身。アメリカ育ちの日系アメリカ人だが日本語は堪能。鷲津を裏切り、新社長に就任する。
三葉銀行常務取締役。
■ 宮部みどり(佐倉絵麻)
芝野の部下。
日光みやびホテル4代目社長。以前は『東京クラウンセンチュリーホテル』でフロントマネージャーを務めていた。
■ 松平珠香(木南晴夏)
貴子の妹。ホテルの皆に好かれている優秀な姉を疎ましく思っている。
■ 松平寿(池田良)
珠香の夫。婿養子。
■ 松平重久(利重剛)
貴子の父で3代目社長。ずさんな経営でホテルを窮地に。
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ハゲタカネタバレあらすじをラスト結末まで
1話:ハゲタカ襲来、三葉のバルクセールの行方
帝都重工の立て直しを、経協連の会長である西澤則之は、三葉銀行の芝野に依頼する。芝野は、パートナーとしてある男に協力を要請した。
かつて自分の、そして日本の仇敵だったその男。”ゴールデンイーグル “と呼ばれた鷲津政彦だ。
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1997年。
1990年代後半バブル崩壊後、日本の金融システムは末期状況に置かれていた。戦後最大の金融危機に日本中が喘ぐ中、銀行もまた膨大な負債を抱え生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされていた。そこで大手三つ葉銀行が採用したのが、日本初のバルクセールである。
このバルクセールに名乗りをあげたのが、ホライズンジャパンだった。担当の芝野は、代表の鷲津たちを出迎える。外資ファンドの責任者が若い日本人であったことに、三葉銀行の一同は驚く。安く買い叩いて高く売る、血も涙もない外資のハゲタカファンドと聞いていたが、社員はみな愛想も良く、礼儀正しかった。
今回のバルク簿価総額は723億6458万円。三葉銀行が独自に行ったバルクの算出は、最低買取価格300億。芝野は適正価格の300億を守ってもらえるかと尋ねるが、鷲津は言葉を濁す。
上層部は楽観的だったが、ホライズン代表の鷲津は企業買収ファンドで実績をあげ、実力主義のアメリカでトップに立った男だ。そして同行していたアランは大手投資銀行出身。いわば企業買収のプロフェッショナル集団に、芝野は油断ならないと見ていた。
社に戻った鷲津は、早速ミーティングを開始する。
鷲津「さあビジネスの時間だ」
鷲津は4週間でこのバルクの中身を徹底的に洗うよう、部下たちに命じる。立地、稼働率、所有者、全てのポイントを自らの足でチェックするのだ。
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東京クラウンセンチュリーホテルのフロントマネージャーを務める松平貴子は、倒れた祖母の華を見舞うため、実家の日光みやびホテルを訪れていた。
貴子は病院か、せめて自宅にいるよう勧めるが、華はホテルを離れようとしない。自分が目を光らせていなければ、息子の重久が好き勝手してしまうと懸念していた。
日光みやびホテルは観光地日光の中心的存在である、名門リゾートホテルだ。しかし三代目の経営者である松平重久のずさんな経営により、事業を拡大した結果、バブル崩壊によって大きな打撃を受け、経営の窮地に立たされていた。
華は留学してホテル経営のいろはを学んだ貴子がホテルを継いでくれることを望んでいたが、今の職場にやりがいを感じている貴子は実家に戻る気はなかった。
華は無理強いする気はないと言いながらも、最近は外資に身売りする老舗ホテルが増えてきており、伝統も昔からの日光の良さも自然も、何もかもなくなってしまうのではないかと憂いていた。
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バルクセール2回目の交渉が始まった。
ホライズンジャパンが提示してきた買取額は、65億8743万円。簿価のわずか5~9%しかない査定に、三葉サイドは憤慨する。しかも、大半の案件に買取額1円がつけられていたのだ。
だが鷲津は適切な査定額だという。1円がついているのは、負債を抱えた老舗料亭、立地条件が悪いスポーツジム、反社会的勢力が所有者となっている一等地の商業ビルなど、全て債権回収は不可能と判断せざるを得ない案件だ。
膨大な案件全てを調べて上げてきたことに、芝野は驚愕する。帳簿のデータ上では見えないものも、現場に行けば見えてくると鷲津は言う。
さらに、ナンバー18以降は、三葉のペーパーカンパニーから返済金を捻出、いわゆる「飛ばし」だったことまで、鷲津は見抜いていた。
バルクセールの中に入れる案件について、外に情報が漏れることはないと知った常務取締役の迫下が紛れ込ませたものだった。役員が独断で融資決済し焦げ付かせたものや、政治家とのしがらみでかして不良債権化したものなど、回収が絶望的かつ情報が外に漏れることが許されない案件ばかりだ。
バブル崩壊後、三つ葉銀行にとって不良債権処理は最大の急務だった。それゆえ、鷲津は、帳簿上723億の不良債権から解放されるメリットは小さくないと説く。
そして10%の72億に上乗せしておきながら、バルクにかかる諸経費が差引かれ、結局三葉の手取り額は63億まで落ちていた。
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審査役の沼田(藤本隆宏)は、買い叩かれることは想定内だと芝野を励ます。上層部にとって今回のバルクセールで大切なのは、儲けより不良債権処理に努力しているというポーズだ。体裁さえ整えておけば、日銀や大蔵省が助けてくれる。
だが芝野は、たとえそれで銀行は生き残っても、自分たちが売り渡した債権は外資に骨までしゃぶられると憤る。
一方、鷲津はバルクで買い取った料亭「金色庵」を訪れ、自分たちの債権回収は2通りしかないと告げる。毎月の返済額を滞りなく支払うか、213億の債務を即刻完済するか。
激昂する社長の金田(六角精児)に、鷲津は驚くべき条件を提示する。2週間以内に20億円を支払えば、残りの債権を全て手放すというのだ。さらに金色庵が所有するゴルフ場を15億で引き取ると言う。差引き残りの借金は5億だ。
だが結局金田は5億を用意できず、さらに金田が連絡にも応じなかったため、鷲津は債権を売却してしまう。東京クラウンセンチュリーホテルのロビーで、鷲津は金田に、
鷲津「我々をハゲタカと呼ぶのなら、自分が食い荒らされるだけの腐った肉だってことを自覚しろ。あんたに被害者面する資格はない。銀行から甘い汁を吸って 放漫経営を続けた結果がこのザマだ。 バブル景気に受かれ、銀行の過剰融資に溺れ、目先の欲に目がくらんだ。日本をここまで腐らせたのは、あんたのような無能な経営者だ 」
と言い放つ。
激昂し、鷲津に掴みかかる金田に、フロントマネージャーの貴子がひるむことなく間に入った。
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三葉の他のバルク物件はほぼ片付き、売上総額189億。 買値の約3倍。一度目の取引としては上出来だった。さらに、鷲津は、鬼怒川・日光の街の変わりようを最悪だと言い、街ごと作り変えようと目論んでいた。
一方、三葉は次の1800億のバルクセールを控えていた。今回のバルクは飯島常務が仕切ることとなり、競争入札を考えていた芝野に対し、飯島は競争入札は温いとオークション方式を提案する。 あからさまな価格釣り上げが目的で、有力ファンド以外の無名のうさんくさい連中まで群がってきてしまう。
だが鷲津が大蔵省に手を回し、三葉は呼び出しを受け、入札業者を指名ではなくオープンで募ること、そしてオークション方式はやめ、適正な価格設定を乱すような行為は慎むよう注意され、制限時間付きの一発入札に切り替えざるを得なくなる。
鷲津は確実にバルクを取るため、引き続き資金をかき集めていた。
入札日当日。入札締め切り時間15時の1分前ギリギリにアランが現れ、13社の入札が完了した。1位はホライズンで198億1450万。2位のキースキャピタルは197億9890万。差額はわずか1560万円の僅差だ。
前回のバルクであれだけ買い叩いてきたホライズンが、11%も出すなんておかしいと芝野は感じていた。
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実は、芝野の読みは当たっていた。3週間後、沼田の裏切りが判明する。今回のホライズンの勝利はラストルック。沼田が入札箱を開け、入札金額を鷲巣に密告していたのだ。
芝野はなぜあんな連中に協力したのかと沼田を責める。沼田の母はアルツハイマーで、妻も介護疲れで倒れていた。このまま三葉で働き続けていては、家庭崩壊は避けられなかったと。自分を救ってくれたのは銀行ではなく鷲津だと沼田は言う。
依願退職が決まった沼田は、芝野に「家族を大事にな。気付いた時には手遅れということもあるんだから」と言い残し、銀行を去っていった。実は、芝野も家庭は上手くいっていなかった。妻はアルコール依存気味、娘は反抗期真っ只中だ。
一方、鷲津はイヌワシを見に栃木県を訪れていた。そこで貴子と再会する。祖母が死に、貴子は祖母が来たがっていたイヌワシを見にやって来たのだ。鷲津はこれからも戦っていく勇気が出たと、東京の戦場へと戻っていく。
東京で鷲津は、大蔵省の前でへ檻姿で割腹自殺をした父、花井順平を思う。大手繊維会社「ワープ・ジャパン」の社長だった父・・・。
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2話:鷲津の5億のゴールデンパラシュート、太陽ベッドの末路
三葉銀行が行なった日本で最初のバルクセールから4年。
再び飯島の前に現れた鷲津は、国内有数の寝具メーカー・太陽ベッドの債権をすべて譲渡してくれるよう迫る。
オーナーの中森一族が経営する太陽ベッドは現在、創業者の娘である中森瑞恵(かたせ梨乃)が社長の座に。しかし経営者一族の浪費と乱脈経営は常軌を逸しており、債務超過は480億円にまで上っていた。
飯島から300億円ほどの債権を40億円で譲り受けた鷲津は、アランらを伴い、瑞恵らが住む太陽ベッドの社宅を訪問。債権を放棄する代わりに経営陣の撤退と民事再生法適用の申請を迫るが、まともに話も聞かれぬまま追い返される羽目になる。
何としてでも太陽ベッドをバイアウトしたい鷲津は、社内の重要人物たちを探り出し、内部から揺さぶろうとしていた。だが飯島が間に入り、瑞恵の息子で役員の伸彰(渡部豪太)と専務の百瀬、常務の青山が、瑞恵を裏切る代わりに瑞恵を追い出す交渉を提示してきた。
すかさず鷲津はゴールデンパラシュートとして2億をチラつかせ、経営陣にさらなるプレッシャーをかけていく。
一方、祖母の死後実家の日光みやびホテルに戻り、支配人となった貴子は、芝野に追加融資の依頼に訪れていた。しかし芝野は追加融資は不可能であると判断し、さらに現社長である重久の経営責任を追求する。貴子は近日中にあらためて経営再建計画書を提出することを約束する。
だが、実家に戻ってきた途端支配人としてホテルを仕切り始めた貴子に、妹の珠香は不満顔を隠さない。やがて、重久が社長の座を退き、珠香の婿・寿にホテルを任せようとしていることがわかる。
太陽ベッドが債権者である鷲津たちに無断で民事再生法を申請。新たなスポンサーを競争入札で決めようとしていることが明らかになった。
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3話:みやびホテル買収、鷲津の真の目的と飯島の失脚
父・重久に代わり、日光みやびホテルの社長に就任した貴子。彼女のもとに現れた鷲津は、ホライズンジャパンが日光みやびホテルを買収することを宣言する。
ホライズンは既に、みやびホテルのメインバンクである三葉銀行以外の、他の地銀の所有する債権と株式を手に入れていた。
みやびホテルの株は親族で70%以上を保有している。会長の重久が30%、社長の貴子が20%、妹の珠香が10%、そして珠香の夫・寿の持分が10%だ。 だが鷲津は行方をくらましている寿のの持分の譲渡を受けていたのだ。これでホライズンの持ち株は34.5%。みやびホテルの経営に口出しができる立場となった。
愕然とする貴子に、鷲津はこの4年間一体何をしてきたのかと詰め寄る。 さらに貴子の失敗の原因はホテルにとっての一番の癌を切り捨てなかったことだと告げる。
貴子に、鷲津は「このホテルを手に入れようとしているのは、奪うためでも壊すためでもない」と話す。鷲津の真意を問う貴子だったが、鷲津は逆に「我々の買収に対抗するのなら、覚悟を示してほしい」とだけ伝えるのだった。
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そんな中、三葉銀行は常務取締役の飯島の陣頭指揮のもと、地方と企業を支援するプロジェクト「三葉ふるさとファンド」を設立することに。その第一候補として日光・鬼怒川が挙がり、みやびホテルもファンドの支援を受けられることになる。しかし、「三葉ふるさとファンド」の本来の目的は、もっと大手の企業救済することにあった。
ファンドに参加した企業は子会社化され、元の経営者達は解雇、よくて雇われ社長だ。過去の乱脈経営の責任をとって告訴される可能性まであった。つまりは、銀行だけが得をするプロジェクトなのだ。
みやびホテルがファンドに入れば、太陽ベッドの時の二の舞になることを懸念した鷲津は、飯島に牽制の意味を込めて揺さぶりをかける。
飯島がなぜあれほど必死になって太陽ベッドを取り戻そうとしたのか。飯島が恐れていたのは、太陽と三葉の間に結ばれていた匿名口座契約、いわゆる隠し口座の存在が外部に漏れることだった。太陽ベッドの帳簿を見た鷲津は、22億もの金が三葉銀行の隠し口座に隠されていることに気付く。
戦前から続くこの業務の顧客には、一流企業はもちろん政府筋も含まれており、巨額のアングラマネーの流用からマネーロンダリングにも利用されている。代々大番頭の役目を与えられた者が口座を管理しており、頭取すら把握していないパンドラの箱だ。
鷲津はその隠し口座を手に入れたいと飯島に告げる。
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芝野から「三葉ふるさとファンド」の実態を聞いた貴子は、ホテルを守るため、臨時取締役会で父・重久の進退を問う。重久を会長から解任し、鷲津の元を訪ねた。
するとそこへ寿が現れた。ホテルから持ち逃げした金も株を譲渡した金も全て、彼女に持ち逃げされ、金に困ってホライズンを訪ねてきたのだ。寿はホテルに戻りたいと頭を下げるが、珠香は「お姉ちゃんの言う通りだ」と寿を切り捨てる。
そして貴子は、鷲津にみやびホテルを買収する代わりにお金を貸してほしいと、MBOを申し入れる。
鷲津は貴子の申し出を受け入れ、みやびホテルのエントランスで撮られた両親の写真を見せる。みやびホテルは2人の馴れ初めの場所だった。
鷲津がみやびホテルを買収しようとしたのは、バブル時代のような銀行の横暴で、日光の自然まで破壊されたくなかったからだった。
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鷲津は父親の会社「ワープ・ジャパン」について、10年前担当者だった芝野に尋ねる。ワープ・ジャパンは脱税で摘発されたが、何者かが国税庁に虚偽の密告をしていたのだ。
しかし結果的に信用を失い、ワープ・ジャパンはグループ会社ごと倒産した。そしてその時も、税金逃れの計画倒産ではないかという疑いをかけられていた。
三葉銀行の顧客ファイルには、計画倒産を指摘したのは芝野ということになっていた。しかし、実は当時芝野の直属の上司だった飯島が、内容を改ざんしていたのだ。
そのことを知った芝野は銀行を辞める決意を固め、飯島に現在金融庁と東京地検特捜部が三葉の隠し口座の存在について、極秘で捜査を始めていると告げる。官邸内では一刻も早く証拠隠滅と関係者の処分が求められていると。
一方、鷲津の方は「受け皿の用意は済んでいる」という。鷲津が望んだのは、隠し口座の顧客情報とそれを運用する飯島を手に入れることだった。もしもの時の生贄となる飯島に、受け皿を用意し、隠し口座を買い上げ、用意した銀行にそっくり移すことを提案したのだ。
芝野の伝言を聞いた飯島は、この提案を飲むことにし、鷲津の元へ顧客データが入ったフロッピーを持って向かった。
だが鷲津の真の目的は、それをニューヨーク在住のジャーナリストに渡すことだった。明日には新聞の一面に、三葉の隠し口座の記事が載る。マネーロンダリングの実態も全て。
鷲津の父・花井順平は、三葉の隠し口座の存在を知り、探りを入れたことで飯島の罠にはめられていた。全てを失った花井順平は、1991年12月25日大蔵省で割腹自殺した。
「復讐でも何でもすればいい」という飯島に、鷲津は父の死に関して一番怒りを感じているのは父本人に対してだと告げる。会社も信用も失ってもそれでも生きるべきだったと。
鷲津「死ぬこと以外かすり傷だ。売国奴で結構。あんたをさらしてこの国の経済を腐らせてきた三葉銀行を潰せたんだ。ハゲタカ冥利に尽きますよ」
三葉銀行を辞めた芝野を、鷲津はホライズンに誘うが、芝野は断る。かくして2人は別々の道を歩み始めた。
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4話:第二部開幕!PCメーカーのカリスマ社長VS鷲津
9年後の2010年。
ホライズンは国内有数の大手電機メーカー「あけぼの」の買収を画策していた。
その矢先、三葉銀行を辞め、企業再生のスペシャリストとして活躍していた芝野が「あけぼの」の再生担当執行役員に就任。それを知った鷲津は、買収の件を一旦保留にするよう、社員たちに命じる。
経営状態が良くない企業で容赦ないリストラを断行し“首切り屋”とも揶揄されながらも、いくつもの企業を再生させてきた芝野を警戒する鷲津。佐伯、中延らは鷲津の指示に従うが、アランだけは、その判断に反発を示す。
そんな中、PCメーカー「ファインTD」の社長・滝本誠一郎(高嶋政伸)が「あけぼの」買収に動き始める。ファインTDを一代で大きく成長させた滝本は、カリスマ経営者として名を馳せていたが、一方で業績拡大のためなら手段を選ばないという強欲な一面も持っていた。
大手の「あけぼの」を手中に収め、さらなる事業拡大を図ろうとする滝本。「あけぼの」に対し、最初は友好的な救済的買収を提案するが、芝野と社長の諸星恒平(筒井道隆)が拒否すると途端に態度を変え、TOBを仕掛けると宣言する。
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「あけぼの」の時価総額は1.5兆円だ。TOBを仕掛けるのは不可能なはずだが、滝本は資金については問題ないと敵対的買収を仕掛けてきた。
会社の経営権の獲得などを目的に、株を買い集める行為。
敵情視察のため、鷲津は日本ルネッサンス機構の懇談会に潜り込んだ。日本ルネッサンス機構の総裁は、元三葉銀行出身だ。
実際ルネッサンスを動かしていくのは誰なのか、鷲津は探ろうと試みる。そこへ滝本が接触してきた。企業買収のいろはを教授してほしいという滝本の真の狙いとは・・・。
鷲津は、アメリカ本社のクラリス会長の意向で、「あけぼの」との取引の撤回を命じられる。だがそこで、思わぬ事実が発覚した。
実は、TOBを仕掛ける滝本のバックには、アメリカ最大の軍需産業ファンド「プラザ・グループ」がついていたのだ。プラザの狙いは「あけぼの」のレーダー開発部門だ。先行車両を検知して追突を回避する次世代交通システムを開発している「あけぼの」の最新レーダー技術を、防衛ミサイルシステムに応用したいのだ。その技術を手に入れれば数兆円どころではないビジネスになる。
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その情報を掴んだ鷲津は、芝野と諸星を呼ぶ。「あけぼの」の技術が兵器に利用されることを知った諸星社長は反対するが、プラザの資金は8兆円。TOBを仕掛けられれば、確実に「あけぼの」は奪われてしまう。
鷲津は、ホライズンが「あけぼの」のホワイトナイトとなることを提案をする。
レーダー開発部門をホライズンが売却して非公開化すれば、プラザは資金を出さない。鷲津の作戦に激怒した滝本は、芝野の家族を標的に定める。広告デザイナーとなった娘のあずさは突然プロジェクトを外され左遷され、アルコール依存症を克服し始めた妻の亜希子には注文していない酒が大量に送られてきた。
「あけぼの」はこれを受け、ホライズンに友好的買収されるはずだったが、腹心の部下だったアランの裏切りにより、鷲津はホライズンを解雇されてしまう。アランは「あけぼの」のホワイトナイトを降りた。
「これで終わりですか君は?」と芝野に尋ねられた鷲津は、「私はまだ生きている」と答える。そして滝本を訪ね、新たなファンドの立ち上げ、「あけぼの」買収へ動くことを宣言するのだった。
一方、佐伯と中延、リンはホライズンに辞表を提出。「自分たちにもボスを選択する権利はある」と、新社長となったアランに別れを告げる。
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5話:あけぼの株争奪戦!サムライファンドの奇策
「あけぼの」をバイアウトすると宣言した鷲津は、佐伯や中延らと共に新たに「サムライファンド」を立ち上げ、「あけぼの」を守るために再び滝本と対峙する準備を始める。
一方、芝野はファインの買収から会社を守るため、レーダー開発部の売却を検討。その動きを知った鷲津と滝本は、それぞれ方針を水面下での「あけぼの」株の争奪戦に切り替える。
ホライズンの新社長に就任したアランは、これまでに鷲津が手がけてきた企業の株式を次々と売却していた。貴子が社長を務める「日光みやびホテル」もそのうちの一社に。アランから2週間の猶予の間に51億円を用意するよう告げられた上、鷲津がホライズンを解雇されたことを聞かされた貴子は、途方に暮れる。
そんな中、「あけぼの」製のコンピュータに不具合が生じ、株が大暴落してしまう。
ファインの後ろ盾となっているアメリカ大手の軍産ファンド「プラザ・グループ」による先制攻撃と見た鷲津たちは、資金を調達し徹底的に「あけぼの」株を買い集める。
こうしてサムライファンドとファインの壮絶な株争奪戦の幕が切って落とされた。
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株争奪戦は、双方が5%程取得したところで拮抗状態となった。資金力で上回るファインが1歩リードする形となり、約1%にあたる1500万株程度、サムライ・ファンドが遅れを取っていた。
そこへ芝野がレーザー開発部の中尾部長を連れて現れた。中尾部長は、20万株の社員株を取りまとめ、鷲津に託しに来たのだ。
鷲津は、日本ルネッサンス機構投資委員会のトップ、裏の総裁となった飯島に接触を試みる。そして、レーダー開発部を日本ルネッサンス機構に買い取ってほしいと申し出る。政府系の日本ルネッサンス機構なら、プラザも手を出しにくい。
一方、ホライズン・ジャパンが投資した企業を1200億でサムライ・ファンドに売却することを、アメリカ本社が了承した。だがアランは本社の指示に背き、みやびホテルを売却してしまう。
一方、滝本は「あけぼの」会長の新見に接触。新見をたき付け、役員会議で諸星を社長から解任してしまう。さらに、新見はファインとの統合を宣言する。
これに対し、鷲津は「あけぼの」にTOBを仕掛けた。買い付け期間は8月21日より60営業日。買い付け価格は1株あたり990円。「あけぼの」株は今50円程度。1.3倍のプレミア価格だ。諸星を解任した会長と現経営陣、そして滝本を真っ向から批判する鷲津。このTOBは「あけぼの」にとって確かな選択とは何かを問う戦いだと宣言する。
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6話:鷲津が仕掛けたTOB、VSプラザ・グループ
「あけぼの」と「ファイン」が統合に向けて動き出す中、それを阻止するべく、鷲津率いるサムライファンドは「あけぼの」に対してTOBを行うことを発表した。
記者会見を開き、「あけぼの」の現経営陣と「ファイン」の滝本を真っ向から非難する鷲津。
思いがけない先制攻撃に対し、滝本は大金をチラつかせて鷲津を牽制してくる。泣き落とし、恫喝、とさまざまな方法で「あけぼの」から手を引かせようと画策するが、それでも鷲津が引かないと知ると、今度はマスコミを使って一大ネガティブキャンペーンを開始。新聞や週刊誌に一斉にハゲタカ外資を批判する記事が掲載された。
そんな工作には屈することもなく、サムライファンドは「あけぼの」株のさらなる買い付けを推進。鷲津は買い付け価格を990円から1000円に引き上げ、1/3超まで集めるよう指示した。
筆頭株主となって、「あけぼの」と「ファイン」の統合にストップをかけるというのが鷲津の狙いだった。
さらにマスコミの攻勢を逆手に取り、テレビの報道番組に出演した鷲津は、その場で「『あけぼの』を狙う『ファイン』の背後には、アメリカ最大の軍需産業ファンドが潜んでいる」と明かす。
鷲津「外資に操られ日本の技術を売り渡そうとする輩は下劣な売国奴だ」
と、滝本を批判する。
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一方、鷲津が去ったホライズンに売却された日光みやびホテルの株は、外資系ホテルグループ「クラウンセンチュリーホテル」によって買い取られていた。しかし「クラウンセンチュリーホテル」の傘下に入るにあたり、突きつけられた条件は貴子にとって受け入れがたい点が多く、交渉は難航する。
そしてついに、滝本の背後にいた軍産ファンド「プラザ・グループ」が直接「あけぼの」買収に動き出した。プラザの買い付け価格は1020円だ。滝本の狙いは、プラザが経営権を握った後に改めて提携することだ。
相手の動きを封じるためのカードとして、鷲津はFBIの不正を調査しているという情報を入手する。だがガードが固くてなかなか裏取りができない。
そんな中、複数の弁護士グループがFBIの捜査に協力していたことが判明する。その中にジョン・藤田、アランの父親がいた。鷲津はホライズンを解雇されたアランに連絡を取り、プラザの不正に関するデータの入ったUSBを受け取る。鷲津はアランをサムライ・ファンドに誘うが、アランはこの申し出を断った。
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鷲津は飯島の仲介で、総理大臣の望月康夫(角野卓造)に面会、政府からプラザの買収を批判する声明を発表してほしいと頼む。プラザの動きが止まる前に、TOBで勝利されるのを阻止するのが目的だ。
望月は一度はこの申し出を断るも、鷲津に過去の闇献金リストを楯に脅され、止むなく了承した。
これによりサムライ・ファンドは再び資金調達が可能となり、買い付け価格を1021円へと引き上げた。さらに鷲津は、滝本にファインが保有する6%の「あけぼの」株を買い取りたいと申し出る。
ちょうどその時、テレビでプラザの国防総省高官との贈収賄疑惑が発覚、カッツェンバーグ会長らが逮捕されたというニュースが流れた。プラザは崩壊し、これ以上買い付け価格の上乗せはできない。だから、上乗せは1円で十分だったのだ。
後ろ盾を失い、なおも食い下がる滝本に、鷲津は要求が飲めないのなら、サムライ・ファンドはファインに対しTOBを仕掛けると脅す。
結果、TOBはサムライ・ファンドの勝利となり、「あけぼの」の再生が開始された。新見は会長職を辞任し、諸星が社長に再任された。新見は「重い荷物をおろすことができた」と、鷲津に礼を言うのだった。
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7話:第3部ついに現代へ!名門企業の腐敗
2018年、平成最後の夏。
日本を代表する名門重工業メーカー「帝都重工」で「データ改ざん事件」が発覚。名門企業の不祥事を、マスコミはこぞって「信頼崩壊の危機」と書き立てる。
日本ルネッサンス機構の飯島は、芝野にこの一件に関する処理を依頼。日本の名門企業の経営危機は政府系の金融支援団体である「日本ルネッサンス機構」としても看過できない事態のため、サムライファンドの鷲津に救済を求めるよう、芝野に指示する。
その頃、鷲津は講演した経済セミナーで若きベンチャー企業の代表・天宮光一(森崎ウィン)と出会っていた。「帝都重工」の子会社である「スペース・フロンティア・ジャパン」の代表として宇宙開発に関する事業に携わってきた天宮は、鷲津に投資を依頼してきたのだ。
しかし鷲津は「スペース・フロンティア」を視察した上で、「夢にお金は投資しない」と天宮の依頼を断る。「夢とは実現する意思のない人間が使う言葉」という鷲津の言葉に、反発を覚える天宮。
そこへ鷲津を訪ねて芝野が現れた。
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芝野の差配により、飯島、そして「帝都重工」社長の真壁達臣(伊武雅刀)と対面した鷲津は、正式に「帝都重工」を買収してほしいと打診される。
しかし「取得する株は最大でも三分の一。株主として拒否権はあるが経営権を渡すつもりはない」という条件を提示され、鷲津は一旦返事を保留する。
今や政界・財界・官界に強い影響力を持つフィクサーとなっている飯島が噛んでいることもあり、鷲津は慎重に「帝都重工」周辺の動きを探っていくよう、佐伯や中延らに指示する。
そんな中、内部告発により「帝都重工」で大規模な不正会計が行われていたことが発覚した。鷲津は「帝都重工」が救うに値する企業か否かを判断するため、内部告発した人物に会わせてほしいと申し出る。
飯島は裏でアメリカの機関投資家グループと繋がり、「帝都重工」の実権を握ろうとしていた。その情報を掴んだ鷲津は、買収の条件として、自らを「帝都重工」の社長にするよう告げる。
鷲津の好き勝手にはさせないため、飯島は新たな策を講じる。貴子が社長を務める日光みやびホテルで、会議を開こうというのだ。芝野は「鷲津の暴走を止めてほしい」と貴子に頼む。
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最終話(8話):救世主か、破壊者か
鷲津はサムライファンドを辞め、帝都重工社長に就任した。
芝野を再生担当執行役員に据え、鷲津が新社長として動き出してまもなく、アジア各国の重工業メーカーの責任者が集まる会議が日光みやびホテルで開催されることになった。飯島の差し金と察しつつも、その決定を受け入れる鷲津。
鷲津は社長就任記者会見で、「30日以内に帝都重工に革命をもたらす」と宣言する。
一方、スペース・フロンティア・ジャパンの天宮は、親会社である帝都重工からの契約打ち切りを通告されてから、新しいスポンサー探しに奔走していた。「もう一度鷲津に掛け合ってみてはどうか」という広報担当の桜井加奈(青野楓)の言葉に耳を貸そうともしない天宮。
加奈はひとり鷲津のもとを訪れ、契約解除を撤回してくれるよう懇願する。そんな加奈に、鷲津は「近いうちに伺う」と告げる。
鷲津は帝都重工の子会社や関連会社の視察を開始。再生担当の芝野は、帝都重工の管理職への聞き取り調査をすべく、面談を始めた。
帝都重工に革命をもたらすという鷲津。日本の未来のために帝都重工を守りたい芝野。そして帝都重工の腐敗を利用し、自らの勢力を拡大しようとする飯島。さまざまな思惑が渦巻く中、日光みやびホテルでの会議の日がやって来た。
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アジア重工業会議当日。
会議の最中、遅れて鷲津がやって来た。そこで各国責任者の前で、帝都重工の組織ぐるみの不正を告発。貴子が別室にマスコミを待機させていたことにより、帝都重工の不正は即刻報道された。
社長が自社の不正を告発するという前代未聞の事態に、帝都重工の株は急落し、46%ダウンとなった。
そこへアランが立ち上げたファンドとサムライ・ファンドが協力し、TOBを仕掛けてきた。帝都重工の株を51%以上取得した彼らは、鷲津の後任として新社長に芝野を指名した。
そして鷲津はアランと共にスペース・フロンティアを訪れ、3億の出資を申し出た。
一方、飯島は帝都重工の被害を被ったアメリカ企業から訴訟を起こされ、日本ルネサンス機構会長の座から引きずり降ろされた。再び全てを失った飯島の前に、雲隠れしていたはずの鷲津が現れる。飯島は鷲津に、「俺はまだ生きている。次はお前に地獄を見せてやる」と告げ、去った。
特別背任でクラウンセンチュリー本社に訴えた。だが同時に先日のアジア重工業会議でマスコミを手引きしたことで、クラウンセンチュリーの品位を貶めたとして、違約金を請求されてしまう。
これに対し中延が肩代わりを申し出た。さらに日本ルネサンス機構が支援するはずだった60億の出資も約束、これにより日光みやびホテルは独立を勝ち取ることができた。
貴子は鷲津に連絡し、もう一度初めてイヌワシを見たあの場所で会えないかと問う。
だが鷲津は、貴子に会うことなく、そのまま日本を後にするのだった。
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ドラマ『ハゲタカ』最終回結末予想!原作と違うラスト?
ドラマでは原作にない、2018年現在を舞台にした第3部がドラマオリジナルストーリーとして描かれます。
プロデューサーが原作の真山先生にお願いして、第3部の原案プロットを書き下ろしてもらったそうです。
おそらく1話の冒頭が第3部の始まりではないかと思います。
「帝都重工」の立て直しを依頼された芝野が、「スペース・フロンティア・ジャパン」の工場を見学していた鷲津を訪ねていくシーンですね。
平成経済史を代表する寵児となった鷲津の目に、2018年の日本はどう映るのか?
第1部では28歳だった鷲津も、第3部では49歳。
繰り返される不祥事を前に、ついに国を揺るがす、ある決意をします。
一方で、平成生まれの20代の若者らを通じて、鷲津史上最も小さな企業の買収にも関わっていきます。
「この国には怒りが足りない」
と綾野剛が表現した鷲津が、2018年の日本で一体何をするのか。
楽しみですね・・・!
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ハゲタカ原作小説
ドラマ『ハゲタカ』の原作は、真山仁の小説です。全部でシリーズ4冊出ています。
ハゲタカシリーズ最新作『シンドローム』が2018年8月1日に発売されています。
2007年にNHKで大森南朋主演で一度テレビドラマ化され、映画化もしています。
大森南朋版ハゲタカはガチで神ドラマなので、ぜひ見てみてください!!
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ハゲタカ主題歌
Mr.Children 「SINGLES」
ハゲタカ感想
1話
鷲津はどうしても大森南朋と比べてしまうんですが、とりあえず
綾野剛の前髪巻き巻きすぎ・・・!!
工場勤務でも巻いてるの変だろ・・・!!外資ファンドの代表というよりミナミの帝王にしか見えないぞ・・・。
そして小林薫もヤ◯ザにしか見えない・・・。
あとメガネ。大森南朋のメガネがスタイリッシュで今っぽかったのに、綾野剛のメガネデザイン古くないか・・・!?
しかしいつもの綾野剛に比べて演技がめちゃくちゃ濃いですね・・・。大森南朋を意識してるせいか・・・?
「GO!!」ってめちゃくちゃボスハイテンション。
大森南朋はほとんど語気を荒げることなく、静かな芝居で魅せていたので、ハイテンションなボスに面食らいました。
眉間にシワとメガネの上げ方は完全に大森南朋のパクリに一票。
杉本哲太と光石研のチームホライズンが最高です。
アランはもう顔が悪いのでいつか綾野剛裏切りそうですこいつ。そしてテンションがうぜえ・・・。
ちょいちょい上の空になる芝野室長はうつ症状がもろに出始め、家庭にも居場所がなく過労死一歩手前な気がするんですが、冒頭を見る限りは大丈夫・・・なのか?
柴田恭兵に比べて渡部篤郎版芝野は覇気がなさ過ぎて心配です・・・。線が細い・・・。
しかし藤本隆宏は1話で飛ぶのに「帰れま10」ゲスト来てたの!?びっくりだよ・・・!!沼田役ならレギュラーだと思ってたのに・・・!!
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2話
綾野剛と小林薫のくどくど演技にも慣れ、めちゃくちゃ面白くなってきました。
小林薫だけなぜ1人関西弁・・・と思ってたら、三葉大阪系の銀行だったんですね。納得。
そして大阪の番頭と呼ばれた男。「ゴールデンイーグル」に比べてクソダサい二つ名です。
4年も経ってるのに変わらない経営陣。銀行の人事異動とは・・・?
そして偉そうに言いながら、貴子4年間何やってたんだというね・・・。ホテル再建案ってイマサラ・・・?それは妹怒って当然かと・・・。
ラストの写真ぶちまけはボスやり過ぎ。
ぶちまけられた弁護士と会計士はどうしたらいいんだよ・・・(笑)
シュールな笑いが最高です。
「ハ~ゲ~タ~カ~」の予告に爆笑でした。面白すぎる。
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3話
鷲津の父親ネタは最終回まで引っ張るのかと思いきや、アッサリ第1部で片がつきました。
展開が早くてギュッと内容が凝縮されて、サクサク進むのはいいですね~。
しかし「ハ~ゲ~タ~カ~」って言ってたの綾野剛だったのか・・・!!衝撃。小林薫かと思ってました。
3話のベストは
鷲津「目を光らせておいてください」
です。
目を光らせるジェスチャーそれ!?
『小さな巨人』の「私の目を見て言ってください!!」を思い出しますね~~。
綾野剛の演技は最終回どこまでいくんでしょう・・・。ヤバ過ぎる。
あと次回、予想通りアランがボスを裏切ってくれそうでワクワクです。
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4話
アランの裏切りキター!!
9年後のアランはビジュアルからしてえげつないくらいやさぐれてたので、やってくれると信じてました。
瞬間で佐伯さんと中延さんが鷲津についたの最高じゃないか・・・!!
こういうことする部下に誰もついてこないいい例でした。
結果優秀な部下を失って自分が苦しむだけなのになあ・・・。
光石研「アランくん、お元気で」
中延さんドヤア。
これでアランは退場でしょうか。
そして高嶋政伸さんの参戦最高すぎる・・・!
髪型アトム・・・!!
ステーキ食べながら秘書にプレゼン資料めくり指示。
滝本が何を調べてたのか???だったんですが、スローで見たらあれ、家族構成見てたんですね。
ホライズンメンバーはみんな独身だったので、芝野に狙いを定めたのでした。
こすすぎる、滝本・・・!
そして鷲津の出身地は大阪なんだぜ。だからうどん好きなの?
次回、番頭復活にびっくりです。
番頭いくつなの・・・。
そして「サムライファンド」名前ダサすぎだろ・・・!!
有能なのにネーミングセンスはゼロか・・・!
前回と同じく「鷲津ファンド」で良かったと思うぞ・・・。
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5話
4話がピークだったな・・・と思わせられる5話でした。
あらすじ見る限り次回はもっとひどくなりそうです。
視聴率の下落はこのままだと止められない嫌な予感しかしない・・・。
社名もオフィスも何も決めずに新しいファンドを立ち上げると言ったボスにびっくりだよ。どんだけ部下頼みなの。
ネーミングはリンなら納得だけども。
中延さんと佐伯さんはちょっと後悔したに違いない。
まあホライズンもホライズンで一気にクソ会社と化したのでどっちもどっちですが・・・。
アランは前回で退場しておけば良かったものを・・・。
瀧本社長の秘書は秘書じゃなくてただのマッサージ師・・・!!
瀧本社長は仕事してるよりリラクゼーションの時間の方が長いよ!よくファイン成長できたな!?
貴子は口約束での期限延長を真に受けるなんてどんだけおめでたいの・・・?
面白かったのは大番頭の登場シーンですね。
「二度と見とうなかった顔が、二つも揃とるな」
「まだ復讐はない終わってないとか言われても困るんやけど」
はふきました。
番頭健在ですな。
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ここからは真面目にツッコミを。
1話から今回のハゲタカはシュールな笑いを追求していくドラマだと思って見てたんですが、それにしてもガタガタ過ぎやしないかと・・・。
大森南朋の時は株主総会で提案に失敗→TOBに変更、松田龍平率いる「ハイパークリエイション」がホワイトナイトとなり、プレミア価格の釣り上げ合戦。
これはわかる。
しかし、今回鷲津は完全に逆の立場です。
当初ファインのTOBを阻止するために、ホワイトナイトになるはずだったのを一転翻し、TOBを仕掛けるのはどうなんでしょう?
映画で大森南朋が「ホワイトナイトを買って出て負けたら、我々の信用は台無しになる」って言ってましたが、まさにそれ。
ホワイトナイトを降りて新たなファンド立ち上げてTOB仕掛けてくるブラックナイトのファンドマネージャーに投資するか??
一方ホライズンはホライズンで、いくら代表が勝手に動いたとは言え、ホワイトナイトを降りて信用大丈夫なのか??
さらに言うならなぜ鷲津が解雇されたのか???理由が不明すぎます。会議すっぽかしたからってそんな馬鹿な。
大森南朋の時は、鷲津が本社のクラリス会長の意向を無視して、勝手に「大空電気」の売却先を中国の「テクスン」に話をつけに行ったからです。
アランが鷲津のどんな悪評を会長に密告したかはわかりませんが、それこそ年齢も国籍も関係ない実力主義の外資。それに惑わされるクラリス会長とは・・・?
ホライズンがガッタガタ会社にしか見えない。
つまり「ホワイトナイト」というワードを使いたかったがための茶番劇にしか見えないんですよね・・・この流れ。
かつてのように社員たちの顔がまったく見えてこないがゆえに、鷲津が「社員のためにTOBやります」と言っても「え?」と。
ここまで話を急ぐなら3部構成やめれば良かったのにと思わざるを得ません・・・。「あけぼの」はもっとじっくりやるべきテーマだったのではと。
確かに会長は会社を私物化していますが、社長側もある意味では私物化しています。要はどっちもどっちというか。
何より鷲津が「あけぼの」に固執する理由が全くわからない・・・。
大森南朋の時は、鷲津が「大空電機」に固執したのは、切り落とされるレンズ事業部の下請けに、かつて自分か貸し渋りで死に追いやった三島製作所があったからです。
今回は鷲津がなぜ「あけぼの」をそこまで欲しがるのか???
アランに「私情」と言っていましたが、今の鷲津こそが私情の塊にしか見えない・・・。
そしてアランは鷲津に一体何の恨みがあるんだよ?という豹変ぶり。
しかもかつてのボスからビジネスを奪うというより、「ボスの女を奪う」意味合いにしか見えないため、鷲津も含めてとても安っぽく見えてしまいます。
本社の指示無視したらすぐ首にされて終わりなのに・・・。
そして「あけぼの」会長が本気でクソ過ぎます。
菅原文太が演じた「大空電機」会長は、800億という赤字を抱えた自らの経営責任を認め、それでもなお、株主たちに3年の猶予をくれるよう訴えました。それが単なる理想論だとわかっていても、鷲津の合理性を徹底追求した再生案を上回る、会社への思いがあったから、株主も社員も心打たれたんです。
あの涙返してくれレベルの会長の品性。
笑いに徹してくれたならそれはそれで楽しく見れたんですけど、ちょいちょい入ってくる中途半端な恋愛要素がまた萎えます・・・。
芝野の嫁のアル中問題とかいよいよどうでもいい・・・。
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7話
8話打ち切りかあ・・・。この結果が全てを物語っていますね・・・。
ボスについて来た8年を後悔する日。
今回の帝都重工編、話の流れはまんま映画『ハゲタカ』なんですけど、よくここまで各キャラを貶めたなと。
まず鷲津が経営者となるのは、『ハゲタカ』において禁じ手中の禁じ手です。というかあり得ない。
鷲津がファンドマネージャーであることを放棄したら、もはやハゲタカでも何でもないからです。
大森南朋版鷲津が映画で言った
鷲津「私は経営者ではない。ファンドマネージャーにすぎない」
のセリフこそ、鷲津の真髄ではなかったのかと。
徹底的に叩き潰し、壊した後を芝野に託す。
それは、自分が「破壊者」として憎まれ役を買ってでも、真の企業再生を望むファンドマネージャーとしての鷲津のプライドだと思っていました。
全 然 違 っ た ・・・・・・。
今回の『ハゲタカ』における芝野は、企業再生家でもなんでもない、ただの飯島の使いっ走りです。
ちょうど同クールにやってる仲村トオル主演の『ラストチャンス 再生請負人』でも企業再生家は取り上げられていますが、そもそもはやっぱり企業再生家=芝野なんです。
なのにこの貶められよう・・・。
鷲津VS芝野の構図から鷲津と芝野の共闘まで、けちょんけちょんに壊されるとはこれいかに・・・。
もはや破壊者はテレ朝じゃないかと。
銀行を辞めてなお、飯島の言いなりなのはなぜ・・・!?
そしてビジネスの場に女引っ張り出すとかマジやめろ・・・。
これドラマだと時の流れ全然感じないですけど、第3部は2018年なわけで、つまり「あけぼの」から8年も経ってるんですよね。
8年(足掛け21年)も貴子を引きずってる鷲津とは・・・?
ちょっと鷲津の人間性が崩壊するので本気でやめてほしいですね・・・この設定。
証券取引等監視委員会訪れるって、まさかインサイダー逃れじゃないだろうな・・・と思いつつ。
宇宙事業ってやっぱり堀江さん意識してんじゃねーかと。
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8話
やっぱりインサイダー逃れだった・・・。
鷲津と貴子の恋愛ドラマに仕立てたかったのはわかるけど、
ラストは設定は50近いオッサンとオバサンの話だからな・・・!!
いつまで中学生日記やってるんだ、この人達は・・・。
このドラマで一番感情移入できたのは飯島でしたね。
しかしこの歳でもう一回這い上がってくる気満々って、バイタリティ凄すぎる。
そして飯島の言っていることはまさに正論で、鷲津から棚ぼた的に3億も出資してもらえただけで、森崎ウィンはほんっとに何もしてないんですよね。
親会社から切られることにブツブツ文句言ってただけ。
クラウドファンディングで目標額すら集められないような事業に投資する鷲津の目も曇り倒しているとしか思えない・・・。
どこいったんだ、徹底した合理主義は・・・。
そしてノースリーブで親会社の社長に直談判に来る女。せめてスーツで来い・・・。
ちょっとしたリアリティのなさがとんでもなく積み上がって、最終的にただのファンタジーじゃん状態になってしまったのが本当に残念でした・・・。
とりあえずみんな大森南朋版ハゲタカを見るんだ・・・!!
本当の「骨太ドラマ」とは何かを見てください。ほんとに。
そして次は『リガールハイ』ならぬ『リーガルV』です。
『ドクターX』のキャストの出演料がかさみ過ぎたゆえの新シリーズ。ほぼほぼ『ドクターX』。
ピンヒールとブーツで法廷はOKなのかあ・・・。
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