キムタクこと木村拓哉主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』最終回ネタバレ&感想です。
竹内結子、松山ケンイチ、浅野忠信・・・それぞれの思惑は、最終回結末はどうなるのか・・・!?
今後の展開予想、最終回ラストの結末ネタバレをチェック!
ドラマの伏線や謎も考察していきます。
参考⇒A LIFE~愛しき人~を見逃した時はまずこちらをチェック!
目次
最終回までのライフネタバレ&感想
ここまでの『A LIFE』ハイライト
とにかくみんなキムタクを褒めるよ!持ち上げるよ!
心臓外科医だけど脳の手術もやっちゃうよ!意味わからないよ!スーパードクターの域超えてるよ!
キムタク中心に世界が回るよ!
なのに松山ケンイチの演技の方が評価されてるよ!
おわりっ。
・・・冗談です(笑)
1話から順をおって見ていきましょう。
キムタク演じる外科医・沖田一光が、
アメリカから日本に戻ってくるところからドラマはスタート。
渡米する前の三角関係を10年経った今も引きずりまくっている3人。
キムタク↔竹内結子←浅野忠信で、
正確にはキムタクと竹内結子が両思い、浅野忠信の片思い、・・・ってこれ三角関係??
「結婚したけどやっぱり沖田先生素敵♡」な竹内結子。
「カッコつけて気にしてないふりしてるけどめっちゃ気になるぜ!」なキムタク。
「イライラしたらすぐキレるぜ!壁殴って物にあたるぜ!」な浅野忠信。
なんてどうでもいい三角関係・・・。
『医龍』や『ドクターX』のような医療ドラマを期待していたのでガッカリ感がハンパないです。
これは差別化ではなく医療ドラマの劣化だ・・・。
竹内結子の脳に腫瘍が見つかり、
脳神経外科医のくせに自分で切らない浅野忠信に頼まれて、
壇上記念病院に残ることにしたキムタク。
これ、竹内結子の手術するためにキムタクが練習する話だったらヒドイな~・・・。
竹内結子の脳腫瘍手術してキムタクがまたアメリカに帰る
って筋書きはすんごい読めますけど、
そうならないことを願います・・・。
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キムタク持ち上げすぎなドラマ
キムタクがある病気の可能性を指摘。
→周囲は反対。
→でも実はキムタク正しい。
→「沖田先生すごーい!」「沖田先生ありがとう!」
→やっぱり沖田先生すごいよね!
もういい・・・!!
この展開本気で萎える・・・!
キムタクさえカッコよく見せてりゃあいいドラマ。
でもキムタクを持ち上げ過ぎで逆に持ち上がってないけどね・・・?
元SMAPマネージャーの飯島三智がキムタクが医者役をやるのを反対していたというのは正しかったですね。
→藤島ジュリー景子(メリー喜多川の子供)がジャニー喜多川の後継者!?
ドクターに求められるのって腕であり技術であり、カッコよさではないから。
『ドクターX』はそこに”フリーランス”っていう要素をプラスしたことでカッコよさを演出しましたが、
『A LIFE』はキムタクをカッコよく撮ることに終止してる限り、面白いドラマにはならないでしょうね~・・・。
キムタクの仕事はググること
キムタクが毎度毎度やってるググる作業。
(いや論文読んでるのかなんなのかはしりませんが)
あれ、適当にスタッフ雇って調べてもらえばいいんじゃない?
ていうか医局では教授の下でドクターがこの作業やってるんじゃあ・・・?
米倉涼子が「いたしません」って言ってる論文の手伝いだよね、コレ。
「シアトルで経験を積んで帰ってきた設定」なのに知らない症例が多過ぎる・・・。
そしてググって答え出る程度のものなの・・・!?
手術ってそういうもの・・・???
医者が経験と技術で治すんじゃないの・・・!?
調べる作業メインなの・・・!?!?
竹内結子の脳腫瘍についても、いやいやいや、調べて調べて答えわかるってなんか変だろ。
手術法って考えるものなんですか・・・。
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タイトル変更に隠された意味って?
2話からタイトルのFがVになって、
LIFE→LIVEになった『A LIFE』。
じゃあ最初から『A LIVE』でいいじゃん?
たぶんNHKのコント番組『LIFE』から抗議来たんじゃないかと。
モロかぶりでしたからね。
いくら”A”つけてもちょっとキビシイんじゃ?と思ってたら案の定だよ・・・!
星野源が売れたことで『LIFE』の知名度も上がったからな~。
→星野源が病気で苦しんだからできた曲 『SUN』の歌詞の意味とは?
浅野忠信のキャラがヒドイ
キムタクを全力でカッコよく描くために、とにかく犠牲になっているのが浅野さん。
キャラ崩壊がヒドすぎて泣けてきます・・・。
そりゃあこんな役江口洋介は引き受けないわ・・・。
→【キムタク相手役を拒否した女優一覧】共演を断られまくった理由って?
どう演じていいかわからないもの・・・。
- 経営者に最も向かない、感情むき出しの超直情型。
「如才ない経営センスを発揮する裏で」は完全に設定倒れ。
義理の父に
柄本明「経営者としての品性に欠ける!」
と怒られるほど。
- なにかと情緒不安定ですぐキレる。
反抗期か。
- 壁を殴って絵で隠してる小心者。
そして穴をめっちゃ気にしている。どんだけ壁の穴に思い入れがあるんだよ、というくらい見つめている。
- 取引相手の前でいきなり
浅野忠信「死なせるわけにはいかないんだよ!」
と喚く。
ん?ここ公の場ですよ?
- 心臓外科医に脳腫瘍を切れという超無茶振り。
お前が切れよ・・・。
「日本屈指の脳神経外科医」という設定なのに、未だ手術シーンはゼロ。そもそも白衣すらあんまり着ているところを見ない。
あと「家族は手術できない」ってルール、今回初めて知りました。
『ドクターX』だとふつーに旦那が奥さん手術してたので、
旦那の腕に不安があるならともかく、
家族すら助けられない医者ってどうなの・・・。
- 家族の前で見せる顔と仕事の裏の顔の二面性が怖すぎる。
リア充と見せかけてかなり病んでいる。
水族館に行く仲良し家族シーン。
これパパカッコいいからいいけど、
こんな黒ずくめでパシャパシャ写真取ってたら不審者だからな!
ストーカーだよ!
でも微妙に竹内結子のストーカーと言い切れなくもないんだぜ・・・。
- 病院内での業務はもっぱらキムタクと竹内結子をストーキングすること。
仕事しろよ・・・。自分は菜々緒と不倫してたのに、
奥さんの浮気は許せない。
だったら浮気なんてしなきゃいいのに・・・。
- キムタクと竹内結子のイチャイチャを毎度非常にタイミングよく目撃するほど、魔の悪さには定評がある。
- ミッチーは都合のいいときだけお友達。実は友達がいないさびしんぼ。
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中学生日記の三角関係
人の命を扱う医療現場に、イチイチしょーもない恋愛が持ち込まれるのが一番このドラマの嫌なとこです。
なんか命が軽く見られてる気がしてならない。
結局この人達にとって一番大事なの恋愛なのか・・・。
1話からずーーーーっとキムタクは竹内結子とのことを引きずってます。
いつまで引きずってんだってくらい。
中学生か。
竹内結子も竹内結子で「なんで私フラれたんだろう?」的な痛い女だし。
やっぱりへにゃへにゃしてる竹内結子はダメだ~~~・・・。
一番謎なのはなんで柄本明はこんなに気に入ってるキムタクと自分の娘を結婚させなかったんでしょう?
明らかに浅野さんよりキムタク好きじゃんね?
う~ん・・・、わからん・・・。
浅野さんはもう結婚して子供までいるのに、もうちょっと余裕がほしい・・・。
そして仕事して。
ひたすらライフの登場人物って恋愛至上主義なんですよねー。
まだミッチーが一番真面目に仕事してるよ・・・。
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光る脇役
脇を固める役者さんは素晴らしいです!
メインの3人以外はとってもいい。
松山ケンイチはひょうひょうとしたキャラで、
2代目ボンボンキャラを見事に確立したし、
木村文乃もいい味出してます。
この二人の関係は見ていて楽しい。
ミッチーも扱いはとにかくヒドイですけど、
ただのクール系インテリキャラから脱したな~という気がします。
松山ケンイチといい、
意外と落とされるキャラやった方が、演技って際立つんですね~。
菜々緒は別れてすぐホイホイ戻ってくるやっぱりキャラはヒドイけど、
演技はいいです。
そう言えば菜々緒の現在の体重は49kgだそう。
細っ!!
そして柄本明の怪演。こわい(笑)
柄本明が出てくると浅野忠信の小物っぷりが際立ちます。
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豪華ゲスト
2話ゲストは平泉成。
4話ゲストは鶴見辰吾&忍成修吾。
5話ゲストは武田鉄矢。
7話ゲストは財前直見。
キャストに相当お金かかってますね~・・・。
しかし盛大な役者さんの無駄遣い・・・。
キムタクを持ち上げるためだけに次から次へと出てくるんだもの・・・。
名優たちの演技が台無しだよ・・・!!
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9話(3月12日放送)ネタバレ
すんげえクソ生意気な小学生登場。
最終的に「沖田先生みたいな医者になりたいです!」ってもっていきたいがためなのはどー見ても明らかだったけど、『A LIFE』に登場する人の失礼さ加減は度を超えてるんだぜ・・・。
そして退院した日に店で包丁研いでるおとっつあん。
田中泯「傷がうずきやがる・・・」
とか中二病みたいなセリフを口にしたので思わず噴きました。
お父さんめっちゃ余裕やん。
大臣の手術は失敗するかと思いましたが、意外にも成功しました。
しかし浅野忠信、首にしようとしてたナース使うって、どの面下げて・・・!!
コイツも相当なタヌキですね~・・・。
キムタクといい浅野忠信といい、気分屋な医者しかいない壇上記念病院。
こんな病院で絶対働きたくない・・・!
ミッチーと菜々緒の密告により、
桜坂中央病院に壇上記念病院を飲み込ませようとしていたことが院長にばれ、ついに病院を追い出されてしまった浅野さん。
柄本明「今すぐこの病院を出て行きなさい!!」
うん、まあそりゃあ柄本明怒るよね。
というかここまで精神不安定に感情のおもむくままいろいろ画策してたのに、今までバレなかったのが不思議だよ!
そして竹内結子はやっぱり浅野さんじゃなくてキムタクに手術やってと言い出します。
浅野さんはブチ切れるわけですが、
う~ん、むしろ、竹内結子は浅野さんのことを思ってキムタクを指名したんじゃないかなあ?
だって万が一失敗しても、キムタクは他人だから。
病院と家族、残される娘や父のためを思って、「夫に手術させられない」という結論になったんじゃ?と思うんですけどねー・・・。
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3月19日最終回内容ネタバレ速報!
竹内結子の腫瘍摘出は2回かかったけど無事成功。
浅野忠信は病院追い出されたけどすぐ戻ってきたよ!
キムタクはやっぱりシアトルに帰ったよ!
おわりっ。
・・・・・・え?
うん、でも・・・ええ・・・。
そんな感じなんです。
それぞれの結末
メインの3人以外がどうなったかというと、
ミッチーは浅野忠信を告発し、責任を取って病院辞めるとまで言ってたのに、ちゃっかり副院長に昇進しました。
そして院長、どうした・・・。
柄本明は追い出したはずの娘婿に、アッサリ院長のイスを譲り、引退しました。
ええ~~~・・・。何この変わり身・・・。
菜々緒はお父さんに会いに行きました。少しずつ親子関係が修復できるといいね。
松山ケンイチは、留学を視野に入れつつ、壇上記念病院で腕を磨くことに。
木村文乃は、「まだこの病院でできることがある」と壇上記念病院に残りました。
松山ケンイチと木村文乃はキムタクについていってもよかったと思うの・・・。
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キムタクが引っかき回しただけ!?
最初から最後まで何も変化がなかった・・・。
ゼロからゼロに
グルッと一周回っただけ。
浅野忠信「今まで散々引っかき回してくれてありがとな」
まさに。
及川光博「沖田先生が来てからなんだよ。副院長が壊れ始めたの」
キムタクが帰ってこなければ、
病院としても、
夫婦としてもそこそこそれなりに上手くいってたわけで、
キムタクが「引っかき回した」以外の何物でもないんですよね~・・・。
キムタクは未練タラタラだったけど、
竹内結子はちゃんと家庭の中で、母として妻として生きていた訳で。
そう思うと、かわいそうなのは浅野さんというよりは、むしろキムタクなんじゃないかなあ?という気さえしました・・・。
みんながキムタクを持ち上げれば持ち上げるほど、その孤独が浮き彫りになるというか・・・見ていて虚しかった・・・。
キムタクはキムタクで、カッコいいと思います。
でもカッコいいだけじゃ何も残らないんですよね~~~・・・。
医療ものというジャンルを期待して見てしまったのもあるんですが、
どうせ本格的な機材とか使うなら恋愛抜いたガチガチの医療ものにするか、
それともドクターの恋愛事情を描くのか、
どっちかに振り切っちゃった方がまだよかったんじゃないかという気はします。
10話も見てきてここまで何も残らないのは・・・一体何だ・・・。
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嫌われる勇気があったらよかった
あと最後までモヤッモヤしたのは、浅野さん。
浅野忠信「いつもそうだよ。子供の頃からそうだよ。俺の人生は何なんだろうね。お前いいよな。いつもみんなから必要とされてさ」
とにかくキムタクを羨ましがるうっとうしい女子かお前は・・・!!
思考が常に女々しい・・・。
「俺は」「お前は」って、どこまでいっても「我」しかない。
キムタクが必要とされてるのはあくまでドクターとしての腕であって、人間として必要とされてるか?は「???」だし、
大体その年になってまで「100点」とか「120点」とか、数値化することでしか自分の人生を評価できないってどうなの。テストの点数じゃないんだから。
客観視が全くできてないんだな・・・と。
仮にキムタクと竹内結子がくっついたところで、娘にとっての「父親」は自分しかいないし、医師として何かが揺らぐわけではないのに、なぜそこまでキムタクキムタク言うのか・・・!?
上手くいかなくなるととにかく過去のせいにし出すのは見ていて本当にしんどかった・・・。
とりあえず『嫌われる勇気』読んだらいいと思う。
アドラーの考え方を受け入れる受け入れないかかわらず、
何でもかんでも「人の」せい、「過去の」せいにするのをやめろ・・・!
キムタクを立てつつ浅野さんも立てる方法は絶対にあったと思うのに、
せっかくこれだけの俳優さんがそろうのなら、もっと拮抗したパワーバランスで見たかったなあ~~~と。
参考⇒A LIFE~愛しき人~を見逃した時はまずこちらをチェック!