映画『アナベル 死霊人形の誕生』のネタバレ・あらすじと感想についてまとめています。
エド&ロレイン夫婦の元に持ち込まれた呪いの人形「アナベル」の起源を描く物語。
交通事故で娘のアナベルを亡くしたマリンズ夫妻は、シスター・シャーロットと6人の孤児たちを自宅に受け入れることにした。
しかしジャニスが人形の封印を解いてしまったことで、次々と奇妙な出来事が起こり始める。
『死霊館』シリーズでの時系列や、前作『アナベル 死霊館の人形』と続編『死霊館のシスター』へのつながり、悪魔の尼僧「ヴァラク」の伏線についても徹底考察&解説。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&俳優キャスト
2017年アメリカ映画
上映時間110分
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
■ シャーロット(ステファニー・シグマン)
尼僧。孤児院で子どもたちの面倒を見ている。
孤児院の子どもたち
■ ジャニス(タリタ・ベイトマン)
ポリオを発症して左足が不自由な少女。装具をつけ、松葉杖をついている。
■ リンダ(ルル・ウィルソン)
ジャニスの親友。「スー」と名付けた人形を持っている。
■ キャロル(グレイス・フルトン)
6人の中で最年長。ジャニスとリンダに意地悪をする。
■ ナンシー(フィリパ・クルサード)
キャロルと仲がいい。
■ ティアニー(ルー・ルー・サフラン)
■ ケイト(テイラー・バック)
■ マッシー(マーク・ブラムホール)
神父。
■ フラー(アダム・バートリー)
マリンズ家に駆け付けた警官。
マリンズ一家
■ サミュエル・マリンズ(アンソニー・ラパーリア)
人形職人。作る人形は街でも評判。
■ エスター・マリンズ(ミランダ・オットー)
サミュエルの妻。寝たきりで、顔の左半分を仮面で隠している。
■ アナベル・マリンズ(サマラ・リー)
サミュエルとエスターの一人娘。通称ビー。
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『死霊館』&『アナベル』シリーズとのつながり
■ エド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)
カトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家。
■ ロレイン・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)
エドの妻。透視能力を持つ。
■ ヴァラク(ボニー・アーロンズ)
悪魔の尼僧。
■ ミア・フォーム(アナベル・ウォーリス)
人形好きで、アナベル人形を手に入れたことから奇妙な出来事に巻き込まれていく。
■ ジョン・フォーム(ウォード・フォートン)
ミアの夫。人形好きの妻にアンティークのアナベル人形をプレゼントした。
■ ピート・ヒギンズ(ブライアン・ホウ)
聖ヨアヒム孤児院からジャニスを引き取り、養女にした。
■ シャロン・ヒギンズ (ケリー・オマリー)
ピートの妻。
■ 大人になったジャニス(ツリー・オトゥール)
アナベル・ヒギンズ。彼氏と共に両親を殺害した。
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『アナベル 死霊人形の誕生』ネタバレ・あらすじをラスト結末まで
起:マリンズ夫妻の娘・アナベルの死、マリンズ家にやってきたシスター・シャーロットと6人の孤児たち
人形職人のサミュエルは、自身の工房である”マリンズ玩具工房”で限定品の人形を作っていた。
100体のうちの1体目だ。サミュエルの作る人形は良質な手作り人形として、街でも評判だった。
完成した人形を丁寧に木箱に収めていると、そっと工房の扉の隙間からメモが差し込まれた。走り去る子供の足音。
Find me(私を見つけて)
ビーこと、娘のアナベルのかくれんぼの合図だ。
メモを見たサミュエルは、いそいそと自宅へ戻った。すると、玄関のドアを入ったところにもメモがあった。
closer(近づいてる)
部屋を見回し、カーテンが揺れているのに気付いたサミュエルは、ペンを走らせ、カーテンのそばにメモを置いた。
父親はもう部屋を出ていったと思ったアナベルは、そのメモを手にする。
Found you!(見つけた!)
後ろから父親に脅かされ、くすぐられるアナベル。
それを見た母親のエスターに、騒がないようたしなめられる。体の弱いアナベルが熱を出したら困るからだ。
夜、アナベルは眠る前にレコードをかけてくれるよう、エスターにねだった。
笑いの耐えない仲睦まじい一家の運命は、ある日突然狂ってしまう。
教会での日曜礼拝の後、帰る途中で車が故障し、マリンズ一家は立ち往生していた。
必死に車を修理するサミュエル。
弾け飛んだ部品を拾おうと、アナベルが道に飛び出したところを、通り掛かった車にはねられてしまった。
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12年後。
聖ユースタス女子孤児院から、マッセー神父の運転する車で、シスター・シャーロットと6人の孤児たちがマリンズ家へ向かっていた。
車中で「引き取られる時は二人一緒」と約束するジャニスと親友のリンダ。
マッセー神父はサミュエルの妻について、顔を見せないが詮索しないようシャーロットたちに忠告する。
屋敷でサミュエルが一行を出迎えた。
ジャニスはポリオを発症して左足が不自由で、装具をつけ、松葉杖をついている。
「迷惑はかけません」とジャニスを気遣い、サミュエルに説明するシャーロット。
子どもたちはお城みたいに広い邸宅に興奮を隠せない。
サミュエルは家の中を案内しながら、1階の自分と妻の寝室のみ立ち入りを禁じ、他は自由に使うよう言った。
子どもたちの寝室は2階だ。
階段を登れないジャニスに、シャーロットは1階で寝させてもらえないかと申し出るが、階段にはエスターのために取り付けたイスの昇降機があった。
早速乗ってみるジャニス。
昇降を操作するスイッチがついており、安全装置として、ベルトをすると動く仕組みだ。
昇降機が2階に到着した。
年長のキャロルとナンシーが仕切り、広い4人部屋は2人とケイトとティアニーで使うことに。
追い出されたことに、ジャニスは不満を隠せなかった。
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ジャニスが「ビー 7歳」と柱に書かれた部屋の扉に触れようとした途端、サミュエルに「ここには入るな」と強く止められてしまう。
部屋には鍵がかかっているようだ。
ジャニスはリンダに呼ばれて、二段ベッドのある部屋で一緒に寝ることになった。
一方、自分の部屋で荷ほどきをしていたシャーロットは、入ってくる隙間風から、部屋に小型の荷物運搬機が設置されていることに気づく。
関わるべきではないと戸を締めるも、再びいきおいよく戸が開き、気味悪く感じる。
足が痛むジャニスを部屋に残し、ナンシーたちは探検に出かけた。
窓から楽しそうに走っていく5人の様子を眺めるジャニス。
後ろから密かにジャニスに近づく女の子の影があった。
ジャニスは気配を感じて振り向くが、誰もいない。なぜか松葉杖が倒れているのに気付き、不審に思う。
食前の祈りの後、サミュエルは席を外し、エスターのいる寝室へと向かう。
立ち入るなと忠告されていたにもかかわらず、キャロルはその様子をじっと見ていた。
食事中、部屋の明かりが明滅したり、奇妙な出来事は続いた。
就寝後、ドアの隙間からメモが差し入れられた。眠れずにいたジャニスがそれを拾うと、
Find me(私を見つけて)
と書かれていた。
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ジャニスが廊下に出ると、昼間サミュエルに立ち入りを禁じられた部屋からメモが飛ばされてきた。
メモには
in here(この中)
と書かれており、カチャリと鍵が開く音がした。
誰か中にいるのだろうか。ジャニスは確かめるため、扉を開けて部屋の中に入った。
そこで、布が被せられた、大きなドールハウスを見つけた。ドールハウスは、この屋敷をそっくりそのまま模しているようだ。
ドールハウスの部屋の扉を開けると、中から鍵が出てきた。
ジャニスはその鍵を、クローゼットの鍵穴に差し込んでみた。
そこにはサミュエルが12年前に作っていたあの人形が置かれていた。
人形からただならぬ雰囲気を感じたジャニスは扉を閉めるが、再び勝手に扉が開いてきた。
もう一度閉めても同じだった。しかもなぜか鍵はかからない。
ジャニスはドールハウスにかぶせてあった布を人形に掛けた。
窓から外を見ると、サミュエルがランプを持って外を歩いていたが、不意にその歩みを止めた。
自分に気づかれたのかもしれないと、ジャニスが慌てて部屋を出ようとすると、今度は人形がひとりでに歩いていた。
布がずれ落ちたが、人形はいない。
足音が聞こえ、ジャニスは急いで自分のベッドへ戻った。
部屋に入ってきたサミュエルは、何も言わずに去って行った。
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承:ジャニスを襲うアナベルの姿をした悪魔と人形
翌日。5人で井戸の周りで遊んでいたが、意地悪なキャロルは、リンダを追い払うために隠れんぼをしようと提案する。
隠れに行ったリンダは放置して、おしゃべりを続けるキャロルたち。
4人は、納屋へ入ってみた。そこにあったカカシを、「いやらしいこと言わないで」とからかうキャロル。
一方、家に残っていたジャニスは、シャーロットの元に懺悔に行く。
言いつけを破って入ってはいけないという部屋に入ってしまったこと、そして部屋の中の人形と、起こった奇妙な出来事について打ち明ける。
しかし、シャーロットはマリンズ夫妻の好意でこの家に置いてもらっている立場を考えるようたしなめた。
追い出されたらみんなバラバラになってしまうのだ。行動する前によく考えるよう忠告する。
素直に謝罪するジャニス。
そこへ、リンダが隠れる場所を探してやって来た。
階段の隙間から漏れている光から、リンダは階段の下に隠し部屋があることに気づき、そこに隠れることにした。
部屋の奥にはあの人形がいた。
人形が動いたのに驚いてリンダが外へ飛び出すと、ちょうどキャロルたちが帰って来た。
「隠れるのヘタね」とバカにされるリンダ。
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その夜、シャーロットはサミュエルに頼んで、隙間風の入る立て付けの悪い戸を修理してもらった。
サミュエルはベッドサイドに飾られていた写真立てを手にとった。
ルーマニアの修道院を訪れた時の写真で、一緒に写っているのはシスター・マリアとアナ、そしてルシアだ。
サミュエルは「この人は?」ともう1人の人物を指差した。シャーロットはその人物については知らず、見たことがなかった。
就寝前に、ベッドで雑誌を見てどの男の子が好きか盛り上がるキャロルたち。
サミュエルはその様子を何とも言えない憮然とした表情で見ていた。
夜中にキャロルとナンシーはシーツでテントを作り、マリンズ夫人のことを怪談話に仕立て上げ、盛り上がっていた。
廊下を誰かがこっちに向かって歩いてきていた。
2人は最初サミュエルかと思ったが、どうやら違うらしい。
ベルの音が近づき、懐中電灯が消えた。
幽霊のようなものを見た2人は叫び声をあげ、その声で起こされたケイトが部屋の明かりを付けた。
駆け付けたシャーロットに、2人は「奥さんがここにいた」と主張する。
だがサミュエルは、何年も寝たきりの妻が部屋にいるはずがないと否定した。
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翌日、サミュエルが留守の時、シャーロットはエスターに水がほしいとベルで呼ばれた。
エスターは仮面を外して、渡された水を飲んだ。
ジャニスはその様子をドアの隙間から覗き見していた。そして、壁にかかっていたアナベルと人形が一緒に写った写真を、部屋に持ち帰ってしまう。
その夜、誰もいないはずのアナベルの部屋から、レコードの音が聞こえてきた。
ジャニスは後を追って部屋に入ってきたリンダに、レコードをかけたのはアナベルだと告げる。
部屋にあった人形が、リンダの方を見ていた。
怖くなったリンダは「早く出よう」と言うが、ジャニスは残ってもう少し部屋の中を探ることにした。
机の上に置かれていたアナベルの日記をめくっていくと、あるページに
Dear Diary, today I came home.(日記へ 今日戻ってきた)
と書かれていた。
ドアが閉まり、人形たちが動き始めた。そして、ドールハウスの明かりが灯った。
ドールハウスのカーテンが揺れた。
ジャニスが顔を上げると、実際に窓の前に女の子が立っていた。アナベルだ。
「助けてほしい」というアナベル。「どうすればいいの?」とジャニスが尋ねると、「魂をくれ」とジャニスに襲いかかって来た。
ジャニスは必死にドアの外に出て、自分の部屋に戻ろうとした。だが、ドアは閉じられてしまった。
シャーロットの名前を叫び、逃げ惑うジャニス。家中の明かりが消えた。
昇降機に座って1階に向かうが、昇降機は途中で止まり、再び2階へと向けて上り始めた。
上にはアナベルの姿をした悪魔がいる。
イスから放り出されたジャニスは、高く飛ばされ、1階の床へと叩きつけられた。
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転:悪魔に乗っ取られたジャニス、アナベル人形の恐怖
重症を負ったジャニスは、車椅子で屋敷へ戻ってきた。ジャニスは
ジャニス「この家には住めない。みんなが危ない。出ないと」
とシャーロットに訴える。
ジャニスはこの家には悪魔がいて、自分の魂を狙っていると怖がっていた。
しかし、ここを出たところで行くあてはない。
サミュエルはエスターに、「子どもたちを預かったのは間違いだった」と打ち明ける。
ジャニスは本当に階段から落ちたのか。違うとすれば・・・。
2階に上がれないジャニスは、1階のソファで寝ることになった。
ひとりで寝たくないというリンダに、ジャニスは”ベッカ”と名付けた自分の人形を渡す。
代わりに、リンダは”スー”をジャニスに渡した。
2階に上がったリンダが鍵穴からアナベルの部屋を覗くと、人形が椅子に座って揺れていた。
怖くなったリンダは、アナベルの部屋から持ち帰った空気銃で、部屋の入り口を見張ることにした。
玉が糸でつながっていて、発射した後にリールを巻き取ると、玉が戻ってくる仕組みだ。
だがリールが引っかかり、なぜか玉が巻き取れない。
リールがすごい力で引っ張られ、空気銃を取られてしまった。
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何かか走ってくる音がして、リンダは慌てて二段ベッドの上へ駆け上がった。
すると部屋の電気が消え、下の段に誰かが乗ってきた。
覗いてみると、あの人形がいた。
翌朝、目覚めたリンダが下を見てみると、もう人形はいなくなっていた。
「何をしても治らない」と絶望するジャニスを、シャーロットは外へ連れ出し、日光浴を勧めた。
ベルの音がして、エスターに呼ばれたシャーロットは、ジャニスを残し、屋敷へと戻って行った。
太陽の光を浴び、心がほぐれ、笑顔を浮かべるジャニス。
しかし次の瞬間、突然車椅子が動いた。
そして、誰かが車椅子を押し始め、ジャニスは納屋に放り出され、閉じ込められてしまった。
またしてもアナベルの姿をした悪魔が現れ、ジャニスに黒い液体を吐きかけ、ジャニスの中に入った。
ジャニスの叫び声を聞いて、シャーロットとリンダが駆け付けた。
しかし、ジャニスは既に悪魔に体を乗っ取られていた。
その夜、リンダはジャニスのことを皆に相談した。
しかしキャロルは、「ジャニスは同情を引くために芝居をしてる」と吐き捨てる。
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悩んでいる様子のリンダに、サミュエルは「力になる」と声を掛けた。
リンダは、ジャニスの様子が変だと打ち明ける。ジャニスがサミュエルの娘を見たこと、白いドレスの人形を見つけたことを話すと、サミュエルは
サミュエル「ありえない。厳重にしまった。人形に近寄るな」
と激昂する。
サミュエルが屋敷に入ると、食卓に人形が座っていた。
机の上にはメモが置いてあった。
Found you(見つけた)
そこへ、ジャニスが入ってきた。
ジャニスの中から現れた悪魔に、サミュエルは自身の作った十字架を手に立ち向かうが、指を一本ずつ折られてしまう。
サミュエルの叫び声にシャーロットが駆けつけると、サミュエルは悪魔に殺され息絶えていた。
子どもたちに部屋に戻って寝るよう促すシャーロット。ジャニスは、あの人形を抱えて車椅子に座っていた。
その夜、ジャニスが眠っているすきに、リンダは人形を持ち出した。
屋敷の外へリンダが出ていくのを窓から目撃したシャーロットは、リンダを追って外に出た。リンダは、
リンダ「これが親友を襲っておじさんを殺した。捨ててやる」
と人形を井戸に投げ捨てた。
だが、井戸から伸びてきた手に、リンダは引きずり込まれかける。
シャーロットは何とかリンダの体を引き上げ、井戸に蓋をするが、悪魔は井戸を突き破って出てこようとしていた。
シャーロットはリンダと走って屋敷へ逃げた。
屋敷に戻ったリンダは、寝ているジャニスに人形を捨てたことを報告する。
しかし、ベッドの中にいたのはジャニスではなく人形だった。
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結:マリンズ夫妻の秘密、逃げ出したジャニスの行方
シャーロットは子供たちにジャニスを探すよう頼み、人形を持ってエスターの部屋へ向かった。
シャーロットに問い詰められ、エスターは「悪魔が戻った」と明かす。
サミュエルとエスターは娘を亡くした後、娘に会いたい一心で、邪悪な力に祈りと忠誠を捧げた。
初めは小さな接触だったが、アナベルは人形に入る許可を求めてきた。
Pleas(お願い)
というメモに、許可をしたら力を増していき、姿を見せるようになった。
触れることはできないが、娘の気配を感じるたびに癒やされていた。
だがすぐにアナベルではないということが分かった。
鏡に写っていたのは、アナベルではなく悪魔だった。
エスターは十字架を手にアナベルに近付いた。そして悪魔に襲われ、顔の左半分を失った。
全ては悪魔の策略だった。娘の幻を見せて、エスターの魂を奪おうとしたのだ。
サミュエルが教会に助けを求め、エスターは助かったが、悪魔はまだ人形の中に入ったままだ。
だから人形を封印し、神の言葉をはり付けた。
その後騒ぎはなくなり、封印されたかと思っていた。
そして、償いのために孤児を預かったが、結局は悪魔の思うツボになってしまった。
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キャロルたちは2階のアナベルの部屋にいるジャニスを見つけた。
驚くべきことに、ジャニスが普通に立って歩いていた。そしてナイフを手に、
ジャニス「償いの時よ、キャロル」
と襲って来た。
ナンシーが切りつけられ、3人はシャーロットに助けを求めて階下へ降りた。
シャーロットは警察に連絡するようキャロルに言い、急いで上に残っているリンダとキャロルの元へ向かう。
警察が来るまで、どこかに隠れようとしたその時、ベルが鳴った。
エスターを置いてはいけない。
しかし、キャロルたちが部屋に入ると、エスターは壁にはりつけにされ、既に殺されていた。
シャーロットは2階に隠れていたリンダとキャロルに、今すぐ逃げるように言うが、そこへジャニスが現れた。
悪魔をはらおうとするシャーロットだったが、そのまま壁に叩きつけられてしまう。
ケイトとリンダは部屋の外へ飛び出すも、リンダが部屋に引きずり込まれてしまった。
屋敷の外へ出たキャロルたちは、トラックに乗り込んで逃げようとするが、エンジンが掛からない。
さらに、納屋の前にいたカカシが襲って来た。
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納屋へ逃げようと車を降りて走り出した。
キャロルが納屋に入ったところで扉が勝手に閉まり、キャロルはひとり閉じ込められてしまった。
斧を手にとろうとするが、抜けない。
仕方なく柄の木の棒だけ持って構えていると、カカシに悪魔が乗り移り、動き出した。
納屋の明かりが次々と消えていく。隣の工房へ逃げ込み、ドアに鍵を掛けた。
一方、シャーロットの部屋に逃げ込んだリンダは、隠し戸の昇降機に気付き、ロープを引っ張って下へ降りた。
懐中電灯をつけ、辺りを照らすと、壁に血のシミを見つけた。
その血をたどっていくと、床に血塗れの金髪女性が倒れており、リンダを襲って来た。
リンダは慌てて昇降機に戻り、上へ戻ろうとロープを引っ張るが、ロープは引けない。
下から悪魔が登って来た。
リンダは自力でロープを伝って2階へ戻った。
廊下を進むと、ジャニスが人形の”スー”の顔をナイフで切り刻んでいた。
アナベルの部屋の人形が置かれていたクローゼットに隠れるリンダ。
すると、そこに人形が戻ってきていた。
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隠れていたリンダを、ジャニスが見つけた。
リンダに馬乗りになり、ナイフで突き刺そうとするジャニス。
そこへシャーロットが現れ、ナイフの矛先を人形でかわし、「許して」と自身の十字架をもってジャニスを人形と一緒にクローゼットに封じ込めた。
戸棚を倒して、クローゼットを塞ぐ。「出せ!」と喚き散らすジャニス。
その声がおさまると、部屋が震え、部屋中の物が飛び散り始めた。
シャーロットはリンダを連れて外へ逃げ出し、キャロルたちと合流した。
屋敷全体が揺れ動いていた。そして、屋敷中の電球が一斉に破裂し、辺りが暗闇に包まれた時、ようやくパトカーのサイレンが聞こえてきた。
駆け付けた警官たちがクローゼットを開けると、そこにジャニスの姿はなく、人形だけが置かれていた。
壁には大きな穴が開いていた。
翌日、警察が周辺を捜索するも、ジャニスは見つからなかった。肩を落とすシャーロット。
マッセー神父が
マッセー神父「家を清めた。もう悪魔はいない」
と、人形を手に屋敷から出て来た。
人形を怖がるリンダに、悪魔は消えたからただの人形に戻ったと告げる。
車中で、シャーロットは「襲って来たのはジャニスではなく、別の何かだった」と落ち込むリンダを励ます。
「わかってる」というリンダの手には、ジャニスの人形”ベッカ”が大切に抱かれていた。
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聖ヨアヒム孤児院を、ヒギンス夫妻が訪れていた。
一人遊びが好きでもの静かな子として紹介されたのは、ジャニスだ。
だが、ジャニスは自分の名前を「アナベル」と名乗った。
ヒギンス夫妻に気に入られたジャニスは、そのまま夫妻の家へと引き取られていった。
そして12年後。
『アナベル 死霊館の人形』でミアが目撃した、ジャニスとその恋人によるヒギンス夫妻殺害事件が起こったのである。
エンドロール後:『死霊館のシスター』へ、ヴァラクの目覚め
1952年、ルーマニア。
聖カルタ修道院で、悪魔の尼僧「ヴァラク」が目覚めようとしていた。
『死霊館のシスター』へ続く⇒『死霊館のシスター』ネタバレ&あらすじをラスト結末まで フレンチの伏線とアイリーンのその後を解説
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『アナベル 死霊人形の誕生』解説&考察
『アナベル 死霊人形の誕生』の時系列はどこ?前作&続編は?
『アナベル 死霊館の人形』で、ミアたちのお隣さんだったヒギンズ夫妻を殺害した娘アナベル・ヒギンズの正体は、ジャニスでした。
なので、時系列は『アナベル 死霊人形の誕生』→『アナベル 死霊館の人形』とつながります。
- 1952年 死霊館のシスター
- 1945年~1957年 アナベル 死霊人形の誕生
- 1967年 アナベル 死霊館の人形
- 1971年 死霊館
- 1977年 死霊館 エンフィールド事件
タイトルが似ていて非常にややこしいですが・・・。
公開順でいくと、
- 2013年 死霊館
- 2014年 アナベル 死霊館の人形
- 2016年 死霊館 エンフィールド事件
- 2017年 アナベル 死霊人形の誕生
- 2018年 死霊館のシスター
- 2019年 アナベル 死霊博物館
の順番になります。
なので、次は『死霊館のシスター』を見てください。
前作は『死霊館 エンフィールド事件』です。
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『アナベル 死霊人形の誕生』の時系列まとめ
今回時系列がかなりややこしかったので、エピソードを時系列順にまとめておきます。
- アナベルが車にひかれて死亡。
- マリンズ夫妻はアナベルを復活させるため、邪悪な力に頼り、悪魔を呼び出してしまう。
- 教会に頼んで、人形に入った悪魔を封印。
- 12年後、償いのために孤児院の子どもたちを引き取る。
- ジャニスが人形の封印を解いてしまう。
- 悪魔復活。
- ジャニスの体を乗っ取り、他の子どもたちを襲う。
- サミュエルとエスターを殺害。
- シスター・シャーロットがジャニスと人形をクローゼットに封じ込める。
- ジャニス脱出。
- 聖ヨアヒム孤児院で「アナベル」と名乗り、ヒギンス夫妻に引き取られる。
- 12年後、アナベルとなったジャニスがヒギンズ夫妻を殺害。(『アナベル 死霊館の人形』)
12年周期で悪魔が復活しているのは意味があるのかな・・・?
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ジャニスはラストどうなった?
シスター・シャーロットによって人形とともにクローゼットに封じられましたが、警察が踏み込んだ際、大きな穴が開いていました。
おそらくジャニスに取り憑いた悪魔は、あそこから外へ逃げたのでしょう。
そして、聖ヨアヒム孤児院で「アナベル」と名乗り、ヒギンス夫妻に引き取られていきました。
その後、『アナベル 死霊館の人形』でミアが目撃したヒギンズ夫妻殺害事件が起こるわけです。
ヒギンズ夫妻を殺したのは、ジャニスに取り憑いた悪魔だったということですね。
続編『死霊館のシスター』へとつながる伏線
エンドロール後のシーンが、『死霊館のシスター』への伏線になっています。
さらに、シスター・シャーロットが、ルーマニアの修道院を訪れた時の写真について、サミュエルと話すシーンがありましたよね。
あれもおそらく『死霊館のシスター』への伏線です。
サミュエルが「この人は?」と指差した、シャーロットと一緒に写真に写っていたシスター・マリアとアナ、ルシア以外のもうひとりの人物。
それこそが、おそらくヴァラクです。
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ビーの部屋から流れるレコードの曲のタイトルは?
「ユー・アー・マイ・サンシャイン」という曲です。
ユー・アー・マイ・サンシャイン (Single Version) – ビング・クロスビー
作詞・作曲:ジミー・デイビス、チャールズ・ミッチェル。
アメリカのポピュラーソングで、多くの歌手によってカバーされ、今なお多くのアメリカ国民の間で定着している曲です。
日本でも戦後復興の時期に流行したのをきっかけに、広く知られていますね。
1962年にはレイ・チャールズのカバーが大ヒットしました。
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『アナベル 死霊人形の誕生』感想、アナベル人形が怖い・・・!
『死霊館』シリーズ安定の面白さです。
マリンズ夫妻が呼び出した悪魔が人形にイン→子どもたちを次々襲うストーリーで、
子どもたちが巻き込まれる、よくあるタイプのホラーなんですが、もうアナベル人形怖すぎ・・・!!
隠れんぼの合図のアナベルのメモや、自動昇降機といい、ガジェットの使い方が上手いな~と思います。
うま~く恐怖を煽ってきます。
しかし足が悪いジャニスが集中的に狙われるのが可愛そうでならない・・・。
結局悪魔に乗っ取られるし・・・。
毎度思うけど悪魔の入り方嫌よね・・・。ゲロって・・・。
クッソ意地悪なキャロルがカカシに襲われた時は「いいぞもっとやれ」的な気分でした。
なんであんなにジャニスに対して態度悪いの?
でも意外にもマリンズ夫妻以外全員生き残りましたね。
まあ子どもたちとシスター・シャーロットは関係ないからな~~。
悪魔を呼び出したのはマリンズ夫妻だし。
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