阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』正月スペシャル特別編のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
無人農業用トラクターのエンジンとトランスミッションの開発に乗り出した佃製作所は、ついに「ランドクロウ」が完成させた。だが伊丹と重田らの「ダーウィン」に常に先手を打たれてしまう。巻き返しをはかりたい帝国重工の的場は、とんでもない方法でダーウィンの息の根を止めに掛かる。
さらに、島津たちが改良したシャフトの特許をめぐって、佃製作所は再びギアゴーストと争うことになり・・・。
ゴースト編・ヤタガラス編のあらすじを簡単におさらいし、池井戸潤の原作小説もあわせてチェックしていきます。
ラストまでネタバレしていきますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&俳優キャスト
■ 佃 航平(阿部寛)
小型エンジンを開発・販売する佃製作所の二代目社長。宇宙科学開発機構の研究員であったが、ロケット打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、父が遺した町工場を継いだ。
■ 山崎 光彦(安田顕)
技術開発部の部長。航平の大学時代の後輩で、その腕を見込まれて技術開発部のリーダーとして7年前に佃製作所へ招かれた。
■ 島津 裕(イモトアヤコ)
元ギアゴーストの副社長兼技術者。帝国重工の元社員で、天才エンジニアと呼ばれていたが、的場への復讐に燃える伊丹と決別。ギアゴーストを退社した。
■ 立花 洋介(竹内涼真)
技術開発部の若手技術者。
■ 軽部真樹男(徳重聡)
エンジニア。
■ 野木博文(森崎博之)
北海道農業大学の教授。佃とは大学時代からの友人である。無人農業ロボット研究の第一人者。
■ 殿村 直弘(立川談春)
佃製作所の元経理部長。元白水銀行の銀行員。300年続く実家の農家を継ぐため、佃製作所を退社した。
佃の家族
■ 佃 利菜(土屋太鳳)
航平の一人娘。父のロケットへの情熱に感化されて、帝国重工に就職。
■ 和泉 沙耶(真矢ミキ)
航平の元妻。航平と同じ大学で、佃が院生の時に学生結婚する。
■ 佃 和枝(倍賞美津子)
航平の母。
■ 藤間 秀樹(杉良太郎)
帝国重工の社長。“スターダスト計画”を成功させ、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に掲げている。
■ 財前 道生(吉川晃司)
宇宙航空部の部長。入社以来順調にエリートコースを歩んできて、純国産ロケット開発計画“スターダスト計画”を担当。
■ 水原 重治(木下ほうか)
宇宙航空部の本部長で、財前の直属の上司。
■ 的場 俊一(神田正輝)
帝国重工の取締役であり、次期社長候補。「スターダスト計画」に懐疑的であり、ロケット開発計画に反対する“反藤間派”として不穏な動きを見せる。
■ 奥沢 靖之(福澤 朗)
機械製造部長。的場の側近で島津の元上司。
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■ 伊丹 大(尾上菊之助)
ベンチャー企業「ギアゴースト」社長。帝国重工の元社員で、機械事業部で事業企画を担当していた経歴を持つ。
■ 柏田 宏樹(馬場 徹)
エンジニア。
■ 坂本 菜々緒(菅野莉央)
エンジニア。
■ 氷室彰彦(高橋 努)
島津の退社後、伊丹がスカウトした開発主任。腕に自信があり、プライドも高い。
■ 重田 登志行(古舘伊知郎)
小型エンジンメーカー「ダイダロス」の代表取締役。
■ 戸川 譲(甲本雅裕)
ベンチャー企業「キーシン」の社長。かつて野木と共同開発を行っていたが、野木の研究を盗んだ。
■ 吉井 浩(古川雄大)
農林業協同組合(農林協)に所属する大農家の三男坊。
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『下町ロケット』ゴースト編(1話~5話)の簡単なあらすじ
殿村の実家でトラクターに乗った佃は、日本の農業の現状を目の当たりにし、新たにトラクターのエンジンとトランスミッションの開発に乗り出す。
佃製作所はベンチャー企業「ギアゴースト」のコンペに参加することになり、そこで佃は経営者の伊丹と島津と親交を深める。
だがギアゴーストがライバル企業の「ケーマシナリー」から特許侵害の指摘を受け、コンペの話が白紙になろうとしていた。ケーマシナリーの顧問弁護士は、佃製作所の仇敵・中川だ。
島津は天才技術者と名高く、帝国重工で活躍していたが、最後は存在感のない、幽霊のような扱いを受けていた。そんな島津が同じく飛ばされてきた伊丹と立ち上げた会社がギアゴーストだった。
幽霊のような扱いを受けていた2人が、トランスミッションで勝負を懸ける。そんな2人の思いを知った佃は、15億の出資を決断。ギアゴーストと共に訴訟を戦うことにする。
顧問弁護士の神谷にギアゴーストの特許侵害について相談したところ、ギアゴースト内にケーマシナリーとの内通者がいることが判明する。
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裏切り者はギアゴーストの顧問弁護士・末長だった。
末長は金のために、中川にギアゴーストの開発情報を漏洩し、裏でケーマシナリーや「ダイダロス」の重田らと繋がっていた。
神谷は法廷で中川と末長のつながりを暴き、ケーマシナリーが侵害を主張する特許は不正な手段により獲得されたものであることを証明。これによりギアゴーストの主張が全面的に認められ、15億の損害賠償は回避されることとなった。
だが直後、ギアゴーストはダイダロスと資本提携してしまう。
自分を切り捨てた的場を激しく憎む伊丹は、復讐のため、同じく的場に下請け切りされた重田の誘いに乗ったのだ。
的場への復讐に取り憑かれた伊丹は、もはやかつての伊丹ではなかった。自分の説得にも耳を貸さない伊丹に、島津はギアゴーストを去ることを決意する。
一方、佃製作所では殿村が病床の父に代わり、実家の農家を継ぐため、佃製作所を辞めることを決断していた。
詳細は⇒【下町ロケット】ゴーストのネタバレと結末 裏切り者の正体は!?
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『下町ロケット』ヤタガラス編(6話~11話)の簡単なあらすじ
佃は、財前から帝国重工が開発する無人農業用トラクター「アルファ1」のエンジンとトランスミッションを供給してもらいたいと依頼される。
それにはかつての佃の友人、野木の協力が不可欠だった。
野木は、北海道農業大学の教授で、無人農業ロボット研究の第一人者となっていたが、5年前に「キーシン」というベンチャー企業から共同研究を持ちかけられ、システムデータを盗まれた経験から、帝国重工と組むことに難色を示す。
だが佃らのロケットのバルブ開発の現場を見た野木は、佃の日本の農業を救いたいという熱い思いに心動かされ、協力を了承した。
しかしその矢先、次期社長の座を狙う的場は、財前から新規事業の企画を奪い取り、佃製作所を切ってエンジンとトランスミッションを内製化することを決定する。
的場に復讐を誓う伊丹と重田の、ヤマタニ、ダイダロス、ギアゴースト、そしてキーシンの合同プロジェクトが進行しつつあった。下町企業が結集し、無人農業用トラクター「ダーウィン」で帝国重工に勝負を仕掛けるのだ。
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大規模な農業イベントである「アグリジャパン」で、「ダーウィン」と「アルファ1」が直接デモンストレーション対決することになった。
観衆に喝采で迎えられた「ダーウィン」は、3つの性能テストを危なげなくクリアする。
一方の「アルファ1」は、安全性能の不安を露呈したばかりか、無様に転倒するという大失態を演じてしまう。
この事態に、藤間社長は帝国重工のトランスミッションの不具合を徹底して検証をしなかった奥沢と的場を一括。責任を押し付けようとした野木に謝罪し、再びエンジンとトランスミッションの供給を佃製作所に依頼する。
トランスミッションの経験不足を補うため、佃はギアゴーストを辞めて大学講師のバイトをしていた島津の元を訪れる。
「アルファ1」の映像を見た島津は、佃製作所で再び現場に戻ることを決意。
気の遠くなるような検証作業の果てに、「アルファ1」は「ランドクロウ」と名前を変え、ついに大地に降り立った。
詳細は⇒【下町ロケット】ヤタガラス最終回ネタバレと結末 島津VSダーウィン
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『下町ロケット』正月スペシャルのあらすじ・ネタバレをラスト結末まで
起:的場の執念、ダーウィンの危機
全員の力を結集し、ようやく完成した佃製作所と帝国重工の無人トラクター「ランドクロウ」。
しかし、発売から数週間経ったあとも売り上げが伸びずにいた。
一方、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」は好調そのもので、販売台数は「ランドクロウ」の62台に対し670を超え、差は開くばかりだった。
形勢逆転を狙う帝国重工の的場は、ダーウィンチームに力を貸し、なおかつ帝国重工の取引先である下請け企業に圧力をかけるという強行手段に出る。
それにより、徐々にダーウィンチームから離脱企業が増え、ついにはダーウィンの在庫が底をついてしまう。
思わぬ形でライバルの勢いを止めた佃ら佃製作所のメンバーだったが、自分たちの技術力による正当な評価ではないため、心境は複雑なものだった。
逆に、窮地に立たされた重田と伊丹は思わぬ一手を放つ。
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承:的場の辞任、コンバイン開発へ
窮地に立たされた伊丹の前に、中川が現れた。3か月前刑務所から出所した中川は、ダイダロスの顧問に就任していたのだ。
中川の企みで、帝国重工から圧力を受けた20の下請け会社が一丸となり、公正取引委員会へ下請け法違反で帝国重工を訴えた。
下請け法違反は犯罪ではない。だが、社会的制裁は免れない。マスコミによる苛烈な帝国重工バッシングが始まり、藤間社長が謝罪会見を開く事態となってしまう。
これにより的場は「もうこの会社に君の居場所はない」と、辞任するよう会長から言い渡された。
的場の後任には水原本部長が就任し、財前をプロジェクトリーダーに指名した。
次なるコンバインの開発に向け、佃は再び野木の元を訪れる。
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転:佃製作所の特許をめぐるライセンス契約
通信システムの性能でも、「ランドクロウ」が「ダーウィン」より圧倒的に優位に立っていた。というのも、野木のシステムがキーシン盗まれたのは6年前だ。ITの世界の6年は、通常の50年に相当する。「ダーウィン」の通信システムは一世代前の代物なのだ。
「ダーウィン」は相変わらず不具合が相次ぎ、ユーザーからの苦情が殺到していた。伊丹は、ヤマタニからリコールを検討するよう告げられる。
そこで伊丹は初めて、氷室が多数の不具合の報告を握り潰していたことを知る。
だがこのままでは、リーコルしてもどう改善すればいいかがわからない。
社に戻った伊丹は、トランスミッションの不具合の原因を探るため、「ランドクロウ」のリバースエンジニアリングを試みるよう、柏田に指示。
どちらもベースは島津の設計によるため、大きくは変わらないが、唯一違ったのはシャフト周りだ。柏田はシャフト周りの設計にトランスミッションの不具合を解決する手掛かりがあるのではないかと考える。
一向に自身のミスを認めようとしない氷室を、伊丹が一喝。氷室はギアゴーストを辞めた。
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一方、藤間社長は「ダーウィン」に先手を打つため、無人農業用コンバインの発売を決定する。
ギアゴーストが調べたところ、シャフト周りの設計には、佃製作所の特許が確認された。中川が検討するも、佃製作所の特許には一部の隙もない。
問題を解決するには、佃製作所とライセンス契約をするしかない。
会社を二度も潰すわけにはいかない重田は、佃に土下座してでもライセンス契約を取り付けるよう伊丹に告げる。
伊丹は佃製作所を訪れ、佃にライセンス契約を申し出た。しかし、手酷く裏切っておきながら、今さらムシのいい話を言い出す伊丹に、社員一同激怒。佃はライセンス契約を断った。
だが、自分の設計に責任を感じ、迷う島津。
そんな島津に立花は、あんな男に技術を渡すくらいなら佃製作所をやめると言い出した。
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結:ライセンス契約の許可、佃の物作りへの信念
いよいよ殿村家に無人農業用コンバイン「ランドクロウ」が納品された。
1週間後に稲刈りを控えた頃、再び台風が接近。今回進路は埼玉方面へ進み、燕市は関係ないかに思われた。
だが台風が急遽進路を変え、燕市を直撃した。殿村は父親の指示で、「ランドクロウ」で刈り入れを始める。
佃たちも駆けつけて稲刈りを手伝い、何とか殿村の田んぼは刈り終えられる目処が立った。
そこへ、稲本が助けを求めて現れた。稲本の田んぼは全部で40町あるが、まだそのほとんどが刈れておらず、殿村に古い旧式のコンバインを貸してほしいという。
稲本は「ダーウィン」を買うため、所有していたコンバインを全て下取りに出し、残っているのは1機だけだ。1機ではとても間に合わない。
あれだけ馬鹿にされてきた稲本の頼みだったが、殿村はこの申し出を快く受け入れた。
だがもう人間がコンバインを動かすには限界が来ていた。
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佃は殿村家の「ランドクロウ」を移動させ、「ダーウィン」の地図データを「ランドクロウ」に書き換えて刈ることを提案。地図データの書き換えには野木の協力と、帝国重工の許可が必要だ。
佃は財前に連絡を取り、地図データの書き換えの許可と、さらにはキャラバンを派遣してくれるよう頼む。
だが燕市は提携している自治体ではなく、しかも稲本はライバル「ダーウィン」の顧客だ。帝国重工にとっては何のメリットもない。
財前も逡巡するが、反対する社員の声を抑え、自分が全責任を取るとキャラバンを燕市に向かわせた。
絶望する稲本を佃が説得。ついに財前の率いるキャラバンが到着した。
6台の「ランドクロウ」が一斉に稼働を始め、順調に進めていく。しかし、「ダーウィン」の地図データが正確ではなかったため、このままでは3号機と4号機が3分後に正面衝突してしまうというトラブルが発生。
島津の提案で、3号機の地図データをずらすことに。さらに4号機もずらして互いに200センチずらし、何とか正面衝突は回避された。
最大風速まであと3時間。
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「ランドクロウ」の刈り取りの様子は、テレビのニュースで大きく報道され、「ランドクロウ」は大きく知名度を上げた。
日本の農業を救うという大いなる目標のためには、ライバル社もない。救えるものは救いたい。
この佃の信念に、立花も「お願いします」と頭を下げた。
「ダーウィン」の開発者会議で、責任を問われる重田と伊丹。
そこへ佃が現れた。
一方、帝国重工では藤間社長の御前で、キャラバンを独断で動かした財前の懲罰会議が行われていた。
ライバル社とライセンス契約を結ぶことに、当然役員たちは猛反対だ。
国家事業としての、それこそがヤタガラスの、スターダストプロジェクトの理念だと説く。これに藤間社長が同意し、ライセンス契約を許可した。
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財前から連絡を受け、佃はこの結果を伝えるために会議に乗り込んで来たのだ。
これはビジネスだ。しかしこのままでは、「ダーウィン」を購入した現場の農家の人達は、リコールすらかけられずに、農業をやめざるを得なくなってしまうかもしれない。
農業の発展という大きな未来の前には、敵も味方もない。
真の物作りとは何かを説く佃に、最初は罵声を浴びせていた下町起業の経営者たちも、徐々に佃の言葉に耳を傾けるようになる。そして会場は万雷の拍手に包まれた。
佃の言葉に、伊丹は涙するのだった。
重田は佃製作所に負けないエンジンメーカーになることを宣言。
「これからが大変だよ」と言う島津に、伊丹は佃があれだけの判断をしてくれたのだから、何としても乗り切ってみせると返すのだった。
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『下町ロケット』ゴースト&ヤタガラス原作小説
池井戸潤の原作小説『下町ロケット』は現在4作発売されています。
前作の原作となったのがシリーズ1作目と2作目『ガウディ計画』。
そして今回シーズン2の原作となるのが『ゴースト』、
そして最新作『ヤタガラス』です。
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『下町ロケット』正月スペシャル感想
ゴースト、ヤタガラス、そして今回のスペシャルは伊丹が影の主役といっても過言ではなかったですね。
尾上菊之助さんはあえて前半、演技を抑えていたのではないかと思うほど、ラストの伊丹は染みました。
伊丹「あれが下町の心意気ってやつかな。長い間忘れていた気がする。どうして忘れてしまったんだろう」
途中、ライセンス契約を突っぱねる佃製作所が悪者に見えてしまったほど。
信頼を裏切り、目先の利益ばかりを追求するビジネスばかりして来た伊丹の自業自得なんですが。
伊丹もこれでようやく復讐から解放され、一経営者として生きていけるのではないかと思います。
つーか、帝国重工やめて島津とギアゴースト立ち上げた時にそうなったら良かったんだけどな。
藤間社長は相変わらず超シビレます・・・!
藤間社長「何でも言えば通ると思うな。危なかったぞ」
去り際、さり気なく財前の懐から辞表を抜き取って破って返す男気・・・!!
もうホントだよ、財前。
何でもかんでも言えばいいってもんじゃないぞ!
「ランドクロウ」のキャラバン派遣は、確かに財前の独断ではあるんですけど、ビジネス的にはマネタイズのタイミングを後ろにずらすだけで、最高のチャンスなんですよね。
あれだけ台風中継大好きなマスコミが台風の中稲刈りしてる農家に食いつかないはずはなく、的場のせいで地の底まで失墜した帝国重工の社会的信用を大きく回復させられるわけで。
しかもマスコミが映像を垂れ流し続けてくれれば「ランドクロウ」のプロモーションもタダでできてまさに一石二鳥。
さすが財前。魑魅魍魎が跋扈する帝国重工を生き抜いてきただけはある。
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出所した中川がフツーに仕事できてる怪現象。
いくら弁護士資格剥奪を免れたとはいえ、逮捕歴のある弁護士に依頼なんか来ないでしょ・・・。
なんでダイダロスはこんな奴顧問にしちゃってんの!?
スペシャルだからわからなくはないんですけど・・・無理あるだろ・・・!!
何が何でも中川出した過ぎだろ・・・。
作中での季節感はよくわからなかったんですけど、これ1年経ってるんですよね?
野木が「キーシンに盗まれたのは6年前」って言ってるし・・・。
前に殿村さん家の稲がこけた時から1年ってことでいいのかな?
なんか稲刈りばっかりしてる気がする・・・。
ただいくら自治体と協力してるとはいえ、
これ個別に農家とは許可取ってんのかな??
いきなり怪しげなコンバイン6台も来て「刈ります」とか言われても困るんですけど・・・!?
こっちにも刈り時があるのよ。
そして多少の台風なら稲は耐えます。そこまでヤワじゃない。
そんな繊細だったら農家はいつまで経ってもメシ食えないだろ・・・。
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まさかの台風直角に曲がった・・・。
あんな進路ある・・・?
燕市台風に狙われすぎじゃない・・・?
カッパがよくもまあこれだけ色々なカラーをというぐらい、みんな色とりどりでしたね。
しかし佃茶色て・・・!!!
身長でかいからなんか怖いよ・・・。
主役なのに茶色て・・・。
そして財前さんのカッパがカッコ良すぎる。
赤の帝国重工カラーで、まるでトレンチコートのような出で立ち。
ベルト部分やら背中の襟部分が雨を避けるというカッパとしての機能は完全に無意味ですが、カッコよさはマジ最強でした。
そしてカッパ来てたのに一糸乱れぬヘアスタイル。
稲本手のひらコロッコロ・・・!!!
いやもう手のひらのひっくり返し方がエグすぎる。
「間に合うのかよ!?」って言い出した時、横にいる佃グーパンで殴ったれ!!と思いました。
「助けてくれ」っつったのお前だろーが・・・!!
「すげえ!!」って言った傍からの「大丈夫かよ!?」とか、もうコイツ・・・!!
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唯一残念だったとすれば「ランドクロウ」の刈り取りシーン。
稲本の田んぼが40町と言った瞬間、震えました。
40町???
聞き間違いか?と思ったけど違った。やっぱり40町言ってるわ・・・。
これが全国の米農家をどれだけ震えさせる数字か。
1町は一反の10倍なので、1町≒9917.4㎡。
約3000坪です。
どのくらいの広さか、想像を絶するので比較すると、
東京ドームが約15000坪です。
12万坪、つまり東京ドーム8個分を台風が来るまでに刈り取らねばならない。
無理だろ・・・!!!!
馬鹿じゃないの・・・!?
というか、そもそも40町もの田んぼで同じ種類の稲しか作ってないことがおかしいんですけどね。
普通刈り取り時期をずらすためにも品種を変えます。
稲本んとこは40町もあって1種なの!?
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何より雨の中稲を刈り取るのは100%無理です。間違いなくコンバイン壊れます。
いくらドラマチックにしたいからって台風の中刈り取らんでも・・・。
っていうかね。
多少の台風なら稲耐えるよ。
それより雨の中コンバイン動かす方がよっぽど危ない。
稲が機械に巻き付いてすぐ壊れます。
最近のコンバインは籾袋を運ばなくていい方向に改良されていってるのに、
あれどんだけしんどいかわかってんのか・・・!?
あのぬかるんだ田んぼを田植え機ではなくコンバインがスルスル動いてるのが謎すぎる。
エンジンとトランスミッションがいくら性能良いからって、それとはまた別問題なので。
ほんと、実際の農業の現場一切知らん人間が書いたの?と思わざるを得ない・・・。
それが唯一残念でした。
いくらドラマっつってもな・・・。もうちょい農業の現状調べてくれ・・・。