【下町ロケット】ヤタガラス最終回ネタバレと結末 島津VSダーウィン

阿部寛主演ドラマ『下町ロケット』ヤタガラス編のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
かつての友人・野木と再開した佃は、無人農業用トラクターのエンジンとトランスミッションの開発に乗り出す。一方、的場への復讐に燃える伊丹は、共に夢を追いかけてきた島津をギアゴーストから追い出してまで、重田らと『ダーウィン』プロジェクトに挑んでいた。果たして島津が再びギアゴーストに戻る日は来るのか・・・。
ゴースト編のあらすじを簡単におさらいし、池井戸潤の原作小説もあわせてチェックしていきます。
最終回ラストまでネタバレしていきますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

登場人物&俳優キャスト

佃製作所

■ 佃 航平(阿部寛)
小型エンジンを開発・販売する佃製作所の二代目社長。宇宙科学開発機構の研究員であったが、ロケット打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、父が遺した町工場を継いだ。
  
■ 山崎 光彦(安田顕)
技術開発部の部長。航平の大学時代の後輩で、その腕を見込まれて技術開発部のリーダーとして7年前に佃製作所へ招かれた。
  
■ 殿村 直弘(立川談春)
経理部長。元白水銀行の銀行員。
  
■ 立花 洋介(竹内涼真)
技術開発部の若手技術者。
  
■ 軽部真樹男(徳重聡)
エンジニア。

■ 野木博文(森崎博之)
北海道農業大学の教授。佃とは大学時代からの友人である。無人農業ロボット研究の第一人者。

佃の家族

■ 佃 利菜(土屋太鳳)
航平の一人娘。父のロケットへの情熱に感化されて、帝国重工に就職。

■ 和泉 沙耶(真矢ミキ)
航平の元妻。航平と同じ大学で、佃が院生の時に学生結婚する。

■ 佃 和枝(倍賞美津子)
航平の母。

帝国重工

■ 藤間 秀樹(杉良太郎)
帝国重工の社長。“スターダスト計画”を成功させ、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に掲げている。
  
■ 財前 道生(吉川晃司)
宇宙航空部の部長。入社以来順調にエリートコースを歩んできて、純国産ロケット開発計画“スターダスト計画”を担当。
  
■ 水原 重治(木下ほうか)
宇宙航空部の本部長で、財前の直属の上司。
  
■ 的場 俊一(神田正輝)
帝国重工の取締役であり、次期社長候補。「スターダスト計画」に懐疑的であり、ロケット開発計画に反対する“反藤間派”として不穏な動きを見せる。
  
■ 奥沢 靖之(福澤 朗)
機械製造部長。的場の側近で島津の元上司。

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ギア・ゴースト

■ 伊丹 大(尾上菊之助)
ベンチャー企業「ギアゴースト」社長。帝国重工の元社員で、機械事業部で事業企画を担当していた経歴を持つ。
  
■ 島津 裕(イモトアヤコ)
副社長兼技術者。帝国重工の元社員で、天才エンジニアと呼ばれていたが、的場への復讐に燃える伊丹と決別。ギアゴーストを退社した。
  
■ 柏田 宏樹(馬場 徹)
エンジニア。
  
■ 坂本 菜々緒(菅野莉央)
エンジニア。
  
■ 氷室彰彦(高橋 努)
島津の退社後、伊丹がスカウトした開発主任。腕に自信があり、プライドも高い。

■ 重田 登志行(古舘伊知郎)
小型エンジンメーカー「ダイダロス」の代表取締役。

■ 戸川 譲(甲本雅裕)
ベンチャー企業「キーシン」の社長。かつて野木と共同開発を行っていたが、野木の研究を盗んだ。

■ 吉井 浩(古川雄大)
農林業協同組合(農林協)に所属する大農家の三男坊。

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『下町ロケット』ゴースト編(1話~5話)の簡単なあらすじ

殿村の実家でトラクターに乗った佃は、日本の農業の現状を目の当たりにし、新たにエンジンとトランスミッションの開発に乗り出す。

佃製作所はベンチャー企業「ギアゴースト」のコンペに参加することになり、そこで佃は経営者の伊丹と島津と親交を深める。

だがギアゴーストがライバル企業の「ケーマシナリー」から特許侵害の指摘を受け、コンペの話が白紙になろうとしていた。ケーマシナリーの顧問弁護士は、佃製作所の仇敵・中川だ。

島津は天才技術者と名高く、帝国重工で活躍していたが、最後は存在感のない、幽霊のような扱いを受けていた。そんな島津が同じく飛ばされてきた伊丹と立ち上げた会社がギアゴーストだった。

幽霊のような扱いを受けていた2人が、トランスミッションで勝負を懸ける。そんな2人の思いを知った佃は、15億の出資を決断。ギアゴーストと共に訴訟を戦うことにする。

顧問弁護士の神谷にギアゴーストの特許侵害について相談したところ、ギアゴースト内にケーマシナリーとの内通者がいることが判明する。

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裏切り者はギアゴーストの顧問弁護士・末長だった。

末長は金のために、中川にギアゴーストの開発情報を漏洩し、裏でケーマシナリーや「ダイダロス」の重田らと繋がっていた。

神谷は法廷で中川と末長のつながりを暴き、ケーマシナリーが侵害を主張する特許は不正な手段により獲得されたものであることを証明。これによりギアゴーストの主張が全面的に認められ、15億の損害賠償は回避されることとなった。

だが直後、ギアゴーストはダイダロスと資本提携してしまう。

自分を切り捨てた的場を激しく憎む伊丹は、復讐のため、同じく的場に下請け切りされた重田の誘いに乗ったのだ。

的場への復讐に取り憑かれた伊丹は、もはやかつての伊丹ではなかった。自分の説得にも耳を貸さない伊丹に、島津はギアゴーストを去ることを決意する。

一方、佃製作所では殿村が病床の父に代わり、実家の農家を継ぐため、佃製作所を辞めることを決断していた。

詳細は⇒【下町ロケット】ゴーストのネタバレと結末 裏切り者の正体は!?

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『下町ロケット ヤタガラス』あらすじ・ネタバレをラスト結末まで

6話:佃と野木の夢再び、無人農業用トラクターの開発へ

佃たちは急いで伊丹のもとを訪ねるが、的場への復讐に燃える伊丹は佃製作所からの恩義を忘れ、「あなたたちとでは生き残ることはできない」と非情な宣告をする。

それを聞いた佃は激昂するが、伊丹は一切取り合わなかった。

佃製作所製トランスミッション第1号機が完成するも、日の目は見ない。だが立花たちは、謝罪のために佃製作所を訪れた島津にアドバイスを請う。そんな島津を、佃は「うちで一緒にやらないか」と誘うが、島津は「疲れてしまった」と返す。

そんな折、財前が佃を訪ねて来た。財前は新規事業として、無人農業ロボットの開発を目指していると告白。それは、高齢化が進み、深刻な労働力不足にあえいでいる日本の農業を救いたいという思いからだった。

そこで、新しく帝国重工が開発する農機具のエンジンとトランスミッションを、佃製作所に供給してもらいたいと申し出る。

さらに財前は他の協力者として、北海道農業大学の教授で、無人農業ロボット研究の第一人者である、野木の名前を挙げた。

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野木は佃の大学時代の同期で、互いを高めあった親友だ。30年前、一緒にロケットを作って飛ばそうとした仲だった。

そんな野木を新規事業に協力するよう説得してくれと頼まれ、佃は北海道を訪れた。

野木の元を訪ねた佃は、野木との再会を喜ぶ。そこで野木の研究成果である無人のトラクターを目の当たりにした。トラクターの精度は、ヤタガラスの打ち上げが成功したおかげで誤差は3cm以下まで縮められていた。

再会を喜び合うも、財前が現れた途端、野木の顔色が変わる。企業への嫌悪感を隠そうとしない野木の様子に、佃は何があったのか尋ねる。

5年前、「キーシン」というベンチャー企業から共同研究を持ちかけられ、キーシンの研究員を野木の研究室に受け入れるも、そこには裏があった。

1年も経たないうちに契約は一方的に解除され、キーシンが拠出した2000万の弁済を求められ、裁判になった。何とか裁判には勝ったが、裁判のために膨大な研究の時間を奪われた。

しかも社長の戸川は、野木の農機具の自動走行制御システムを盗んでいた。キーシンは最初から野木の研究成果を盗むのが目的だったのだ。

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人に裏切られる辛さが身にしみてわかる佃は、それ以上野木を説得することはできなかった。一方で佃自身も新規事業への参加を決めかねていた。

迷った佃は原点に返るため、トラクターに乗せてもらおうと殿村の元を訪ねる。だがトラクターは故障中で、農林業協同組合の吉井もやって来た。佃を「修理のおっさん」呼ばわりし、さらに法人化を断った殿村を攻め立てる吉井。殿村もまた、田舎特有のしがらみに囚われていた。

「品質の違いなんて客にわかるわけねえだろ。米なんて食えりゃいいの」と言う吉井に対し、

殿村「お客に違いがわからないだと?そんなこと言ったらあんたの方がよっぽど素人じゃないのか。うちのお客は、ちゃんと米の品質を認めてくれてる。うちのプライドを買ってくれてるんだ。そのプライドを、あんたらなんかに売ってたまるか」

と殿村は激昂する。そんな殿村の様子を見ていた佃は、心を決めるのだった。

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東京に戻った佃は、学会に出席するためこちらに来ていた野木を伴い、帝国重工へと向かう。そこで再び財前を野木に引き合わせ、新型ロケット用のバルブシステムの性能テストを野木にも見せるのだった。

財前の仕事ぶり、そしてわずか0.8%の数値の不足に向き合う帝国重工の社員たちの姿に、野木は佃と二人でロケットを飛ばした時のことを思い出す。

野木を自宅へ招待した佃は、殿村が作った米を食べさせ、殿村が置かれた状況を語る。

佃「俺も財前さんも、日本の農業のために、この国の未来のために何ができるか、必死で考えているんだ。思いはお前と同じなんだよ」

佃の説得に心動かされた野木は、「よろしく頼む」と協力を了承するのだった。

しかし一方で帝国重工では的場が暗躍していた。財前から新規事業の企画を奪い取った的場は、自分の直轄事業とした的場は、佃製作所を切るために動き始めた。

さらにそんな的場に復讐を誓う伊丹と重田の、ヤマタニ、ダイダロス、ギアゴースト、そしてキーシンの合同プロジェクトが進行しつつあった。

重田「面白くなってきたじゃないか。これで的場は自ら地獄に足を踏み入れたってわけだ」

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7話:暗躍する的場VS伊丹・重田の共同プロジェクト

ある日、財前が佃製作所を訪れた。

佃らは笑顔で迎え、試作中のトランスミッションの説明をする。しかし、そこで財前が告げたのは、突然の取引中止だった。的場により、エンジンとトランスミッションの内製化の方針が急遽決定したというのだ。

長年取引のあったヤマタニに仁義を通し、社運を賭けた挑戦だっただけに、佃をはじめ社員たちも抗議するが、板挟みの財前にはどうすることもできない。

さらに財前は、こんな状況でさらに厚かましいお願いをしなければならないと切り出した。それは、佃製作所が離脱するならプロジェクトを降りると言う野木を説得してほしいというものだった。

自分たちは梯子を外され、そのうえ親友・野木の説得と、さすがに虫がよすぎると激昂する佃。

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8話:ダーウィンVSアルファ1、地に堕ちた帝国重工

満を持して、記者会見の場で無人農業ロボットの開発を発表した帝国重工の次期社長候補・的場。

しかし翌日、朝のニュース番組で取り上げられていたのは重田や伊丹らが手掛けた下町トラクター「ダーウィン」だった。

さらに追い打ちをかけるように、週刊誌に的場がかつて重田工業など、いくつもの下請け会社を潰してきたという暴露記事が出てしまう。

怒りに震え、後のない的場は無人農業ロボット「アルファ1」の開発を急がせる。

だがこの失態により、的場は沖田会長から呼び出しを受け、藤間社長の1期続投が決まったことを知らされる。

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一方、佃ら佃製作所のメンバーも、敵ながら重田らの鮮やかな手腕に驚きを隠せなかった。

藤間社長の続投により、ヤタガラス7号機の打ち上げが決定するも、水原本部長はキーデバイスの完全内製化を目指し、帝国重工で独自にバルブシステムの開発を進めていたことを佃に告げる。

落胆はしつつも、予備扱いだろうと開発を進めることを宣言する佃。

そんな時、野木から大規模な農業イベントである「アグリジャパン」の開催を聞いた佃は、殿村を誘い会場へ足を運ぶ。

会場での一番人気は「ダーウィン」だ。主流の中型トラクターの「ダーウィン」に対し、帝国重工の「アルファ1」は大型トラクターにかじを切ったため、

会場には水原本部長の知らせを受け、アメリカの視察を前倒しにして帰国した藤間社長も現れた。

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大観衆が見守る中、ついにデモンストレーションが始まった。

集まった観衆の大歓声を受け、まず登場したのは「ダーウィン」だ。

試される課題は3つ。1つ目は走行性能。いかに早く正確に決められたコースを走行できるかだ。測位センサーが上手く働き、「ダーウィン」は難しいクランクコースをミスなく通過した。

2つ目は作業性能。どれだけ早く正確に土壌を耕せるかを競う。トランスミッションの精度が一番試されるところだ。ギアを切り替えてもムラが出ず、これにはさすがギアゴーストのトランスミッションと立花たちもうなるしかなかった。

3つ目は安全性能だ。人に見立てたカカシを、ひかずに止まることができるか。センサーでカカシを感知し、「ダーウィン」は危なげなく停止した。

素晴らしいデモンストレーションに、観客はスタンディングオベーションで「ダーウィン」に拍手を送るのだった。

そしていよいよ「アルファ1」の走行が始まった。

パワーはすごいが、大型ゆえに小回りが聞かず、クランクは不利だ。そして動きがトロい。トランスミッションの差だ。

作業性能は、作業効率は良いが、動きが雑で作業ムラが目立つ。作業性能は「ダーウィン」の圧勝だ。

そして安全性能でとんでもない事態が起きた。基本となる安全性能で「アルファ1」はカカシを引きずり、ひいた挙げ句、田んぼから上がる際に坂を登りきれず、無様にも転倒してしまった。

その光景に伊丹は笑う。

伊丹「勝負アリだ。文字通り、帝国重工は地に堕ちた」

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9話:野木に押し付けられた責任

農業機械の展示会「アグリジャパン」という公の場で、醜態を晒してしまった帝国重工の無人農業ロボット「アルファ1」。

信用回復のため原因究明に奔走する的場や奥沢たちは、最初から自分たちの落ち度の可能性は認めず、野木の自動走行制御システムに問題があったと結論づける。

しかも、その原因を究明するにあたり、開発コードをよこせと無理難題をふっかけてきた。

そんな時、親友である野木から窮地の知らせを聞いた佃は怒りに震え、

観覧者たちがアップした動画を何本も見た佃は、「アルファ1」が脱輪する直前、加速していたことに気付く。そのせいで、操舵の制御が間に合わず、脱輪してしまったとすれば、原因は帝国重工のトランスミッションにある。

だがこの映像だけでトランスミッションの不具合だと判断するのは難しいと告げる財前に、佃はある提案をする。

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財前は藤間社長に直談判し、野木のシステムを別のトラクターに搭載し、アグリジャパンと同様の走行テストを行うことを提案する。使用するのは佃製作所製のエンジンとトランスミッションだ。

藤間社長は「やってみろ」とテストを許可した。

誤差3cmという素晴らしい結果で検証テストをパスしたにもかかわらず、的場と奥沢はあれだけでは証明したことにはならないと言い張る。

「アルファ1」のトランスミッションに不具合がないか、佃製作所に検証してもらってはどうかという財前の提案を的場は一蹴する。

だがそこへ藤間社長が現れ、「問題がないのなら佃製作所に『アルファ1』のトランスミッションを堂々と見せてやれ」と告げる。

奥沢は、トランスミッションの構造の多くが特許申請中であることを理由に拒む。ならば様々な条件下でシフトチェンジを繰り返し、バルブの応答性に限定して再検証をしてはどうかと、佃が提案した。

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藤間社長がこれを了承すると、奥沢は顔色を変え、「もし不具合が見つかってしまったら」と待ったを掛けた。

「トランスミッションに問題など一切なかったはずではないのか」と藤間社長に問い詰められ、ついに奥沢はどう探しても不具合の原因が見つからなかったことを白状した。

藤間社長「見つからなかったのではなく、君たちの技術力が見つけることができなかったのではないのか。可能性が1%でもある限り、何度も何度も何度も、しっかり調べる。それが技術者だ。自分の立場を守るために嘘をつく。君たちは帝国重工の顔に泥を塗った。恥を知れ」

藤間社長は野木に頭を下げ、非礼を詫びた。そして、製造部にはプロジェクトから降りるよう命じ、事業計画書を書き換えまでしておいて、失敗してさらに責任逃れした的場に「見苦しいな」と苦言を呈した。

佃が提案した方法で「アルファ1」のトランスミッションを再調査した結果、坂道など急速なシフトチェンジの際に、バルブが負荷に耐えきれないことが判明した。根本的な設計ミスだ。

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財前は、自分の当初の事業計画書を藤間社長に届けてくれていたことを水原本部長に礼を言う。だが水原本部長は、結果として藤間社長を土俵に上げてしまったことを悔やんでいた。

これから先失敗は許されない。

一方、ロケットエンジンのバルブシステム内製化に向け、急ピッチで開発が進められていた。過去最高水準を達成し、バルブ性能試験に挑むことになった帝国重工。

帝国重工のバルブは耐久回数5640回という数値を叩き出し、喜ぶ利菜たちだったが、佃製作所ははるかその上をいく8180回を叩き出していた。

応答性、耐圧性、耐衝撃性、全ての数値で佃製作所のバルブが上回っていた。圧倒的な差を見せつけられ、落ち込む利菜。

バルブの正式採用が決まり、喜ぶ佃製作所の面々。だが佃は少し複雑な気持ちでいた。

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藤間社長は「ダーウィン」と渡り合える技術力を持った会社に委託してでも、地の底に落ちた帝国重工の信用を全力で取り戻すよう、財前と的場に命じた。

これを受け、財前は再びエンジンとトランスミッションの供給を佃に依頼するのだった。だが一度断られたこともあり、佃は返答に時間をくれるよう、財前に頼む。

山崎は無人農業用ロボット事業が世間から注目を浴びている中で、帝国重工と下町企業の争いに佃製作所が参戦すること、さらに世間から批判を浴びている帝国重工側につくことに懐疑的だった。

山崎が不安を抱いているのはトランスミッションの品質だ。

佃製作所が開発が上手くいかなければ、佃製作所を指名した財前の立場は危うくなり、ひいては藤間社長の進退にも関わる。

山崎「私だって技術者としては挑戦したいですよ。でもここからは実験じゃなく、本番です。失敗はもう許されません」

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10話:佃・島津VSダーウィン!トランスミッション勝負の行方

財前から再び無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの供給を頼まれた佃製作所。

技術者としては挑戦したい思いの佃だったが、社員の中には失敗の許されないこの挑戦に後ろ向きの者たちもいた。

今までのノウハウを生かし、エンジンには絶対の自信があるが、問題はやはり経験不足の感が否めないトランスミッションだ。

そこで佃は、大学講師のアルバイトとして働く島津の元を訪れ、改めて一緒に仕事をしないかと誘う。悩む島津の前に、今度は伊丹が現れた。

だが自分の代わりにギアゴーストに入った氷室を、「気に入らないなら追い出してもいい」と言う伊丹に、島津は激しく反発する。

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やはり現場で働きたいと思っていた島津は、自分を必要としてくれる佃製作所で働くことを決意した。

トランスミッションチームを率いることとなった島津は、毎日朝から晩までひたすら設計と向き合い、一週間で改善点を100以上洗い出していた。

島津の加入により、佃製作所のトランスミッションの性能と信頼性が一気に底上げされていた。

島津が来たことで会社全体が大きくいい方向に変わりつつあったが、応答性能を検証中の軽部の修正がいつまで経っても進んでいなかった。

「できるのを待つしかない」という島津だが、立花は不満を隠せない。

立花は軽部が島津にいきなりリーダーの立場を奪われたことを、面白く思っていないのではと考えていた。

だが実は軽部が定時で上がるのには理由があった。軽部の娘は生まれつき心臓が弱く、妻も働いているため、娘の病院の送り迎えのために軽部はどうしても定時には一旦仕事をあがらなければならなかったのだ。

山崎「あいつだってお前らと同じだ。プライド持って仕事してる、一エンジニアだ」

立花と加納が仕事場に戻ると、一人黙々と検証をする軽部の姿があった。

立花が指摘した配率を変えるのも磁気効率を上げるのも、軽部一人で全部検証済みだったのだ。

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そしてついに応答性能の修正が完了した。

できあがった精度の高いATSTに、「やっぱり任せて良かった。ありがとう」と軽部に礼を言う島津。軽部は「今回は自分の仕事に集中できたからな。あんたがいてくれたおかげで、こいつらの面倒見なくてすんだ」と返す。

軽部「これからもこのチームのことはあんたに任せるよ」

お互いを認めあった軽部と島津は、「軽ちゃん」「島ちゃん」と呼び合う仲に。

これでようやくトランスミッションチームも一枚岩としてまとまった。

一方、間もなく収穫という時に、激しい豪雨が北陸地方を遅い、信濃川が氾濫した。

殿村の田んぼは全てやられてしまい、この1年の努力が水の泡となってしまった。失意の殿村を、父親は

殿村正弘「自然を相手にしてればこういうこともあるんだ」

と叱咤する。

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佃は救援物資と見舞金を届けに向かい、農業の再開の目処が立つまでもう一度佃製作所で働かないかと声を掛ける。だが「簡単に出戻るわけにはいかない」と殿村は佃の申し出を断った。

今回の水害で稲が全滅、田んぼの原状回復費と運転資金として、殿村は農林協に500万円融資を頼むが、条件をクリアしているにもかかわらず、吉井の嫌がらせで融資を断られてしまう。

そんな殿村のために何ができるか。佃は考えた末、財前と共に田んぼを「アルファ1」の実験農場として使わせてくれるよう、父親の説得に訪れた。

佃と財前の日本の農業にかける思いを知り、佃の

佃「今この危機に、我々の知恵の力を最大限に結集して、息子さんが守ろうとしたものを、この国の米作りを、全力を賭して守りたい」

という言葉に心動かされた父親は、田んぼを使うことを了承してくれた。

野木と帝国重工も加わり、実用化に向けテストを繰り返し、問題点を洗い出していくことになった。

その矢先、帝国重工が首相の前で「アルファ1」の実演を依頼された。いよいよ「ダーウィン」との再対決だ。

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最終話(11話):ダーウィンとの再対決、ヤタガラス打ち上げへ

300年続いた殿村家の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出してもらった甲斐あって、より精度の高い走行テストができるようになっていた。

「ダーウィン」との再対決となる、首相視察のデモンストレーションイベント当日。

佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。それにより、首相は敵方の「ダーウィン」のデモを見たら帰ると言い出し、的場や財前は反論する。

だが「あまり中小をいじめないようにね」と忠告し、「ダーウィン」のデモを見たら帰ってしまう。さらに観客の多くも「ダーウィン」目当てで、「アルファ1」のでも前に続々と席を立ってしまった。

柏田は「ダーウィン」より3分も早かった「アルファ1」の圧倒的タイムに驚く。

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帝国重工が「アルファ1」の発売を来年7月に決定した。「ダーウィン」の発売も7月予定だ。

佃製作所の進行状況から見て、来年7月の発売は考えられる限り最短のスケジュールだ。

だが島津は発売を前に、走行テストで聞こえた異音が気に掛かっていた。現時点でデータ上で気になることは出てきていない。

佃は殿村家の実験農場で走行テストを納得いくまでやってみるよう提案する。

島津たちは走行テストを繰り返した。だが走行音にもエンジン音にも、気になるところは見つからずにいた。

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そんな中、「ダーウィン」の発売が3か月前倒しになり、会長からプレッシャーを掛けられた焦った的場は、役員会で外注ではなく自社のエンジンとトランスミッションを使い、発売時期を前倒しすることを提案する。

佃製作所が生産を前倒しにできないことを逆手に取った、的場の戦略だ。

だがそれは小型化したトラクターを再び大型に戻すということだ。日本にニーズがなくとも、日本のわずかな市場ではなく世界の巨大市場を取りに行けばいいと説く的場。

会長は的場の提案に、納期を優先にした戦略でいいのではないかと同調する。

これに対し、藤間社長は帝国重工の性能が商品ができるレベルか、佃製作所のエンジンとトランスミッションのどちらが優れているか、性能比較をするよう条件を出す。

第三者機関のモーター技研による公明正大な評価を得た後、判断するという。

藤間社長「問答無用の性能勝負だ。いいね、的場くん」

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トランスミッションとロケット事業、さらには藤間社長の進退をかけ、佃製作所は帝国重工との性能評価テストに挑むことになった。

そんな時、実験走行中に「アルファ1」が原因不明のエンストを起こした。

検証を始める佃と島津たちトランスミッションチーム。通信系のトラブルなら停車して15分はエンジンが掛かっているはずだ。プログラミングのバグではない。さらに、エンジンにも問題がなかった。

ここで、ようやく島津が抱いた違和感の正体が判明した。

トランスミッションの減速ギアの耐衝撃寿命の数値は5万回。耐衝撃寿命が低過ぎたのだ。想像以上に衝撃が掛かっている。耐衝撃寿命の5万回を、10万回にしなければならない。

だが性能評価テストまであと1週間だ。とてもではないが時間が足りない。性能評価テストで負ければ、佃製作所はロケットもトランスミッションも両方失うことになる。

佃「どんな難問にも必ず答えがある。俺はそう信じてここまで来たんだ。今回だって必ず答えがあるはずだ。そう思わないか」

佃のこの言葉に、ロケットチームも参戦、佃製作所一丸となって臨むことになった。

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島津たちは試行錯誤を繰り返すも、何度試しても10万回には程遠かった。

これだけ試して駄目だということは、ギア本体の強度を上げるのは限界なのではないか。つまり、シャフトだ。

シャフトをすべり軸受し、シャフト周りの設計を変えたことにより、ついに耐衝撃寿命は10万回を突破した。

一方、モニターから不具合のメールが来たと連絡を受け、氷室は慌てて会社に戻っていた。

運行中の「ダーウィン」が突如停止し、エンジンもストップ。再起動を掛けたがそのまま動かなくなってしまったという。

「どうせまた使い方を間違えているだけだろう」と吐き捨てる氷室。柏田はトランスミッションの構造的な欠陥を疑うが、氷室は問題ないと言い張る。だがもしトランスミッションに欠陥があれば、島津から設計を引き継いだ氷室の責任だ。

そこへ伊丹が現れ、キーシンの戸川から連絡があり、通信プログラムにバグがあったと報告する。不具合の原因は通信プログラムのバグだとわかり、ホッとするギアゴースト一同。

だが実はダーウィンの不具合の根本的原因は別のところにあったのだ。

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ついに性能評価テストの結果が出た。モーター技研の評価は、佃製作所の圧勝だった。

総合評価は帝国重工のCに対し、佃製作所はA。さらに技研の帝国重工へのコメントは、農業機械などのエンジンやトランスミッションは、帝国重工が考えている以上に高性能化しており、帝国重工の設計思想は古く、競合ひしめくの市場に参入することは難しいだろう。それでも内製化を目指すなら、佃製作所に設計指導を依頼すべきだ、という内容だった。

それが現在の帝国重工に下された評価だった。

その後、ヤタガラスの打ち上げは見事成功した。リユーザブルロケットという新たなロケット開発の幕開けであり、佃製作所の次なる挑戦の始まりだった。

佃製作所製エンジンとトランスミッションを搭載した無人農業用ロボット「アルファ1」は「ランドクロウ」と名前を変え、発売に先駆けて殿村家に納品された。

佃製作所の夢を乗せ、大地を走り始めた「ランドクロウ」を前に、佃はエンストが原因で変更したシャフト周りの設計を、特許申請することを提案する。

一方、ダーウィンの予約数は200台に達し、量産化を急ぐ伊丹。

だがモニターから届いたメールには、再びダーウィンの停止が記載されていた。

正月スペシャルへ続く⇒【下町ロケット】正月スペシャル特別編ネタバレと結末 ランドクロウVSダーウィン

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『下町ロケット』ゴースト&ヤタガラス原作小説

池井戸潤の原作小説『下町ロケット』は現在4作発売されています。

前作の原作となったのがシリーズ1作目と2作目『ガウディ計画』。

そして今回シーズン2の原作となるのが『ゴースト』

そして最新作『ヤタガラス』です。

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『下町ロケット ヤタガラス』感想

6話

トラクターの自動ブレーキを何度も試す社長はめちゃくちゃかわいかったです。
ウキウキしすぎ(笑)

そして毎週佃たちの仕事に対する熱意に、気持ちが洗われる思いです。

ただ、ストーリー的には的場の内製化に「またかよ~~~」と・・・。
それロケットの時に散々やったじゃん!
佃製作所のバルブ供給について、完全内製化を悲願とする帝国重工との攻防でもううんざりするほどやったじゃん・・・!
何だかんだ紆余曲折を経てどうせ佃製バルブとトランスミッション採用するんでしょ・・・。
裁判といい、ネタが丸かぶりしてるのがちょっと新鮮味にかける感じはします。

伊丹がわずか一週でものすんごい悪い顔になりましたね。
ていうかほんと、正直佃がいなかったら裁判完全に負けてたのに、この手のひら返しはエグ過ぎる。
あれだけ佃が物作りの何たるかを説いて励ましてきたのに、1ミリも響いてなかったとすれば、本当に自分に都合のいい時だけすり寄ってくる人間なのだなと。
でもどうせ、こんな仕事のやり方する会社は持たない。

あと気になったのが佃と野木の東京での再会シーン。
パースが狂ってる・・・??
阿部寛さんは189cmなんでわからなくはないんですが、森崎さんは178cmなんで・・・周りの人小さ過ぎないか・・・!?!?
演出の意図はわかるんですが、巨人と小人の世界みたいになっててちょっと気持ち悪かったです・・・。
合成が下手くそなのか・・・?

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8話

またしてもキーデバイスの内製化問題・・・!!
もうこれほんと、シーズン1で散っっっ々見せられたからお腹いっぱいなんですけど・・・!!
帝国重工もいい加減あきらめろやあ・・・!
効率恐ろしく悪ない!?開発費とか絶対無駄やん!?

話が堂々めぐりしてる感が否めないですね・・・。

ってかダーウィンに何か問題が起きるのかと思いきや、帝国重工の「アルファ1」がコケるのね!?!?
氷室が無視したエラーに、島津と佃は気付いた気がしたんだけどなあ・・・。

しかし藤間社長が出てくるだけでテンション上がる・・・!!
カッコいいなあ・・・。

あのスローモーションの登場シーンだけリピート再生して見てます。惚れるわ・・・。

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9話

藤間社長おおおおお・・・・!!!!!

この9話のために見てきたかいがあったああああ・・・!!

一生ついていきます・・・!!!!!

社長のお叱りは遠山の金さんですよ。藤間社長にあごクイされたら震えるしかない。

流し目シビれる。震える。

帝国重工の技術力が低すぎてちょっと笑えました。水原本部長の決めゼリフを馬鹿馬鹿しいくらいかすませてくれる佃製作所。
逆にお前ら何やっとったんやあ・・・。

伊丹の都合の良さ加減も笑うしかない。
「島ちゃんはもう必要ない」とまで言っておいて、よく島津にまた近づけるな・・・!?許せん・・・。

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10話

軽部定時で上がってなかった・・・!!

やぼったいのはお前らだっつーの!!

その「残業して当然」的なブラック社風だけは何とかしてほしい・・・。
「就業時間内にベストな結果を出せる」のが優秀な社員だからな・・・!?

つーか立花・・・!!
お前より軽部の方が人間ははるかに上だっつーの!!
ちゃんと相手の技量を認めるだけの度量はあるよ。

実力もないくせに不満だけは一丁前ってもう。
とりあえず『下町ロケット』における竹内涼真の演技も幅がなさ過ぎてなんだかなあ・・・。

そして財前さんは激しく負けず嫌いだと思います(笑)
ボーリング上手っ!

ガウディチーム4人はひたすら飲んだくれてるだけ。だめだこりゃ。

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11話

明らかに正月スペシャルへの引きで、めちゃくちゃ中途半端な終わり・・・!
11話も見てきたのに気持ちよく終わらせてほしかったなあ・・・。

もう展開が堂々巡りしまくっていて、
帝国重工のテスト何回やるねん・・・!!
いい加減帝国重工は佃製作所の技術力認めろやあ・・・!!
この後どうせギアゴーストのトランスミッションの欠陥を補うにはシャフト周りの改良しかなく、
すると佃製作所の特許が間に合うかどうか、再び特許侵害の争いとなり、
まーた中川出てくるのかよっていう。
どうせ神谷先生にボコボコにされるのに、中川も学習能力なさ過ぎだろ・・・。

そして学習能力がないと言えば的場。

的場「ショータイムの始まりだ」

お前の盛大な茶番のな。
こんのピエロが・・・。
なんで的場はこのポンコツっぷりで帝国重工で出世できたの・・・??

調子乗ってるとまた藤間社長のお裁き食らうぞ・・・。

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軽部「よーし、残業だあ!

激震が走った軽部衝撃のセリフ。
ブラック会社宣言以外の何物でもない。
つーか軽部一人で延々残業してたのに、立花、お前は先週山崎の話の一体何を聞いていたんだ・・・!
軽部は一旦定時で上がって娘さん迎えに行かなきゃならねーんだよ!
このクソポンコツめ・・・。

そして「そうだぁ、シャフトだあ」と言い、軽部の言い方がただの頭おかしい奴と化してきてるのが嫌だあ・・・。

今野はバイク便の受け取り方がひどい。
バイク便のお兄さんに罪はねーだろうに・・・。

イモトと土屋太鳳のシーンが印象的でした。
これカメラは最後土屋太鳳ばっかり映してるんですけど、イモトの背中がとても光ってました。
島津の成長はそっくりそのまま、イモトの役者としての成長にも思えます。
上手くなったなあ、イモト。

島津はどれだけ功績をあげても、周りへの感謝を失わないところが本当にすごいと思う。

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