『魔女の宅急便』でキキとウルスラの声が似てるな~と思ったことはないでしょうか?
実は同じ声優さんが一人二役演じ分けていたのです!!その声優さんとは?宮崎駿監督が語るキキのモデルって?
目次
キキとウルスラの声優は同じ!?
主人公・キキの声を演じたのは高山みなみ。
実はウルスラの声も担当しています。
2人の会話のシーンは、
高山みなみが一人で演じ分けていたんですね~。
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高山みなみプロフィール
・1964年5月5日生まれ(51歳)
・東京都足立区出身。
・身長156cm。
・B型。
1987年『学園特捜ヒカルオン』の女子生徒役でデビュー。
出演作
・『忍たま乱太郎』猪名寺乱太郎
・『名探偵コナン』江戸川コナン
・『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』エンヴィー など多数
引用元:ytv.co.jp
高山みなみ=主役のイメージが強いですが、
主役以外でも様々な作品に出演されています。
ちなみに、高山みなみの初主演は『ミスター味っ子』の味吉陽一役です。
デビュー2作目にして主役!とすごいんですが、
まだこの頃は全然下手です。
「おいしいよ」の言い方が棒読みすぎ・・・!
『魔女の宅急便』も1989年なので、
まだその名残があって棒読みも多いですね~。
今の高山さんに比べれば全然下手ですが、
かえってそれがキキというキャラクターには良かったんじゃないかと思います。
その後高山みなみはキキのイメージが定着してしまい、一時的に仕事が激減したそうです。
レギュラーが『らんま1/2』シリーズの天道なびき役のみという時期もあったとか。
今の高山みなみからは考えられないですね~。
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なぜ一人二役?
「魔女の宅急便」には女性のキャラクターがたくさん登場しますが、
実はそれぞれのキャラクターが「各年代を代表する女性」として描かれています。
根本的には1人の人物が成長したものというイメージなので、
そこから高山みなみさんの一人二役という発想が生まれたそうです。
キキ(13歳)が成長すると
ウルスラ(18歳)になり、
次におソノさん(26歳)、
キキのお母さんであるコキリ(37歳)、
最後はケーキを焼いてくれた老婦人(70歳)
へと成長していくということですね。
老婦人がキキの未来か~。
ちょっと感慨深いですね~・・・。
ていうかいつの間にかオソノさん超えちゃった・・・!
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キキのモデルは?
キキは「普通の女の子」
“魔女はどこにでもいる世界”が『魔女の宅急便』の舞台です。
ある範囲の中では珍しがられ、騒がれたとしても、 広い世界に出れば「どこにでもいる存在」でしかない。
それがキキという少女です。
宮崎駿監督「最初の出発点として考えたのは、思春期の女の子の話を作ろうということでした。しかもそれは日本の、僕らのまわりにいるような地方から上京してきて生活しているごくふつうの女性たち。彼女たちに象徴されている、現代の社 会で女の子が遭遇するであろう物語を描くんだ、と。これは架空の国を舞台にした、魔女が出てくる架空のお話だけれども、僕らが描くのは、いま都会に出てきて自分の部屋と仕事は何とか手に入れたけど、さてそれからどうしたも のだろうと思っている女の子たちの物語であると」
キキは、「魔女」という特別な存在でありながら、どこにでもいる普通の女の子です。
初めての一人暮らしにワクワクしながら食器を買いこんだり、
真っ黒な自分の服に不満そうにしたり。
「普通の女の子」が、小さな壁にぶち当たり、落ち込んだりスネたりしながらほんの少し成長する様が描かれています。
宮崎駿監督「キキの立居ふるまいはほとんど、僕が新人教育した若い女性のアニメーターたちの生態を見学しておぼえたものです」
キキはジブリで働く女性たちのイメージを映したような存在なんですね~。
キキがジブリ作品の中でも「身近で親しみやすい」キャラクターなのはそのせいなのかもしれません。
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その他のキャラクターの声優は?
- コキリ:信沢三恵子
- おソノ:戸田恵子
- トンボ:山口勝平
- バーサ:関弘子
- オキノ:三浦浩一
そうそうたるメンバーですね!!さすがジブリ・・・!!
当時はまだそこまででもなかったのかな?とは思いますが・・・。
戸田恵子は女優以外に、
『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンなど、声優としても活躍しています。
山口勝平は『名探偵コナン』の工藤新一と怪盗キッド、『ワンピース 』のウソップなど、
今大活躍中の声優の一人ですね。