【アカデミー賞2016予想まとめ】町山智浩のイチオシは？日本での放送予定はいつ？

いよいよ2月29日に迫った2016年・第88回アカデミー賞授賞式！
今年オスカーを手にするのは！？
レオナルド・ディカプリオ、シルヴェスター・スタローンの悲願なるか・・・！？
注目ノミネート作を、映画評論家の町山智浩さんの予想をもとにご紹介します！
日本での放送予定もあわせてチェックしていきます。

1 アカデミー賞とは？
2 2016アカデミー賞予想
3 まとめ

アカデミー賞とは？

アメリカ映画の健全な発展を目的に、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞。

授与されるオスカー像から、単にオスカーとも呼ばれます。

授賞式は毎年2月の最終もしくは3月の第1日曜日に、ハリウッドのドルビー・シアターで行われます。

会場へ到着するリムジンなどの下車場所となる東側のハイランド通りとの交差点付近からシアター前までの通路は、赤い絨毯で装飾されるため、一般に「レッドカーペット」とも呼ばれています。

日程

2016年の第88回アカデミー賞授賞式は
日本時間2016年2月29日（現地時間2月28日）です。

日本での放送は？

2016年2月29日（月）午前9：00～

WOWOWで独占生放送です。

再放送は2月29日（月）午後9：00～

なお、例年3月頭～中旬に、NHKBSプレミアムで総集編の放送があります。

引用元：nhk.or.jp

2015年はNHKBSプレミアムで3月6日（金）午後11時45分から
第87回アカデミー賞授賞式の模様が「総集編」として放送されています。

今年の情報もわかり次第追記していきますね！

アカデミー賞の部門数

全部で24部門です。
該当者が存在する場合に、特別賞も授与されます。

・作品賞
・監督賞
・主演男優賞
・主演女優賞
・美術賞
・撮影賞
・脚色賞
・録音賞
・長編アニメ賞
・短編アニメ賞
・歌曲賞
・作曲賞
・編集賞
・助演男優賞
・助演女優賞
・視覚効果賞
・脚本賞
・外国語映画賞
・衣裳デザイン賞
・音響編集賞
・短編映画賞
・長編ドキュメンタリー賞
・短編ドキュメンタリー賞
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞

・・・こんなにあったの！？

特徴

アカデミー賞はハリウッドの映画関係者が選考を行います。

それゆえ各賞の選出については、アメリカの国情や世相などが色濃く反映され、
必ずしも芸術性や作品の完成度の高さでは選ばれません。

例えばカンヌ国際映画祭などの著名な国際映画祭で大賞を受賞した作品が、
アカデミー賞ではノミネートもされないことが多いのは有名です。

どうしても選出作品の足並みが揃ってしまう他の国際映画祭では見られない、
独特の傾向と盛り上がりを見せる映画賞ですね。

そうは言ってもオスカー受賞が俳優にとって非常に名誉なことのは変わりないでしょう！

2016アカデミー賞予想

2月16日のTBSラジオ『たまむすび』で、
映画評論家の町山智浩さんが恒例のアカデミー賞予想をしていました。

とにかく予想が当たることで有名な町山さん。
町山さんの受賞予想作をチェックしていきます！

『マッドマックス』

とにかく町山さん今回『マッドマックス』推しです。

引用元：wowow.co.jp

町山さんの予想では編集賞・録音賞・美術賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞・視覚効果賞・作品賞と、6部門受賞になるかもしれないマッドマックス。
そんな良かったか・・・！？
確かにおもしろかったですが・・・。

町山「おそらく今回、最もたくさんの賞をとると思います。まずですね、編集賞は確実にとります。っていうのは、『マッドマックス』って、撮影した映像素材が全部で480時間以上あったんですって。これ、ぶっ続けで一睡もしないで見続けても、丸20日間かかるのかな？実際に、ただ見るだけで3ヶ月かかったらしいですよ。撮ったものを」

480時間・・・って2時間映画240本分！？
すごい量ですね・・・。

平均は、例えばジョン・フォード

クリント・イーストウッド

スティーブン・スピルバーグ

といった名監督は早撮りで有名です。

ほとんど撮った分と上映時間が変わらないらしいです。
テイクをたくさん撮らないで、一発OKで撮ってしまうからですね。

町山「480時間も撮ってそれを2時間に縮めたんで。240分の1ぐらいにしなきゃならなかったんですね。それでもどうしても足りなくて、アクション以外の部分は撮ったけれども全部捨てたんですよ」

捨てたんかい（笑）

撮影時間が多いほどいい映画ってこともないと思うのですが、とにかく『マッドマックス』推しの町山さん（笑）

町山「録音賞とか、サウンドデザインみたいな音の賞も、たぶんこれがとりますね。で、またあと、めちゃくちゃな変なセットがあるからこれで美術賞ね。セットデザイン賞をとるでしょうね。で、あとめちゃくちゃなヘアスタイルの人と、めちゃくちゃなメイクアップの人が出てきますから、メイクアップ賞もとるでしょうね。で、しかもアクションがやっぱりCG・コンピューターグラフィックスを使わないで、本当に車をぶつけ合って爆発させている んで。これで視覚効果賞もとるでしょうね」

とにかくめちゃくちゃな映画だったってことですね（笑）

作曲賞

『ヘイトフル・エイト』

今週2月27日（土）から日本公開のクウェンティン・タランティーノ監督作品です。

西部劇の音楽ですね。

助演女優賞

『リリーのすべて』アリシア・ヴィカンダー

実在の人物リリー・エルベの実話を元にした物語です。

https://youtu.be/ARrIekKVlrA

アリシア・ヴィカンダーは、世界で初めて性同一性障害で男性から女性に性転換手術を受けたリリーの奥さんを演じています。

旦那さんが女性になってしまったにもかかわらず、ずっと一途に愛し続ける奥さんの役です。

助演男優賞

『クリード　チャンプを継ぐ男』シルヴェスター・スタローン

すでに2016年の第73回ゴールデングローブ賞を受賞しているスタローン。
ぜひともスライにとらせてあげてほしいです・・・！！

だって『ロッキー』シリーズでもとれてないんですよ！？
作品賞はとってますけど・・・。
脚本賞とかもとっても良さそうなのにな～・・・。

町山「ゴールデングローブ賞もとっているんですけど。この人をとらせないわけにはいかないと思うんですよ。この人、ハリウッドでアカデミー賞に縁のない男達の親分ですよ。シュワルツェネッガーとか、ジェット・リーとか、ウェズリー・スナイプスとか、ドルフ・ラングレンとか、ジェイソン・ステイサムとか。もう、数え上げるとキリがないんですけどね」

全員『エクスペンダブルズ』に出てるっていうね（笑）

主演女優賞

『ルーム』ブリー・ラーソン

26歳の新人女優です。

対抗が、『ブルックリン』シアーシャ・ローナン。

町山「アイルランドからアメリカに移住した女の子が、最初は何も知らないんだけど、どんどん成長して1人の立派な女性になっていくまでをわずか1時間半ぐらいの映画で描いていて。撮影期間は実際、1ヶ月半ぐらいしかないのに、本当に1人の少女が立派な大人の女性になるっていうのを短い撮影期間で演じきってますからね」