臭素酸をおさえる水道水オゾン処理のしくみとは?活性炭処理ではダメ?


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ミネラルウォーター「富士山麓のきれいな水」回収で話題の発がん性物質・臭素酸。
臭素酸の生成が抑制できるオゾン処理とはどういうしくみなのでしょうか?活性炭処理とは?
水道水ができるまでの浄水場のしくみから、最新の高度浄水処理のしくみまで、まとめてみました。

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水道水ができるまで

水道水の水は、河川などから取り入れていますが、
汚れていることもあるので、そのままでは飲めません。

水をきれいにし、安全で飲める水を作るのが浄水場です。

浄水場では砂や土を取り除き、
川から取り入れた汚れた水をきれいにしています。

浄水場のしくみ↓↓
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引用元:hitachi.co.jp

水のにごりが消えてきれいになりましたが、
これでもまだ味を悪くするカビやにおいのもとは完全に取り切れない場合もあります。

そこで、より安全でおいしい水を作るため、
「高度浄水処理」という最新の方法が行われるようになってきています。

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高度浄水処理とは?

  1. オゾン処理
  2. 活性炭

オゾン処理って?

オゾンを使って、においのもと(有機物)を分解する仕組み。

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引用元:hitachi.co.jp

カビ臭原因物質やトリハロメタンの元となる物質などを、
オゾンの強力な酸化力で分解します。

オゾンは、自然界に存在する強力な酸化剤です。
オゾンが分解して生成する酸素も、強い酸化力を持っています。
オゾンを水中に吹き込むことで、通常は酸化されにくい物質まで酸化することができます。

他の処理方法では分解されにくい有機物を分解する効果が期待できます。

活性炭処理って?

吸いつける力を持つ活性炭(かっせいたん)を使って、分解されたにおいのもと(有機物)を吸収する仕組み。

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引用元:hitachi.co.jp

活性炭には粒状活性炭、粉末活性炭などの種類があり、それぞれの性質を利用して吸収します。

例えば東京都では、
活性炭の吸着作用と微生物の分解作用を併用した
生物活性炭処理が行われています。

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引用元:waterworks.metro.tokyo.jp

臭素酸の抑制に効果的なのは?

ミネラルウォーター「富士山麓のきれいな水」から厚生労働省が定める基準値の約2倍の量が検出された、
発がん性物質の臭素酸
臭素酸(発がん性物質)の除去方法は?水から厚労省の基準値2倍って大丈夫?

臭素酸は、水の消毒を行う際に、副生成物として発生します。

キレイにする前の水が、
海水や工業の排水の影響を受けやすい場合、
あるいは地下水などの場合、
特に臭素酸が発生する危険性が高まります。

なので、水をキレイにしつつ、
臭素酸の発生を抑える必要があるわけです。

しかし、通常の浄水処理やエアレーションでは、臭素酸の除去が困難です。

エアレーションって?
消毒のために水を泡立たせたりして空気にさらす浄水方法。

オゾン処理時においては、
オゾン注入率やpHを制御すれば、臭素酸の生成が抑制されることがわかっています。

活性炭では、通水初期には除去されますが、
通水を続けると除去されなくなります。

説明引用元:厚生労働省HP、
2008年9月食品安全委員会化学物質・汚染物質専門調査会清涼飲料水評価書

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