【天気の子】エンドロールで夏美の名字が判明!実は須賀との関係がかなり深かった

新海誠監督の映画『天気の子』のエンドロールで、夏美の名字が「須賀」だったことが判明します。
須賀と夏美が叔父と姪だったことは既に作中で描かれていますが、原作小説では夏美の父親と須賀の深い関係性についても裏設定が明かされています。
夏美が須賀の事務所でバイトをしている理由、従姉妹の萌花(もか)や須賀の妻・明日花(あすか)と過ごした過去とは?
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

『天気の子』エンドロールで夏美の名字が「須賀」と判明!原作小説でわかる夏美の裏設定

須賀と夏美の関係は叔父と姪、須賀と夏美の父親は兄弟

『天気の子』エンドロールで、夏美の名字が「須賀」だと判明します。

映画の中で、須賀の娘・萌花(もか)と遊ぶシーンで須賀と夏美の関係が叔父と姪だったことがわかります。

ずっと夏美の名字が伏せられていたのは、帆高に須賀と夏美の関係を愛人だと勘違いさせ、叔父と姪という関係性を隠すためだったんですね~。

夏美の名字が「須賀」なのは、須賀と夏美の父親が兄弟だからです。

夏美が須賀の事務所でバイトをしている理由

実は、須賀も帆高と同じように、10代で東京に家出してきています。
⇒原作小説でわかる須賀の裏設定!ラスト泣いた理由と薬指の2つの指輪、家出少年だった過去

須賀家は地方で代々議員をやっているような名家で、
須賀の兄はすごく優勝な人で、
地元の進学校を首席で卒業してストレートで東大に入り、海外留学して今は財務官僚になっています。

それが、夏美の父親です。

そんな父親と、夏美はどうも相性がよくなく、弟の須賀とはなぜか馬が合い、須賀のところでバイトをさせてもらっているのです。

原作小説では映画にはなかった夏美と父親の関係性も詳しく描かれています。


⇒原作小説『天気の子』

東京の天気が大きく変わったあの日、夏美は須賀の事務所へ向かうため、家を出ますが、

「おい夏美、こんな日にどこ行くんだ!」
父親の苛立った声を背中に聞きながら、私はヘルメットを手にとって玄関のドアを開けた。

この描写からも、夏美と父親の仲があまり良くないことがうかがえます。
もちろん、父親の発言は娘である夏美を心配してのことですが・・・。

須賀「オヤジからうちに逃げ込んできてる奴が言うセリフかよ?」

と須賀が言っている通り、父親に反抗するのは、夏美自身も幼い反抗心だとわかってはいます。

要するに私は大人になりたくなくて拗ねているのだ。

そんな夏美も、帆高との出会いでモラトリアムの終わりを受け入れ、大人になる決心がつきます。

ちなみに夏美の実家は都内なので、
お兄さんも東京に移り住んでいるということ。
夏美がカブで移動できる距離なので、結構須賀とは近くに住んでいますね。
この後兄弟間の関係性も変わっていくといいなあ・・・。

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須賀の娘・萌花(もか)とは従姉妹で仲良し

夏美と萌花は従姉妹同士になります。
なので仲が良かったんですね~。

夏美は萌花が生まれた時から知っており、
4年前の「K&Aプランニング」の事務所開きの小さなパーティでは、須賀と奥さんの明日花(あすか)が来客のもてなしをしている間、萌花と遊んであげていました。

私は高校生になったばかりだった。病院で赤ちゃんを見た時のほろ苦さと感動は、今では好きな花の香りのように優しく穏やかなものになっている。

というほど、萌花との関係は深いです。

須賀の奥さん・明日花(あすか)との関係

帆高を追い出した夜、飲んだくれて眠ってしまった須賀は、

須賀「明日花・・・」

とつぶやきます。それを聞いて夏美は、

今でも奥さんを夢に見るんだ

と事務所開きの小さなパーティがあった、4年前の夏を思い出します。

須賀の事務所には、当時まだ高校生だった夏美が撮った幸せそうな家族3人の写真が飾られています。

夏美は須賀の家族とは高校生のころから付き合いがあり、
須賀の奥さんの明日花(あすか)とも親しかったのでしょう。

陽菜に事故で死んだ明日花について語る時、

あの頃の話はちょっと複雑すぎる。ちょっと重すぎる。今でもちょっと辛すぎる。

と話題を変えた夏美。

今も左手に結婚指輪を2つはめ、一途に明日花を想っている須賀だけでなく、夏美にとっても明日花は大きな存在だったのではないかと思います。