【相棒17】第16話ネタバレ 内村部長が弁護士殺しの犯人!?

水谷豊&反町隆史のドラマ『相棒』シーズン17第16話「容疑者 内村完爾」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。ゲストに江藤潤、あめくみちこが登場。
弁護士殺しの容疑者として神奈川県警に拘束されたのは内村刑事部長だった。頑なに黙秘を続ける内村。右京たちが捜査を進める中、12年前の通り魔事件と今回の事件の関係が浮かび上がる。真犯人の正体は・・・。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

参考⇒相棒シーズン16を見逃した人はまずこちらをチェック!

第16話「容疑者 内村完爾」ゲスト俳優キャスト

■ 笹山隆文(江藤潤)
内村部長の大学時代の同期。

■ 笹山由美(あめくみちこ)
笹山の妻。

■ 笹山明希(竹内詩乃)
笹山の娘。12年前の通り魔殺人事件の被害者。

■ 須藤修史(佐野泰臣)
「薫花堂」の社員。12年前に、笹山夫妻の娘・明希を殺害した。

■ 長嶋智博(森聖矢)
「薫花堂」の社員。

■ 小柳征矢(五宝孝一)
弁護士。

第16話「容疑者 内村完爾」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで

起:弁護士殺しの容疑者は内村刑事部長!?

神奈川県内の河川敷で、人権派として知られる弁護士・小柳征矢の他殺遺体が発見され、現場にいた内村刑事部長が容疑者として拘束された。

今回のみ捜査権を与えると中園参事官に命じられ、右京と冠城ら特命係も捜査に乗り出した。

現場に残されていた遺留品にバラの成分が含まれていたことを手掛かりに、近くの線香工場「薫花堂」で聞き込みをする。

すると、従業員の中に、12年前に女子高生を殺害した罪で懲役刑を受け、2か月前に満期出所したばかりの須藤修史が、殺害された小柳弁護士の紹介で働き始めていることが判明した。

しかも、須藤はこの日、無断欠勤しており、連絡がつかないという。

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承:12年前の通り魔事件と内村刑事部長の隠れたつながり

当時須藤は21歳。事件当日、上司のミスを押し付けられ、理不尽な解雇宣告を受けたことで苛立っていた。

そんな時、17歳の女子高生・笹山明希が須藤の隣を通り過ぎた。

自転車の鍵を落とした笹山明希に須藤は声を掛けるが、イヤホンをしていて須藤の声に気づかなかった笹山明希は、怯えた顔をして走り去る。

逆上した須藤は持っていたナイフで笹山明希を刺殺した。

小柳弁護士は裁判で情状酌量を訴え、須藤は懲役12年となった。だがその判決に納得がいかない笹山夫妻は、小柳弁護士にも憤り、詰め寄っていた。

そして須藤が出所したことを知ると、度々居場所を小柳弁護士に尋ねていたという。

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右京と冠城は、12年前の事件と今回の一件の関係を調べるため、娘を殺害された被害者遺族の元へ向かう。

しかし、母親の由美とは会えたものの、父親の笹山は仕事で不在だった。自宅にはいくつも監視カメラが設置されていた。

笹山の勤務先を訪ねたところ、笹山は海外出張中で、午後6時前の便でヘルシンキに向かったという。

まるで明希にも非があるかのように報道するマスコミに、由美は精神的に追い詰められ、自殺未遂を図るようになる。笹山は当時勤めていた商社を辞め、由美に付き添っていた。

7年前から今の会社で働き始めたが、海外出張が増えるにつれ、妻が心配でモニタリングしていた。

伊丹たちの調べで、須藤もネットカフェを最後に、行方不明になっていることがわかる。須藤の出所後の勤務先は、河川敷のすぐ近くだ。小柳弁護士を殺したのは須藤で、内村は須藤をかばって黙秘しているのだろうか。

内村と笹山は大学の同期で、12年前の事件の際も、内村は担当検事にも直接電話し、遺族の便宜を図っていたことがわかる。

完全黙秘の内村の真意は一体・・・。

そんな中、青木がネット上にアップされた須藤の写真を見つけた。投稿主は「正義の使徒」。須藤の公開処刑が行われるネット上で、「笹山明希」を名乗る人物が須藤の居場所を尋ねていた。

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転:内村刑事部長が黙秘した理由、笹山夫妻の苦悩

「笹山明希」の正体は由美で、「正義の使徒」と直接メッセージのやりとりをし、須藤の勤務先と住所を聞き出していた。

一方、伊丹たちが渡航記録を調べたところ、笹山は搭乗手続きまでしたにもかかわらず、出国はしておらず、フィンランドに渡航していなかった。つまり、笹山は日本にいる。

だが笹山の電話はつながらず、所在もわからない状態だ。

笹山と須藤の居場所を突き止めるため、右京は内村の元へ向かう。

笹山と内村は大学の同期生で、同じ山岳部だった。妻の不審な行動を察知した笹山は、急きょ出張まで取りやめ、内村に助けを求めた。

笹山から電話を受け、河川敷に駆け付けたところ、殺害された小柳弁護士を発見した。だが現場にいた理由を話せば、笹山夫妻に嫌疑がかかってしまう。だから頑なに黙秘を続けた。

杉下右京「ですがそれは、警察官としては間違った行為です」

右京の説得に、内村は重い口を開き始めた。

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12年前、収監された須藤から届いたのはうすっぺらい手紙のみで、以後、由美が送り続けた何通もの手紙を、須藤は返事を寄越すどころか受取拒否を続けていた。

須藤の居場所を尋ねる笹山に、それでも内村が居所を話すことはなかった。

妻が包丁を持って家を飛び出したことを監視カメラで知った笹山は、内村に助けを求めた。

現場に駆け付けた内村は、逃げていく由美の姿を目撃する。状況的には由美が被疑者だ。だが由美の12年の苦しみを思うと、内村は何も言えなかった。

内村「杉下、頼む。笹山を止めてくれ。あいつにまで罪を犯させたくない」

笹山の居所の心当たりを内村から聞いた右京は、須藤が監禁されている山小屋へ急行した。

自分が小柳弁護士殺しの容疑者となってなお、内村が自分たち夫婦を思い黙秘を続けていることを知った笹山は、犯行を思いとどまる。

笹山の供述から、由美が小柳弁護士殺しに使われた凶器の石を自宅の冷蔵庫に隠し持っていたことが判明する。

小柳弁護士殺しの犯人は本当に由美なのか、訝しむ右京。そして、冠城はあることに気づく。

SNSにアップされた須藤の写真を撮る人物が鏡に写り込んでいた。

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結:事件の真相と真犯人の正体

由美に須藤の勤務先と住所を教えた「正義の使徒」の正体は、同じく「薫花堂」の社員・長嶋智博だった。

そのことを小柳弁護士にとがめられ、逆上した長嶋は、河原に落ちていた石で小柳弁護士を撲殺。そこに居合わせた由美は、長嶋に逃げるように告げ、凶器の石を家に持ち帰り、自宅の冷蔵庫に隠していたのだ。

なぜ長嶋をかばったのか、尋ねる右京に、由美は「自分の代わりに須藤を懲らしめてくれていたからだ」と答える。

須藤がなぜ満期出所だったのか。仮出所の話も断り、須藤は「それしか罪の償い方がわからない」と、自ら満期出所を願い出たという。

由美からの手紙の受け取りを拒否したのも、どうしても謝罪の手紙を書けないことが申し訳ないからだと。

右京は由美に手紙が箱いっぱいに入ったダンボールを手渡す。獄中で、そして出所後も須藤が書き続けた手紙の束だった。

須藤もまた、何度も、何度も謝罪の手紙を書こうとしていたのだ。

杉下右京「それが、あなたの知りたかった答えです」

須藤の12年を知った由美は、その場に泣き崩れるのだった。

内村刑事部長は3か月の減俸処分となり、今回ばかりは特命係もお咎めなしとなった。

次は⇒第17話「倫敦からの刺客」ネタバレと感想 右京VS伊武雅刀!ダークウェブからの電話

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第16話「容疑者 内村完爾」感想

内村部長まで退場かとかなり焦りました・・・。

しかしこれどう考えても犯人蔵匿罪だろ・・・!!!

いや、結果的に笹山夫妻は殺人犯ではなかったですけど、「真犯人及び犯罪の嫌疑を受けて捜査中又は訴追中の者」じゃあ・・・??
内村部長が黙秘したせいで容疑者じゃなかったけども。
減俸3か月はクソ甘・・・。

杉下右京「ですがそれは、警察官としては間違った行為です」

がまさにで、
12年前に便宜はかってるのも警察官としてありえない行為。

自分の娘や家族ならいざしらず、友達のために完全黙秘するのもなあ・・・。

内村刑事部長を容疑者に引きずり出した罪は重い。