【シン・ゴジラ】あらすじからネタバレ結末まで ラストシーンの尻尾に込められた意味

庵野秀明監督の映画『シン・ゴジラ』ネタバレあらすじと感想についてまとめています。
ゴジラの上陸で、壊滅状態に追い込まれた東京。米国がゴジラに対し核攻撃のカウントダウンを進める中、それでも日本を守るべく、矢口たち巨災対のメンバーが戦う。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

登場人物&俳優キャスト

2016年映画
上映時間119分
監督:庵野秀明

■ 矢口 蘭堂(長谷川博己)
内閣官房副長官。立川への移管後は対策本部副本部長となる。

■ 赤坂 秀樹(竹野内豊)
内閣総理大臣補佐官。立川への移管後は内閣官房長官代理に就任。矢口とは旧知の仲。現実主義者。

■ カヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)
米国大統領の特使。日系三世。パタースン上院議員の長女で、自身も40代で大統領になるのが目標。

■ 志村 祐介(高良健吾)
内閣官房副長官秘書官。尾頭は大学時代の先輩。

■ 泉 修一(松尾諭)
保守第一党政調副会長。立川への移管後は内閣総理大臣臨時代理補佐官。矢口とは当選同期。

内閣
■ 大河内 清次(大杉漣)
内閣総理大臣。
  
■ 東 竜太(柄本明)
内閣官房長官。矢口を内閣官房副長官に推薦し、引き上げた。
  
■ 花森 麗子(余貴美子)
防衛大臣。
  
■ 里見 祐介(平泉成)
農林水産大臣。立川への移管後、内閣総理大臣臨時代理に就任する。

巨災対メンバー

■ 森 文哉(津田寛治)
厚生労働省医政局研究開発振興課長。巨災対を年長者として仕切る。霞が関の「はぐれ者」。
  
■ 尾頭 ヒロミ(市川実日子)
環境省自然環境局野生生物課長補佐。立川への移管後は課長代理に。霞が関の「一匹狼」。
  
■ 間 邦夫(塚本晋也)
国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授。「学界の異端児」。
  
■ 安田 龍彥(高橋一生)
文部科学省研究振興局基礎研究振興課長。「オタク」。
  
■ 袖原 泰司(谷口翔太)
防衛省統合幕僚監部防衛計画部防衛課長。霞が関の「厄介者」。
  
■ 小松原 潤(三輪江一)
外務省総合外交政策局長。霞が関の「問題児」。
  
■ 立川 始(野間口徹)
資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長。霞が関の「変わり者」。
  
■ 竹尾 保(小松利昌)
国土交通省危機管理・運輸安全政策審議官。霞が関の「鼻つまみ者」。

■ ゴジラ
モーションキャプチャは野村萬斎。

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『シン・ゴジラ』あらすじを簡単に

東京湾に突如出現した巨大不明生物・ゴジラ。

上陸からたったの2時間強で、首都東京は甚大な被害を受けてしまう。

ゴジラの再上陸に備え、官邸には巨大不明生物特設災害対策本部が設置され、矢口蘭堂を中心とした巨災対のメンバーはゴジラの活動を停止させる方法を模索し始める。

そこへ来日した米国大統領特使、カヨコ・アン・パタースン

彼女から情報供与を受け、矢口らはゴジラを研究していた牧元教授が遺した解析図を元に、血液凝固促進剤の経口投与を提案。

だが矢口プランが完成する前に、ゴジラが再上陸してきた。

ゴジラの都内侵入を防ぐべく、自衛隊が総力を投入した「タバ作戦」を展開するも、全く攻撃はきかず、撤退を余儀なくされる。

この事態に米国空軍もゴジラへの攻撃を開始するが、背中から熱焔を噴射するというゴジラの予想外の攻撃で、戦略爆撃機B-2は撃墜されてしまう。

ゴジラの熱焔により永田町は火の海と化し、総理らが乗ったヘリも墜落させられた。

首都機能は停止。東京は壊滅状態に陥った。

米国はゴジラへの核攻撃に向けて動き始め、残された猶予時間はわずか二週間。

矢口らは日本の存亡をかけ、「ヤシオリ作戦」を決行する。

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『シン・ゴジラ』詳細ネタバレをラスト結末まで

起:巨大不明生物出現、大混乱に陥った東京

東京湾・羽田空港沖で、漂流中と思われるトレジャーボートが発見された。

船名「グローリー丸」。漂流船の船内は無人で、机の上には折り鶴が置かれていた。

隊員が曳航準備に入ろうとしたその時、船体が激しく揺れた。

東京湾アクアライン、アクアブリッジ

一方、首相官邸にいた矢口蘭堂の元に、秘書の志村からアクアトンネル上り線で亀裂による浸水が発生したと報告が入る。

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アクアトンネル崩落事故の原因について、大臣たちによる総理レクが行われていた。

国籍不明の原潜事故、メルトダウン、新たな海底火山の噴火・・・的はずれな論議が展開される中、矢口は何物かが海底に居る可能性を進言するが、補佐官の赤坂にたしなめられる。

続く閣僚会議で、矢口は再度巨大不明生物について発言。大臣たちから非難が集中する中、テレビに尻尾の映像が映された。

対策に追われる官邸内。専門家たちがまたしても的はずれな発言をする有識者会議が終了し、総理の「すぐに話の分かる奴を呼んでくれ」という以降により、環境省の尾頭が呼ばれた。

尾頭は巨大不明生物の足の存在を指摘。既に自重を支えている状態で、上陸の可能性を示唆するが、大臣たちは一様に信じない。

総理が会見中、巨大不明生物が蒲田に上陸した。突如現れた巨大不明生物に、蒲田は大パニックに陥る。

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巨大不明生物は大田区から品川区方面へ移動していた。平均移動速度は時速13キロ程度。だがこの速度でも3時間あれば首都圏を縦断する。被害は尋常でなく拡大していた。

すぐに避難指示が出せない状況に、小塚東京都知事は憤りを覚えるも、避難区域の広域な指定も困難な現状では住民の自主避難に任せるしかなかった。

しかし、信号が停止し、交通統制もままならない中、このままでは被害が拡大するばかりだ。

政府が動かないのならばと、小塚東京都知事は公安委員会に連絡を取り、都から有害鳥獣駆除として自衛隊の治安出動要請を出した。

だが治安出動すれば、自衛隊が市街地で戦闘を始めることになる。総理は渋るが、どう見ても自衛隊しか対処できない事態だ。

東官房長官に促され、総理は止むを得ず災害緊急事態の布告を宣言した。

自衛隊の防衛出動が決定し、これでひと安心と楽観的な大臣たち。矢口は「根拠のない楽観は禁物だ」とこれを諌めるのだった。

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花森防衛大臣は、東部方面総監を指揮官とした統合任務部隊を編成。作戦目的は駆除とすることを提案。

だが市街地での作戦のため、老人や病人が残っている可能性もある。

しかし現状では、国民の生命及び私有財産への損害もやむを得ない。総理は作戦承認の決断をした。

品川区では避難する住民で大混乱に陥っていた。

そんな中、巨大不明生物が突如進行を停止した。ゴジラが立ち上がり、第3形態へと姿を変える。その様子に、「まるで進化だ」と驚嘆する矢口。

八ッ山跨線線路橋に差し掛かったところで、自衛隊の射撃準備が整った。

ゴジラへの射撃を開始しようとしたところで、線路上に人影が確認された。やむなく大河内総理は攻撃の中止を命じた。

咆哮すると、ゴジラは猛スピードで東京湾へと戻っていった。

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承:大統領特使カヨコ来日、牧元教授が遺したメッセージ

上陸からたったの2時間強で、首都東京の被害は甚大だった。

羽田空港は全便が欠航、都内各路線は京浜を除いて運転を再開したものの、東海道新幹線は、新横浜駅で折り返し運転を行なっている。

大田区、品川区で火災が起き、死者・行方不明者は100人を超え、今後も更に増える見込みだ。

大田区の災害現場を訪れた矢口ら政府調査団は、現場の惨状に言葉を失くす。初期対応の至らなさを悔やむ矢口。

一方のゴジラは東京湾底に潜行したと推測されるが、発見は困難。いつまたどこに現れるかわからない状態だ。

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防衛計画は市ヶ谷に任せ、官邸内に新たな専従調査班「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」を設置することになった。

巨災対の事務局長に就任した矢口は、チームの人選を泉に頼む。

そうして出世に無縁な霞ヶ関のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児たちが集まった。

ゴジラの推定された基本スペックは「身長が約60m弱、全長が約170m弱、体重は不明」のみ。この先を調べるのも巨災対の仕事となる。

確認されたこれまでの形状は、第1形態、第2形態、そして第3形態だ。間は今後も変態を遂げると考えていた。つまり、ゴジラ第4形態だ。

採取した体液のサンプルは理研で分析中だが、裏で米国の圧力がかかり、残りのサンプルは全て回収されてしまった。

立川がゴジラのエネルギー源に疑問を抱く。身体の活動だけではなく、基礎代謝だけでもかなりのエネルギー量が必要だ。消化器官による酸素変換では消費量や動作効率が説明できない。

尾頭は核分裂を示唆するが、保田はあり得ないと切り捨てた。

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だがすぐに、尾頭の仮説は裏付けられることとなった。

横須賀の米空母が緊急出港し、さらに都内各地の放射線モニター空間線量に軽微な上昇が認められた。全国全ての原子力施設での放射性物質のリークは確認されていない。

発生源を調べていると、ゴジラの移動ルートとサーベイデータが完全に一致したのだ。

そんな中、米国政府が性急に動き始めた。

米国大統領次席補佐官が密かに来日し、非公式な会談を総理に望んでいた。同行の大統領特使、カヨコ・アン・パタースンは矢口にアポを取り、ある男の捜索を依頼する。

男の名前は牧悟郎。元大学教授だ。日本から追い出されるように米国の研究機関に移籍した異端の老教授は、生物学者生物学者なのにエネルギー関連の研究機関に帰属していた。

上陸したゴジラの存在を数年前から予言していた人物で、7日前に成田に降りたという。

牧悟郎の情報と米国の蓄積情報の交換を条件に、矢口は牧捜しを引き受けた。

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矢口は父親のコネを使い、沢口警察庁長官官房長に牧捜しを依頼。

間もなく牧の行方はしれた。先日羽田沖で漂流していた小型船こそが、牧のものだったのだ。

「私は好きにした、君らも好きにしろ」

牧が遺したメッセージは、一体何を意味するのか。

カヨコから受け取った資料には、巨大不明生物の名前が記されていた。米国エネルギー省のコードネームは「GODZILLA」

日本名で、呉爾羅(ゴジラ)。牧の故郷の大戸島で、神の化身を意味する言葉だ。荒ぶる神に、牧が英語表記にGODを付けた。

矢口は、巨大不明生物を「ゴジラ」と呼称することにした。

矢口はフリージャーナリストの早船記者に、牧の調査を依頼。

そして、カヨコからゴジラに関する情報供与を受ける。

60年前、各国に放射性廃棄物の無秩序な海洋投棄をゴジラが食べた、というのがDOEの出した結論だった。

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DOEは調査分析を嘱託機関に依頼。その中心人物が牧だ。

太古から生き延びた海洋生物が奇跡的に生き長らえていた生息地域に、偶然、大量の放射性廃棄物が海中投入され、その影響下で生き残るため、放射性に耐性を持つ生物へ急速に変化した、というのがゴジラに対する牧の仮説だった。

だが東京に上陸したゴジラは当時の推定身長をはるかに上回り、さらに水生生物から陸上生物への急激な突然変異を遂げている。今のゴジラはDOEの情報を超えた状態だ。

そこで、カヨコは牧の遺品を矢口たちに見せる。構造レイヤーの解析表だ。

牧が米国に残していた最終データには意図的な空白があり、解析不能だったという。解析図と合わせると完全版になる。

だが米国はゴジラをどうする気なのか。研究対象か、それとも駆逐対象か。尋ねる矢口に、カヨコは

カヨコ「それは大統領が決める。あなたの国は誰が決めるの?」

と返すのだった。

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現場で回収した放射性物質を分析した結果、ゴジラの体内には未知の新元素が存在していた。DOEも絡んだ米国の素早い動きは、これが狙いだ。

さらに、ゴジラは人類の8倍もの遺伝子情報を持ち、世代交代ではなく、1個体のまま劇的な進化を続けている。まさに人知を超えた完全生物だ。

とはいえゴジラは生き物だ。ならば必ず倒せると、倒し方を模索する巨災対。

立川「そういえば、先の上陸時、なぜ急に東京湾に戻ったんだ?」

ゴジラは体内に原子炉のようなシステムを有していて、背びれ等から常時放熱をしている。だがそれは余熱調整の補助で、メーンは血液流を冷却機能としてる可能性が非常に高い。

だから最初の形状変態時は体温調整がまだうまく働かず、一時的に退化し海中に戻ったと推測できる。

そこから考えられる唯一の対処方法が、体内冷却システムの強制停止だ。停止されるとゴジラは生命維持のため、自ら反応炉をスクラム状態にせざるを得ない。

その過程で急速な冷却を必要とするので、死に至るかは不明だが、少なくとも活動の凍結は可能だ。

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転:自衛隊の総力戦「タバ作戦」崩壊、東京での核使用へ

ゴジラの凍結には血液凝固促進剤の経口投与が有効と思われた。経口投与には、民間の高圧ポンプ車が使えそうだ。必要な凝固剤や特殊車両等は厚労省、経産省、国交省で各自手配し、全国からかき集めることになった。

「矢口プラン」実現のため、巨災対のメンバーが奔走する中、再びゴジラが相模湾から出現し、鎌倉に再上陸した。

ゴジラの姿は初上陸に比べ、身長が2倍近くになっている。さらに進化したゴジラ第4形態だ。

しかも、3時間以内にゴジラが再び都内に侵入する可能性が出てきた。

都内への侵入を阻止すべく、自衛隊は多摩川を絶対防衛ラインと想定するB-2号「タバ作戦」を開始。

だが16000発もの機関砲でも、ゴジラの身体に傷一つ付けることはできなかった。

総理は武器の無制限使用を許可。ミサイルを発射するも、やはりゴジラに損傷は見られなかった。

逆にゴジラの進行により、指揮所は壊滅。ゴジラの足止めすら敵わず、自衛隊は徹底を余儀なくされた。

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政府が在日米軍に安保適用による駆除協力の要請を出す前に、大使館防衛のため米国空軍機がグアムを離陸したと連絡が入った。

赤坂も横田へ向かい、大使と確認することに。

だが一同は米軍の爆撃予定範囲に呆然とする。搬送や移動ではもはや間に合わない。住民をとにかく地下施設へと避難させるしかない。

一方でゴジラの予想進路内に、官邸も位置していた。自衛隊で阻止できなかったゴジラを、米軍も駆除できない可能性がある。官邸機能を立川予備施設に移管するため、総理と大臣たちは2機のヘリに分かれ、立川へ向かうことにした。

矢口たちが赤坂の外堀通りを車で移動している最中、米軍の攻撃が開始された。

米国空軍の地中貫通型爆弾MOPⅡがゴジラの背中に命中。ゴジラは損傷した。だが。

ゴジラが背中から熱焔を発射。総理らが乗ったヘリは直撃を受け、墜落してしまう。さらにゴジラは口から熱焔を吐き、永田町は火の海と化した。

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矢口は負傷しながらも、何とか立川予備施設にたどり着く。

だが危急存亡の事態に、対応するには人も物資も法律もまるで足りない状態だ。苛立ちを隠せない矢口を、泉が「まずは君が落ち着け」と諌めるのだった。

政治的空白を避けるため、新内閣が直ちに組閣された。総理臨時代理は里見農水大臣だ。

赤坂が内閣官房長官代理に、矢口が副本部長で特命担当大臣に就任。矢口はこれで事実上の行政執行者となった。

先の悲劇から生き残り、巨災対チームの半数以上の者たちが立川に集結した。矢口は「対策と凍結プランの完遂に力を注いでほしい」と頼む。

24種類ほど生成中の血液凝固促進剤を、回収したゴジラの生体細胞ののサンプルを使って検証することにした。

矢口はさらに国の最重要機密指定物であるこのサンプルを、官民を問わずP3レベルに対応可能な研究所に送るよう指示した。

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中露を中心に、ゴジラを日本政府から国際機関の合同管理下に置こうという動きが出始めていた。同調する国も多いが、米国政府は日米共同によるゴジラの完璧なコントロール権を強く望んでいた。

赤坂の交渉により、軍官の専門家を政権中枢意思決定の場に常駐を断る代わりに、ゴジラの研究は日米コアリションということに。

ゴジラにはフェイズドアレイレーダーのような器官があり、接近する飛行物体は本能的にすべて迎撃されてしまう。

また、進化的見地から小型化だけでなく、有翼化し、大陸間を飛翔する可能性すらあった。

そうなれば人類は終わりだ。

いよいよ米国がゴジラへの弾道ミサイルによる核攻撃に向けて動き始めた。カヨコにも即時退去命令が出た。このまま、米国は東京で核を使う気だ。だがカヨコは、東京に留まること決意。

カヨコ「だからこそ今は戻らない。祖母を不幸にした原爆を、この国で三度も落とす行為を私の祖国にさせたくないから」

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米軍を中心とした対巨大不明生物の多国籍軍結成を、国連安保理が決議した。当事国として日本も参加し、その指揮下で動くことになる。

それはすなわち、東京での核兵器使用の容認を意味する。

「確実に駆逐するなら核攻撃は正しい選択だ」という赤坂に、矢口は凍結プラン完成まで再考を願う。しかし赤坂は日本が復興するためには国際社会からの同情と融資が必要だとし、

赤坂「この国を救う道は他にない。矢口、夢ではなく現実を見て考えろ」

と告げる。

国連はすぐにでも核弾頭を使いたいだろうが、人道的配慮で都民の避難を優先するだろう。その間に凍結プランを確立させるしかない。

サンプル実験で適応可能な生成物は確定できた。残るは量産だ。ゴジラの推定血液量から計算して、必要な凝固剤は最低672キロリットル。全国でプラントの確保は進めているが、果たして間に合うか。

矢口「必ず間に合わせるんだ。諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」

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結:日本の存亡をかけた「ヤシオリ作戦」、ゴジラの凍結なるか

矢口の指示でサンプルをバラまいていたお陰で、各種照合が猛スピードで進んでいた。

そんな中、あと15日でゴジラが活動を再開する可能性が判明した。

ゴジラに対する核攻撃開始時間が決定。5分後にカウントダウンはスタートする。もはや中断はあり得ない。

住民避難のために残された日本への猶予期間は2週間。都内だけでなく千葉、そして神奈川も該当地区となる。360万人の疎開はあまりにも無茶だ。

一方、早船の情報によれば、牧は唯一の救いであった自分の妻を死に追いやった放射性物質を憎んでいた。だから、放射性物質を無効化する研究を続けていた。

放射性物質の無害化が可能ということは、新たな放射性物質を作り出すことも可能だ。後に軍事利用されることを危惧したのだろう。

だから意図的にDOEのデータを歯抜けにし、それでいて今度はデータをわざと残して好きにしろと言う。

しかし解析図の謎は一向に解けないままだった。

安田「なんでそもそもデータじゃなくて紙なんだ」

安田の言葉にヒントを得て、間があることに気づく。

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2種の折り紙の形状から、新たな図式情報が追加され、解析パターンをすべて網羅することができた。その結果、解析図は元素を変換する生体機能部の分子構造図だったことが判明した。

ゴジラは水素や窒素等、陽子数が少ない物質を取り入れて、細胞膜を通し細胞内の元素を必要な分子に変換してしまう。その崩壊熱を利用した、熱核エネルギー生体器官を内蔵する混合栄養生物と推測できる。

つまりゴジラは人類の存在を脅かす脅威であり、人類に無限の物理的な可能性を示唆する福音でもあるのだ。

細胞膜で血液凝固促進剤も体内で無力化されないために、矢口プランの確度を上げることに。

ゴジラの分子構造の解析に、独国にも協力を依頼。

そしてついに、正体は細胞膜自体ではなく、細胞膜の活動を抑制する極限環境微生物の分子構造だったことが判明した。抑制剤を同時に投与すれば、血液凝固剤の性質を維持できる。ゴジラ凍結に希望が生まれた瞬間だった。

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泉が、矢口プラン実行の承認を里見総理臨時代理に依頼。

米国がゴジラの存在を隠匿していた事実をうやむやにするために、早期の幕引きを図っている節があることを指摘。赤坂の助言もあり、矢口プランの実行が承認された。

そして矢口は自衛隊と連携し、ゴジラ凍結作戦こと「ヤシオリ作戦」の運用を開始した。

カウントダウンは残り2日。だが抑制剤の最低量の製造確保に、どうしてもあと3日かかる。巨災対は、原子力推進国である仏政府と交渉し、24時間カウントを中断できないか、引き延ばし工作に出た。

カヨコは自身の40代で大統領という夢を捨て、主流派の意向に逆らい、ヤシオリ作戦の作戦効率を上げるため、米軍との共同作戦を矢口に提案する。

矢口は危険を承知で、前線部隊へ同行することに。

矢口「作戦には政治的な判断が必要な状況が予想される。即座にそれが出来る者が必要だ」

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いよいよ日本の存亡をかけ、「ヤシオリ作戦」が開始された。

第1段階、爆弾を搭載した無人運転による新幹線 N700系電車が一斉にゴジラに突っ込み、陽動は成功した。

続く第2段階、米国空軍による攻撃が開始。ここからは消耗戦だ。ゴジラが熱焔を放出不可となるまで、放射線流を吐かせ続ける作戦だった。

だがゴジラが尻尾にエネルギーを集中させて発射し、第5波まで全滅に追い込まれてしまう。ゴジラプルームは予想値の2倍を超えた。

何とか耐えつつ、第6波が攻撃する中、ゴジラがようやくガス欠となり、熱焔放射を停止した。

第3段階、定置爆破を開始。高層ビルをゴジラに向けて倒壊させ、キルポイント1に固定した。

第4段階、米国海軍イージス駆逐艦 ヒューイによる誘導爆破が開始。ついに、ゴジラが転倒した。

いよいよ最終段階、特殊建機小隊により、ゴジラの口から凝固剤の注入が開始された。

だが投与量が予定の30%を突破したところで、ゴジラが熱焔を放射。特殊建機第1小隊は全滅してしまう。

ゴジラは再び立ち上がるも、投与の効果で動きは鈍っていた。この機を逃すまいと、丹波1佐は無人在来線爆弾を全車投入。ゴジラを再度転倒させることに成功した。

そして第2、第3小隊で一気に凍結を試みた。血液凝固剤は投与すべき最低量を超え、ついに投与量100%、臨界点を超えた。

ゴジラの表皮に凍結が見られるが、果たして計算通りにいくのか。

矢口らの思い虚しく、ゴジラは再度活動を開始した。現場を絶望が襲う。

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だが次の瞬間、ゴジラの全身の表皮が一気に凍り始めた。血液凝固剤が効いたのだ。

胸部中心部の温度はマイナス196度に低下し、ゴジラは完全に沈黙した。

核の発射まで1時間を切っていた。微妙なタイミングだが、時間を稼げたのは仏国を説得し続けた総理臨時代理のおかげだった。

サーベイデータを見ると、ゴジラの新元素は半減期が20日程度だ。これだと一ヶ月で半分以下。2、3年でほとんど影響がなくなる。これで都内の除染に光明が見えた。

だがカウントダウンはあくまで中断に過ぎない。ゴジラが再び動き出した瞬間に再スタートし、3255秒後には発射される。

「人類はもはやゴジラと共存していくしかない」と言う矢口。矢口はカヨコとの約束を破り、仏国だけでなく世界中にデータを共有していた。

結果として日本を守ることはできたが、多くの犠牲を出した。政治家の責任の取り方は、自らの進退しかない。

矢口「だが、今は辞めるわけにはいかない。事態の収束にはまだ、ほど遠いからな」

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ラストシーンのゴジラの尻尾に込められた意味の考察

尻尾の人影はゴジラ第5形態?

『シン・ゴジラ』のラストシーンは、ゴジラの尻尾。
複数の人の影が尻尾から生えている様子が映し出されて終わります。

この尻尾の人影は何を意味するのか?

ゴジラの尻尾がスタッフさんの間で「第5形態」と呼ばれていることから、
人型に分裂したこの尻尾は、第5形態への進化過程だったと考えられます。

「ゴジラは世代交代ではなく1個体のまま劇的な進化を続けている」という間の仮説に基づくならば、人型の影は無生殖による個体増殖の予兆なのかもしれません。

第1形態から第4形態までの進化を振り返ると、
水生生物から陸上生物へ、
二足歩行開始、
手を生やし、
身長が2倍近くに増加してきました。

尻尾の先端から人の形をした無数の生命体が分裂、群体化していくのが第5形態とすると、第4形態のサイズ変更は個体の増殖に備えてだったのかもしれませんね。

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『シン・ゴジラ』感想

2016年夏の話題をさらった映画といえば『君の名は』なんですが、
『君の名は』より好きな映画です。

最初油断しまくっててテロップが全然追えず、結局3回観に行きました。

キャスト陣がとにかくドンピシャ。
大杉漣の頼りなくてふわっふわしてて大臣たちの言いなりだけど決断だけは早い総理とか、
頭が切れてしたたかな縁の下の力持ち、官房長官に柄本明はぴったり。
そして余貴美子のシャープさはまさに”女傑”、防衛大臣です。
光石研の最大の無駄遣い・・・!!
警察庁長官官房長に1シーンに古田新太だし。
泉は松尾諭の超はまり役だと思います。
何気に重要な疑問をサラッという「変わり者」、立川は野間口徹以外あり得ない・・・!

本家ゴジラは子供向けというか、ぶっちゃけバカバカしすぎてあまり好きではなかったんですが、『シン・ゴジラ』は大人のためのエンターテインメントです。
ゴジラ映画というより官僚映画じゃないかというくらい、精緻に官僚たちの様子が描写されています。
このリアリティはすごい。

幕僚長たちの作戦会議がすんげえ笑える・・・。
シリアスゆえの喜劇。

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そして自衛隊。
もうね、絵に描いたような自衛隊!なんですよ。すげえ。
「三沢のF-2を爆装させて上げるか?」とか「彼(か)の能力が不明過ぎる。我の全力を投入する準備は必要だと考えます」とか。

で、このキャストをまとめあげられる統合幕僚長ったらもう國村隼しかいないだろ・・・と思ったら
やっぱり國村隼キターーーー!!!

もう大好きです、國村隼。
今回の統合幕僚長は『相棒』の長谷川副総監に次ぐレベルで好きな役ですね~~。たまらん。
プロフェッショナル度が全身からにじみ出ている・・・。

斎藤工の演技の棒さ加減が際立つわ~~~・・・。
「送れ」の言い方、ピエール瀧とか、他の人と比べてみてください。下手過ぎる・・・。

ラスト、ヤシオリ作戦は

の、のぞみ~~~!!

と、東京駅~~~!!

や、山の手線~~~!!

自分が普段使っている電車が突っ込んでいくのをみるのはめちゃくちゃ切なかったです・・・。
みんな防護服来てて顔もほとんど見えないしビジュアル条件は最悪なのに、むちゃくちゃカッコいい。

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