水谷豊&反町隆史のドラマ『相棒』シーズン17第9話「刑事一人」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。ゲストに井上肇・藤原季節が登場。
外国人襲撃事件の捜査に衆議院議員の敷島から圧力がかかり、納得のいかない伊丹は、単独で捜査を開始する。だが直後、覆面集団に襲われてしまう。
一方で監察官の大河内による聴取も開始された。伊丹は辞職に追い込まれてしまうのか・・・。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
第9話「刑事一人」ゲスト俳優キャスト
■ 敷島(井上肇)
衆議院議員。
■ 敷島純次(藤原季節)
敷島の息子。
第9話「刑事一人」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで
起:連城の依頼、連続殺人犯からの頼み
サルウィン共和国から働きに来ていた外国人のマニーが変死体で発見される事件が発生した。
伊丹が行きつけの牛丼屋で働いていた青年だ。同じ牛丼屋で働いていたマニーの姉・マリアによると、最近、外国人を狙った襲撃事件が相次いでいるという。
だが警察に訴えても捜査をしてくれない。「私達の命は軽い」というマリアに、伊丹は
伊丹「そんなことはありません。必ず犯人を捕まえます」
と誓うのだった。
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だが捜査本部がたつことはなく、なぜか警視庁は手を引き、捜査は所轄だけで行われることになった。しかも所轄の署は聞き込みすらしていない。
その方針に不満を持った伊丹は、単独で捜査を開始する。それを心配した芹沢の頼みで、右京と冠城も動くことに。
サルウィンといえば、かつて特命係に在籍した「初代相棒」亀山薫の渡航先だが、政情は相変わらず不安定なようだ。襲撃を受けた被害者の中には、オーバーステイで所在不明の者もおり、捜査は難航する。
そんな中、右京は、圧力をかけたと思われる衆議院議員の敷島に注目し、その息子・純次に疑いの目を向ける。
敷島は外国人労働者に対し過激な思想を有しており、息子の純次は父親の真似をするかのように、夜な夜な自転車の4人組で無差別に外国人を取り囲み、暴行を加える事件を繰り返していた。
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承:監察官聴取、伊丹が懲戒免職に!?
一人で単独捜査を続けていた伊丹は、深夜、人気のない路上で覆面姿の集団に取り囲まれてしまう。
伊丹は警棒で応戦するも、重症を負う。純次と呼ばれた男の足にボールペンを指し、それを証拠として右京に託す。
右京と冠城が敷島宅に外には4台の自転車が止めてあった。敷島が応対しているすきに逃げようとした純次ら4人を、右京と冠城、そして伊丹の敵をとるべく駆け付けた芹沢で逮捕する。
伊丹が病院から無理やり退院し、純次の聴取を行うことに。
だた人を人とも思わない純次の態度に激昂し、伊丹は純次の胸ぐらを掴んでしまう。
慌てて芹沢と冠城が止めに入るも、「暴力刑事」と純次が父親に訴え、敷島は伊丹を告訴すると言い出した。さらに伊丹の捜査の正当性を疑い、署に再捜査を依頼するという。
敷島親子が訴えを取り下げない限り、伊丹の懲戒免職は避けられない。
監察官聴取で、純次の悪態について語る伊丹に、大河内は
大河内監察官「それでも法律上は人なんですよ」
と諭す。
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転:伊丹が掴んだ証拠、
右京は、マニーを殺したのは純次ではないと考えていた。
というのも、マニーの胸には素手で殴られた痕があり、さらにマニーの小指の骨は断裂していた。これは殴られた際に反撃したためと思われる。
自転車に乗った4人組に後ろから警棒で殴られ、反撃できたとは思えない。右京は、あの夜純次たちが襲撃したのは、マニーではない別人だったのではないかと推測する。
右京はマリアに頼んで、純次たちの被害にあった外国人を集めてもらう。やはり被害にあったのは3人だ。
だがオーバーステイで被害を申告できない人間の中に被害者がいるとすれば・・・。マリアは、「この人達は命がけで正しいことをしようとしている。私達も正しいことをしないとだめ」と3人を説得した。
すると3人のうちの一人が、自分の友人・ノニトも被害者だと名乗り出た。
ノニトこそが、純次たちの暴行の4人目の被害者だったのだ。彼はサルウィンの戦争で生き残った父親の経験から、純次たちに襲われた際、死んだふりをしてやり過ごしていたのだ。それを純次たちは殺してしまったと勘違いしていた。
ならばマニーを殺したのは一体誰なのか。
右京と冠城は牛丼屋の防犯カメラの映像を調べ、マニーと接点のあった人間を洗い出すことにした。
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結:外国人襲撃事件に隠された真相
マニーを殺害したのは、伊丹と入れ替わりに店に入って来た男だった。
男の名前は板橋茂。派遣社員で、派遣切りにあいむしゃくしゃしていた板橋は、牛丼屋で50円引きのクーポンを使えないことをマニーに指摘され、苛立っていた。
その帰り道、板橋はマニーと道ですれ違う。マニーが笑顔を向けたのを、「馬鹿にして笑いやがった」と思い、突如マニーに殴りかかった。
壁に何度も頭を打ち付けたマニーは、時間差で脳挫傷を発症して死亡してしまったのだ。板橋は傷害致死罪で逮捕された。
一方、マニーを殺していなかったことを知った純次は、狂喜する。だがそんな純次を「世の中を甘く見るんじゃない」と右京が一喝した。
純次が外国人を無差別に襲撃していたのは、特に理由はなく、ただ単に父親に気に入られたかったことが判明する。だがその父親である敷島もまた、特に外国人を排斥する理由や主義思想はなく、ただ主流派の流れに同調しただけだった。
自身の勢力を拡大するためだけに、外国人を排斥し、さらには息子の犯罪を隠蔽するだけでなく捜査に圧力をかけた敷島に対しても、右京は「このままでは済まない」と言い放つのだった。
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伊丹は右京らと、マリアに犯人逮捕の報告に向かう。マニーは馬鹿にして笑ったのではないというマリア。どんなに辛いことがあっても、笑っていようとマリアと誓ったからだった。
伊丹が今回の事件に熱くなった理由について、右京は
右京「サルウィンにいる誰かの顔が浮かんだからではないですか」
と問い掛ける。
伊丹ははぐらかすが、右京の脳裏にもまた、かつての相棒の顔が浮かんでいたに違いない。
次は⇒元日スペシャル2019「ディーバ」ネタバレと感想 ミッチーが捜査に協力
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第9話「刑事一人」感想
伊丹が殴られ損過ぎて・・・(涙)
伊丹が自分を囮に証拠取るやり方、
これはseason5第15話「裏切者」で、亀山さんが証拠取ったのに近いやり方だと思うんですけども。
あの時の方が断然話は上手かった・・・!!
なんかもう今回伊丹完全に殴られ損じゃないですか・・・!?
ボールペンそんな役に立ってないし、犯人最初からわかってるし、おまけになんかよくわからんうちにフラれたし・・・!?
過去のツギハギだらけのような話だったな・・・。
監察官聴取から始まるパターンは陣川くんの時で見飽きてるのでもういいです。
あと冠城さん、法務省に戻れるものなら戻ってくれてもいいのよ。
そんな気安く省庁渡り歩けるほど温くねえけどな。