【相棒17】元日スペシャルネタバレ G案件の闇、ミッチーが冠城を救出

水谷豊&反町隆史のドラマ『相棒』シーズン17元日スペシャル2019「ディーバ」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。ゲストに太地麻央、西岡徳馬が登場。
そしてかつての相棒、ミッチーこと及川光博も再登場。
衆議院議員の敦盛劉造のひ孫・樹が誘拐された。誘拐事件が殺人事件に発展する中、冠城までもが消息を絶ってしまう。槙の父親に隠された秘密とは・・・。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

参考⇒相棒シーズン16を見逃した人はまずこちらをチェック!

元旦スペシャル2019「ディーバ」ゲスト俳優キャスト

■ 神崎瞳子(大地真央)
大物シャンソン歌手。”戦うディーバ”というイメージを売りにしている。

■ 敦盛 槙(優希美青)
16歳の少女。

■ 敦盛貴巳(河井青葉)
槙の母親。

■ 敦盛 優
弁護士。槙の父親。7年前に病死している。享年39歳。

■ 敦盛劉造(西岡德馬)
衆議院議員。貴巳の義理の父親。

■ 神戸尊(及川光博)
二代目相棒。

■ 社美彌子(仲間由紀恵)
警視庁総務部広報課課長。

■ 風間楓子(芦名星)
「週刊フォトス」の記者。

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元日スペシャル2019「ディーバ」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで

起:ディーバの来日と誘拐事件発生

アジア人初のフレーベル勲章を受勲したシャンソン歌手の神崎瞳子が、日本で17年ぶりのリサイタルを開催するため来日した。

その様子をテレビで見ていた右京ら特命係の面々。

神崎瞳子は20歳で渡仏し、本場パリで活動。下積み時代には店とのトラブルで逮捕歴がある。

積極的に政治活動にも参加しており、2016年の労働デモで再び逮捕されている。

キャッチフレーズは「私は法には従わない、弱き者の嘆きに従う」。

年末の朝、110番通報が発信されたマンションに駆けつけた右京とは、室内で血を流して倒れている少女・を発見する。

現場検証中に、槙の母親である貴巳が乗り込んで来た。8か月の槙の息子、の姿がないことに狼狽する貴巳。

防犯カメラを調べたところ、家族連れを装って樹を連れて出ていく男の姿があった。

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樹が誘拐されたとわかり、慌ててタクシーに乗る貴巳。しかし、貴巳が向かったのは槙が搬送された病院ではなく、なぜか衆議院議員の敦盛劉造の邸宅だった。

実は、敦盛は貴巳の亡き夫の父親だった。身代金目的であれば、敦盛に連絡してくるはずだと考えたらしい。

敦盛の元には、メールで「預かり物」として樹の動画が届いていた。そこへ、「預かり物は見たか。返してほしければ指示に従え」と犯人から連絡が入る。金ならいくらでも出すという敦盛。

警視庁には誘拐事件の特別捜査本部が設置され、捜査が開始された。

槙は15歳の時に樹の妊娠していた。樹の父親についてはわからないという。樹が生まれてすぐ、貴巳は槙と樹を連れて千葉の別荘に移り、先月からマンションで暮らしていた。

一方、槙は意識を取り戻すも、犯人の顔は見ておらず、息子の父親についても黙秘を続けていた。

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承:槙の父親の謎、三雲生命の3人の社員の自殺

敦盛の息子・は、16年前に貴巳と結婚。授かり婚で、槙が生まれた。3人で都内のマンションで暮らしていたが、7年前に優が病死。その後敦盛の勧めで、敦盛の屋敷で暮らすことになった。

だがこの4月、槙が樹を出産したことで、体面を重んじて屋敷を出た。

気になるのは槙の父親Xだ。

本部はXと槙による身代金目的の偽装誘拐も疑っていたが、槙の傷の状態を考えると可能性は低い。

捜査は難航する中、敦盛の意向で、犯人から連絡があっても尾行は一切行わず、発信機・盗聴マイク等の使用禁止を捜査本部は衣笠副総監から言い渡される。

政治家の言いなりになるしかない状況に、伊丹たちは抗議するが、上は聞く耳を持たない。

そんな中、犯人から再び敦盛に連絡が入った。

犯人「ロイヤルミラーホテルへ行き、ソファにある茶封筒を見つけろ。20分以内だ」

この指示に、敦盛は急ぎロイヤルミラーホテルへ向かい、右京たちも現場に急行する。

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そこで犯人から意外な要求がなされた。それは、ホテルの8階で記者会見中の神崎瞳子に、マスコミの前で告発文を読ませろという奇妙なものだった。

ホテルマンに扮した右京と冠城が記者会見場に乱入し、神崎瞳子に手紙を手渡した。内容は、

「8月に亡くなった三雲生命保険の社員、天野弘は自殺ではなく、殺された」

という告発だった。

社美彌子から報告を受けた衣笠副総監は、マスコミの続報を断つため、神崎瞳子に行方をくらますよう提案。

だが、神崎瞳子は協力を拒む。17年振りの日本でのリサイタルが中止になると激怒する神崎瞳子を、右京は事件が公になった際のダメージを忠告。

神崎瞳子は隠れることを了承するが、敦盛邸に留まることを要求する。さらに、協力する条件として、最後まで右京に事件に付き合えという。

秘密保持のため神崎瞳子のスマホは本部に押収された。

だが神崎瞳子が部屋に案内され、ピアノの鍵盤を開けると、なぜかスマホが用意されていた。

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天野弘について調べ始めた亘は、急速に業績を伸ばしている三雲生命の情報を得るため、「週刊フォトス」の記者・風間楓子に接触する。

実は、三雲生命の社員の自殺は天野一人ではなく、この5年で3人自殺しているという。

一連の自殺を調べていた小畑というフリーライターは、秋頃暴漢に襲われ、大怪我を負った。以後小畑は姿を消し、この件を追う記者はいなくなった。「フォトス」でも上からストップが掛かったという。

だが神崎瞳子の告発がテレビで流れ、各社が一斉に動き出したという。

冠城は小畑の元を訪ねることに。小畑によると、自殺した3人の社員は、営業部で一人暮らしだった。だが3人共、自殺する前に2週間の有給休暇を取っていた。どこで何をしていたのか、誰も知らない。

小畑を襲ったのは、指定暴力団「勝龍会」の人間だ。襲撃された際、小畑は取材データが入ったハードディスクを奪われていた。

だが「勝龍会」と所轄のマル暴がお友達なのは公然の秘密だ。まともな捜査では何も出て来ない。

帰り際、小畑は冠城に

小畑「冠城さん、こいつはG案件だ」

と告げる。

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転:誘拐と殺人、2つの事件の意外なつながり

犯人はなぜ瞳子を巻き込み、こんな手の込んだことをするのか。

疑問に思った右京は、古い芸能記事を調べ、2001年10月に神崎瞳子が楽屋で塩酸を浴びせられた事件を見つける。犯人はまだ捕まっていない。

神崎瞳子と言い争う貴巳の様子から、右京は塩酸をあびせた犯人は貴巳ではないかと推測する。結婚前、優は神崎瞳子に夢中だったそうで、神崎瞳子と貴巳の間には深い確執があった。

犯人は敦盛家の人間を苦しめたいのではないかと言う神崎瞳子。

 

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倒れた。
は半年前に心臓の手術をしていたが、病状は思わしくなく、ドナーを待つしかない状態だった。

右京の指示で血液型を調べた結果、優と槙が実の親子ではないことが判明する。だがそのことがわかれば、敦盛はこの事件から手を引いてしまうかもしれない。

冠城は単身の事務所へ向かうが、監禁されていた女性を助けようとしたところ、見つかってしまい、捕らえられてしまう。

小畑が殺された。

犯人から電話が入った。「多摩方面へ向かえ、運転は神崎にさせろ」との指示だ。一億をスーツケースに詰めて運べという指示。

小畑の遺体が毛布でくるまれていたのは遺体をそのままにしておけなかった人間の仕業だ。

幸雄くん

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一方、冠城は右京に相談しないまま単身、暴力団事務所に乗り込むが、それから消息を絶ってしまう。

瞳子と誘拐事件の関係を探っていた右京は、貴巳と瞳子の過去にある接点があったことに気づき、敦盛と三雲生命が浅からぬ関係にあることを指摘。

そして、冠城と連絡が取れないことから、元特命係でかつての相棒、神戸尊に協力を依頼する。

冠城の行方を捜索するため、神戸は思いもよらぬ大胆な行動に出る。

所轄を装って事務所に入り込んだ神戸は、冠城と共に構成員を残らず撃退。逮捕した。

そのうちの一人が、小畑殺しの犯人とDNAが一致した。

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小畑のハードディスクに入っていたのは、精神再構築セミナーと称する三雲生命の再研修セミナーの映像だった。

三雲生命では、ノルマが達成できなかった社員を対象に再研修セミナーが行われていた。2週間の有給休暇を使った自首参加だが、事実上強制だ。

隔離された場所で、衣食住を制限し、身体を衰弱させ、罵倒による人格否定を繰り返す。洗脳の3要素が全て揃っており、1日2時間の睡眠で2週間続く。

セミナーが始まったのは8年前。受講後、天野弘を含む3人の社員が自殺した。だが三雲生命には一度も労働基準監督署による立ち入り調査が行われていない。

小畑「不正な金は一切動いていない、証拠が残らない案件だ」

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そんな時、右京は甲斐からある情報を得る。

「Gentleman’s social club(ジェントルメンズソーシャルクラブ)」。政財界の要人、各省庁の事務次官クラスが毎月集まる懇親会で、敦盛や三雲生命の三雲会長、法務省の日下部事務次官、衣笠副総監も常連だという。

G案件のGは、「Gentleman’s social club」のGだ。

敦盛は、槙と樹のことになると顔色が変わるという。過去にも槙が行方不明になったと、大騒ぎしたことがあった。

その話を聞いて、右京はある違和感を覚える。

しかも、敦盛は千葉の別荘の管理人のことを知らなかった。屋敷を出てから7か月の間、貴巳たちがどこにいたか全く知らなかったという。

さらに、別荘に人が住んでいた形跡はない。

そこへ貴巳が亡くなったと連絡が入った。

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右京は、事件を解く鍵は7年前に亡くなった優にあると考え、法律事務所を訪ねた。

そこで、優が担当していた案件の中に、三雲生命の元社員・市原敏夫の労災案件があった。相談人は祖母の市原澄江と、弟の市原幸雄だ。

市原敏夫は平成22年に三雲生命を長期の無断欠勤で懲戒解雇となり、その半年後に自殺体として発見された。

セミナーが始まったのは8年前。市原敏夫が最初の犠牲者だったのだ。

誘拐犯は市原澄江と市原幸雄だ。

二人は市原敏夫の件を調べるうちに小畑と知り合い、G案件のからくりを知った。

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結:槙の父親に隠された秘密、誘拐事件の目的

実は、誘拐犯はマンションから出てはいなかったのだ。

澄江が管理人に扮している間、幸雄が樹の面倒を見ていたはずだ。歩様パターンから樹がマンション内にいることを割り出した捜査本部は、マンションを捜索することに。

伊丹と芹沢が乗り込むと、澄江と樹がいた。「あの子を助けてください」と伊丹たちに頼む澄江。

敦盛が警察に発信機の類を付けさせないことを見越し、幸雄はキャリーケースに爆発物が仕掛けていたのだ。

幸雄は、小畑が殺されたことで計画を変更した。

一方、神崎瞳子が敦盛邸から姿を消した。神崎瞳子も敦盛を追っていると確信する右京。

そんな中、神崎瞳子がネットに動画を上げた。スマホは貴巳が部屋に用意したものだった。

右京は入院中の槙の元を訪れる。幸雄に槙は傷つけられない。ならば槙を傷つけたのは、槙自身でしかあり得ない。

そんなことをする理由はただ一つ。神崎瞳子たちには暴かねばならない犯罪がもう一つあったからだ。

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幸雄はどこで敦盛を待っているのか。槙はその場所を知っているはずだ。

敦盛が教会にたどり着いた。そこへ、神崎瞳子も現れた。神崎瞳子は幸雄のから爆弾のリモコンを受け取る。遅れて槙を連れた右京もやって来た。

7年前、優の葬儀が行われたこの教会で、5人は出会った。

貴巳と神崎瞳子の間には深い信頼関係があった。

「Gentleman’s social club」は敦盛を切り捨てた。衣笠副総監は青木から連絡を受け、貴巳が保護された直後休暇に入った。

血筋にこだわる敦盛が、槙を調べなかったはずがない。だが敦盛は、樹が敦盛家の血を引く人間だと言い切り、身代金まで出した。

樹は敦盛が槙を暴行し、妊娠させ、産ませた子供だったからだ。

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神崎瞳子は貴巳から相談を受け、貴巳と槙を匿うことにした。

だが神崎瞳子たちには時間がなかった。貴巳が亡くなれば、未成年である槙とたつきの親権は敦盛が持つことになる。その前に決着をつけねばならない。だから誘拐事件を起こした。

敦盛のDNAの採取こそが、この計画の目的だった。正式なDNA鑑定により、樹の父親が敦盛であることが証明された。

この誘拐の目的は、G案件として隠蔽された犯罪、槙への犯罪、二つの犯罪を暴き、敦盛を追い落とすことだったのだ。

右京は取調室で、神崎瞳子にとって貴巳たち5人は家族だったのではないかと問い掛ける。

神崎瞳子はその言葉に涙するのだった。

次は⇒

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元日スペシャル2019「ディーバ」感想

相関関係がくっそわかりにくい・・・!!!
混乱の極み。
ただの義理の娘なのにえらっそうな嫁・貴巳とか、槙の年齢設定がさらに混乱を招く。

貴巳(たかき)と樹(たつき)って、名前つけた人アホじゃねえの・・・。
どっちがどっちだかいよいよわからんわ・・・!!

そして特命係のホワイトボードでめちゃくちゃ重要な人間関係語られてたんですが、
あれ普通に見てたらサラッと見逃す。

確かに必要な情報は右京さんがしゃべってるんですけど、
夫の優の職業が弁護士って見返さないとわからない。

旦那死んだのが7年前でセミナー始まったのが8年前なので、時系列的は合ってるんですけど、
合わせるためだけに年号ボコボコ言われてもマジ混乱するだけです。
特にドラマはセリフだけで文字ないし、文字あってもこれ駄目な事件物の典型じゃないか・・・?

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そして敦盛がただただ気持ち悪かった。

これだけ設定がわかりにくい割に、
樹が敦盛の実子で、誘拐犯の首謀者が神崎瞳子という筋書きは開始30分くらいで読めたんですけど、
とりあえずその設定だけはやめてくれ・・・!と思いながらラストまで見て何のひっくり返しもなく、結局その気持ち悪い展開かい、と。

いくら血がつながってないとは言え、孫を暴行する69のジジイって、気持ち悪いしかない。
そんなに自分の血を引く子供が欲しいなら、外でいくらでもつくればいいのに、孫を犯すって神経がわからん。
本当にただただ気持ち悪い。胸クソ悪すぎる事件。

あと名家で職業弁護士なのに、息子がシャンソン歌手に入れあげたり自分の娘じゃない子供を身籠ってる女と結婚したり、謎すぎる・・・。
危機管理意識ゼロか。

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「ジェントルメンズソーシャルクラブ」ってなんだよもう・・・!!
ネーミングセンスどこに置いてきた・・・。
第7話『ウサギとカメ』といい、官僚たちの世界を描きたいのはわかりますけど、もっとまともなネーミングにしろ・・・。
政界財界のトップ集めてお遊戯か・・・。
ガチで突っ込むなら、そういう同窓の集まりみたいなのはありますが、それこそ「◯◯会」とかもっと格式高くやってます。
実際は格式高くないけど、それでも「ジェントルメンズソーシャルクラブ」よりはマシ。

しかし相棒の正月スペシャルが年々しょぼくなっていくなあ・・・。

頂点ともいうべき『バベルの塔』はもう何年前だろう・・・。
杉本哲太さんは今スルッと副総監やってますけど、
『バベルの塔』で犯人やってるからね。
何気にこのキャストかぶりはアウトだと思います。杉本哲太さん好きだけど。

休暇取っただけで副総監の責任免れるとかないだろ普通・・・。

あと甲斐さんはスルスル情報くれ過ぎです。
小野田官房長みたいに壁になる人がいないとほんと右京さんの独壇場なので、面白さ半減なんですよね。
参事に指示出し過ぎ。

杉下右京「では我々はプライベートでロビーにいたということで」

勤務時間中にプライベートでホテルにいる男同士ってどうなの。