モンテクリスト伯誰も暖に気づかない理由は?原因は年齢?

ディーン・フジオカ主演ドラマ『モンテ・クリスト伯』で、「モンテ・クリスト・真海」と名を変え、現れた暖に誰も気付かないのはなぜなのか?理由は年齢なのか?考察していきます。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

誰も暖に気づかないのはなぜ?

ベース一緒。

いや、わかる。わかるだろ・・・!!
普通気づくだろ・・・!!!

とツッコみたい気持ちはよくわかります、が。
神楽も幸男も、そして警官の入間公平ですら、みんなが気付かない理由を考察してみます。

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原因①年齢

暖に気付かない理由の一つがお互いの「年齢」です。経年といってもいいでしょうか。

物語の始まりは2003年

暖がテロリストに資金援助したとして逮捕され、ラデル共和国の孤島の刑務所に投獄されたのが2003年です。

原作小説通りだったならば年齢は19歳ですが、ドラマでは20代~(2018年の年齢から逆算すると26歳)。

そして、暖が脱獄してきたのが14年後の2017年春
ファリア深海の遺産を受け継ぎ、暖が「モンテ・クリスト・深海」として神楽たちの前に姿を現すのが2018年春。この時暖は41歳。

実に15年ぶりに再会したわけです。

原作小説では脱獄までに14年、復讐の準備に9年の計23年かかっているので、ドラマではそれを15年とだいぶショートカットした形にはなりますが、それでも
15年振りに再会した同級生の顔が一発でわかるか?っていう話です。

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原因②名前を変えている&莫大な資産を持っている

暖は改名したと同時に、莫大な資産を有した投資家として神楽たちの前に現れます。

「モンテ・クリスト・真海」と名を変え、さらにシンガポール国籍を有しています。

この時点で疑わない。
さらに、「モンテ・クリスト・真海」は、「アジアの偉大な投資家トップ10」に入る人物で、次々と企業を買収、医薬品、食品、外食など数社を傘下に収め、シンガポールの他に、香港、上海、クアラルンプールにも不動産を有し、公表されている総資産は数千億と言われています。

神楽が

神楽「国家予算かよ」

と言っているように、数千億は安々と手にできる金ではありません。
強盗した程度で手に入る資産ではないですからね。

漁師だった暖がどうやってそんな金を手に入れることができたのか?
想像もつかないはずです。

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原因③罪の意識

暖に気付かない最大の理由がコレ。

暖を陥れた神楽・幸男・公平の3人は、当然暖は既に死んだものと思っています。
あるいは、万一生きていたとしても、出てくる可能性は100%ないと考えています。

さらに言うなら、暖は自分たちが殺したも同然の人間です。

殺した相手の顔をいつまでも覚えているか?

少なからずの罪悪感や後ろめたさがあれば、思い出さないように、忘れようとするのが人間心理です。
ゆえに、暖と真海を結びつけようとするのを感情が拒否します。「もしかして・・・」と思っても考えないようにするでしょう。

というか、そこまで怖れてる人間ならば目の前に現れたらもっとおののいていいと思うんですけどもね。

公平にいたっては自分の赤ちゃんまで埋めるような人間ですから、父親の身代わりに葬った一漁師の顔なんて覚えちゃいねえや、ってことでしょう。

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すみれは暖に気付いてる?

問題はすみれです。
他の3人とは違い、すみれにとって暖は一度は結婚までした、好きだった相手です。

旦那の顔を忘れるか?
答えはNOです。

原作小説通りなら、再会した瞬間にすみれは真海の正体が暖であることに気付いています

正確に言えば、もっと前、守尾社長の葬儀の日、故郷を訪れた暖がクルーザーで去っていく後ろ姿を、すみれはじっと見つめていました。あの時、「もしかしたら暖ではないか」と気付いていたのではないでしょうか。

3話で幸男が暖にパーティーに呼ばれた時、すみれはそれはそれは楽しそうにおっそろしく気合の入ったケーキを作っていましたよね。
このことからも、暖の正体に気づいていると言えるでしょう。

暖の気持ちも知らずに脳天気な、とは思いますが・・・。ある意味すみれは一番エグい女ですね。
⇒暖がケーキを吐いたのはなぜ?マネージャーがナイフを向けた理由

ちなみに守尾社長が暖に気付かなかったのは、浮浪者のような身なりのせいというよりは、病気のせいかとも思います。
原作小説では最後に「あれは確かにエドモン・ダンテスだった」と気付きますしね。

ラスト結末ネタバレは⇒モンテクリスト伯ネタバレ最終回結末 ドラマと原作ラストの違いは?