新海誠監督の映画『君の名は。』で、瀧と三葉2人の入れ替わりの時系列が意外とわかりにくく、混乱してしまう部分がありますよね。
最初の入れ替わりで、三葉が瀧として東京の学校に登校するのは9月5日ではなかった!?
原作小説&映画パンフレットの監督インタビューを元に、2人の入れ替わりを時系列順に徹底解説&考察していきます。
参考⇒瀧と三葉の奇跡の恋をもう一度見たい人はまずこちらをチェック!
目次
『君の名は。』ネタバレを時系列順に解説
入れ替わりの基本ルール
2人の入れ替わりは、
- 同時に
- でも3年ずれて
起きています。
これが基本ルールです。
3年ずれているのが非常にミソです。
瀧と三葉は、一見同じ17歳の高校2年生のように見えますが、
実は3歳年の差があります。
⇒【君の名はネタバレ解説】三葉と瀧の年齢差の秘密!記憶が失われたラスト結末を考察
三葉のiPhoneがiPhone5で、
瀧のiPhoneがiPhone6だったり、
この3年のズレは、映画の随所で細かく描写されています。
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2013年9月2日:最初の入れ替わり
君の名はの時系列が混乱してしまう原因の一つが、
最初の入れ替わりがいつなのか?
わかりにくい点です。
映画では一見9月5日のように見えますが、
実は最初の入れ替わりは、
9月5日ではなく9月2日に起こっています。
しかし、9月2日の出来事は、映画の中では描かれていません。
三葉自身も、その夢のことはほとんど忘れています。
三葉「ずっと変な夢を見とったような気がするんやけど・・・」
というセリフは、最初の入れ替わりを指していたのです。
一方で、瀧の最初の入れ替わりは2016年9月2日。
「お前は誰だ?」
と瀧がノートに書いたのは、最初の入れ替わりの時です。
瀧は初めて三葉になった時に、ノートに書いていました。
2013年9月5日:2回目の入れ替わり
映画の中で描かれる、三葉が瀧になって登校する日です。
同時に瀧は三葉になって糸守で生活をしていますが、それは映画では描かれていません。
その後、何度か2人の入れ替わりは続き、
映画の中では「前前前世」に乗せてモンタージュで描かれます。
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2013年10月2日:最後の入れ替わり
劇中で描かれなかった日も含めて、
これが11回目の入れ替わりです。
2013年10月2日、瀧は三葉として御神体に口噛み酒を奉納します。
一方、2016年10月2日、三葉は瀧として奥寺先輩と翌日のデートの約束をしたのです。
2013年10月3日:三葉が瀧に会いに行く
三葉は学校をサボって、
東京まで瀧に会いに行きます。
そこでまだ中学2年生の瀧に出会い、
失意のうちに深夜帰宅し、
おばあちゃんに髪を切ってもらったのです。
三葉が会いに行った瀧が、少し身長が低いのはまだ中学生だからですね。
電車を降りる寸前、
三葉が瀧に渡した組紐は、ここから3年間、瀧が持っていたわけです。
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2013年10月4日:隕石落下の日
この彗星災害の日には、
「本来の歴史」と「リトライの1日」があります。
すなわち、
三葉が浴衣姿で彗星を見た歴史と、
瀧と三葉が入れ替わった日ですね。
2016年10月:瀧が糸守へ
瀧が司と奥寺先輩と一緒に、糸守町を訪れたのは2016年10月です。
ティアマト彗星が糸守町に落下したのは、
瀧にとっては三年前。
糸守町を訪れた瀧は、ようやく三葉と自分の時間のズレに気付きます。
カタワレ時に三葉と再会した時、
瀧「お前さあ、知り合う前に会いに来るなよ・・・分かるわけねえだろ」
と言った瀧のセリフが示しています。
そして三葉から預かっていた組紐を返し、
瀧「三年、俺が持ってた。今度は、三葉が持ってて」
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2021年10月:瀧が奥寺先輩と再会
大手アパレルチェーンに就職し、
千葉にある支店で働いている奥寺先輩が就活中の瀧を訪ねて来ます。
奥寺先輩「私たち、いつか糸守まで行ったことあったよね?あれって、瀧くんがまだ高校生だったから・・・」
瀧「五年前、かな」
彗星災害自体は8年前ですが、
瀧と三葉が糸守で出会ったのは、
瀧の時間軸で見ると5年前(彗星災害から3年後)、
三葉の時間軸からは8年前(彗星災害時)になるわけです。
ここでもきっちり三年、ズレていますね。
ちなみに、奥寺先輩の左手の薬指の指輪に光る指輪、
結婚相手が誰か?については
⇒君の名はその後の話が小説で読める!?瀧と三葉は結婚?
2022年12月:瀧がサヤちん・テッシーとカフェで出会う
瀧がカフェで、
後ろの席で結婚式の相談をしているサヤちんとテッシーとニアミスします。
既に記憶は失われているので、
瀧はテッシー達と会話することなく、
視線で追うだけですが・・・。
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2022年春:瀧と三葉が再会
彗星災害から8年後。
大学を卒業し、なんとか手にした就職先で働いている22歳の瀧と、
東京で就職し、一人暮らしをしている25歳の三葉が再会します。
⇒君の名はその後の話が小説で読める!?瀧と三葉は結婚?
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三葉の入れ替わる相手がなぜ瀧だったのか?
三葉の入れ替わる相手が、なぜ瀧だったのか。
実は、初期に三葉が夢で瀧と繋がるまでに、ラジオのチューニングを合わせるように、他の何人かと入れ替わりを経験するというアイデアもあったそうです。
でも最終的には、「なぜ瀧なのか」という理由は一切描かないようにしようと決めたという新海監督。
新海誠「誰かが誰かと出会うこと、誰かを好きになることには、実際には理由なんてないからです。理由付けとかつじつま合わせとかは、時に物語を貧しくしてしまうと思うのです」
これは全くその通りですね。
『君の名は。』はタイムトラベルものなので、当然ツッコミどころは山とあるんですけど、
そういうものを全部吹き飛ばしてしまう面白さがあります!
つじつま合わせてたらつまらなくなっていたでしょうね~~~。
結論はやはり、三葉にとって瀧くんが運命の人だったということです。
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