【相棒16】第8話ネタバレと感想 ジゴクバチ殺人事件の犯人はテロリストではなく公安!?

相棒シーズン16第8話「ドグマ」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。ゲストに岩井秀人、内田裕也が登場。
外来種「ジゴクバチ」による殺人をめぐって、公安部外事三課と再び対峙する特命係。
殺人を仕組んだのは、テロリストか、それとも・・・!?

第8話「ドグマ」ゲスト俳優キャスト

■ 藤本健士(岩井秀人)
カメラマン。

■ 黒崎健太(内田裕也)
東京地検特捜部の検事。

タイトル「ドグマ」の意味

「ドグマ (dogma)」とは、宗教・宗派における教義のこと。
そこから派生して、
独断・偏見的な説や意見、教条主義を意味します。

今回相棒で用いられた「Dogma=正義の掟」は、
嗣永重道(つぐながしげみち)の意訳です。

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第8話「ドグマ」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで

ジゴクバチ殺人事件発生

「ジゴクバチ」による死者が2名、別々の場所で相次いで発見された。

ジゴクバチって?
中央アジアに生息する防除対象の外来種。
致死性の毒はないが、刺されると地獄のような痛みを発症。
ドラマで設定した架空の生物。

遺体には刺された跡が無数にあり、激烈な痛みがショック死を招いたと考えられる。事故死ではなく、連続殺人を視野に入れ、右京と冠城捜査を開始した。

ところが、捜査はまもなく警視庁公安部外事三課に移管されることに。どうやら2件はテロリストによる暗殺の可能性があるらしい。

被害者は、どちらも中央アジアのトルジスタンという内紛地帯を訪問していたという接点があった。

右京と冠城は、同行していたカメラマンの藤本健士(岩井秀人)や、大手商事会社『九斗美商事』社長の夏焼雅夫(真那胡敬二)に話を聞きにいく。

しかし、日下部法務事務次官(榎木孝明)から、捜査から手を引くよう圧力が掛かる。

公安部外事三課のデータを調べると、中央アジア担当官の経歴は、諜報員としての任務のためか空欄だらけだ。大河内首席監察官(神保悟志)によると、潔癖かつ苛烈な正義が仇となり監察官から外事に異動させられた変わり種で、スコットランドヤードでの研修歴もあるという。

大河内をよそに捜査を続行した二人は、とうとう外事三課からの呼び出しをくらう。

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事件の真相と真犯人

夏焼ら3名を暗殺した犯人は、公安部外事三課、中央アジア担当官の嗣永重道だった。

カメラマンとしてトルジスタンに潜入捜査していた嗣永は、現地の少年達の死を目の当たりにする。最初は日本の法律にそって、夏焼や九斗美商事の不正を正そうとするも、警察上層部に止めらてしまう。

九斗美商事は、アースプライズ社と武器を共同開発しており、その武器は世界中で売買されていた。

一方で、夏焼はアースプライズ社を通して、巧妙にマネーロンダリングしており、所得隠しを行っていた。

東京地検特捜部が動き始めた矢先、国から圧力がかかる。

九斗美商事の武器売買は国の意向を受けた国策。日本の警察官としては裁けない。ならば、トルジスタンの警察官として裁けばいい。正義の掟をもって。

少年達の未来を奪った金の亡者達に復讐するために、嗣永はジゴクバチを使って「正義の掟」を断行したのだった。

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第8話「ドグマ」感想

公安が失笑するしかない展開でした・・・。

外事三課が閑職扱いされたばかりか、
担当官自ら殺人ってどういうことなの・・・。

2回に1回のペースで警察官犯人って、ちょっと警察官殺人やりすぎじゃないか・・・?
警視庁どうなってんだ。

「Dogma」って、ハンムラビ法典みたいなイメージじゃないかと思うんですよね。

そこに書かれてることを忠実に実行するって、
「目には目を歯には歯を」をこの現代においてやるほどの時代遅れ感というか、
何のための法治国家だと思ってるんだ・・・。

他のテロリスト達のように、
銃や爆弾を使うのがセオリーで、
致死性のないジゴクバチで痛みでショック死するの待つって、
なんて気の長い殺人・・・。

そんで刺青でかいな!!!!!

内戦が続いてて、人の死が日常にある世界で、
そんなん処刑した数だけ彫ってたら腕穴まみれになるだろ・・・!!

嗣永重道「私を疑うには状況証拠として薄すぎる」

はまさにで、
嗣永が犯人だという物的証拠は何もなく、
腕の刺青しか証拠はありません。
嗣永がアッサリ自供したので逮捕できましたけど。

つまり今回の話はジゴクバチありきで、

ジゴクバチっていう設定思いついた!ジゴクバチで殺そう!

でも犯人の証拠ないよ

腕に刺青彫っといたらいいんじゃない?

ってな感じに見えるんですね・・・。

相棒に画期的な殺し方なんて求めてないんだ・・・!!

嗣永の動機もイマイチしっくりこないんですよね~~~。
上の理不尽な圧力に屈するのが耐え難いのはわかります。
だけど個人的な復讐に走ったら、部下はどうなる?

個人的な正義を断行せんがために、
国家を守る使命のために共に戦っている部下は見捨てる。
それは果たして正義か?

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日下部さんが冠城ラブすぎる

外事三課の案件に手を出した特命係に注意するなら
刑事部長か公安部長あたりが妥当で、
なんで日下部さんが出てくるのか・・・??

そして担当官の一存で特命係を捜査に加えるのは無理です。
上通さないと。

まあその辺端折るのはわかるんですけど、
東京地検の黒崎があの程度で高松へ左遷されたのに、
やりたい放題の冠城は放置って、
日下部さんが個人的に手を加えまくってるとしか思えないんですけど・・・!?

どんだけ冠城好きなんだ、日下部さん。

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いろいろ謎多し

警察官が職務中に首ヒモ(アクセサリー)つけてていいのか?

武器商人がノコノコ写真に写る?

「地獄みたいなところ」で村の少年達がみんなミサイルで殺されたのに、
NGOの人含めなんで日本人は全員無傷なの?
日本人だけ超安全な区域にいるのか?

・・・などなど、とにかくツッコミどころ満載でした。

特命係とは少なからず因縁のある公安部外事三課。
外事三課にスポットがあたるのは劇場版Ⅱ以来で、結構期待してたんですが・・・。

そういえば長谷川副総監(國村隼)が左遷された後、公安部長って誰なんだろう。