水谷豊主演ドラマ『相棒』のシーズン1から2019年最新シーズン18まで、歴代登場人物の階級・役職を一覧表にまとめてみました。
杉下右京が警部のままなのはなぜ?わかりにくい警視庁と警察庁の関係は?
目次
警察の階級一覧表
階級 | 警視庁 | 警察庁 |
---|---|---|
- | - | 警察庁長官 |
警視総監 | 警視総監 | - |
警視監 | 副総監、部長 | 次長、官房長、局長、審議官、部長、課長 |
警視長 | 部長、参事官 | 課長、参事官 |
警視正 | 参事官、課長 | 室長、理事官 |
警視 | 課長、管理官 | 課長補佐 |
警部 | 係長 | 係長 |
警部補 | 主任 | 主任 |
巡査部長 | ||
巡査 |
巡査部長以下はいわゆるヒラ(平)です。
警察官は、筆記と面接による階級の昇任試験を受け、合格すれば昇進します。
劇場版IIで、右京さんが廊下で長谷川副総監(國村隼)を待ち伏せした際、
⇒相棒2映画ネタバレあらすじ結末
國村隼「話があるんならアポを取りたまえ」
と追い返されていたように、
通常アポなしで一般のヒラが幹部クラスには会えません。
というか、普通は接触すらほとんどしません。
部長レクは課長級以上がするのが通例ですからね。
三宅生活安全部長(石倉三郎)には角田課長のツテを借りて、話を聞きに行っていましたが、
まあ毎度そんなことをしていてはドラマの話が進まないので(笑)
幹部陣との直接対決も多いです。
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警視庁と所轄の違い
所轄になると、同じ役職でも階級が異なるため、
警視庁より階級が1~2クラスダウンします。
つまり、同じ「課長」でも
「警視庁の課長」の方が「所轄の課長」より偉いです。
警視庁の課長が所轄に行くと、署長クラスになります。
部って?
相棒では
- 警務
- 通信
- 地域
- 生活安全
- 公安
- 警備
- 交通
- 刑事
- 総務
- 組織犯罪対策
の10の部があり、
10人の部長がいます。
ちなみに、実際の警視庁に通信部は実在しません。
この10人の部長に、警察学校長を加えた11人、
そして副総監、警視総監がいわゆる上級幹部です。
上級幹部のほとんどは、
総務・人事・広報などの管理部門、
いわゆる警務畑出身です。
ただし、捜査一課長だけは、
キャリアではなくノンキャリアが就くポストです。
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杉下右京が警部のままなのはなぜ?
右京さんの階級は警部なので、
警察組織全体ではそんなに上でもないのになんであんな偉そうなのか(笑)
能力値から考えて、もっと上の階級でもおかしくないはず。
右京さんが昇任しない=警部のままの理由は?
おそらく、筆記はパスしても幹部面接で落とされてしまうので、
警部で据え置かれているのではないかと思います。
あとはやはり小野田官房長に特命係に飛ばされたのが大きいでしょう。
一度出世ルートから外れると、基本的には戻れませんから。
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警察庁と警視庁の関係
「警視庁」と「警察庁」の関係がわかりにくい!という人も多いのではないでしょうか。
『相棒』でも刑事ドラマの例にもれず、
「警視庁」と「警察庁」は仲が良くないですが、
そもそもどっちが上なのか?
「警視庁」は「警察庁」の下部組織。
いわば「東京都県警」です。
つまり「警察庁」の方が上です。
が!
警視庁は首都警察の実働精鋭部隊であるため、
実質的には警視総監の地位は警察庁長官に匹敵します。
なので、「警視庁」は「警察庁」が上のように振る舞うのを嫌います。
小野田官房長が人事刷新案を提案した際、
長谷川副総監はじめ警視庁幹部は猛反発でしたしね。
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相棒歴代登場人物の階級一覧まとめ
警察庁長官
警察庁のトップです。
・金子文郎(宇津井健)
警視総監
警視庁のトップです。
・田丸寿三郎(品川徹)
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警視監
警視庁の副総監~部長クラスです。
警察庁の次長、局長、審議官級です。
警察庁
・小野田公顕(岸辺一徳):長官官房室長(官房長)
・甲斐峯秋(石坂浩二):警察庁次長→警察庁長官官房付
・渡辺真澄(吉満涼太):警察庁長官官房首席監察官(シーズン8)
警視庁
・長谷川宗男(國村隼):副総監兼警務部長(~劇場版Ⅱ)
・衣笠藤治(大杉漣):副総監(シーズン15~)
・小早川剛(小林勝也):副総監(シーズン2)
・松下伊知郎(名高達男):通信部長
・原子嘉和(大出俊):公安部長
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警視長
警視庁の部長~参事官クラスです。
警察学校長も警視長。
いわゆる幹部クラスです。
・内村莞爾(片桐竜次):刑事部長
超エリートのはずなのに、
内村刑事部長はなんであんななのか・・・??
・鈴木光彦(大森博史):地域部長
・三宅貞夫(石倉三郎):生活安全部長
・寺門宗佑(佐々木勝彦):警察学校長
・井手実篤(井上高志):警視庁警備部長
・鶴岡小太郎(佐渡稔):警視庁交通部長
・田中 靖(五王四郎):警視庁総務部長
・川上 博康(重松収):警視庁組織犯罪対策部長
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警視正
警視庁の参事官~課長クラスです。
・中園照生(小野了):刑事部参事官
・大河内春樹(神保悟志):警務部首席監察官
大河内さんはシーズン9までは警視でした。
シーズン10で警視正に昇進しています。
・【予想】社美彌子(仲間由紀恵)
仲間由紀恵の階級は明かされていませんが、
内閣府では主幹、
警視庁では広報課課長だったことから、
おそらく警視正クラスではないかと思われます。
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警視
警視庁の課長や所轄の署長クラスです。
・神戸尊(及川光博)
ミッチーは表向き「2階級降格の左遷」だったので、
特命係にいた時は警部補でしたが、
警察庁に復帰したことで警視に戻っています。
・角田六郎(山西惇):組織犯罪対策五課長
・伊達香(水野美紀):警備企画課警備システム係長
・荻原壮太(内藤剛志):富士見警察署長
警部
警視庁の係長や所轄の課長クラスです。
・杉下右京(水谷豊):特命係長
右京さんは部下が一人しかいませんが、
一応「特命係」の「係長」です。
・海音寺菊生(竹中直人):麹町東署刑事課長
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警部補
警視庁の係長~主任(班長)クラスです。
捜査一課
・三浦信輔(大谷亮介):七係係長
三浦さんはシーズン12で、主任から係長に昇進しています。
・陣川公平(原田龍二):一係
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巡査部長
ヒラです。
特命係の歴代相棒は大体ココです。
特命係
・亀山薫(寺脇康文)
・甲斐享(成宮寛貴)
捜査一課
・伊丹憲一(川原和久)
・芹沢慶二(山中崇史)
(巡査→巡査部長)
鑑識課
・米沢守(六角精児)
・益子桑栄(田中隆三)
サイバー犯罪対策課
・岩月彬(田中圭)
組織犯罪策対五課
・大木長十郎(志木正義)
・小松真琴(久保田龍吉)
所轄
・佐古秀樹(山崎一):滝沢署地域課
・相原誠(萩原聖人):千束署刑事課
巡査
・冠城亘(反町隆)
・【予想】青木年男(浅利陽介)
青木の階級は明かされていませんが、
冠城と同期なので、おそらく巡査かと思われます。