宮部みゆきの新作・新刊情報を、単行本・文庫本別にまとめました。
映画化、ドラマ化された映像化作品のあらすじもあわせてチェックしていきます。
- 単行本:『子宝船 きたきた捕物帖(二)』(2022年5月25日発売)
- 文庫本:『きたきた捕物帖』(2022年3月2日発売)
目次
宮部みゆきの単行本新刊情報
- 『子宝船 きたきた捕物帖(二)』(2022年5月25日発売)
- 『魂手形 三島屋変調百物語七之続』(2021年3月26日発売)
- 『きたきた捕物帖』(2020年5月29日発売)
単行本の新刊を新しい順に3冊紹介していきます。
子宝船 きたきた捕物帖(二)
江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。
時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。
本書は、江戸深川の富勘長屋に住み、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一が、風呂屋の釜焚きなのに、なぜかめっぽう強い相棒・喜多次の力を借りながら、不可解な事件を解決していく物語。
北一の文庫づくりを手伝っているのは、欅屋敷の「若」や用人の青海新兵衛、そして末三じいさん。岡っ引き見習いとしての北一を応援しているのが、亡き千吉親分のおかみさんや大親分の政五郎、政五郎の元配下で昔の事件のことをくまなく記憶している通称「おでこ」たちだ。
北一応援団とともに謎解き×怪異×人情が愉しめる、著者渾身の大人気シリーズ第二弾!
魂手形 三島屋変調百物語七之続
江戸は神田の三島屋で行われている変わり百物語。美丈夫の勤番武士は国元の不思議な〈火消し〉の話を、団子屋の屋台を営む娘は母親の念を、そして鯔背な老人は木賃宿に泊まったお化けについて、富次郎に語り捨てる。
『三島屋シリーズ』の第7作です。
シリーズ一覧⇒三島屋シリーズを読む順番!ドラマ版「おそろし」~最新刊まで完全網羅
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きたきた捕物帖
宮部みゆき、久々の新シリーズ始動! 謎解き×怪異×人情が味わえて、著者が「生涯、書き続けたい」という捕物帖であり、宮部ワールドの要となるシリーズだ。
舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。
本書は、ちょっと気弱な主人公・北一が、やがて相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんや周りの人たちの協力を得て、事件や不思議な出来事を解き明かしつつ、成長していく物語。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の主人公・笙之介が住んでいた富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場する謎の稲荷寿司屋の正体も明らかになるなど、宮部ファンにとってはたまらない仕掛けが散りばめられているのだ。
今の社会に漂う閉塞感を吹き飛ばしてくれる、痛快で読み応えのある時代ミステリー。
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宮部みゆきの文庫本新刊情報
- 『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』(2022年6月10日発売)
- 『きたきた捕物帖』(2022年3月2日発売)
- 『ブレイブ・ストーリー』(2021年6月15日発売)
- 『昨日がなければ明日もない』(2021年5月7日発売)
文庫本の新刊を、新しい順に4冊紹介していきます。
黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
宮部みゆきのライフワーク
<三島屋変調百物語>シリーズ第6弾江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。
これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいったので、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。
気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。
おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。
富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。
この三人で語り手を迎え、新たな百物語の幕が開く。再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命(第一話「泣きぼくろ」)
村の女たちが<絶景の丘>に登ってはならない理由(第二話「姑の墓」)
妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異(第三話「同行二人」)
異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命(第四話「黒武御神火御殿」)「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
怖ろしくも愛おしい極めつきの怪異と不思議。
心揺さぶる江戸怪談、新章突入!
『三島屋シリーズ』の第6作です。
きたきた捕物帖
【Amazon.co.jp 限定】きたきた捕物帖 (特典:スマホ壁紙画像データ配信) (PHP文芸文庫)
2020年刊行のきたきたシリーズ1作目が文庫化です。
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ブレイブ・ストーリー
ごく普通の小学5年生亘は、友人関係やお小遣いに悩みながらも、幸せな生活を送っていた。ある日、父から家を出て行くと告げられる。バラバラになった家族を取り戻すため、亘は異世界への旅立ちを決意した。
2003年刊行の文庫本、新装版です。
地図が収録されています。
昨日がなければ明日もない
「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。
中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。
自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。【 収録作品】
「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。「華燭」……杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。
「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。
2018年刊行の『杉村三郎シリーズ』第5弾の文庫化です。
シリーズ一覧⇒杉村三郎シリーズを読む順番!最新刊やドラマ「ペテロの葬列」まで完全網羅
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アンソロジーの新刊情報
- 『涙と笑いのミステリー』(2022年2月21日発売)
- 『はじめての』(2022年2月16日発売)
- 『ふしぎ<霊験>時代小説傑作選』(2021年9月8日発売)
アンソロジーの新刊を新しい順に3冊紹介していきます。
涙と笑いのミステリー
すべての謎が解けたとき、きっとあなたは涙を流す――。
読む人の感情を揺さぶる名作ミステリーを収録したアンソロジー。
大人気作家の作品から、ミステリー小説のエッセンスを楽しめるショートストーリーを厳選しました。【収録作品】
宮部みゆき「サボテンの花」
光原百合「橋を渡るとき」
阿津川辰海「六人の熱狂する日本人」
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はじめての
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しいーー。
日本エンターテインメントの最前線&最高峰!文芸の最前線で活躍する4人の直木賞作家が、“小説を音楽にする”ユニットYOASOBIとコラボレーションし、小説、音楽、映像など、さまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界をつくりあげていく、壮大なプロジェクトが始まりました。
小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
「『ヒカリノタネ』ーーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都)当代きっての人気作家たちが描く極上の「はじめて」が、新たな時代を象徴するYOASOBIの音楽と融合することで生まれる、かつてない読書体験です。
ふしぎ<霊験>時代小説傑作選
累計27万部突破の「時代小説傑作選」シリーズ第9弾!
ちょっと怖いが、可愛くて切ない江戸のファンタジー。“罪”を映す瞳を持った少女、超能力のある拝み屋の少年……
人気女性時代作家による豪華アンソロジー拝み屋の少年、日道が何者かに襲われた。日頃から日道を気にかけていた岡っ引きの茂七は下手人を探そうとするが……「遺恨の桜」(宮部みゆき)、元旦に垢抜けない少女が国見屋に迎えられた。主人夫婦は賓客として遇するが、息子の央介は彼女の目を見て怯える。じつは少女は、相手の“罪”を映し出す瞳の持ち主だった……「睦月童」(西條奈加)他、書き下ろし含む五編を収録。
江戸のふしぎな物語を集めた短編集。
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宮部みゆきの映像化最新情報
『ソロモンの偽証』を原作に、映画化されています。
映画化『ソロモンの偽証』(2015年)
前篇・事件 / 後篇・裁判
あらすじ
クリスマスの朝、中学校で男子生徒が転落死する。警察は自殺と判断するが、目撃者を名乗る人物から匿名の告発状が届く。そんななか、死体の第一発見者であるクラス委員の涼子は、保身しか考えていない大人たちに見切りをつけ、自分たちで真実を探ろうとする。
スタッフ・キャスト
- 藤野涼子 – 藤野涼子
- 神原和彦 – 板垣瑞生
- 三宅樹理 – 石井杏奈
- 大出俊次 – 清水尋也
- 浅井松子 – 富田望生
- 野田健一 – 前田航基
- 柏木卓也 – 望月歩
- 倉田まり子 – 西畑澪花
- 向坂行夫 – 若林時英
- 井上康夫 – 西村成忠
- 橋田祐太郎 – 加藤幹夫
- 井口充 – 石川新太
- 竹田和利 – 六車勇登
- 佐々木吾郎 – 石田飛雄馬
- 萩尾一美 – 鈴木きらり
- 小山田修 – 羽下直希
- 蒲田教子 – 森田想
- 溝口弥生 – 榎本実優
- 勝木恵子 – 加藤実祐紀
- 原田仁志 – 宮野薫
- 山埜かなめ – 大井絵梨花
- 山崎晋吾 – 大西航平
- 奈良若菜 – 薗田仁南
- 橘未散 – 升澤理子
- 富田優花 – 松浦寿來
- 石田菜緒 – 佐久間妃南子
- 平田陸夫 – 鈴木逸豊
- 福本君江 – 西田心
- 近藤太一 – 菊地時音
- 河原沙織 – 岩田華怜
- 林田まい子 – 宮武祭
- 水川冴子 – 平祐奈
- 吉沢元喜 – 谷井優貴
- 藤野剛 – 佐々木蔵之介
- 藤野邦子 – 夏川結衣
- 三宅未来 – 永作博美
- 森内恵美子 – 黒木華
- 森内弘恵 ‐ 曽川留三子
- 佐々木礼子 – 田畑智子
- 浅井洋平 – 塚地武雅
- 浅井敏江 – 池谷のぶえ
- 茂木悦男 – 田中壮太郎
- 垣内美奈絵 – 市川実和子
- 大出勝 – 高川裕也
- 大出佐知子 – 江口のりこ
- 高木学年主任 – 安藤玉恵
- 楠山教諭 – 木下ほうか
- 岡野教頭 – 井上肇
- 尾崎養護教諭 – 中西美帆
- 柏木則之 – 宮川一朗太
- 柏木功子 ‐ 安澤千草
- 垣内典史 – 浜田学
- 神原歩美 – 森口瑤子
- 神原悟 – 筒井巧
- 小林修造 – 津川雅彦
- 河野良介 – 嶋田久作
- 上野素子 – 余貴美子
- 北尾教諭 – 松重豊
- 今野努 – 大河内浩
- 津崎正男 – 小日向文世
- 神原涼子 – 尾野真千子
今すぐこの映画を観る
宮部みゆきの原作小説『ソロモンの偽証』は文庫本で全6巻です。
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ドラマ化『ソロモンの偽証』(2021年放送)
映画化もされた『ソロモンの偽証』が、2021年にWOWOWでドラマ化されています。
『ソロモンの偽証』
全8話 2021年放送
スタッフ・キャスト
- 神原和彦 – 宮沢氷魚
- 三宅樹理 – 山本舞香
- 野田健一 – 浮所飛貴(美少年 / ジャニーズJr.)
- 柏木卓也 – 野村裕基
- 大出俊次 – 坂東龍汰
- 勝木恵子 – モトーラ世理奈
- 浅井松子 – 富田望生
- 井口充 – 鈴木康介
- 橋田祐太郎 – 緒形敦
- 井上康夫 – 渕野右登
- 倉田まり子 – 村田寛奈
- 野田美桜
- 蒲田教子 – 西本まりん
- 藤野邦子 – 坂井真紀
- 三宅未来 – 西田尚美
- 大出佐知子 – 篠原ゆき子
- 茂木悦男 – 橋本じゅん
- 大出勝 – 田中哲司
- 藤野剛 – 高嶋政宏
- 津崎正男 – 小林薫
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宮部みゆきのシリーズ一覧と読む順番【時代小説シリーズ】
宮部みゆきはシリーズものが多いです。
各シリーズの読む順番を一覧にまとめておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
三島屋・きたきた捕物帳・茂七・ぼんくら・霊験お初のシリーズは時代小説で、江戸シリーズとも呼ばれています。
杉村三郎を主人公としたシリーズ。
- 『誰か―Somebody』(2003年11月13日発売)
- 『名もなき毒』(2006年8月25日発売)
- 『ペテロの葬列』(2013年12月20日発売)
- 『ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻』(2014年10月28日発売)
- 『希望荘』(2016年6月25日発売)
- 『昨日がなければ明日もない』(2021年5月7日発売)
ホラー時代小説(江戸怪談)のシリーズ。
- 『おそろし 三島屋変調百物語事始』(2008年7月30日発売)
- 『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』(2010年7月1日発売)
- 『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(2013年6月28日発売)
- 『三鬼 三島屋変調百物語四之続』(2016年12月10日発売)
- 『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』(2018年4月27日発売)
- 『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』(2019年12月7日発売)
- 『魂手形 三島屋変調百物語七之続』(2021年3月26日発売)
北一が相棒・喜多次と事件を事件を解決していく物語。
- 『きたきた捕物帖』(2020年5月29日発売)
- 『子宝船 きたきた捕物帖(二)』(2022年5月25日発売)
茂七親分とその後継者・政五郎が登場するシリーズ。
本所深川の同心・平四郎が事件を解決していく物語。
「姉妹屋」のお初が主役のシリーズ。
- 『震える岩 霊験お初捕物控』(1993年9月1日発売)
- 『天狗風 霊験お初捕物控』(1997年11月1日発売)
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宮部みゆきの売上ランキング
1位:火車
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
2位:模倣犯
発行部数:累計420万部(PRTIMESより)
墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔。
3位:杉村三郎シリーズ
発行部数:シリーズ累計300万部(文春公式サイトより)
菜穂子と結婚する条件として、義父であり財界の要人である今多コンツェルン会長の今多嘉親の命で、コンツェルンの広報室に勤めることになった杉村三郎。その義父の運転手だった梶田信夫が、暴走する自転車に撥ねられて死亡した。葬儀が終わってしばらくしてから、三郎は梶田の娘たちの相談を受ける。亡き父についての本を書きたいという姉妹の思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた彼の前に、意外な情景が広がり始める――。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。テレビドラマ化でも話題となった人気の杉村三郎シリーズ第一弾。
シリーズ一覧⇒杉村三郎シリーズを読む順番!最新刊やドラマ「ペテロの葬列」まで完全網羅
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