ドラマ『ストロベリーナイト』のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
姫川玲子率いる姫川班が、青いブルーシートで包まれた遺体の謎に挑む。徐々に明らかになっていく連続殺人の裏で行われていたのは、殺人ショー「ストロベリーナイト」。
毎週第二日曜日に行われるその殺人ショーの黒幕は驚くべき人物だった。そして犯人”F”正体とは・・・。
『ストロベリーナイト』原作情報もあわせてチェック。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&俳優キャスト
■ 姫川 玲子
ノンキャリアながら、27歳で警部補に異例のスピード昇進し、捜査一課へ。高校生の時、連続婦女暴行事件の被害者になった過去がある。
■ 菊田 和雄
巡査部長。32歳。玲子よりちょっと年上の実直な部下。
■ 石倉 保
巡査部長。47歳。
■ 大塚 真二
巡査。27歳。
■ 湯田 康平
巡査。26歳。
■ 日下 守
10係主任警部補。玲子の天敵。
■ 井岡 博満
巡査長。異動の多い所轄刑事。インチキ臭い関西弁が特徴。玲子のことを「玲子ちゃん」と呼び、好意を寄せている。
■ 勝俣 健作
5係主任警部補。通称”ガンテツ”。元公安。玲子を目の敵にしている。
■ 今泉 春男
10係長。警部。玲子の良き上司。玲子を捜査一課に引っ張った。
■ 橋爪 俊介
管理官。勘による捜査を行う玲子を快く思わず、「お嬢ちゃん」と呼び、邪険に扱う。
■ 國奥 定之助
監察医。玲子を「姫」と呼び、可愛がっている。
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『ストロベリーナイト』ネタバレ・あらすじをラスト結末まで
起:池に沈められた遺体の謎
姫川玲子は、夏場の高いいちごを手土産に、監察医の國奥から情報を得ていた。
脳がドロドロに溶けた遺体。原因は、夏場の淡水湖などで繁殖する寄生アメーバ「ネグレリアフォーレリ」。
何らかの拍子に鼻の粘膜から脳へ侵入すると、またたく間に増殖して脳組織を溶かし、死に至らしめる。
そこへ臨場要請が入り、玲子は現場へと向かい、捜査一課第10係姫川班のメンバーと合流した。
現場に入ろうとしたところで警察官に止められる。玲子は警察手帳を見せて黄色いテープをくぐった。
姫川班の部下たちは石倉、菊田、大塚、そして湯田の4人だ。
遺体は青いブルーシートに包まれていた。別の場所で殺害して運んできたのは間違いない。
玲子は母親からの着信は無視した。どうせお見合いをすっぽかして現場へ駆け付けたことへの苦情だ。
そこへ「玲子ちゃ~ん!」と井岡が駆け寄ってきた。世田谷西署から亀有西署に異動になったらしい。先程入り口で玲子が現場に入るのを止めようとしたのは北見警部補。
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遺体は近隣住民が朝発見したという。夜の12時にはなかった。
第一回捜査会議が始まった。
橋爪管理官だ。玲子の上司・今泉係長が進行する。
遺体には首の切創の他、胸に食い込むように多数のガラス片が刺さっていた。死亡前、板状のガラスを乗せられ、こぶし大の鈍器によって突くように殴られたものと思われる。みぞおちから股関節に達する切創は、死後つけられたものだ。
腹部の切開はただ切っただけなのか?疑問を持った姫川は、リンチにかけ、創洞内部を掻き回したのではないかと指摘。
玲子の指摘に北見が口元を押さえて嗚咽する。
だがそういう所見はどこにもなかった。「お嬢ちゃんの妄想はハズレだ」と一蹴する橋爪。
玲と同じ、十係のもうひとりの主任警部補・日下が盲腸で入院したため、姫川班が繰り上がりで臨場になった。
となると増員がかかれば、次は”ガンテツ”こと勝俣が出張ってくる。
玲子は大事な戦力である菊田がデスクにされたことを今泉に抗議するが、今泉にもどうやら考えがあるようだ。
玲子は井岡から北見が東大でのキャリアで、父親は第三方面本部長であることを聞かされる。今は研修中で帳場に入っている。
今日一日タメ口をきいてしまっていた大塚は焦る。
ホテルへの道中、公園を通りすがった玲子の脳裏に、忌まわしい過去が蘇る。高校2年生、17歳の夏。それを振り切るように、玲子は足早に歩いた。
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承:ガンテツ登場、玲子の忌まわしき過去
翌日。歯型から被害者の身元が判明した。金原太一、34歳。事務機器リース会社の社員だ。
会社に聞き込みに行った玲子は、この春くらいから金原が変わったと聞かされる。
同時期から、金原は第2日曜日にどこかへ外出していた。
なぜあの場所に遺体を置いたのか、気になっていた玲子は、捜査会議前に遺体発見現場を訪れる。そしてあることに気づいた。
玲子は捜査会議に遅刻しておきながら、橋爪に捜査会議の中断を申し出る。当然橋爪は激怒。
犯人が遺体の腹部を切り裂いた意味は、遺棄現場近くの内溜めに沈めるためだ。あずま屋の横は、遺体の受け渡し場所だったのだ。誰かがあそこに運び、誰かが内溜めに投棄する。
投棄されてなかったのは、投棄するはずの人間が来なかったからだ。正確には、死んでいて来られなかった。それが、國奥から聞いた遺体・深沢康之だ。
都内では唯一あの内溜めから「ネグレリアフォーレリ」が検出されている。保護観察中の深沢が地方で感染したとは考えにくい。
玲子は、あの内溜めには他にも腹部を切り裂かれた遺体が沈んでいると踏んでいた。
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玲子の見込み通り、遺体が上がった。
同時に増員がかかり、ガンテツが乗り込んで来た。帳場に後から入るハンデを負う勝俣は、早速玲子に「面を貸せ」と行ってきた。
深沢は3週間も前に死んでいるのに、殺しなんて危ない橋を渡る仲間同士、相方が深沢の死を知らないはずがない。自分で捨てに行くか別の人間に頼むかだ。
それを「連絡不行き届き」で片付ける玲子を、勝俣は「どうしようもない素人だな」と批判する。
その場から立ち去ろうとした玲子の背中に、勝俣が呼び掛けた。
勝俣「姫川。今でもまだ怖いのか。真夏の夜の公園」
まさか、勝俣が知っているはずはない。腹部を刺され、男に暴行されたあの夏の日のことを。
だが玲子は苛立ちを隠せなかった。
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深沢は、昨年8月まで4年間、自宅への放火及び両親の遺体損壊遺棄で服役していた。帰宅して両親の遺体を発見した深沢は、薬物中毒だったことが世間に知れることが恥ずかしく、火を放ったという。
深沢には両親殺しの疑いも掛かっていたが、最終的には薬物中毒死で落ち着いていた。唯一の家族は妹・由香里は事件のショックから長期で入院していた。
深沢の遺品には封筒に入った73万円があった。危険な仕事の報酬だろうか。
勝俣は例によって相方を巻くと単独行動を開始。自分の駒を使って深沢について調べ始める。
内溜めに沈んでいた遺体の身元は滑川幸男、38歳。大手広告代理店のクリエイティブディレクターだ。
社内の面接は玲子と勝俣で手分けしてすることになったが、滑川の愛人だった秘書の白鳥香澄の聞き込みを勝俣に横取りされた。玲子は激怒するが、勝俣には通じない。
そしてやはり、滑川も毎月第2日曜日に外出していた。
だが、そこから帳場は手詰まりになり始める。深沢についてはロクな情報が上がっていなかった。元公安である勝俣が隠しているに違いない。
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帳場休みに久しぶりに玲子は実家に帰宅した。だが何度も着信を無視していた玲子は、帰るなり母親とぶつかる。
玲子は一冊の手帳を開いた。
あの夜に起こったこと、あの男の存在、そして自分自身。全てを消してしまいたかった玲子の前に現れたのが佐田倫子だった。埼玉県警刑事部捜査一課の巡査。
佐田はゆっくりと、時間を掛けて玲子を救おうとしてくれた。
連続婦女暴行事件の犯人の顔をはっきりと見た被害者は玲子だけだった。「捜査に協力してほしい」という佐田に、玲子は「まだ怖い」と拒む。
その3日後、佐田は玲子を襲った男を逮捕しようとして、揉み合いになり、ナイフで刺されて殉職した。
同僚の刑事が佐田の日記を玲子に手渡した。日記は捜査のこと、佐田の正義感、そして玲子への優しさとエールで溢れていた。
佐田の「戦おう」という言葉に、玲子は戦うことを決めた。
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転:浮かび上がった闇サイト『ストロベリーナイト』、大塚の殉職
大塚から玲子に連絡が入った。
大塚は滑川の大学時代の友人、田代から「ストロベリーナイト」というサイトの情報を入手していた。
「ストロベリーナイト」という隠れたサイトで、殺人ショーが行われているというのだ。生贄は無作為で選ばれた観客の一人で、殺人ショーは毎月第二日曜日に行われる。
金原も滑川も「ストロベリーナイト」に参加していた可能性が高い。
潰しておかなければならない可能性の一つとして、「ストロベリーナイト」の線を姫川班だけで追わせてほしいと今泉に頼む。
廃ビルや廃施設をしらみつぶしに当たる最中、今泉から埼玉で似たような遺体が見つかったと連絡が入った。
発見したのは大学のボート部で、一体が急に浮いてきたという。遺体は全部で九つ。
勝俣も目ざとく嗅ぎ付け、現場に現れた。ここからは埼玉県警と合同捜査になる。
一方、大塚は北見に一時間だけ単独行動を申し出る。規則で単独行動は禁止されている。大塚の必死な様子に、北見はこれを了承した。
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翌日、玲子は勝俣の担当である中央医科大学病院を訪れ、深沢由香里に面会を申し出る。
だが、担当医師から重篤な患者で、会わせることはできないと断られてしまう。
再び単独行動を申し出た。大塚は自分が逮捕した辰巳の元を訪れ、金を支払ってあることを頼んでいた。書き込みの常連たちの個人情報だ。
弱っている玲子に、自分が何とかしなければと思った大塚は、違法捜査に手を出していた。
辰巳は大塚に「気をつけろ。直ぐ後ろに化け物がいるぜ」と忠告する。
6時の待ち合わせに大塚が現れず、北見は本部に戻った。依然大塚と連絡が取れないことに、玲子は焦りを隠せない。
日付が変わりかけた頃、今泉が大塚の殉職を玲子に告げに現れた。
空き家になっているライブハウスで見つかったという。
日下が遺体の確認に向かった。なぜ自分に行かせてくれないのか、泣き叫ぶ玲子を、「あんた刑事だろ!」と石倉
銃弾は9ミリパラベラム。信じられないことに大塚は、意識のない状態で約3メートル床を這って出口に向かっていた。そして自力でドアを開けようとした状態で事切れていた。
中で倒れたままになっていたら、おそらく発見ははるかに遅れていた。
今泉「デカの執念だな」
日下は、「ホシはお前が挙げろよ」と玲子に告げる。そして勝俣に気をつけろと忠告する。
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玲子は大塚の遺体が発見されたライブハウスを訪れ、大塚に話せなかった刑事になった理由を語り始める。
事件の裁判で、玲子は被告側の弁護士に、擦過傷が少ないことから合意だったのではないかと指摘された。
佐田の言葉を胸に、玲子は戦った。
玲子「あなたのその理屈で言えば、命を張ってその男を捕まえた佐田さんも、つまり殺される覚悟をしていたわけだから、だから殺してもよかったんだと、合意の上で殺されたんだと、そういうことですかッ」
玲子を取り押さえようと係員が飛び出してきた。だがなぜだか彼らは途中で足を止めた。
警察官たちが傍聴席を埋め尽くしていた。そして全員が、玲子と一緒にいる佐田に敬礼していた。
玲子「その時思ったの。これが警察なんだ、私もこの中に入りたいって」
佐田は殉職による二階級特進で警部補になった。だから玲子は、彼女と同じ年までに必ず警部補になって、彼女がやり遺したことをやっていこうと決めた。
玲子「大塚、守ってやれなくてごめん。これからは、あんたと、佐田さんと一緒に戦う。戦って、勝つから」
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結:ストロベリーナイトの黒幕と犯人「F」の正体
翌日。部屋を荒らされ、殺されそうになった辰巳は、玲子に連絡を取ろうとした。身の危険を感じたら玲子に連絡するよう大塚から言われていたからだ。
だが、デスクの丸田を買収していた勝俣は、玲子の代わりに辰巳に会いに行き、辰巳を暴行。情報を聞き出した。
デカイ金が動いてるらしいと興味を持ったヤクザが、「ストロベリーナイト」のことを調べるも、面白いことになりそうだからと手を出さないことにしたというのだ。黒幕が何者か、バレた時の騒ぎが楽しみだ、と。
勝俣が田代の調書を隠していたことを知った菊田は、デスクを離れて現場へ向かった。
そして、勝俣が田代を暴行しているところに遭遇する。
掲示板にHN「ダンベルディ」と名乗り、「ストロベリーナイト」のことを書き込んでいた田代は、実は「ストロベリーナイト」の常連客だった。
友人の滑川が殺されたから、慌てて大塚に垂れ込んだのだ。
大塚は田代に殺されたようなものだ。
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勝俣と菊田は、「ストロベリーナイト」の詳細を田代から聞き出した。
殺人ショーの生贄は、客の中から選ばれる。入り口で金を払う時に、無作為に一人だけ選別される。「その仕組みに気付いた時は興奮した」という田代。
「ストロベリーナイト」の場所は毎回変わる。主催者の男たちは全部で3~4人。
その中に、“F”と呼ばれる男がいた。小柄で、黒い革のツナギで、いつも舞台で生贄を痛めつけていた。
辰巳が部屋に仕掛けていた防犯カメラに映っていた男だ。
“F”が深沢だとすれば、8月には死んでいて金原殺しは無理だ。だが。
勝俣と菊田は再び中央医科大学病院を訪れ、深沢由香里に会わせるよう、尾室医師に詰め寄る。
深沢由香里は毎月第二日曜日に病院を抜け出していた。
写真に写っていたのは深沢由香里だ。だとすれば深沢由香里は既に11人、人を殺している。
深沢由香里は薬物中毒の両親から虐待を受け、自分で自分の右胸と左胸、臀部さらには大腿部の肉を切り取っていた。
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尾室医師に案内させるも、深沢由香里は病室にはいなかった。
そこへ、辰巳からストロベリーナイトの黒幕がわかったと連絡が入った。
一方、玲子は北見と共に、ある廃ビルを訪れていた。大塚が気になるから明日調べようと言っていたビルだ。
解体が中断されたビル内を捜索する中、玲子は発見された11体の遺体について考えていた。
埼玉で発見された古い9体、そして7月と8月に東京で発見された2体の遺体。7月からあの内溜めに遺棄され始めたということだ。
7月から亀有西署に異動になった井岡と同じく、北見も7月から研修でこちらに来ていた。
北見は大学時代、ボート部だったのではないか。そのことを指摘した途端、北見は玲子に銃を向け、発泡した。
銃弾は玲子の頬をかすめた。
大塚を殺した犯人は、北見だったのだ。
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薬に女、学生時代に悪いことをやり尽くし、退屈していた時に北見は”F”に出会った。
北見の友人が女を襲った時に首を締め過ぎて殺してしまい、その女の連れが北見たちのところへやって来た。
北見が金で蹴りをつけようとした時、”F”は友人の首をカッターナイフで切り裂いた。
北見「あれは美しい芸術だった。真っ赤な血が天に上ったかと思うと、またたく間にダチの顔をイチゴみたいに赤く染めたんだ」
つい今まで生きて一緒にいた人間が、あっという間にただの肉の塊になる。それを前に北見は自分は生きているということを実感した。
“F”が見せてくれたリアルな死が、生きる気力を蘇らせてくれた。それを他の人間にも分けてやるため、北見は”F”のスポンサーになった。
そうして、「ストロベリーナイト」が誕生した。
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そこへ、黒いジャケットに身を包んだ”F”が現れた。それは、入院しているはずの深沢由香里だった。彼女こそが”F”だったのだ。
だから深沢は妹のために黙々と死体処理をし続けた。
「金原や滑川に生きる気力を与えてやった」と語る北見に、玲子は「狂ってる。人の命を何だと思ってるのよ」と吐き捨てる。
手錠で拘束した玲子を、北見は激しく暴行する。
体を触って来た北見に、玲子はあの忌まわしい夜を思い出す。そして深沢由香里もまた、義理の父親に暴行された日々を重ねていた。
「あんたも俺や”F”と一緒なんだよ」という北見に、深沢由香里は「違う」と叫ぶ。
深沢由香里「上って何?生きてる?僕は生きてるなんて感じたことなかった」
父親に暴行され、深沢由香里はカッターを手に、父親と母親を殺した。
その遺体に、兄が火をつけたのだ。
深沢由香里「でもやっぱり駄目だった。僕は人間なんだって思いたかっただけなのに」
すぐにあの家に引きずり戻される。体を切ると赤い血が出た。「ほら、一緒だよ」と彼女は言った。
「これで”F”と私は、ずっと友達」
北見の友人に殺された彼女は、深沢由香里のたった一人の友だちだったのだ。
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一方、井岡が玲子をストーキングしていたことが功を奏し、勝俣と菊田は玲子の居場所を特定することに成功する。
深沢由香里「僕はただ、僕と同じ赤い血が見たかった」
ただ人間なんだって思いたかっただけ。
言い争う北見と深沢由香里に、玲子は背後から北見に体当りした。
北見が銃を撃ち、深沢由香里が撃たれた。玲子は廃ビルからあわや、転落しかける。玲子に詰め寄る北見の首を、深沢由香里が切った。
玲子を引き上げようとする深沢由香里。
そこへ、勝俣と菊田、井岡が駆け付けた。菊田が玲子を引き上げた。
玲子の頬の血を撫で、深沢由香里が尋ねた。
深沢由香里「同じ?」
玲子「そう、同じ。私と一緒。生きてる」
泣き崩れる深沢由香里を、玲子は強く抱き締めた。
次回『ソウルケイジ』⇒ネタバレとラスト結末 遺体なき殺人事件、左手首のDNAトリック!高岡賢一に隠された秘密
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『ストロベリーナイト』原作
ドラマ『ストロベリーナイト』の原作は、誉田哲也の小説です。
姫川玲子が主役のシリーズは『ストロベリーナイト』以外に、
の全8冊発売されています。
『ストロベリーナイト』では、勝俣が玲子を目の敵にする理由や、単独行動を取る理由など、勝俣の胸の内も深掘りして描かれています。
ガンテツ好きはぜひ!