トム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(MI4)』シリーズ4作目のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
ロシアのクレムリンの爆破テロ事件の犯人に仕立て上げられ、追われることになったイーサン・ハント。IMFが機能停止に追い込まれる中、「コバルト」ことヘンドリクスの核ミサイル発射を阻止できるのか!?ブラントが抱える過去の秘密、イーサンの奥さんジュリアの生死など、次作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(MI5)へ続く伏線や謎についても考察&解説していきます。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。
目次
登場人物&俳優キャスト
2011年アメリカ映画
上映時間132分
監督: ブラッド・バード
■ イーサン・ハント(トム・クルーズ)
IMFのベテランエージェント。前作MI3ラストで結婚した妻のジュリアがいる。
■ ジュリア・ミード (ミシェル・モナハン)
イーサンの妻。
■ ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)
IMFの分析官。IMF長官の死亡後、イーサンたちと行動を共にする。
■ ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)
イーサンのチームの一人。前作MI3ではイーサンの行動を内部から手助けしていたが、今作では試験をパスし、イーサンたちと共に現場での任務に挑む。
■ ジェーン・カーター(ポーラ・パットン)
イーサンのチームの一人。以前の任務でチームのエージェントをザビーヌ・モローに殺され、彼女を憎んでいる。
■ トレヴァー・ハナウェイ(ジョシュ・ホロウェイ)
ブダペストでロシアの核兵器発射コードを運び屋のマレク・ステファンスキーから奪う任務に就いていた。
■ IMF長官(トム・ウィルキンソン)
ロシアの首相から友好勲章授与ためにロシアを訪れていた。
■ ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
天才ハッカーでイーサンの相棒的存在。ラストでイーサンに新たな任務を告げる。
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コードネーム「コバルト」として、IMFから追われている。ストックホルム大学の元物理学教授。かつてスウェーデンの特殊部隊に所属していた。
■ サビーヌ・モロー(レア・セドゥ)
フランス人の殺し屋。ダイヤモンドを報酬として受け取る。IMFメンバーのハナウェイを殺害し、ロシアの核兵器発射コードを奪う。
■ アナトリー・シディロフ(ウラジミール・マシコフ)
ロシア人の諜報員メンバー。
■ ボグダン(ミラジ・グルビッチ)
情報屋。イーサンが収容されていた刑務所にいたロシア人。従兄弟に裏世界に精通の武器商人がいる。
■ ブリッジ・ナス(アニル・カプール)
インド人のプレイボーイのマルチメディア王。ムンバイで通信会社を経営しており、ロシアの古い軍事衛星を所有している。
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ゴーストプロトコルのネタバレあらすじをラスト結末まで
起:イーサン脱獄もクレムリンの爆破テロ犯に
秘密組織IMFエージェントのトレヴァーは、ハンガリーのブダペストで任務に就いていた。
任務内容は「コバルト」というコードネームの人物に渡されるはずの秘密ファイルを奪うこと。
簡単な任務のはずだったが、ファイルを狙う別の組織が乱入。銃撃戦となり、ハナウェイは殺し屋のモローに殺され、ファイルも奪われてしまう。
作戦の陣頭指揮を執っていたジェーンは、ハナウェイの死を嘆く。ハナウェイは死の間際、ジェーンに自分の想いを伝え、ジェーンもまた同じ気持ちだったのだ。
ジェーンは作戦の続行にあたり、イーサン・ハントの力を借りようと考える。
しかし、イーサンは現在ロシアのモスクワの刑務所に収監されていた。
ジェーンはイーサンの脱獄を計画、ベンジーと共に実行する。
IMFの仲間が自分を脱獄させようとしていることに気付いたイーサンは、混乱に乗じて情報屋のボグダンの房へ行き、逃亡の手助けをする。
車中でボグダンを麻酔弾で撃って眠らせ、別の車に引き渡したイーサンは、街の公衆電話でIMFから指示を受ける。
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ハナウェイがモローに奪われたファイルの中身は、核ミサイルの発射コードだった。
モローと取引し、ファイルを入手しようとしている人物の正体は「コバルト」。危険人物としてIMFが追跡している男だ。
現在判明しているのは、ロシア情報局の核戦略担当者ということだけ。
「コバルト」の正体を暴くべく、イーサンはクレムリンへ侵入するようIMFから指示を受ける。
車中でジェーンは、なぜイーサンがモスクワの刑務所に入れられていたのか、疑問に思う。
イーサンは前作MI3でジュリアと結婚していたが、その妻ジュリアと別れて姿を消していた。配置換えか、長期休暇か・・・様々なウワサが飛び交っていたが、ベンジーも真相はわからない。
イーサンはフェデロフ将軍に変装し、ベンジーと共にクレムリンに侵入。
だが、IMFの連絡無線の周波数を知っている別組織に先手を打たれ、爆破テロに巻き込まれてしまう。
病院で目覚めたイーサンは、ロシア諜報員のアナトリーに爆破テロの首謀者だと決めつけられる。
イーサンはアナトリーのすきを突いて、その場から逃亡し、IMFに救助を求めた。
一方、暗号専門家のレオニドは、クレムリン爆破のニュースを見て、次に狙われるのは自分だと確信。妻のアーニャと共に逃亡しようとする。
しかし、既に家には侵入者がいた。妻子を人質に取られたレオニドは、何者かに連行された。
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承:ゴースト・プロトコル発動、単独での任務続行
イーサンの元に、IMF長官が自ら現れる。
ロシア政府は、爆破テロがアメリカ合衆国によるものだと信じ込んでいた。
さらに、アメリカ大統領はテロへの関与を否定するため、「ゴースト・プロトコル」を発動させていた。
長官に同行していた分析官ブラントにより、イーサンがクレムリンで見た不審人物の正体が、カート・ヘンドリクスだったことが判明する。
ヘンドリクスはスウェーデンの特殊部隊を抜けた後、ストックホルムで大学教授に就任していたが、過激すぎる核による終末説を唱え、大学を追われていた。
クレムリンを爆破した真犯人は、ヘンドリクスだった。
彼こそが「コバルト」だったのだ。
IMFが機能停止に追い込まれた現状で、イーサンに強い信頼を寄せている長官は、イーサンが独自で任務を遂行するよう示唆。ヘンドリクスの情報が入ったUSBを託す。
しかし直後、シディロフの部下に狙撃され、長官は射殺されてしまう。
アメリカ政府の後ろ盾をなくしたイーサンは、テロリストとして追われる立場になってしまっていた。
照明弾を使い、間一髪イーサンはブラントと共に車中から脱出。ベンジーたちと合流した。
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長官からもらったUSBには、ヘンドリクスの演説動画が記録されていた。
「核攻撃で地球を破滅させることで、生き残ったわずかな人類は進化を遂げる」と語るヘンドリクス。
ヘンドリクスはその危険思想を現実のものとするため、クレムリンに潜入。核兵器発射制御装置を盗み、自らの侵入の痕跡を消そうとクレムリンそのものを爆破したのだ。
モローがトレヴァーから奪ったファイルには、ヘンドリクスが奪った装置を起動するための暗号が記されていた。
ゴースト・プロトコルが発令され、さらに長官が死亡した最悪の事態に、だがイーサンはヘンドリクスの計画を阻止すべく、作戦の続行を決意する。
モローがドバイへ向かったという情報を得たイーサン。
モローはヘンドリクスの部下・ウィストロムと取引する可能性が高い。イーサンたちはドバイへ急行した。
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転:ブルジュ・ハリファでの取引失敗、明かされたブラントの秘密
取引が行われるのはドバイのブルジュ・ハリファ。世界一高いビルだ。
ジェーンがモローに、イーサンがウィストロムになりすまし、互いに取引が成立したと思わせ、ヘンドリクスに偽暗号を掴ませるという作戦に出る。
ブルジュ・ハリファのセキュリティは非常に厳重で、サーバ室へ直接侵入しない限り、ビル内のシステムを操作することができない。
イーサンはビルの外から、130階にあるサーバ室への侵入を敢行する。
明らかに準備不足のまま、無謀にもマスクなしで取引に挑む4人。
さらに、ウィストロムは暗号の専門家で核保安システムのプロ、レオニドを同伴していた。
これでは偽物のコードを掴ませることはできない。
計画の変更を余儀なくされたイーサンは、本物のコードを渡すことを決断する。
118階でモローとイーサン・ブラントの、119階でウィストロム・レオニドとジェーン・ベンジーの取引が始まった。
無事取引は終わるかに見えた、が。
取引の終了直前、ブラントの行動を不審に思ったモローが、取引の相手が違うことに気づく。ブラントはモローを拘束するが、愛するハナウェイを殺されたジェーンは復讐心を抑えきれず、重要な情報源のモローを殺してしまう。
一方、ウィストロムを追跡するイーサン。途中シディロフの邪魔が入りながらも、必死でウィストロムを追いかける。
激しい追走劇の末、車から振り落とされる直前、イーサンはウィストロムがフルマスクの変装を外すのを目撃する。
実は、取引に来ていたのはウィストロムではなく、ヘンドリクス本人だったのだ。
ヘンドリクスはイーサンをあざ笑うように、マスクを投げて寄越した。
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モローに対するブラントの動きが明らかに分析官のそれではなかったことに、ジェーンはブラントがどこかのスパイではないかと疑っていた。
ブラントはかつて、IMFの現場諜報員だったのだ。
クロアチアで、イーサンと妻のジュリアを隠れて護衛する任務に就いていたブラント。
ある日、セルビア人組織がイーサンを狙撃するという情報が入るが、極秘任務だったため、ブラントはイーサンに警告しなかった。
だが計画は実行された。ブラントが戻った時には既に部下は殺され、ジュリアの姿もなかった。後日、ジュリアの遺体の一部と思しきものが発見される。
イーサンは妻を殺したセルビア人組織を襲撃。殺人容疑で逮捕され、モスクワの刑務所に収監されてしまう。IMFは私的な復讐に走ったイーサンを助けることはなかった。
イーサンに警告しなかったことを激しく後悔したブラントは、現場から離れ、分析官になっていた。
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結:ヘンドリクスの野望阻止、妻ジュリアの生死判明
イーサンは脱獄させた情報屋のボグダンに連絡を取り、ボグダンの従兄弟の武器商人に単身会いに向かう。
核ミサイルの発射には「核起動装置」「核の発射コード」「軍事衛星」の3つが必要だが、ヘンドリクスはそのうちの2つを既に手中に収めていた。
「核起動装置」をクレムリンで、「核の発射コード」は今回モローとの取引で。
残るは「軍事衛星」。
イーサンはロシアが先日ブリッジ・ナスに軍事衛星を売ったという情報を得て、インドのムンバイへ向かう。
イーサンが帰った後、ボグダンの従兄弟はシディロフに連絡するが、もちろんそのこともイーサンは織り込み済みだった。
インドのムンバイで、ブリッジ・ナスが主催するパーティーに、イーサンとジェーンが潜入。
ブラントはその裏で、サーバ室への侵入を試みる。
ジェーンはブリッジ・ナスにハニー・トラップを仕掛け、衛星のオーバーライド・コードを聞き出そうとしていた。
だがヘンドリクスは既に衛星にウイルスを仕込んでおり、核弾頭ミサイルはあと5分で発射されてしまう。
コードを聞き出したジェーンはブラントに伝えるも、ウイルスで無効化され、発射を止めることができない。
それを知ったイーサンは、作戦を変更し、直接ヘンドリクスから起動装置を奪おうと考える。
軍事衛星を使うには、ヘンドリクスも衛星の近くにいる必要があった。
逆探知でヘンドリクスの潜伏先を割り出したイーサンは、移動を開始。パーティー会場来ていたシディロフにあえて自分の存在を示し、追跡させる。
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イーサンらの奮闘虚しく、ヘンドリクスは起動装置を作動させたてしまう。
ロシアの原子力潜水艦が、指令部からの発射指令を確認し、実行。ついに核ミサイルがアメリカに向けて発射された。
最後まであきらめないイーサンは、発射された核弾頭ミサイルの無効化を試みる。ヘンドリクスの持つブリーフケースを奪うことができれば、その可能性が残されていた。
ヘンドリクスとの激しい銃撃戦の末、イーサンはケースを奪い、制御装置を押す。
間一髪、サンフランシスコへの直撃は回避され、無効化された核弾頭ミサイルは沖合に落下した。
現場に現れたシディロフは、状況から誰がテロリストだったのか、事態の真相に気づく。
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イーサンたちは、任務成功の祝杯をあげていた。
シディロフの証言で、「IMFメンバーによるクレムリンの爆破テロ」という誤解は無事解けた。アメリカはサンフランシスコ沖に落下したのは核弾頭ではなく「隕石」だと主張しているが・・・。
そこへルーサーが現れ、イーサンにアフガニスタンで会おうと告げ、立ち去る。
イーサンが机に携帯電話を並べた。次のミッションだ。
ベンジーとジェーンはそれを受け取るが、ブラントは任務をおりると言う。クロアチアに自分がいたことを告げ、その資格がないとも。
イーサンは「死んだ確証があるのか」とブラントに尋ねる。
実は、セルビア人組織の襲撃も任務の一部だったのだ。
イーサンは妻ジュリアを守るため、死んだことに見せかけようと、IMF長官に交渉していた。
クロアチアで妻が殺され、イーサンが復讐としてセルビア人を殺害すれば、モスクワの刑務所に収監される。
そうしてイーサンは「コバルト」ことヘンドリクスに接近しようとしていたのだ。
ムンバイでの作戦後、ブラントの過去を調べたイーサンは、ブラントがジュリアの死をずっと悔いていたことに気付いていた。
だからこそ、最大の極秘事項でもあるジュリア生存をほのめかす。
真実を知ったブラントは、驚きながらもジュリアの生存を喜び、任務を受ける。
ブラントが去った後、イーサンは対岸にいるジュリアを見つめた。ジュリアも視線を感じ、イーサンの方を振り返る。川越しに見つめ合う二人。
そこへ「“シンジケート”が動き出した」と次の指令が入る。イーサンはそのまま人混みに紛れて姿を消した。
ミッション:インポッシブル5へ続く⇒ローグネイションネタバレあらすじラスト結末
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ミッション:インポッシブル5ローグ・ネイションへの伏線と謎考察
シンジケートとは?
次作『ローグ・ネイション』でイーサンが対決することになる国際犯罪組織です。
CIAはシンジケートの存在を信じず、イーサンは国際指名手配犯にされてしまいます。
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タイトル「ゴースト・プロトコル」の意味
ゴースト・プロトコルとは?
アメリカ政府が非合法の秘密作戦に対して一切の関与を否定する取り決めのこと。
イーサンが任務に就く際、毎度おなじみの
「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで」
というセリフにある通り、
不測の事態が発生した場合には、IMFの組織そのものが存在しない物=「幽霊(ゴースト)」として扱うという、「取り決め(プロトコル)」のことを指しています。
対して、CIAによる正式な諜報活動によって外国政府に拘束された諜報員は、合衆国政府がその引渡しの取引を外交ルートで行われます。
だからイーサンはロシアの刑務所に収監されっぱなしだったんですね。
もっとも、イーサンの収監自体、IMF長官と交わされた極秘任務だったのですが。
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