【矢吹駆シリーズ】読む順番!最新刊「煉獄の時」まで0巻「熾天使の夏」や番外編全12作のあらすじ

笠井潔の小説『矢吹駆シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじ、時系列を紹介します。

矢吹駆シリーズの最新刊

矢吹駆シリーズの刊行順一覧

矢吹駆シリーズの刊行順一覧
※文庫本は第6作『吸血鬼と精神分析』まで発売されています。

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矢吹駆シリーズを読む順番はコレだ!

矢吹駆シリーズを読む順番
  1. バイバイ、エンジェル
  2. サマー・アポカリプス
  3. 薔薇の女
  4. 哲学者の密室
  5. 【0巻】熾天使の夏
  6. オイディプス症候群
  7. 【番外編】青銅の悲劇 瀕死の王
  8. 吸血鬼と精神分析
  9. 煉獄の時
  10. 夜と霧の誘拐
  11. 魔の山の殺人
  12. 屍たちの昏い宴

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矢吹駆シリーズを読む順番は、バイバイ、エンジェル→サマー・アポカリプス→薔薇の女→哲学者の密室→熾天使の夏→オイディプス症候群→青銅の悲劇 瀕死の王→吸血鬼と精神分析→煉獄の時

刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。

『夜と霧の誘拐』以降は、単行本未刊です。

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矢吹駆シリーズの時系列一覧

矢吹駆シリーズの時系列一覧

時系列順とはずれますが、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。

時系列は、シリーズ0巻に該当する『熾天使の夏』が一番先になります。

ただ、読む時は刊行順に読んだ方がわかりやすいので、刊行順に読んでいくのがおすすめです。

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矢吹駆シリーズのあらすじ

バイバイ、エンジェル

ピレネーの旧家デュ・ラブナン家のイヴォンは、スペイン戦争の際レジスタンスに参加し、失踪する。同家の小作人、ジョゼフ・ラルースはイヴォンと行動を共にするが、単独で帰国後、イヴォンから山を贈与されたと主張し、そこに鉱脈が発見されたため裕福となった。二十年後、死んだはずのイヴォンから手紙が届き、裁きが行なわれるだろうと無気味な予告をしてくる。それが現実となって、ジョゼフの次女オデットの首を切り取られた惨殺死体が発見される……。司法警察のモガール警視の娘ナディアと不思議な日本人青年矢吹駆は真相究明を競い合う。日本の推理文壇に新しい1頁を書き加えた、笠井潔のデビュー長編。

サマー・アポカリプス

ラルース家事件の傷心を癒しきれないナディアは、炎暑のパリで見えざる敵の銃弾を受けたカケルに同行し南仏地方を訪れる。風光を愛でる暇もなく、心惹かれる青年と過ごす夏期休暇は、ヨハネ黙示録を主題とした連続殺人の真相究明行へと一変する。二度殺された死体、見立て、古城の密室殺人、秘宝伝説、いわくある過去……絢爛に鏤められたモチーフの数々が異端カタリ派の聖地というカンヴァスに描き出されるとき、本格探偵小説の饗応は、時空を超えて読む者を陶酔の彼岸へ誘わずにはいない。口笛が〈大地の歌〉を奏で、二重底に隠された最後のからくりを闡明する瞬間まで、探偵の座を明け渡す矢吹駆。その真意はいずこに?

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薔薇の女

フィリップ・モリスをひとつ――紙幣と共に差し出された名刺が、映画女優を夢みるシルヴィーに運命の訪れを告げていた。ささやかな贅沢で祝したその夜更け、自室の扉を叩く音に応じた彼女に賦与された未来は、あろうことか首なし屍体となって薔薇の散り敷く血の海に横たわることだった……。そして翌週には両腕を失った第二の、翌々週には両脚を奪われた第三の犠牲者が。明らかに同一犯人と見做される状況にも拘らず、生前の被害者たちに殺害されるに足る共通項を探しあぐね混乱するパリ警視庁。事件を統べる糸〈ドミニク・フランス〉を紡ぎ出してみせる矢吹駆の、鮮やぐ現象学的推理が織り成す、真相という名の意匠とは?

哲学者の密室

三つの事件を経て、矢吹駆に対する自分の感情を持て余していたナディア。そこに起こった新たな事件は、頭部を殴打され、背中に刺傷を負った死体が、誰も入ることのできぬはずの三重密室の中で発見される、という衝撃的なものであった。さらに、その謎を追う彼女の前に、第二次大戦中、コフカ収容所で起こった密室殺人事件が浮かび上がってくる。二つの事件の思想的背景には、二十世紀最大の哲学者のある謎が存在した。ナディアに請われ、得意の本質直観による推理で事件に立ち向かう矢吹駆の前には宿敵イリイチの影が……!? 現代本格探偵小説を生み出した大量死の謎をも解き明かす、シリーズ最高傑作の呼び声高い第4作

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【0巻】熾天使の夏

学生運動に伴うリンチ事件の主謀者として三年間の刑務所生活を終え、男はひっそりと暮らしていた。ある日彼は、自分が尾行されていることに気づく。待ち伏せてみるとそれは昔の仲間であったのだが……。完璧な自殺それが問題だ――頭蓋の奥で響く小さな呟きを意識しながら、植民地都市へ向かい、飛翔を試みた、かつて革命の時を生きた男は何を思い、何を求めるのか? 矢吹駆の罪と罰を描いた、シリーズ第ゼロ作にして、笠井潔の原点! 幻の処女長編テロリズム小説

オイディプス症候群

奇病に倒れた友人のウイルス学者に頼まれ、ナディア・モガールと矢吹駆は、アテネに向かう。ある資料を友人の師に届けるためだったが、その人は、クレタ島南岸に浮かぶ孤島「牛首島」に渡っていた…。「牛首島」のダイダロス館には、ナディアと駆を含む十人の男女が集まったが、嵐で孤立し、そこで謎の装飾を施された 死体が発見される。そして次々と殺されていく訪問客…。彼らがここを訪れた真の意味とは!? ミステリの魅力が詰まった本格ミステリ大賞受賞の傑作。

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【番外編】青銅の悲劇 瀕死の王(上・下)

天皇の容態悪化が伝えられる一九八八年、東京郊外頼拓(よりつ)市に近い媛神(ひめがみ)湖畔に滞在中の小説家、宗像冬樹は北澤雨香(うか)の別荘でナディア・モガール、鷹見澤緑と出会う。その頃、頼拓市の旧家、鷹見澤家では奇妙な事件が続けて起きていた。

昭和の最期が迫った一九八八年末、神職を受け継ぐ旧家の老当主、鷹見澤信輔は冬至の神事の後、宗像冬樹とナディア・モガールも招かれていた会食の席上、トリカブト毒による毒殺未遂で倒れた。だが、それは鷹見澤家を襲う悲劇のはじまりにすぎなかった。

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吸血鬼と精神分析(上・下)

パリ市内のアパルトマンでルーマニアからの亡命将校が射殺され、床には“DRAC”の血文字が残されていた。その一週間後、今度は被害者の女性たちが全身の血を抜かれる連続猟奇殺人が発生、通称“吸血鬼”事件がパリを震撼させる。旅先から戻った矢吹駆は、一連の事件の犯人が遺体に動物の「徴」を添えていることを指摘するが…。名探偵矢吹駆シリーズ、待望の第6作!

“ヴァンピール”事件はまだ終わっていない。今度はルーマニアから亡命した元女子体操選手が全身から血を抜かれ殺された。ルーマニア将校射殺事件と“ヴァンピール”事件には、やはり関係があるのか!?そして神経を病んだ女子大生ナディアに救いは訪れるのか!?矢吹駆の現象学的推理が、血に魅入られた犯人の正体と意図を導き出すとき、驚愕の真相が浮かびあがる!

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煉獄の時

〈矢吹駆シリーズ〉11年ぶりの最新作!

著名哲学者の手紙の盗難と、川船で発見された全裸の首なし屍体、そして39年前のトランク詰め首なし屍体。3つの事件を駆は追う。

第二次大戦前夜のパリで起きた、連続トランク詰め首なし屍体事件。
そして39年後、不可能状況で発見された新たな首なし屍体――。
時空を超え広がる謎の迷宮に、矢吹駆が挑む!

1978年6月。ナディアは著名な作家のシスモンディに、友人・矢吹駆を紹介する。シスモンディのパートナーであり、戦後フランス思想家の頂点に立つクレールが彼女にあてた手紙が消失した謎を駆に解き明かしてほしいというのだ。しかし手紙をネタに誘い出されたシスモンディとナディアは、セーヌ川に係留中の船で全裸の女性の首なし屍体を発見する。事件の調査のためリヴィエール教授を訪ねると、彼は若き日の友人、イヴォン・デュ・ラブナンのことを語り始める。39年前、イヴォンも首なし屍体事件に遭遇したというのだ――。

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