三津田信三の小説『刀城言耶シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじ、時系列を紹介します。
- 単行本:第11作『忌名の如き贄るもの』(2021年7月29日発売)
- 文庫本:第10作『魔偶の如き齎すもの』(2022年6月15日発売)
目次
- 1 刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズの刊行順一覧
- 2 刀城言耶シリーズを読む順番はコレだ!
- 3 刀城言耶シリーズのあらすじ
- 3.1 厭魅の如き憑くもの(まじもののごときつくもの)
- 3.2 凶鳥の如き忌むもの (まがとりのごときいむもの)
- 3.3 首無の如き祟るもの (くびなしのごときたたるもの)
- 3.4 山魔の如き嗤うもの (やまんまのごときわらうもの)
- 3.5 【短編集】密室の如き籠るもの (ひめむろのごときこもるもの)
- 3.6 水魑の如き沈むもの (みづちのごときしずむもの)
- 3.7 【短編集】生霊の如き重るもの (いきだまのごときだぶるもの)
- 3.8 幽女の如き怨むもの (ゆうじょのごときうらむもの)
- 3.9 碆霊の如き祀るもの (はえだまのごときまつるもの)
- 3.10 【短編集】魔偶の如き齎すもの (まぐうのごときもたらすもの)
- 3.11 忌名の如き贄るもの (いなのごときにえるもの)
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刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズの刊行順一覧
※文庫本は第10作『魔偶の如き齎すもの』まで発売されています。
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刀城言耶シリーズを読む順番はコレだ!
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刀城言耶シリーズを読む順番は、厭魅の如き憑くもの→凶鳥の如き忌むもの→首無の如き祟るもの→山魔の如き嗤うもの→密室の如き籠るもの→水魑の如き沈むもの→生霊の如き重るもの→幽女の如き怨むもの→碆霊の如き祀るもの→魔偶の如き齎すもの→忌名の如き贄るもの。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
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刀城言耶シリーズのあらすじ
厭魅の如き憑くもの(まじもののごときつくもの)
戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続! 神々櫛(かがぐし)村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。
凶鳥の如き忌むもの (まがとりのごときいむもの)
空前絶後の人間消失。巫女が消える!見事な消失、ミステリー界騒然!! 瀬戸内海の鳥坏島、断崖絶壁の拝殿で行われる<鳥人の儀>とは何か? 刀城言耶シリーズ第二長編、待望の刊行。
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首無の如き祟るもの (くびなしのごときたたるもの)
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編
山魔の如き嗤うもの (やまんまのごときわらうもの)
忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。刀城言耶に送られてきた原稿には、山村の風習初戸(はど)の“成人参り”で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。「本格ミステリ・ベスト10」二〇〇九年版第一位に輝く「刀城言耶」シリーズ第四長編。
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【短編集】密室の如き籠るもの (ひめむろのごときこもるもの)
旧家の猪丸(いまり)家に現れた記憶のない謎の女・葦子(よしこ)は、開かずの間だった蔵座敷(くらざしき)で“狐狗狸(こっくり)さん”を始める。だが、そこは当主・岩男(いわお)の前妻たちが死んだ場所だった。刀城言耶(とうじょうげんや)が訪れた日も“狐狗狸さん”が行なわれるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。表題作他、全4編を収録した“刀城言耶”シリーズ第1短編集。
水魑の如き沈むもの (みづちのごときしずむもの)
水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。
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【短編集】生霊の如き重るもの (いきだまのごときだぶるもの)
“天魔”は跳び“屍蝋”は滴る。怪異が其処に……。刀城言耶、揺籃の時代。奇っ怪な分身、“生霊”の目撃談が語り継がれる奥多摩の旧家、谷生家。それが現れるとき、当人に死の影が指すと恐れられる謎の現象である。同家を訪れた刀城言耶は、そこで不可解な復員兵の死に遭遇するのだが……。表題作他、全五編を収録した“学生時代の事件簿”と言うべき“刀城言耶”シリーズ第二短編集。
幽女の如き怨むもの (ゆうじょのごときうらむもの)
十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は“幽女”の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した“刀城言耶”シリーズ第六長編、文庫降臨。
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碆霊の如き祀るもの (はえだまのごときまつるもの)
刀城言耶が祖父江偲らとやって来たのは海と断崖に閉ざされた犢幽村。
そこで次々と起こる不可解な殺人事件は、村に伝わる「怪談」をなぞるかのような様相だった。
刀城言耶は「怪談」の解釈の奥にある事件の真相に迫るのだが……
【短編集】魔偶の如き齎すもの (まぐうのごときもたらすもの)
奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。
大学を卒業して三年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。
そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。
表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』、さらに、これまで文庫化されていなかった『椅人の如き座るもの』を収録した中短篇集。
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忌名の如き贄るもの (いなのごときにえるもの)
忌名は、いわば生贄だと?
「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」
生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開をお楽しみください。
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