黒川博行の小説『大阪府警シリーズ』(黒豆コンビシリーズ)を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじを紹介します。
大地康雄&村田雄浩コンビのドラマ『警視庁黒豆コンビ』情報もあわせてチェックしていきます。
目次
黒川博行の小説『大阪府警シリーズ』を読む順番はコレだ!
『大阪府警シリーズ』は、全9作品あります。
大阪府警シリーズを読む順番は
- 『二度のお別れ』(1984年9月1日発売)
- 『雨に殺せば』(1985年6月1日発売)
- 『海の稜線』(1987年4月1日発売)
- 『八号古墳に消えて』(1988年9月1日発売)
- 『切断』(1989年2月1日発売)
- 『ドアの向こうに』(1989年5月1日発売)
- 『絵が殺した』(1990年6月1日発売)
- 『アニーの冷たい朝』(1990年11月1日発売)
- 『てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書』(1991年10月1日発売)
※全て文庫本が発売されています。
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刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
大阪府警シリーズは、黒さんとマメちゃんの「黒豆コンビ」が難事件に挑むシリーズです。
同じく黒川博行の小説で、大阪府警の堀内・伊達が活躍するのは「堀内・伊達シリーズ(悪果シリーズ)」になります。
詳しくは⇒「堀内・伊達シリーズ」を読む順番とあらすじ【全4作品】
大阪府警シリーズ(黒豆コンビシリーズ)のあらすじ
二度のお別れ
大阪府警捜査一課”黒マメ”コンビvs稀代の知能犯。圧巻の警察ミステリ!
三協銀行新大阪支店で強盗事件が発生。犯人は現金約400万円を奪い、客のひとりを拳銃で撃って人質として連れ去った。大阪府警捜査一課が緊急捜査を開始するや否や、身代金1億円を要求する脅迫状が届く。「オレワイマオコツテマス――」。脅迫状には切断された指が同封されていた。刑事の黒田は、相棒の“マメちゃん”こと亀田刑事とともに、知能犯との駆け引きに挑む。『破門』の直木賞作家のデビュー作にして圧巻の警察ミステリ。
雨に殺せば
大阪府警捜査一課“黒マメ”コンビが謎を解く! 直木賞作家の傑作ミステリ
大阪府警捜査一課 “黒マメ”コンビの元に事件の報せが舞い込んだ。現金輸送車襲撃事件について事情聴取した銀行員が、飛び降り自殺したという。銀行員2名が射殺され約1億1千万円が奪われた襲撃事件と、死亡した銀行員の関係は? ふたりはやがて真相に近づいていくが、新たな犠牲者が出てしまい――。
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海の稜線
直木賞作家の本領発揮、ユーモア全開の警察小説
大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。
完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。
八号古墳に消えて
遺跡で起きた殺人。考古学界の闇に名物刑事コンビが切り込む!
考古学の権威・浅川教授の遺体が大阪・八尾の遺跡発掘現場で見つかった。体内に残された土の成分から、別の場所で殺された後に運ばれたことが判明。
考古学関係者の犯行が疑われ始める。捜査に乗り出したのは大阪府警の名物刑事、「黒さん」こと黒木と「マメちゃん」こと亀田の“黒マメ”コンビ。
やがて、浅川の裏の顔が明らかになり始めた矢先、またしても発掘現場で不可解な死が。手がかりは、失踪した研究者が残した写真。
そこには謎の古墳壁画が写されていた。能天気だが、やるときはやる二人組が学界の闇に隠された真相に迫る!
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切断
猟奇的な連続殺人の真相は?初期作品の中でも異彩を放つ、濃密な犯罪小説。
病室で殺された被害者は、耳を切り取られ、さらに別人の小指を耳の穴に差されていた。続いて、舌を切り取られ、前の被害者の耳を咥えた死体が見つかって――。初期作品の中でも異彩を放つ、濃密な犯罪小説!
ドアの向こうに
痛快刑事コンビが完全密室の謎に挑む!
「警察をなめたらあきませんわ」
奇怪なバラバラ死体×不可解な密室心中!直木賞作家の痛快本格ミステリ!大阪の工事現場で発見された、男のバラバラ死体。
首は腐敗、足はミイラ化という奇妙な姿に、府警一課の刑事たちも困惑する。
さらに数日後、マンションの一室で男女の密室心中事件が発生。
現場からはバラバラ事件の記事の切り抜きが何枚も見つかった。
2つの事件は繋がっている?
直情型の若手・文田と冷静沈着なベテラン・総田の刑事コンビ「ブンと総長」は、文句を垂れ、軽口もたたきながら、地道な捜査で着実に真相へと迫っていく!
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絵が殺した
「わし、殺しが専門ですねん」 刑事コンビが美術業界の闇に迫る!
大阪の竹林で見つかった男の白骨死体。身元は京都の日本画家と判明する。だが、彼は丹後半島で転落死したはずだった。
大阪府警の刑事・吉永は、頼りない後輩の小沢と共に遠く離れた場所に死体が埋まっていた謎を追うことに。
事件の背後に大規模な贋作グループの存在が浮上するが、その矢先、更なる犠牲者が。
曲者揃いの画商たちに翻弄される吉永は、業界の闇を暴き、二転三転する事件の真相にたどり着くことができるのか?
アニーの冷たい朝
叩き上げ刑事vs.猟奇詐欺師 直木賞作家、渾身のハードボイルド!
若い女性が殺された。遺体は奇抜な化粧を施されていた。事件は連続殺人事件に発展する。大阪府警の刑事・谷井は女性の恋心を弄ぶ詐欺師の男にたどり着く。刑事の執念と戦慄の真相に震える傑作サスペンス。
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てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書
フグの毒で客が死んだ事件をきっかけに意外な展開をみせる表題作「てとろどときしん」をはじめ、大阪府警の刑事たちが大阪弁の掛け合いで6つの事件を解決に導く、直木賞作家の初期の傑作短編集。
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ドラマ『警視庁黒豆コンビ』情報
『二度のお別れ』などを原作に、大地康雄&村田雄浩のコンビでドラマ化されています。
全4話 2005年放送
あらすじ
熱血漢の警視庁捜査一課強盗班刑事・黒田憲造(大地康雄)と、マメな後輩・豆田淳也(村田雄浩)の「黒豆コンビ」が難事件に挑む人気サスペンス・ドラマシリーズ。
拳銃を持って三協銀行城南支店に押し入った強盗が、居合わせた鉄工所経営・垣沼一郎(松澤一之)を人質にして逃走した。やがて犯人から垣沼の妻・庸子(柴田理恵)に身代金を要求する脅迫状と一緒に、切り取られた小指が届く。捜査本部の黒田憲造(大地康雄)と豆田淳也(村田雄浩)の「黒豆コンビ」は、庸子の替え玉に現金受渡しをさせようとするが、犯人にあっさり見破られ、今度は右手の小指が届けられた・・・。
第1作「二度のお別れ〜夫の命は一億円〜」(2005年放送)
第2作「蒼い霧」(2006年放送)
第3作「海に消えた欲望」(2007年放送)
第4作「虚飾の塔・覗かれたセレブ妻の秘密」(2007年放送)
スタッフ・キャスト
- 豆田淳也 – 村田雄浩
- 相沢みつ子 – 眞野裕子(第4作)
- 村橋勝 – 深水三章(第1作・第2作)
- 沢居健作 – 山田アキラ
- 片岡正治 – 伊藤陽佑(第3作・第4作)
- 神谷隆輿 – 西岡徳馬(第1作・第4作)