【百舌シリーズ】読む順番と時系列!「百舌の叫ぶ夜」など全8作品のあらすじを完全網羅

逢坂剛の小説『百舌シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじを紹介します。
西島秀俊主演のドラマ・映画『MOZU』情報もあわせてチェックしていきます。

逢坂剛の小説『百舌シリーズ』を読む順番はコレだ!

『百舌シリーズ』は、全8作品あります。

百舌シリーズを読む順番
  1. 『裏切りの日日』(1981年2月発売)
  2. 『百舌の叫ぶ夜』(1986年2月1日発売)
  3. 『幻の翼』(1988年5月1日発売)
  4. 『砕かれた鍵』(1992年6月1日発売)
  5. 『よみがえる百舌』(1996年11月26日発売)
  6. 『のすりの巣』(2002年6月26日発売)
  7. 『墓標なき街』(2015年11月5日発売)
  8. 『百舌落とし』(2019年8月26日発売)

※全て文庫本が発売されています。

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刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。

『百舌シリーズ』のあらすじ・時系列

裏切りの日日

人質を楯に、身代金を奪った犯人は、厳重な包囲の中で、ビルの9階からエレベーターに乗り込んだが、1階についた時には消えていた! その頃、近くのマンションで、右翼の大物が何者かに射殺された。“2つの事件は関連するものなのか?”居合わせた警視庁公安刑事・桂田の暗い瞳が光った。彼は、2年前に妻子に逃げられ、それ以後、人が変わったといわれる。その凄腕に更に磨きがかかり……。

シリーズの序章。前日譚です。

百舌の叫ぶ夜

【第61回毎日芸術賞受賞作】能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思われる新谷を尾行していた明星美希部長刑事。錯綜した人間関係の中で巻き起こる男たちの宿命の対決。その背後に隠された恐るべき陰謀。迫真のサスペンス長編小説。

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幻の翼

かつて、能登の断崖に消えた“百舌”は復讐を誓い、北朝鮮の工作員として、日本に潜入した──。稜徳会病院で起きた大量殺人事件は、明確な理由もなく突然の捜査打ち切りが発表され、背後に政治的な陰謀がからんでいるのではと、取り沙汰されていた。捜査に当った倉木尚武警視は、大杉良太警部補、明星美希部長刑事などと共に闇に葬られようとする陰謀を執拗に追う。息もつかせぬサスペンス長編小説。

砕かれた鍵

警察官が関連する事件が続発した。麻薬密売を内偵中の特捜隊の警部補とその同僚の巡査部長が射殺され、麻薬吸引者の元警察官に婦人警官が刺殺された。何か巨大な陰謀が警察内部で進んでいる模様である。警察庁特別監察官・倉木尚武が乗り出し、執念の捜査を開始する。そして“ペガサス”という名の謎の人物にゆき当たるが…。

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よみがえる百舌

元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。伝説の暗殺者、百舌の手口だ。闇の彼方から百舌が帰還したのか? それとも、警察の汚濁に基づくあの事件を知っている者が始末されていくのか? いまわしい記憶に怯える女刑事・倉木美希の前に第二の殺人が起こる! 野に下った大杉良太も友のために立ちあがる。警察の腐敗を告発し、サスペンスの極限に挑む大ヒットシリーズの長編作品。

のすりの巣

暴力団員が殺され、拳銃や麻薬が奪われる事件が相次いで起こった。巻き込まれた私立探偵・大杉良太は「ノスリのだんな」と呼ばれる犯人を追い始める。一方、特別監察官の倉木美希は、警察内で派手な異性関係の噂がある美人刑事を、要注意人物としてマークしていた。妖艶でしたたかな女――。彼女と暴力団の事件は意外な繋がりを見せ、巨大な陰謀が姿を現す……。

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墓標なき街

闇に葬られた殺し屋“百舌”事件。東都ヘラルド新聞社の残間の元に、事の真相を解明する原稿の依頼が舞い込む。警視となった倉木、探偵の大杉ら、当時を知る者への取材を始める残間。組織ぐるみで隠蔽された警察の不祥事を追ううちに、思いもよらない巨大な存在が浮かび上がり――。利権という名のパンドラの箱に手が掛けられたとき、現場に再び百舌の羽根が舞い落ちる。

百舌落とし

かつて新聞社編集委員の残間が追いかけた、商社の違法武器輸出。過去の百舌事件との関わり合いを見せたことから露わになったこの事件は、一時的な収束を見た。しかし、そこへ新たな展開が訪れる。元民政党の議員、茂田井滋が殺されたのだ。しかも両目のまぶたの上下を縫い合わされた状態で。既に現役を退いている彼の殺害理由は何か。彼は何を知っていたのか。探偵となった元警視庁の大杉、彼の娘で現役警官のめぐみ、公共安全局にいる倉木美希はそれぞれ独自に捜査を始める――。殺し屋百舌の正体は!? 捜査が進むにしたがって、次々に百舌の凶弾に倒れる関係者。大杉たちは真の黒幕に辿り着くことができるのか。三十年以上にわたり書き継がれてきた伝説の百舌シリーズ、堂々の完結。

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ドラマ・映画『MOZU』情報

『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』を原作に、西島秀俊主演でドラマ化・映画化されています。

『MOZU』を見る順番

MOZUを見る順番
  1. 『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』全10話(2014年)
  2. 『MOZU Season2〜幻の翼〜』全5話(2014年)
  3. スピンオフ『大杉探偵事務所』美しき標的編 / 砕かれた過去編 全2話(2015年)
  4. 映画『劇場版 MOZU』(2015年11月7日公開)

詳しくは⇒【MOZU】ドラマを見る順番はコレ!時系列順に映画・スピンオフを見るタイミングを解説

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『MOZU』のあらすじ

MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜


 全10話  2014年放送

 あらすじ

昼下がりの日比谷で爆発事件が発生した。この事件で妻の千尋(石田ゆり子)を亡くした警視庁公安部の倉木尚武(西島秀俊)は、真相を探るべく犯人の周辺を探り始める。

  スタッフ・キャスト

  • 大杉良太:香川照之
  • 明星美希:真木よう子
  • 津城俊輔:小日向文世
  • 鳴宮啓介:伊藤淳史
  • 新谷和彦:池松壮亮
  • 東和夫:長谷川博己
  • 倉木千尋:石田ゆり子
  • 中神甚:吉田鋼太郎
  • 筧俊三:田中要次
  • 南貴之:染谷将太
  • 中島葵美:有村架純

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MOZU Season2〜幻の翼〜


 全5話  2014年放送

 あらすじ

サルドニア共和国大統領暗殺が未遂に終わった空港爆弾テロ事件から半年後。倉木(西島秀俊)は妻の千尋(石田ゆり子)が精鋭部隊として参加した公安の極秘裏潜入捜査グラークα作戦の真相を一人で追っていた。なぜ6名の潜入捜査官の中で千尋だけが生還したのか・・・。

  スタッフ・キャスト

  • 大杉良太:香川照之
  • 明星美希:真木よう子
  • 津城俊輔:小日向文世
  • 鳴宮啓介:伊藤淳史
  • 新谷和彦:池松壮亮
  • 東和夫:長谷川博己
  • 倉木千尋:石田ゆり子
  • 池沢清春:佐野史郎

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劇場版 MOZU


 115分  2015年公開
興行収入13.1億円

 あらすじ

高層ビル占拠爆破事件とベトナム大使館襲撃事件が同時に発生。事件を追う倉木たちは、犯罪プランナーの高柳と殺し屋・権藤の仕業だと突き止めるが、その裏には日本事件史の闇と言われるダルマの存在と、彼が極秘裏に行っていた恐るべき犯罪計画があった。
テレビシリーズに続く完結編。ラスボス「ダルマ」がついに姿を現す!

  スタッフ・キャスト

  • 大杉良太:香川照之
  • 明星美希:真木よう子
  • 新谷和彦:池松壮亮
  • 鳴宮啓介:伊藤淳史
  • 権藤剛:松坂桃李
  • 高柳隆市:伊勢谷友介
  • 村西悟:阿部力
  • 大杉めぐみ:杉咲花
  • 東和夫:長谷川博己
  • 津城俊輔:小日向文世
  • ダルマ:ビートたけし

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大杉探偵事務所
美しき標的編 / 砕かれた過去編


 全2話  2015年放送

 あらすじ

「MOZU」のスピンオフドラマ。
美しき標的編 :私立探偵となった元刑事の大杉良太(香川照之)が、警視庁一の情報通・鳴宮啓介(伊藤淳史)と共に、美女にまつわる難事件に挑む。
砕かれた過去編:大杉に死んだはずの妹の捜査依頼が舞い込み、謎の施設を調査することに。

  スタッフ・キャスト

  • 鳴宮啓介:伊藤淳史
  • 津城俊輔:小日向文世
  • 村瀬龍臣:鶴見辰吾
  • 大杉恵子:堀内敬子
  • 大杉めぐみ:杉咲花
  • 中神連:吉田鋼太郎
  • 前島堅介:馬場徹

 予告編・プレビュー

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