阿部智里の小説『八咫烏(やたがらす)シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじを紹介します。
目次
阿部智里の小説『八咫烏シリーズ』を読む順番はコレだ!外伝までまとめて
『八咫烏シリーズ』は、全10作品あります。
- 『烏に単は似合わない』(2012年6月26日発売)
- 『烏は主を選ばない』(2013年7月10日発売)
- 『黄金の烏』(2014年7月23日発売)
- 『空棺の烏』(2015年7月29日発売)
- 『玉依姫』(2016年7月21日発売)
- 『弥栄の烏』(2017年7月28日発売)
- 【外伝】『烏百花 蛍の章』(2020年9月2日発売)
- 『楽園の烏』(2020年9月3日発売)
- 【外伝】『烏百花 白百合の章』(2021年4月26日発売)
- 『追憶の烏』(2021年8月23日発売)
※文庫本は、『烏百花 蛍の章』まで発売されています。
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刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
第1部は6作目の『弥栄の烏』で完結します。
第2部は『楽園の烏』から。
時系列は第1部から20年後です。
『烏百花 蛍の章』と『烏百花 白百合の章』は本編で描かれなかったサイドストーリーを描く外伝です。
本編だけ追いたい人は飛ばしてもOKです。
八咫烏シリーズの世界にどっぷり浸かりたくなったら外伝へ進みましょう。
『八咫烏シリーズ』のあらすじ
烏に単は似合わない
人間の代わりに「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」では、世継ぎである若宮の后選びが今まさに始まろうとしていた。朝廷での権力争いに激しくしのぎを削る四家の大貴族から差し遣わされた四人の姫君。春夏秋冬を司るかのようにそれぞれの魅力を誇る四人は、世継ぎの座を巡る陰謀から若君への恋心まで様々な思惑を胸に后の座を競い合うが、肝心の若宮が一向に現れないまま、次々と事件が起こる。侍女の失踪、謎の手紙、後宮への侵入者……。峻嶮な岩山に贅を尽くして建てられた館、馬ならぬ大烏に曳かれて車は空を飛び、四季折々の花鳥風月よりなお美しい衣裳をまとう。そんな美しく華やかな宮廷生活の水面下で若宮の来訪を妨害し、后選びの行方を不穏なものにしようと企んでいるのは果たして四人の姫君のうち誰なのか? 若宮に選ばれるのはいったい誰なのか?
烏は主を選ばない
八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか……?
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黄金の烏
物語は世継ぎの若宮と、郷長のぼんくら(とされる)次男坊が、危険な薬〈仙人蓋〉の探索にでかけるところからはじまる。不穏な気配を漂わせた旅先で、何と彼らが出会ったのは、人を喰らう大猿だった! 壊滅した村の中でたったひとり残されたのは、謎の少女・小梅。――いったい僕らの故郷で、なにが起こっているのだろう?
山内の危機に際し、若き主従は自らの危険を顧みず、事件のヒントを持つと思われる暗黒街の支配者のもとに出向く。そこで雪哉に課されたのは、未知の隧道の先にある物を持ち運ぶことだった。深い暗闇の底での冒険の末、雪哉が見たものとは?
空棺の烏
人間の代わりに八咫烏の一族が住まう世界「山内」のエリート武官を養成する全寮制の学校「勁草院」に入学した少年、雪哉。次の日嗣の御子たる若宮派と巻き返しを図る兄宮派との間で激化する対立の中で次々と起こる事件に雪哉は立ち向かう。競争の中で少年たちは友情を深めていく―。八咫烏シリーズの第四弾。
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玉依姫
高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。そこで志帆を待ち受けていたのは、恐ろしい儀式だった。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶体絶命の少女の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か? ついに八咫烏の支配する異世界「山内」の謎が明らかになる。
弥栄の烏
八咫烏の一族が支配する異世界・山内を舞台に繰り広げられる、お后選び・権力争い・外敵の進入。大地震に襲われた山内で、100年前に閉ざされていた禁門がついに開かれた。
崩壊の予感が満ちる中、一族を統べる日嗣の御子・若宮は、失った記憶を取り戻すことができるのか。そして、人喰い猿との最終決戦に臨む参謀・雪哉のとった作戦とは――。
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【外伝】烏百花 蛍の章
異世界「山内」の壮大な歴史の流れの中、主要人気キャラクターたちは
どんな風に育ち、一方でどんな関係を結び、事件の裏側でなにを思っていたのか。美貌の姫君へのかなわぬ想い、愛を守るための切ない大嘘、
亡き人が持っていた壮絶な覚悟、そして、「命をかけた恋」……
本編では描かれなかった、「恋」の尊い煌めきが満ちる魅惑の短編集。
楽園の烏
資産家である養父の奇妙な遺言とともに、ある「山」の権利を相続した安原はじめ。その途端、彼のもとに「山を売ってほしい」という依頼が次々と舞い込み始める。この山には一体、何が隠されているのか? その答えを知っていると囁く美女に誘われ、山の内部に入ったはじめは、そこで信じられないものを目にする――。
舞台は東京から、八咫烏たちが住む異界「山内」へ。猿との大戦(『弥栄の烏』)より20年の時を経て、いま再び物語が動き始める。
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【外伝】烏百花 白百合の章
人気キャラクターたちの秘められた過去や、知られざる思い。本編では描かれることのなかった珠玉のエピソード。
「オール讀物」に掲載された「あきのあやぎぬ」「ふゆのことら」「なつのゆうばえ」「はるのとこやみ」「ちはやのだんまり」「おにびさく」のほか、「かれのおとない」、さらに書下ろしを加えた全8編を収録。
追憶の烏
猿との大戦の後、山内では一体何が起こっていたのかーー? 前作『楽園の烏』で描かれなかった山内の“その後”が明らかに!
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