【科捜研の女19】第17・18話「妻と愛人の事件簿」ネタバレと感想 蒲原死す!?4人目の犯人の正体

沢口靖子主演のドラマ『科捜研の女』シーズン19第17・18話「妻と愛人の事件簿」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。ゲストに浅野ゆう子が登場。
マリコが住むマンションに銀行強盗事件の犯人が爆発物を持って立てこもった。マリコは前線本部の玉城と協力し、爆発物の成分鑑定を試みる。
だが、爆発物が2つあったことが判明。小学生の卓海を人質に取った犯人ともみ合いになった蒲原が、爆発に巻き込まれ・・・。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

第17・18話「妻と愛人の事件簿」ゲスト俳優キャスト

■ 玉城詩津香(浅野ゆう子)
捜査一課特殊犯捜査係被害者対策班班長。

■ 玉城雄一(山崎銀之丞)
詩津香の夫。京南署警務課拳銃指導担当係。巡査部長。

■ 馬場学(冨家規政)
特殊班捜査係隊長。

■ 杉原卓海(浅海翼)
銀行強盗の犯人に人質にされた小学生。

■ 杉原穂奈美(大脇あかね)
卓海の母親。

■ 杉原修(一条俊)
卓海の父親。

銀行強盗犯

■ 鳴海浩介(柴田善行)
銀行強盗犯の一人。低血糖症を患っている。
  
■ 鳴海信二(池内万作)
銀行強盗犯の一人。浩介の弟。
  
■ 阿部健(藤本涼)
銀行強盗犯の一人。

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第17・18話「妻と愛人の事件簿」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで

起:マリコの住むマンションで立てこもり事件発生

京都市内にある明星銀行京南支店で銀行強盗が発生した。

犯人の男たちは、赤と青の風船を並べたような不思議な形の爆発物を持って逃走した。

被害額は三千万円。

この規模の支店に通常ある額ではないが、10日の締め日だった上、大口顧客であるエスマイル不動産の入金日だったのだ。

犯人は銀行の内情を知っていた可能性が高い。

一方、マリコが休みの科捜研では、呂太たちが防犯カメラの映像を確認するものの、それだけでは爆発物の特定はおろか本物かどうかも分からない状況だった。

犯人グループは車で逃げている最中、よそ見運転の為に危うく小学生の杉原卓海に衝突しかけてしまう。

急ハンドルでよけた結果、車はパンクし、走行不能に。

卓海を人質にとって母親の穂奈美に車を要求するが、浄水器の営業をする夫が仕事で使用中だという。

犯人たちは車が届くまで杉原家に潜伏することになるが、そこはなんとマリコも暮らすマンションだった。

見知らぬ男たちと一緒にいる卓海とエレベーターで乗り合わせたマリコは、銀行強盗のニュースを見て、もしやと思い、エレベーターから指紋を採取する。

そんな折に、杉原家のある上の階から悲鳴が聞こえてきた。

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犯人のうち2人は杉原家に立てこもり、もう1人は卓海と共に近所にある工場の廃材置き場に潜伏することにした。

卓海がよく学校をサボっている場所だ。

一方、土門と蒲原は、京南署の警察官・玉城雄一が愛人を自分の車で送っていこうとしている現場に遭遇。

制服姿の雄一に、そんな姿を犯人に見られては事態が悪化すると注意する。

しかし時既に遅し。犯人たちは雄一の姿を目撃していた。

犯人たちは杉原夫妻を縛り、逃走しようとするが、犯人の1人が低血糖を起こし、酩酊状態に。

一方、前線の責任者として、京都府警から捜査一課・被害者対策班の玉城詩津香がやって来た。

夫の雄一が現場マンションにおり、愛人と不倫していることも承知で自ら志願した。

突入班と爆発物処理班、被害者対策班がそろい、405号室の杉原家の真下、305号室に前線本部が置かれることに。

部屋を出ていこうとしたマリコは、愛人の部屋である305号室から出て来た雄一と廊下で遭遇する。

ちょうどそこへ詩津香が現れ、マリコを夫の愛人と勘違いし、3人で305号室に留まることに。

“対爆包囲網”が敷かれて住民の避難は進められるが、液体爆薬の成分が分からない以上、爆発物処理班も手が出せずにいた。

また、潜入班は現場マンションの各所にマイク付き小型カメラを仕掛けていた。

それを聞いたマリコは、アルゴリズムを使い、液体爆発物と非爆発物を見極める画像解析ソフト「サスピクト」を使って、犯人の2液式爆発物を解析し、本物かどうか見極めることを提案。

詩津香もマリコの案に賛成した。

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承:PLX爆発、蒲原死す!?

マリコからの情報をもとに、土門らはマンションのそばからパンクした車を発見。

マリコが検出したものと合致する指紋が検出された。犯人が乗り捨てた車だ。

さらに、車の後部座席から、ゲルカゴールという血糖を上げるホルモン剤の粉末が見つかった。

ゲルカゴールは日本では認可されておらず、かなり高額なため、処方する病院は限られる。本部は京都市内の病院に関連患者の照会をすることにした。

呂太が飛ばしたサーモドローンから、405号室の杉原家の様子を知った本部は、家の中に犯人が2人しかいないことに気付く。

液体爆薬の成分がわからないことには、用意した4種のうち、どの中和剤を一番最初に打つべきか、見極められない。

しかも今回チャンバーの効果はない。

科捜研では様々な策を検討するが、成分を知るには杉原家を訪れる以外にない。

そこでマリコは雄一と夫婦のふりをして犯人との接触を試みることに。

しかし、雄一の顔を見ていた犯人が、マリコと雄一が夫婦でないことに気付いてしまう。

しかも、雄一がわざわざ詩津香から奪って持ってきた拳銃を、犯人に奪われてしまった。

マリコが犯人の一瞬のすきを突き、小型カメラで2液式爆発物を撮影。科捜研に動画を送る。

サスピクトの解析の結果、爆発物は本物と判明した。

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詩津香は無線を外し、馬場隊長の命令を無視して自分のタイミングで部屋に突入することに。

一方、土門と蒲原たちは廃材置き場への突入を試みようとするが、爆弾がもう一つあったことが判明。

犯人は卓海を人質に、爆弾を爆発させると脅してきた。

亜美が爆発物の映像で粘性鑑定した結果、赤い液体の成分はニトロメタン、青い液体の成分はエチレンジアミンだと判明した。

爆発物はPLXだ。

科捜研の報告を受け、爆発物処理班はPLXの中和剤を優先的に準備した。

今まさに突入しようとしたその時、避難の連絡がいっていなかったマンション住民が帰ってきた。

これでは突入はできない。

だが詩津香は無線を外しており、犯人たちは電話交渉に応じない。

マリコの合図で、詩津香たちSITが杉原家へ突入した。

犯人はマリコを人質に、爆発物と拳銃を持って逃走。

一方、廃材置き場で合流しようとした犯人たちに気付いた土門が撃たれた。

詩津香が発泡し、犯人に当たるも、犯人は死ぬ直前、爆弾の起爆スイッチを押した。

信管が作動するが、爆発物処理班がPLXの中和剤を注入し、何とか事なきを得た。

しかし、蒲原と犯人がもみ合いになり、もう一つの爆弾が地面に転がった。

それを台車に乗って逃走しようとした犯人が踏み潰し、爆弾の2液が蒲原にかかってしまう。

次の瞬間、爆弾が爆発した。

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転:マリコ、再び人質に!銀行強盗を手引した協力者の正体

前線責任者の玉城詩津香が部屋への突入を指示した際、犯人2名は爆発物を持ち出して逃走した。

うち1人が、雄一から奪った銃を使い、廃材置き場で撃ち合いに発展。

詩津香の銃撃を受けた犯人は、信管を起動させ、大爆発が起きてしまった。

撃たれた犯人は死亡したが、残る2人は卓海を連れて逃亡した。

PLXは液が掛かっただけでは爆発はせず、蒲原は何とか無事だった。

風丘の司法解剖で犯人の一人・阿部健の胸から爆発物の一部が見つかり、死因は詩津香の銃撃ではなく爆発によるものだと判明する。

しかし現場のマンションで愛人と密会していた夫とともに、詩津香は厳重注意を受けた。

詩津香は責任を感じながらも、捜査を続行することに。

土門は強盗犯の3人以外に、銀行に手引きした者が行内にいるのではないかと睨んでいた。4人目の犯人の正体は一体誰なのか。

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マリコは逃亡した犯人の下足痕を採取し、警察犬でその足取りを追うと、ある場所で犯人の匂いが消えていた。

犯人はそこから何らかの車に乗った可能性が高い。

タイヤ痕から、車を止めた建材会社が判明。その移動ルートを調べ、詩津香は犯人たちが潜伏している可能性のある工事現場を割り出した。

一方、阿部健の遺体の足の爪から、ろ過砂が検出された。

そのろ過砂を使っていた浄水場が関西原料株式会社だとわかる。

阿部健は、関西原料株式会社で調査場のろ過砂の汚れを調査する調査員のアルバイトをしていた。

関西原料株式会社に聞き込みに行った蒲原は、そこであることに気付く。

そんな中、卓海の父親の携帯に、犯人から車を要求する電話が入った。

卓海のランドセルの連絡先を見た犯人が、杉原の持つもう一つの携帯に気付いたのだ。

マリコは杉原に同行し、レンタカーを借りた。

そして、風丘の協力のもと、病院で血糖値を急激に上げる薬・コルチアミドを調達して、指定された倉庫へ向かった。

卓海と薬を交換するはずだったが、杉原が一瞬のすきを突いて犯人に飛びかかり、逆に刺されてしまった。

杉原に頼まれ、マリコは卓海を車から降ろそうとするが犯人は車を発進させ、またしても人質にとられてしまう。

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結:事件の真相と4人目の犯人の正体

呂太が阿部健のスマホの復元に成功し、4人目の犯人の正体が判明した。

一方、卓海の携帯ゲーム機がWi-Fiにつながることを知ったマリコは、科捜研へメールし、GPSの追跡を依頼。

追い詰められ、

浩介「もうやめよう、信二」

という兄に、

信二「俺を巻き込んだのは兄さんじゃねえか!」

と弟は激昂する。

車中の会話から、マリコは犯人の2人が兄弟だったことを知る。

風丘の機転で、近くにある診療所の情報をマリコに伝え、信二の運転する車は診療所へと向かった。

風丘から連絡を受け、土門と詩津香も診療所へ急行した。

浩介の処置を終えたところで、卓海を人質に逃亡しようとする信二。

「これ以上兄さんに巻き込まれるのはごめんだ」と、兄を捨てようとする信二をマリコは止める。

そこへ土門と詩津香が踏み込んで来た。

マリコにナイフを向け、信二は土門と詩津香に拳銃を床に置くよう指示。

マリコは注射器を手に取り、信二の足に突き刺した。

なおも拳銃を手に、マリコと卓海を撃とうとする信二を、浩介が止めた。

なぜ自分たちを助けたのか、問い掛けるマリコに、浩介は

浩介「命を奪いたくない。自分の命が消えそうになって、やっとそう思えた」

と答えるのだった。

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病院で目を覚ました杉原に、卓海の無事を伝えた後、土門は逮捕状を突きつける。

杉原は卓海が車があることを犯人に話したと言っていたが、卓海はそんなことは話していないという。

そう、杉原こそが、4人目の犯人だったのだ。

犯人はなぜ卓海の家に車があると思ったのか。

阿部健がバイトしていた会社のろ過砂を、杉原の会社の浄水器も使っていた。

杉原の会社と関西原料株式会社は系列会社だったのだ。

実は、杉原は営業不振で会社を解雇され、次の就職口も決まっていなかった。

そこに目をつけた阿部健が、杉原に接触。

杉原はマンションの理事長として知っていた情報、つまり昨日明星銀行京南支店に大量の現金があることを話した。

復元した阿部健のスマホに、2人がやり取りしたメールが残っていた。

杉原の情報では4千万は固いという話だったが、実際は3千万しかなく、犯人たちは怒っていたのだ。

その犯人グループが事故を起こし、卓海と鉢合わせしてしまったのは、「あんたへの報いだ」と土門は厳しく言った。

詩津香は愛人を叱責した後、「離婚届、書いてあげるわ」と夫に告げ、マリコに礼を言うと去って行った。

今回の失態で、詩津香は被害者対策班を離れることになるだろう。そんな詩津香を、うちの係に欲しいと思う土門だった。

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第17・18話「妻と愛人の事件簿」感想

これで蒲原さん死んだらマジで泣く・・・(泣)

マリコさんより蒲原さんよ・・・気になるのは・・・。
久しぶりの再開なのに過去最高レベルのグダグダ展開でよもやの蒲原さん殉職とか・・・!

多分廃材を盾に助かっていることを祈ります・・・。

では今回のツッコミどころ。

まず犯人の武器画期的・・・!!

銀行強盗に「動くと爆発させるぞ!」って謎の液体爆弾。

そもそも犯人側が動きにくいかつ漏れたらどうしようと扱いに気を遣いまくるよもやの液体爆弾だと・・・。
薬の粉すらこぼすような連中なのに・・・!?
せめて固形爆弾にせいや・・・。

つーかそこは普通に拳銃もってこいや・・・。

下の階の住人(マリコ)が余計な動きしたせいで警察が来るのが早くて犯人に暴行される杉原夫妻。

とんだとばっちり・・・!!

浅野ゆう子は任務中に無線外すな・・・!
上司の命令聞かないだけならまだしも、現場の状況わからなくなって確実に判断ミスするだろーが!!

んでもって安定のポンコツ土門。
もはやお約束。

犯人目の前なんだから撃てよ・・・!!
この距離よ!?確実に犯人が子供を刺すより先に撃てるだろ!?
そしてなぜか自分が撃 た れ る ・・・。

そんなんだから過去何回も「土門死す!?」みたいなタイトルになるんだぞ・・・。