【天気の子】凪(なぎ)くんの今カノ(花澤香菜)&元カノ(佐倉綾音)裏設定がすご過ぎる!?

新海誠監督の映画『天気の子』で、陽菜の弟・凪(なぎ)は、小学生なのにバス停ごとに彼女がいるモテモテ男。でも実は、アヤネとカナは元カノと今カノだったんです。
花澤香菜と佐倉綾音、それぞれ声優自身の名前がつけられたキャラクターは新海監督のお遊び全開。
実は今カノと元カノは凪の知らないところでニアミスしていた!?凪の児童相談所からの脱出作戦を、原作小説の裏設定をふまえて考察!
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

『天気の子』原作小説でわかる凪の今カノ(花澤香菜)&元カノ(佐倉綾音)の裏設定

須賀の事務所へ向かう都バスで、偶然出会う帆高と凪。

帆高は「バス停ごとに彼女がいるのか」と、
凪には小学生にして複数のガールフレンドがいると勘違いしていましたが、
彼女たちは実は凪の今カノと元カノだったんです。

いや~これ映画見てるだけだとマジわからん。
原作小説読んで「そうなの!?」と思った裏設定でした。


⇒原作小説『天気の子』

私も凪くんに複数彼女がいると思ってました。

でもこちじゃその辺はしっかり線引きしているらしい凪くん。

どっちが今カノでどっちが元カノかというと、

凪の今カノ・元カノ
  • 佐倉アヤネ:凪の元カノ。ショートヘアの少女。小学5年生。声優は佐倉綾音
  • 花澤カナ:凪の今カノ。ふわりとしたロングヘアの少女。小学4年生。声優は花澤香菜

声優のキャスティングは完全に新海監督のお遊びだと思うんですが。
ややこしいったらない・・・(笑)

しかもアヤネが児童相談所のシーンで変装してロングヘアで現れるから余計ややこしいんですよね・・・。
3人目の女かと思った。

最初からバスに凪と一緒に乗っていて、食べログで見つけたカフェに一緒に行きたいから予約すると言っていたのがアヤネ。

そして入れ替わりにバスに乗ってきたのがカナです。

「あれ?カナ髪巻いた?」
「え、分かる?うん、ちょっとだけね。今日誰にも気づかれなかったのに、さすが凪くん!ねえねえどう、似合うかな?」
「似合う似合う!すっごく可愛いよ。大人っぽいね、中学生みたいだ」

中学生みたいて。

凪「あのなあ、はっきりしない男が一番ダメなんだよ。付き合う前はなんでもはっきり言って、付き合った後は曖昧にいくのが基本だろ?」

凪のこの発言を聞いた帆高は

帆高「凪センパイって呼んでいいすか?」

と凪をセンパイと呼び始めます。

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今カノ&元カノの協力で児童相談所からなぎくん救出計画

陽菜が人柱となって消えた後、
帆高は警察に連行され、
児童相談所に保護されてしまった凪。

部屋には常に女性警官の監視の目があります。
・・・しかし!
この状況下でも、凪は今カノと元カノに協力してもらって脱出しようと試みます。

今カノのカナが女性警官を引きつけ、
そのすきに元カノのアヤネに持ってきてもらったカツラとワンピースで変装して職員の目を欺き、脱出する作戦です。

小学生が思いつくことじゃねー。

児童相談所を訪ねてきた初対面の2人を、てきぱきとそれぞれに紹介。

凪「カナ、こちらアヤネさん。アヤネ、こちらカナちゃん」

同い年のアヤネには「さん」付けで、年下のカナには「ちゃん」付けという気遣い。
ほんとに小学5年生か・・・?

でも実は初対面じゃなかったんですよ~。カナとアヤネは。

知ってる。

というアヤネの心の声がこわすぎる・・・。

変装用のカツラとワンピースを持ってきてくれた元カノのアヤネ(声優:佐倉綾音)

実はバス停で何度かニアミスをしている元カノ・アヤネと今カノ・カナ。

受付の訪問者名簿に、カナは「佐倉カナ」と勝手にアヤネの名字を使って名前を書いていました。
「あいつめー」と思いながら、アヤネも仕返しに「花澤アヤネ」と書き、住所もでたらめに記入。

ここは年上の余裕を見せなければと、「よろしくね」と私はにこやかに振る舞う。

ちらりとアヤネを睨んでからわざとらしく笑顔を作るカナといい、
女の戦いこわすぎる・・・!

カナがトイレに行きたいと女性警官を外へ連れ出したすきに、アヤネはロングヘアのカツラを外して凪に手渡します。

アヤネ「まったく、なにやってんのよ。元カノを都合よく呼び出してくれちゃってさ!」

と悪態をつきながらも、

「巻き込んじゃってごめん。でもアヤネにしか頼れなかったんだ」
分かってる。本当は連絡をもらえて、私は嬉しかったのだ。
どうか凪くんの救出計画が上手くいきますように。

と凪を思いやるアヤネ。

う~ん、いい男にはいい女がつく典型かも。

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凪が初めて見せた子どもの顔

彼は誰よりも苦労人なくせに、誰よりも優しくて、そして誰よりも頭が良い。それを一番良く知っているのは、私だ。

母親を亡くして、姉の陽菜と未成年の二人暮らし。
誰より苦労している凪を、よくわかっているアヤネ。

凪「母さんが死んでから、姉ちゃんずっとバイトばっかでさ。それはきっと、俺のためなんだ。俺まだガキだからさ。だから姉ちゃんには、もっと青春ぽいことしてほしいんだよね」

と陽菜を気遣う大人びている凪が、
ラスト、ワンピース姿で安井刑事に飛びかかり、

凪「帆高、全部お前のせいじゃねえか!姉ちゃんを返せよ!」

と叫んだ時だけは、
泣き腫らして鼻も垂らした子どもの顔をしていました。