映画「シャッターアイランド」ネタバレをあらすじ~ラスト結末まで テディの最後のセリフの意味は

レオナルド・ディカプリオ主演映画『シャッターアイランド』のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
シャッターアイランドのアッシュクリフ精神科病院で失踪した女囚・レイチェルを捜索するため、シャッターアイランドを訪れたテディと相棒のチャック。捜査を進めるうち、テディはレイチェルの失踪はコーリー院長を始め病院ぐるみの陰謀ではないかと疑い始める。だが、テディが知った真実は驚くべきものだった・・・。
ラスト結末までネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

登場人物&俳優キャスト

2010年アメリカ映画
上映時間138分
監督:マーティン・スコセッシ

■ テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)
連邦保安官。失踪事件の捜査のためにシャッターアイランドを訪れる。

■ チャック・オール(マーク・ラファロ)
連邦保安官。テディの相棒。

■ ジョン・コーリー(ベン・キングスレー)
アッシュクリフ精神科病院の院長。

■ ドロレス・チャナル(ミシェル・ウィリアムズ)
テディの妻。放火魔レディスによる火事で死亡した。

■ レイチェル・ソランドー(エミリー・モーティマー)
島から忽然と姿を消した。3人の我が子を殺した罪で収監されている。

■ ジェレミア・ナーリング(マックス・フォン・シドー)
アッシュクリフ精神病院の医師。

■ ジョージ・ノイス(ジャッキー・アール・ヘイリー)
以前シャッターアイランドに収監されていた男。テディの情報源。

■ アンドリュー・レディス(イライアス・コティーズ)
テディの妻ドロレスを殺した放火魔。アッシュクリフ精神病院に収容されているらしい。

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「シャッターアイランド」ネタバレ・あらすじをラスト結末まで

起:3人の子供を殺した女囚・レイチェル失踪事件、消えたシーアン医師

1954年、ボストン湾諸島。

連邦保安官のテディ・ダニエルズは、シアトルから新しく来た相棒のチャック・オールと共に、船でシャッターアイランドにあるアッシュクリフ精神科病院へと向かっていた。

アッシュクリフ精神科病院の患者は、全員犯罪者だ。

シャッターアイランドは完全な孤島で、島の出入りは桟橋だけ。

テディが仕事に出てる時にアパートが火事になり、4人が死に、妻も亡くなっていた。

嵐が来るため、テディたちを降ろしたら船はすぐに引き返すという。

警備副隊長のマクフィアソンが二人を出迎えた。

銃を持った物々しい警備が敷かれる中、テディたちはアッシュクリフ病院へと車で向かった。

病院に張り巡られたフェンスには電流が通っている。

男性患者収容のA棟、女性患者用のB棟、崖の上のC棟は南北戦争時代の砦で、危険な患者が収容されている。そのため、C棟に入るには警備副隊長とコーリー委員長の許可書と立ち会いが必要だという。

警備副隊長から銃を渡すよう要求される。テディは拒むも、刑務所に関する規定第319条により、銃を携帯して門は通れない。仕方なく銃を渡した。

他の施設で手に余る重症患者を収容しているコーリー院長が創ったユニークな施設だ。

コーリー院長はロンドン警視庁やMI-5、諜報局から意見を求められるほどの人物だ。

情報機関がなぜ精神科医の意見を聞きたがるのか、疑問に思う。

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コーリー院長によると、女囚人のレイチェル・ソランドーが、昨夜10時~0時の間に脱走したという。

我が子3人を家の裏の湖で溺死させ、殺した危険な女だ。死体を台所に運んで自分は食事をしていた。旦那はノルマンディー上陸作戦で亡くなっている。

ここに来ても食事をせず「子供たちは生きてる」と言い張り、ここがバークシャーの自宅だと思い込んでいた。

入所2年だが、そう信じ周りの人間を牛乳屋や新聞配達人だと思い、「子供が生きてる」という妄想で院長たちに役を振り当て、虚構の世界を創っていた。

激しい頭痛に襲われたテディはアスピリンをくれるよう頼む。コーリー院長から薬を手渡され、飲んだ。

島中捜したが、レイチェルは見つからない。そもそも外から鍵がかかってて、窓には鉄格子の部屋からどうやって出たのか。

グループ治療が終わって部屋に戻り、夜中に見回ると消えていた。

部屋には与えられた靴2足が残っており、レイチェルは荒れ地を裸足で出ていったことになる。

テディは床板の下から、紙切れを見つける。メモには

THE LAW OF 4 WHO IS 67?(4の法則、67は誰)

と書かれていた。

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消灯後、7人の職員が階段の下でポーカーをしていたが、レイチェルはそこを通ったという。

テディは看護師、警備員、看護助手のデータを見せてほしいと頼むが、院長は「考えておこう」と答えるだけだ。

テディとチャックは、警備隊の捜索に参加する。だが隣の島までは18キロ。昨夜は潮の流れが早かったため、溺死すれば死体は岸に上がるはずだ。

テディは灯台が気に掛かる。マクフィアソンはもう捜索させたと言うが・・・。本当にただの下水処理施設なのか。

夕食後、職員の事情聴取をすると、職員のグレンがトイレで1分ほど持ち場を離れたという。

また、看護師の話では、消灯時間に部屋に戻る前のグループ治療は、シーアン医師が進行役だった。

レイチェルの主治医のシーアン医師は、今朝のフェリーで休暇に発ってしまっていたという。嵐でシーアン医師に電話もつながらない。

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テディたちは、夜の9時頃、院長の自宅を訪れる。南北戦争当時、C棟がある砦と一緒に作られた豪勢な建物だ。

院長は二人にナーリング医師を紹介する。

院長は酒を勧めるが、テディは断った。

ダッハウ収容所の解放に立ち会ったテディは、ドイツ人であるナーリング医師に激しく噛み付く。

テディは再度シーアン医師と全職員のデータを見せるよう要求するが、ナーリング医師に断られる。理事会に要請は却下されたと。

これに対し、テディは明日のフェリーで帰ると言い出す。

宿舎に戻ってメモの意味を考えていた。テディは逃亡に手を貸した人間がいると睨んでいた。

テディは火事で死んだ妻ドロレスの夢を見ていた。ドロレスはレイチェルとレディスの名前を出す。

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承:テディとチャックの捜査、失踪は病院ぐるみの陰謀?

翌日、テディは再び院長に話を聞きに向かった。レイチェルについて過去形で話す理由を尋ねると、「死んでるよ」と答えるのだった。

患者たちの事情聴取を開始。最初の患者はピーター・ブリーン。父親を看ていた女介護士の顔をガラスの破片で切り裂いた男だ。テディはレディスという名前の男について尋ねる。

次に夫を斧で殺したカーンズから話を聞き、やはりテディはレディスについて尋ねた。

カーンズは水を欲しいと言い、チャックが席を離れたすきに、カーンズはテディのメモ帳を奪い、何かを記した。

“RUN(逃げて)”と。

レディスはテディら夫婦が暮らしていたアパートの修理人で、放火魔。妻を殺した男だ。こめかみから唇に傷痕があり、左右の目の色が違う。

レディスはその後行方をくらませていたが、1年ほど前に学校に放火して二人焼死させ、懲役刑になった。その後、アッシュクリフ精神科病院に移された。それ以後のことはわかっていない。

だからテディはこの事件の担当を願い出たのだ。

テディは、レディスがC棟にいると睨んでいた。死んだとしたら遺体を隠したのではないかと。

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テディとチャックは嵐の中外へ捜索に出るが、竜巻に遭遇、やむなく建物の中へ入る。

チャックは「レディスを見つけたらどうするつもりだ」と尋ねる。テディは「殺すつもりはない」と答える。

ダッハウ収容所ではナチスの監視兵は降伏。司令官はその前に自決を図ったが、しくじった。山積みの死体を見たテディたちは、監視兵を並ばせ、全員射殺した。

あれは”戦闘”ではなく”殺人”だったとトラウマを抱えるテディは、「殺しはご免だ」と。ではなぜここへ来たのか。

レディスが消えた後、アッシュクリフ病院のことを調べ始めたが、何かを恐れ、誰も話そうとしない。病院の運営資金は非米活動委員会から出ている。

テディはこの島で人間の精神を操る実験が行われていると推察。

情報源は、ジョージ・ノイスという社会主義者の学生だ。バイトである実験に誘われて幻覚を見始め、教授を殴り殺しかけ、アッシュクリフ病院のC棟に収容された。

1年で退院したジョージ・ノイスは、2周間後に酒場で3人の男を刺し殺した。弁護士は心神喪失を主張したが、ノイスは「病院はもうご免だ」と電気イスを望んだ。

結局終身刑となったノイスに面会に行くと、ボロボロの人間になっていた。

ダッハウ収容所の悲劇を繰り返さないために、テディは証拠を掴んで、陰謀を暴露しようとしていた。

しかしチャックは、黒幕は政府で、テディはハメられたと告げる。

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警備副隊長が迎えに来て、テディたちは病院へと戻った。

院長たちは患者への嵐の対応について協議していた。そこで、 A棟とB棟には42人、C棟には24人、合計66人の患者がいることが判明する。

そんな中、レイチェルが見つかった。灯台の近くの浜で石を投げていたというのだ。

しかし相変わらずレイチェルは正気を失っており、テディを亡き夫のジムと勘違いしていた。

再び激しい頭痛に襲われ、テディは地下室のベッドに運ばれた。なぜか警備隊長がテディを見ていた。

テディの夢に現れたドロレスは、「レディスが生きてここにいる」と告げる。

テディが目覚めるとA棟が浸水して補助発電機も動かず、大騒ぎになっていた。

フェンスもゲートもドアも作動しない、このすきを突いて、テディはC棟へ乗り込むことに。

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転:C棟にいたジョージ・ノイス、洞窟で出会った本物のレイチェル

C棟はまるで迷路のように入り組んでいた。

ビリングスという患者が、突然テディに後ろから襲いかかって来た。一瞬のすきを突いて形勢は逆転。ビリングスを殺そうとしたところを、チャックが止めに入った。

チャックと警備員がビリングスを運んでいった後、どこからか「レディス」という声が聞こえた。

真っ暗な廊下を、マッチをすって明かりを灯しながら、テディは一人奥へ進む。

すると、そこになぜかジョージ・ノイスがいた。あり得ないと混乱するテディ。

ジョージ・ノイスは、テディの計画全てを見通されていると告げる。さらには、相棒のチャックすらも。

ジョージ・ノイスは灯台に連れて行かれ、ロボトミー手術を受けさせられるとひどく怯えていた。

そして、「彼女を忘れなければ島からは出られない」と言う。

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そこへチャックがレディスの受入票を持って戻った。

だがチャックを疑い始めたテディは、それを見ようとせず、灯台へ向かう。

灯台は目前だが、潮が満ちてきたせいで渡れない。

崖の先にタバコが落ちていた。崖下には倒れているチャックの姿があった。

テディは崖を下まで降りた。しかしチャックの姿のようにに見えたのは、ただの岩肌だった。さらに潮が満ちてきた上に、大量のネズミが出現。

その時、上の洞窟に炎の明かりが見えた。

洞窟の中には女がいた。女はナイフを持っていた。女の正体は本物のレイチェル・ソランドーだ。

本物のレイチェルは、結婚はしておらず、子供もいなかった。患者になる前はアッシュクリフ病院の医師だったのだ。

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レイチェルが最初に疑惑を抱いたのは、アミタールとアヘンを使った幻覚剤の購入だった。

この島で、患者に電気ショックを与え、目にアイスピックを刺し、脳神経を取り出すロボトミー手術が行われているというのだ。

ロボトミー手術を行えば、患者は従順になり扱いやすくなるが、 残酷で非人道的だ。

そうして人間を改造して痛みを感じないようにし、記憶は全て消され、尋問しても何も告白できない。北朝鮮は米軍捕虜に洗脳手術を施し脳を完全に破壊した。

ここで造られているゾンビも、外の世界に出て狂気を働く。何年も研究を重ね、何百万人もの患者に実験を行ってきた。

レイチェルは「変な夢を見るとか眠れないとか頭痛は?」「薬は飲まなかった?」とテディに尋ねる。テディは島に着いた時と嵐の時、アスピリンを飲んでいた。

精神治療薬の効果が出るのは、服用後36~48時間だ。

まず痺れが指先から手に広がる。そして、悪夢の中にいろんな人が現れる。まさにテディに出ている症状だった。

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灯台で行われているのは脳の手術だ。ナチスのような実験。しかも、そのことは島の全員が知っているという。テディは驚愕した。

翌朝、レイチェルは自分も見つかる危険があるため、洞窟から出ていくようテディに告げる。

崖をよじ登ったテディは、警備隊長の車に拾われた。

病院に戻り、院長にチャックの行方を尋ねるが、院長は「君は1人で来たんだよ」と答える。

建物から出ようとしたところをナーリング医師に見つかり、鎮静剤を打たれかけたが、逆に返り討ちにし、テディは脱出した。

脱出時にネクタイを取り戻したテディは、それを使って車を爆破。

警備や職員が爆発に気を取られているすきに、海を泳いで渡り、灯台へと向かった。

死んだことにされ、実験台にされるチャックを救うために。

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結:灯台で明かされたテディの真実、「モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」

灯台の見張りを倒し、銃を奪ったテディは、中へと踏み込んだ。螺旋階段を上り、そしてついに頂上へたどり着いた。

扉の向こうには、コーリー院長がいた 。院長はテディに「銃は空だ」と告げる。

院長はシーアン医師を電話で呼んだ。

テディは痙れんと幻覚症状がかなり悪化していた。

レイチェル・ソランドーの話をすると 院長は彼女は幻覚だという。テディは、精神治療薬どころか薬は何も飲んでいない。 手の震えは、禁断症状だ。クロルプロマジンを24か月投与されてきたことによる副作用。

テディは患者として2年前からここにいたのだ。

67番目の患者を示す証拠として、テディの受入票のコピーがあった。チャックが見せようとしていたのは、テディ自身の受入票だった。

患者は知的で極めて妄想が強い。
ダッハウ収容所解放に立ち会い、元連邦保安官。
暴力的性向。自分の犯罪行為を否定し、自責の念はない。
物語を創作して自分の過去から逃避。 

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なおも「チャックはどこだ」と詰問するテディに対し、院長は「奥さんの旧姓はチャナルか?」と尋ね、ボードを見せる。

4つの氏名には共通点があった。

EDWARD DANIELS ⇔ ANDREW LAEDDIS

RACHEL SOLANDO ⇔ DOLORES CHANAL

「4つの規則」だ。

話を聞かないテディに、院長は「ここを見ろアンドリュー」と呼びかける。

  • エドワード・ダニエルズ
  • アンドリュー・レディス
  • レイチェル・ソランドー
  • ドロレス・チャナル

アルファベットで13文字。同じ文字の綴り替え、つまりアナグラムだ。

テディの本当の名前は、アンドリュー・レディス67番目の患者はテディ自身だったのだ。

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アンドリューは2年前にアッシュクリフ精神科病院に来た。自分を許せない犯罪を犯し、別の自分を創り上げていた。

なおも真実を信じようとしないアンドリュー。だが、2年間アンドリューの空想話を聞かされてきた院長は、アンドリューの話を暗記していると告げる。

67番目の患者、嵐、レイチェル、相棒。

このまま空想の世界で生かしてやりたいが、アンドリューは暴力的で訓練され、危険だ。看護助手、警備員、患者を傷つけ、さらにはノイスを襲った。

ノイスはアンドリューを「レディス」と呼んだために、 アンドリューはノイスを暴行して殺しかけたのだった。

「処罰を下すべき」とする警備隊長と理事たちは、今回ここで正気を取り戻さなければ他人を傷つぬよう最終手段を取ろうとしていた。テディにロボトミー手術を施すというのだ。

自分は正気ではなかったのか。困惑するアンドリュー。そこへ、チャックが現れた。

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チャックの正体はシーアン医師だったのだ。

2年間レディスの主治医だったシーアン医師は、アンドリューの身を守るため、監視として付き添っていた。

コーリー院長は、アンドリューの妄想を現実にすれば、現実との矛盾に直面して、いやでも正気に戻るだろうと、理事会に掛け合っていた。

この2日間、アンドリューは自由だった。 だが島ナチスの生体実験も、おぞましい手術も見ることはできなかった。

隙をついてアンドリューは机の上の銃を奪うが、銃はオモチャだ。

そんなアンドリューに、シーアン医師は真実を語り始める。ドロレスはうつ病で、自殺願望があった。だがアンドリューは家には戻らず、酒に溺れた。

アパートに放火したのはドロレスだった。それで湖畔に引っ越したのだ。

シーアン医師に掴みかかるアンドリューに、院長は子供の写真を見せた。

ドロレスが湖で溺死させた3人の子供たち。サイモン、ヘンリー、そしてレイチェル

毎晩アンドリューの夢に現れる小さな娘。「なぜ助けてくれなかったの?」と言う、彼女こそレイチェルだったのだ。

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「我が子の存在まで否定するのか」と問われ、アンドリューはようやく正気を取り戻した。

そして思い出す過去。あの日、久しぶりに仕事から家に戻ると、ドロレスは庭にいた。

土曜なのに姿の見えない子供たちは、湖に浮かんでいた。

子供たちを湖から引き上げたアンドリューは、「私を楽にして」という妻を射殺した。

目覚めたアンドリューは、全てを思い出していた。自分の娘レイチェル・レディスのこと、妻を殺したこと、テディ・ダニエルズとレイチェル・ソランドーが自らの創作だということ。

最初に自殺を図った時、ドロレスは

ドロレス「私の脳の中に虫がいるの。脳の中をモゾモゾ動き回っててあちこち線を引っ張ってる」

と訴えたが、アンドリューは取り合わなかった。

妻が子供を殺したことを信じたくなくて、架空の話を創り上げた。

実は、アンドリューは9か月前にも一度回復していたが、元に戻ってしまった。今度こそ繰り返さないために、院長は現実を受け入れられるか、尋ねた。

アンドリュー「俺はアンドリュー・レディスだ。52年の春に妻を殺した」

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しかし翌朝。アンドリューはシーアン医師に

アンドリュー「島を出よう、チャック」

と告げる。

シーアン医師はコーリー院長に合図した。

アンドリュー「ここにいると考える。どっちがマシかな?モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」

その言葉に、シーアン医師は驚いて立ち上がる。

警備隊長たちがアンドリューを連れに来た。

灯台が夕日に照らし出されていた。

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「シャッターアイランド」感想

2010年の公開当時、めちゃくちゃ楽しみにしてて仕事終わりに最終で観に行ったものの、
体調悪い時期で最初のディカプリオが吐いてるシーンで一緒に船酔いしてしまい・・・。
トイレに駆け込み最後まで観れなかった最初で最後の映画です。

例のシーンはかなり長かったように感じたんですが、今改めて見るとそうでもないな・・・。
記憶補正が掛かっててたのか・・・。

何にせよ、体調がよく、かつ精神的に安定している時に観た方がいい映画です。
観客は当然主人公のテディ視点で見るので、
するとラスト、テディ自身が精神病患者だったという恐るべき落ちは最初全然理解できず・・・というか受け入れられず。

主人公に裏切られるのはこんなに辛いんだなあと。

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途中から結末として予想されるのは、

  • テディ自身がおかしいか
  • 島ぐるみの陰謀か

の2択で、
いやいやいやこれガチでディカプリオがおかしいだろ・・・と思いつつも、やっぱりどっかで信じたいわけですよ。主人公だから。

完全な密室からレイチェルが消えたり、
院長の「”法と秩序”と”医療”の融合だ」ってセリフを聞き取れなかったり、
頑なにカルテ見せてくれないし、
直ぐキレるし記憶はなくすし、
マーク・ラファロが終始そういう目で見てくるし、
レイチェルが無傷で、服も全く雨に濡れてない状態で戻った時点で、「あ、これおかしいのディカプリオだ」と思いながらも、
やっぱり最後の最後まで一縷の望みを掛けてディカプリオを信じるわけですよ。

しかも本物のレイチェルが出てきたじゃない???

あそこで「あ、良かった。やっぱりテディは大丈夫だ」と1回持ち上げられてからの急降下。

だからもう、ディカプリオが灯台に乗り込んだあたりから
ザ・混乱。

混乱の極みです。脳内カオスです。

「え?え?え?どういうこと???」と大量の疑問符を浮かべながら主人公がおかしいのは禁じ手じゃないのかあ・・・と無駄な抵抗をしつつ、主人公への信頼が打ち砕かれていく。

そして心のどこかで「やっぱりそうか」と納得しながら。

「ここが家だと思い込んでる」あり得ない患者はお前だったのかーーー!!!という衝撃。

ここまでの衝撃は『シックス・センス』以来でした。
ショック過ぎてトラウマ化するレベル。

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最初見た時は「ワケワカラン」で、2回見てやっと「ああ~~・・・」と腑に落ちる感じです。

至るところに伏線というか、「テディがおかしい」という観客へのヒントは張り巡らされており、
つまりはいい映画なんですよ。ほんとに。
逆算で見るとわかり過ぎるぐらいわかるから。

でも何だろう・・・このスッキリしない感じは・・・。

何度見ても見終わった後にモヤモヤします。

これが許されたら何でもアリにならないか・・・。
物語崩壊する。

しかもこの直後に観たのが『インセプション』だったので、ディカプリオに対するトラウマがすごい。

『J・エドガー』はイーストウッドへの信頼とともに観ました。実話だし。でも結構また裏切られました。さすがだよ。

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