「満願」第1夜「万灯」ドラマのネタバレとあらすじ 原作小説と違う結末?

西島秀俊主演ドラマ、ミステリースペシャル「満願」第1夜「万灯」のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
東南アジアでガス油田開発に携わる商社マン・伊丹は、土地の買収をめぐって地元民の反対にあい、窮地に追い込まれていた。そんな伊丹のもとに、村の長老から手紙が来る。長老は、伊丹とそのライバル会社の森下の二人に、反対派のリーダーを殺すことを要求する。そして、伊丹がとった恐るべき選択とは・・・。
米澤穂信の原作小説『満願』との違いを含め、結末について考察していきます。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

登場人物&俳優キャスト

■ 伊丹修平(西島秀俊)
総合商社「東座商事」エネルギー事業部開発室長。東南アジアでガス油田開発に携わる、エリート商社マン。

■ 森下聖司(近藤公園)
「東座商事」のライバル社である、フランスの「OGO」新規開発課。

■ 高野(窪塚俊介)
「東座商事」ベトナム支社勤務。

■ 斎藤(駒木根隆介)
高野の後任としてベトナムに派遣されてきた。

■ 専務(モロ師岡)
「東座商事」専務。伊丹の上司。

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満願「万灯」ネタバレあらすじをラスト結末まで

起:資源開発のため、ベトナムへ

ホテルの一室で、男は裁きを待っていた。

伊丹「私はどれほど困難な情勢の中でも最善を尽くしてきた。だが今私は、裁かれている。思いもよらなかった存在によって」

***

東座商事に勤務する伊丹は、東京本社に帰国してすぐまた天然ガス開発のため東南アジアへの任地を言い渡される。海外での過酷な仕事だが、伊丹は資源開発の仕事は天職だと、誇りとやりがいを感じていた。

伊丹はベトナムで現地スタッフの高野と合流。高野は、資源開発のパイオニアと名高い伊丹に憧れを抱いていた。伊丹は高野とすぐに意気投合。

調査班を編成し、伊丹は高野を南東部の低地帯へと向かわせる。だがその道中、調査班の車が崖から転落。運転手のムハマドは死亡、高野も片腕を失う重傷を負ってしまう。

高野は日本へ帰国し、代わりに新たなスタッフとして斉藤がやって来た。伊丹は高野の経験から、不測の事態に備えて集積拠点を作ることを検討する。

地元民のアドバイスで、開発予定地へのアクセスが良く、雨季に水没しない地域で、無用なトラブルを避けるため政治的に安定しているボンサット村に目をつけた。

斉藤がボンサット村に向かうも、交渉に失敗。村の長老の一人、アラム・アベッドの反感を買い、村民から激しい暴行を受け、傷だらけになって戻って来た。

アラムと金額で決裂したわけではないことを知り、伊丹は希望を抱くも、斎藤は「高野の二の舞はごめんです」と辞表を提出した。

伊丹は本社に後任の派遣を要請するが、隣国でもガス田の開発を進めており、こちらを閉鎖するかどうかは伊丹次第だと言われてしまう。家族を持たず、資源開発の仕事一筋で生きてきた伊丹は、自分の代わりなどいてたまるかと憤る。

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承:ボンサット村からの手紙、長老の殺人依頼

ボンサット村から一通の手紙が届いた。焦る伊丹は、危険を知りながらも一人でボンサット村へと向かう。

途中、車がぬかるみにはまって立ち往生してしまい、伊丹は仕方なく歩いて村へと向かった。

村には先客で、東座商事のライバル社である「OGO」の森下がいた。伊丹は自分以外にも日本人が村を訪ねていたことに驚く。現地の言葉が話せるということで森下が派遣されていた。

インドのベンガル湾に注力している「OGO」だったが、陸上ガス田にも興味があり、フランス本社がかなり有望だと判断していた。

伊丹と森下はアラムと面会するも、イギリスに留学して自国の貧しさを知ったというアラムは、この地に眠る天然ガス資源と恩恵は自分達が受けるべきものだと主張する。

森下は食い下がるも、結局アラムとの交渉は決裂してしまう。
帰ろうとしたところを、伊丹たちは別の長老に呼び止められた。実は、手紙を送ってきたのはこの長老だった。

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案内された先で、伊丹と森下にチャイが出された。村民の指が浸かった不衛生なチャイに、森下は腰が引けるが、伊丹は迷わず飲み干す。

長老たちはアラムと対立しており、アラムを村を破滅に導く危険因子だとみなしていた。そして、病気の民を救うため、金が欲しがっていた。伊丹は土地を貸してくれれば見返りとして、多額の金とライフラインの提供を約束する。

長老は、どうしても拠点を作りたいなら「アラムを殺せ」と命じる。 アラブを殺せば喜んで土地を提供するという長老。

長老の申し出に、戸惑う森下。伊丹は逡巡した末、「仕事のためだ。止むを得ない」とアラムを殺すことを決断する。

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転:伊丹と森下の凶行

岡山出身だと言う森下は、伊丹に故郷の昔話を聞かせる。

ある日、村に異邦人がやって来た。村には、貧乏な兄と金持ちの弟が住んでいた。弟は異邦人を泊めることを断ったが、貧しい兄は快く宿を貸し、食事を出してもてなした。

実は、この異邦人というのは、疫病を司る神だ。

兄に借りがあった神は、災いを逃れる方法を教えた。かやで作った輪を腰につけること。それをつけている者は、兄の身内と認めて助けると。

弟の一族は一人残らず殺されたが、約束通り、茅の輪を付けていた娘は助かった。それ以来、貧乏な兄の子孫だと表明すれば、疫病にかからないと言われるようになった。

「我々が疫病の神というわけですか」と言う森下に、伊丹は「神の名は資源だ」と返す。

伊丹「これから起きることは、止まらぬ神の歩みの一部だ。私はその神の先兵に過ぎない。アラムは私たちが殺すんじゃない。神が殺すんです」

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既に死者や負傷者、多くの犠牲者を出しているプロジェクトだ。伊丹はもはや引き下がるわけにはいかない。「ガスはうちでいただきます」と森下を挑発する。森下もこの挑発に応じる。

伊丹が運転席に乗り、森下の乗ってきたジープを発進させた。

長老の計画はこうだ。今日の夜、長老たちは農地の境界について話し合うため、村外れへ行くという。その際、闇夜に紛れてアラムを車でひき殺せというのだ。森下が車に積んであった緊急用ライトをアラム以外の長老に持たせ、暗闇の中で見分けることにした。

真っ暗な闇の中、伊丹たちの車が近づいていることに気付いた長老が緊急用ライトの緑の明かりを灯した。その明かりを頼りに、伊丹はアラムを轢き殺した。

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結:森下を追って来た伊丹の誤算

その後、東座商事とボンサット村との契約は順調に進んでいた。

渡された名刺から伊丹がOGOに連絡をすると、森下は既に会社を退職し、日本へと帰国したことが判明する。伊丹は「あの臆病者が」と吐き捨てる。

森下の連絡先を聞き出した伊丹は、急遽日本への出張を装い、森下が滞在しているというイルミナホテル東京へと向かう。

日本に帰国した伊丹は、まずレンタカーを借り、ホテルへと向かった。そして、ホテルのロビーで森下が戻ってくるのを見張ることにした。

この15年間、綺麗事だけで乗り切れる仕事ではなかった。もし今日中に森下に接触できないなら、それも運命だ。伊丹は、運命に従い、このまま会わずにベトナムへ帰国しようと考えていた。だがコネと金で道をならしてきた自分は、運命よりも資源という名の神を思うべきではないかと考え始める。

そこへ森下が帰って来た。伊丹は森下を車へと誘い込み、いくら長老たちにそそのかされたとはいえアラムを殺してしまったことを後悔していると打ち明ける。

伊丹の告白に対し、罪の意識にさいなまれ、昨日から何度も吐いており、罪を償って楽になりたいという森下。

伊丹は自首をしようと提案する。だが森下は、ボンサット村で起こったことを世の中に公表しようとしていた。

帰国後知人の女性に会うも、話せなかったという森下。それを聞いた伊丹は森下を用意していた金槌で殴り、絞殺した。

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森下の遺体を山に埋めて処理し、ホテルに戻った伊丹は、体調に異変を感じ始める。

その時、テレビで驚くべきニュースが報道された。

とある女性が下痢や高熱などの症状を訴え、現在も治療にあたっているという。厚労省は国内の病院に該当患者がいないか、情報提供を呼びかけていた。

女性の証言で判明した感染源は、森下だ。森下はコレラを発症していたのだ。

そう、殺される前森下が話していたのは、コレラの症状だ。だが一体どこで感染したのか?

ボンサット村にいた、病気の娘。森下が飲み干したチャイには、村民の指が浸かっていた。そして森下を殺した際、伊丹は森下の嘔吐物をまともにあびていた。感染していた森下は、知人の女性にうつしてしまったのだ。

酷い吐き気を催し、伊丹はトイレに駆け込む。自分の身体がコレラに侵され、病院に運び込まれるようなことがあれば、警察は自分を疑うだろう。伊丹は病院には行かず、ホテルでただ耐えていた。

伊丹「アラムを殺したのも、森下を殺したのも、全ては必要なことだ。私は、自分の仕事を全うしたかったのだ」

あの国に眠る天然ガスを日本に運び、街の明かりにしたかった。だがその思いは叶うのか。それとも殺人という行為を暴かれて、明かりを献じることができずに終わるのか。

伊丹「万灯の前で私は今、裁きを待っている」

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満願「万灯」考察、原作との違い

基本的には概ね原作に内容は沿っています。

伊丹の任地が原作小説ではバングラデシュなのがドラマではベトナムに変更され、村の名前が「ボイシャク村」→「ボンサット村」に変更されています。

そして、森下のコレラへの感染原因ですが、
原作では村で出されたチャイがぬるく、加熱が不十分だったことが原因とされています。

ただ、出されたチャイで感染するならボンサット村には既にコレラが蔓延してるんじゃないか、という気もするのですが・・・。

他に疑問としては、
コレラは経口感染ですが、通常の接触では人から人への感染の危険性は低いとされているので、少し会って話しただけの森下から女性に感染するか??というのが一つ。

そして、資源開発のエキスパートである伊丹は、おそらく発展途上国ばかり周っていたであろうに、コレラのワクチン接種してなかったのか?ということですね。

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満願「万灯」原作小説

『満願』の原作は、米澤穂信の小説です。

6つの短編が収録されており、そのうち『万灯』『夜警』『満願』の3篇が今回NHKでドラマ化されました。
安田顕主演の第2夜が『夜警』、高良健吾主演の第3夜が『満願』です。

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満願「万灯」感想

資源にとりつかれた伊丹の執念が凄まじかったです。

資源を「神」と言い、現地民を殺すことを「仕事のために止むを得ない」と言い切り、さらには森下を日本まで追ってきて殺す。
仕事に掲げる崇高な理念は理解できますが、果たしてどこの誰ともわからない人の役に立つため、仕事のためだけに人を2人も殺せるものなのか・・・?

伊丹への感情移入という点ではできるようなできないような・・・。

しかも空港で警察官とすれ違っただけでビクビクしてたのに、森下を絞殺するだけでなく、金づちでガツンと殴るえげつなさ。
地下駐車場か、ホテル入り口の防犯カメラに確実に写ってると思うんですが・・・。

しかし殺しがばれないように病院にはいかず、ただひたすらホテルで耐えるってもう鉄のメンタル・・・!
すぐ病院のお世話になってしまう私にはひえええ・・・の境地でした。

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