【あさのあつこ】白兎シリーズを読む順番!改定文庫版「緋色の稜線」まで全4作品のあらすじ

あさのあつこの小説『白兎シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじ、時系列を紹介します。

あさのあつこの小説『白兎シリーズ』を読む順番はコレだ!

白兎シリーズを読む順番
  1. 『白兎1 透明な旅路と』(2005年4月27日発売)
  2. 『白兎2 地に埋もれて』(2006年3月21日発売)
  3. 『白兎3 蜃楼の主』(2012年9月27日発売)
  4. 『白兎4 天国という名の組曲』(2012年9月27日発売)

※全て文庫本が発売されています。

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『白兎シリーズ』を読む順番は、『透明な旅路と』→『地に埋もれて』→『蜃楼の主』→『天国という名の組曲』

刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。

文庫改訂版『緋色の稜線シリーズ』

『白兎シリーズ』は、長らく在庫切れだったのを著者のあさのあつこが全面見直しをし、加筆修正、改題の上2020年に文庫化されています。
それが『緋色の稜線シリーズ』です。

緋色の稜線シリーズを読む順番
  1. 『緋色の稜線』(2020年11月21日発売)
  2. 『藤色の記憶』(2021年12月24日発売)
  3. 『藍の夜明け』(2021年1月22日発売)
  4. 『白磁の薔薇』(2021年2月25日発売)

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『緋色の稜線シリーズ』を読む順番は、『緋色の稜線』→『藤色の記憶』→『藤色の記憶』→『白磁の薔薇』

現在『白兎シリーズ』は電子書籍のみとなるため、紙媒体の文庫本で読みたい方には『緋色の稜線シリーズ』がおすすめです。

『白兎シリーズ』のあらすじ

白兎1 透明な旅路と

一時の絶望に駆られ、行きずりの女を絞殺した吉行明敬。殺人現場から離れようと自動車で山道を走る途中、彼は古臭いおかっぱ頭の幼女を連れた、白兎(はくと)と名乗る不思議な少年に出会う。「お家に帰る」という幼女と、付き添いだという少年。やむをえず2人を車に乗せ山間の温泉宿にたどり着くが、吉行は白兎たちの不可思議な言動に混乱していく。

白兎2 地に埋もれて

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白兎3 蜃楼の主(かいやぐらのあるじ)

看護師の母とふたり暮らしの高校生、三島爾(みつる)は、怖ろしい夢を見た翌朝に起こる、さまざまな異変に悩まされていた。指に捲きついた女性の髪、全身にまとわりつく血の臭い……。異変のあった夜には必ず、近隣で通り魔事件が発生していた。人殺しは、無意識のおれなのか?  意を決して親友に相談しようとした爾の前に、見知らぬ級友が現れる。

白兎4 天国という名の組曲(アルマンド)

山の中腹に建つ豪奢なホスピス。看護師長の仙道千香子は、最高責任者として勤めているが、元女優の入居者・姫季凛子に「かわいそうな人」と言われてしまう。ある日、土砂崩れでホスピスは孤立。そしてオーナーは巨額の遺産をスタッフに分配するという遺言を発表する。想定外の事態の連続が千香子を困惑させるなか、窓の外には美貌の少年が!?

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【文庫改訂版】『緋色の稜線シリーズ』のあらすじ

緋色の稜線(ひいろのりょうせん)

ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で不思議な少年と幼女に出会う。「和子」と名乗る幼女の家に帰る途中だという。なりゆきで乗せてやることになった車内で、無邪気に話す和子の声を聞きながら、ふと吉行は自分の過去を振り返る。夜の闇が迫りひどい疲労感に襲われた吉行は、親子と偽り小さな旅館に宿をとる。穏やかな夕食と温泉。まるで本当の親子のようだ、そう独り言ちる吉行の目に飛び込んできたのは、膝に乗ってきた和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ミステリ!

藤色の記憶

心中間際に心変わりした恋人によって、土の中に埋められてしまった優枝。掘り起こし救い出してくれたのは、白兎という見知らぬ少年だった。彼は恋人への復讐をそそのかすが、どこかからかうようなその態度に、優枝は戸惑うしかなかった。そこへ、生き別れの弟・慶介から突然電話がかかってくる。母が手遅れの病で入院し長くなく、優枝に会いたがっているという。かつて父と自分を捨て家を出ていった母。逡巡する優枝に白兎は「生き返った命は7日間しかもたない」と告げる。それを聞いた優枝は白兎とともに、一度は捨てた故郷へ戻る決意をする……。大人の女のサスペンス・ミステリ!

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藍の夜明け

16歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!

白磁の薔薇(はくじのばら)

標高千五百メートルの麗峰の中腹に建つ『ユートピア』、そこは死を間近にした人々が最高で最期の治療と看護を保証された豪華なホスピス。入居者は元女優の凛子や著名なエッセイストの水原など莫大な費用が払える特別な人間ばかりだった。看護師長の千香子はオーナーの中条に見込まれ独身のまま住み込みで務めていた。ある日、季節外れの嵐によって道が寸断され『ユートピア』は孤立してしまう。千香子を含めその場に残されたスタッフ全員が中条の部屋に呼ばれる。そこで彼が話し出したのは、とんでもない提案だった。翌朝、駐車場でスタッフの一人が他殺体で発見される……! 大人のサスペンス・ミステリ―完結編!
「あえて本文庫が白兎シリーズという名称を使わない理由もわかる。(中略) それにしても、何とも不思議な魅力に満ちた連作であることか」(解説:池上冬樹)

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