今野敏の小説『隠蔽捜査シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじ、時系列を紹介します。
陣内孝則、杉本哲太&古田新太主演のドラマ『隠蔽捜査』情報もあわせてチェックしていきます。
- 単行本:第9作『探花 隠蔽捜査9』(2022年1月19日発売)
- 文庫本:第8作『清明 隠蔽捜査8』(2022年5月30日発売)
今野敏の小説『隠蔽捜査シリーズ』を読む順番はコレだ!
- 『隠蔽捜査』(2005年9月21日発売)
- 『果断 隠蔽捜査2』(2007年4月1日発売)
- 『疑心 隠蔽捜査3』(2009年3月1日発売)
- 『転迷 隠蔽捜査4』(2011年9月22日発売)
- 『宰領 隠蔽捜査5』(2013年6月28日発売)
- 『去就 隠蔽捜査6』(2016年7月29日発売)
- 『棲月 隠蔽捜査7』(2018年1月日発売)
- 『清明 隠蔽捜査8』(2020年1月20日発売)
- 『探花 隠蔽捜査9』(2022年1月19日発売)
※文庫本は、第8作『清明』まで発売されています。
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隠蔽捜査シリーズを読む順番は、『隠蔽捜査』→『果断』→『疑心』→『転迷』→『宰領』→『去就』→『棲月』→『清明』→『探花』。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
また、本編以外に短編集が4冊発売されています。
- 『初陣 隠蔽捜査3.5』(2010年5月1日発売)
- 『自覚 隠蔽捜査5.5』(2014年10月22日発売)
- 『空席 隠蔽捜査シリーズ』(2018年11月27日発売)
- 『選択 隠蔽捜査シリーズ』(2020年11月6日発売)
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それぞれ竜崎伸也以外が主人公のスピンオフなので、本編を読み進めた後に読むのがおすすめです。
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※2022年7月現在、「Kindle Unlimited」で『空席』をタダで読めます!
『隠蔽捜査シリーズ』のあらすじ
隠蔽捜査
竜崎伸也、東大法学部卒。愛想なく冗談ひとつ言わない男。そして、最も頼りになる警察官僚
「大人の判断だって?それは、臭い物に蓋という古くて役立たずの官僚主義のことだ。今必要なのは、保身のための方便じゃない。どうしたら被害が最小限で抑えられるかという正しい危機管理なんだ」(本文より)
竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。
果断 隠蔽捜査2
「俺は、いつも揺れ動いているよ。ただ、迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ」(本文より)
長男の不祥事により、警察庁長官官房総務課長の座を追われ、所轄署へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが――。警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。
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疑心 隠蔽捜査3
「来日する米大統領へのテロを阻止せよ!」
羽田を含む方面警備本部を任された大森署署長・竜崎伸也は、身震いするほどの難局に立ち向かう。
不屈の警察官僚を描く、第三弾!アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか――。
転迷 隠蔽捜査4
外務省職員の殺害、悪質なひき逃げ、厚労省麻薬取締官との軋轢……
同時発生した難題に竜崎伸也大森署署長が挑む!
痛快至極、第四弾!竜崎は、不思議な思いで言った。「理想を追求するのに、何をためらう必要があるのです」(本文より)
大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が隣接署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘美紀の恋人忠典の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省麻薬取締部の矢島が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練――闘う警察官僚竜崎は、持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。
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宰領 隠蔽捜査5
「国会議員誘拐!」
与党大物議員が大森署管内で姿を消した。運転手の遺体を残して――。
一署長に過ぎぬ竜崎が反目しあう警視庁・神奈川県警の合同捜査を指揮することに。
スリリングな第五弾!「まったく、あきれたやつだ。刑事部長に逆らう署長なんて、おまえくらいなものだ」(本文より)
衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。牛丸真造は与党の実力者である。やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと本庁に入電が。発信地が横須賀市付近という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二つの組織、難航する筋読み。解決の成否は竜崎に委ねられた!
去就 隠蔽捜査6
「竜崎伸也、再び降格の危機に」
ストーカーと殺人をめぐる不可解な謎に挑む、大森署署長・竜崎。
そして、彼を陥れようとする警察幹部が現れて━━
警察小説のまさに王道、第六弾!「君が経験から得たノウハウは、署全体、あるいは、警察組織全体で共有されなければならない。でないと、君は警察官としての職務を果たしたことにはならないんだ」(本文より)
大森署管内で女性が姿を消した。その後、交際相手とみられる男が殺害される。容疑者はストーカーで猟銃所持の可能性が高く、対象女性を連れて逃走しているという。指揮を執る署長・竜崎伸也は的確な指示を出し、謎を解明してゆく。だが、ノンキャリアの弓削方面本部長が何かと横槍を入れてくる。やがて竜崎のある命令が警視庁内で問われる事態に。捜査と組織を描き切る、警察小説の最高峰。
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棲月(せいげつ) 隠蔽捜査7
~左遷から伝説の署長へ~
信念の警察官僚、竜崎伸也
大森署署長時代を締めくくる大事件に挑む!
警察小説の最高峰「隠蔽捜査」シリーズ。第1部完結編鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。
清明(せいめい) 隠蔽捜査8
信念のキャリア、竜崎伸也、
神奈川県警刑事部長にただいま着任!
300万部突破の人気シリーズ、第2章、開幕左遷先の大森署で署長として数々の功績を挙げた竜崎伸也は、神奈川県警に刑事部長として招かれた。着任後まもなく、東京都との境で他殺体が発見されたため、合同捜査が始まる。幼なじみで同期入庁の警視庁伊丹刑事部長と早々に再会を果たし、タッグを組むことになったのだ。被害者が中国人で、公安が関心を寄せたため、やがてこの事案は複雑な様相を呈してゆく。指揮を執りつつ、解決の鍵を求めて横浜中華街に赴く竜崎。彼は、大規模県警本部の幹部として、新たな重責を担うことができるのか──。隠蔽捜査シリーズ第二章、ここに開幕。
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探花(たんか) 隠蔽捜査9
信念のキャリア・竜崎に、入庁試験トップの新ライバルが出現!? 「俺は、ただの官僚じゃない。警察官僚だ」次々と降りかかる外圧に立ち向かう、人気シリーズ第9弾!
神奈川県警刑事部長となった竜崎のもとに現れた、同期入庁試験トップの八島という男。福岡県警から赴任してきた彼には、黒い噂がつきまとっていた。さらに横須賀で殺人事件が発生、米海軍の犯罪捜査局から特別捜査官が派遣されることに――。次々と降りかかる外圧に、竜崎は警察官僚としての信念を貫けるのか。
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【スピンオフ短編集】初陣 隠蔽捜査3.5
現場主義を貫く警視庁刑事部長、伊丹俊太郎。
彼の闘いを支えるのは、幼なじみで同期のキャリア、竜崎伸也だった。
男たちの堅く熱い絆。
超人気シリーズ『隠蔽捜査』をさらに深く味わえる、傑作短篇集。「俺は、ここに残るべきなのか、さっさと東京へ行って着任の手続きを済ますべきなのか、わからなくなったんだ。組織として考えれば、ここにいるのはおかしい。だが、俺は事案を途中で放り出したくないんだ」/「何を悩んでいるのかわからない」(「指揮」より)
【収録作品】
指揮 / 初陣 / 休暇 / 懲戒 / 病欠 / 冤罪 / 試練 / 静観
【スピンオフ短編集】自覚 隠蔽捜査5.5
畠山美奈子警視は実技を伴うスカイマーシャルの訓練中、壁に直面する。彼女は共に難事件を乗り越えた竜崎に助言を求めた(「訓練」)。関本良治刑事課長は部下・戸高善信の発砲をめぐり苦悩した。そこで竜崎の発した一言とは(表題作)。貝沼悦郎副署長、久米政男地域課長、小松茂強行犯係長、野間崎政嗣管理官、伊丹俊太郎刑事部長、彼らが危機の際に頼りにするのは信念の警察官僚(キャリア)、大森署署長竜崎伸也だった――。七人の警察官の視点で描く最強スピン・オフ短篇集。
【収録作品】
漏洩 / 訓練 / 人事 / 自覚 / 実地 / 検挙 /送検
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【スピンオフ短編】空席 隠蔽捜査シリーズ
警察小説のベストセラーシリーズ「隠蔽捜査」のスペシャル版と言っていい中編作品。東大法学部卒のキャリアで、「変人」とも称される主人公の竜崎伸也が不在、というトリッキーな設定が意外性に富んだ結末を招き寄せる。
警視庁大森署で署長として数々の難事件を解決した竜崎は、神奈川県警刑事部長に栄転が決定。貝沼副署長ら大森署の面々は着任していく竜崎を見送った。後任の署長は女性キャリアで、北海道警総務課長から異動してくるが、到着が遅れ、明日にならないと赴任しない。
そんな「空白の一日」を、事件は待ってくれない。
品川署管内で同一犯の仕業とみられるひったくりが連続して発生。方面本部からの要請で、大森署も緊急配備への出動を命じられる。ほぼ総動員で犯人の逃走経路に網を張るのだ。ところが、ほどなくして、今度は大森署管内でタクシー強盗事件が起きた。2件同時の「緊配」は不可能だ。署長不在の中、貝沼は苦渋の決断を迫られる。
【スピンオフ短編】選択 隠蔽捜査シリーズ
警察庁のバリバリのキャリアで硬骨漢の竜崎伸也を主人公にしたベスト&ロングセラー「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフ短編。今回は竜崎の娘で、広告代理店に勤務する美紀が主役を張る。竜崎が警視庁大森署署長在任時の挿話だ。朝の通勤時、乗り換えのために美紀が新橋駅のホームへ降りた際、事件は起きた。若い女性が声をあげ、背広姿の中年男の腕をつかんでいる。痴漢か? 逃げ出した男を美紀はつかまえ、駅員に引き渡したが、警察が来るまで待てという。この日の午前中、重要なプレゼンが控えている美紀は焦った……。
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ドラマ『隠蔽捜査』情報
第作を原作に、主演でドラマ化されています。
杉本哲太&古田新太版(2014年 / 2019年放送)
注目ポイント
- 2019年3月11日に、5年ぶりに同キャストでスペシャルドラマ『今野敏サスペンス 隠蔽捜査〜去就〜』が放送された
あらすじ
民放の連続ドラマ初主演となる杉本哲太が、信念を貫くエリート警察官僚・竜崎伸也役を、そして竜崎と相反し人当たりがよく、ものわかりのいい警視庁の刑事部長・伊丹俊太郎役を古田新太が演じる。
東大卒で規律と秩序、原理原則を頑なに守る竜崎は、正義の追求のために合理的な行動をとり続ける徹底した合理主義者。階級の上下や面子に一切こだわらず、警察組織の理屈に正面から向かっていく。一方、竜崎の幼馴染で同期の伊丹は、私立大出身のキャリア。本音と建前を使い分け、柔軟に物事に対応しようとする現場主義者だ。対照的な性格の2人の凸凹コンビ感が見どころのひとつである。
そして、原作にはないオリジナルキャラクターとして、2人の同期で最大のライバル・上條貴仁を生瀬勝久が演じる。また”変人”といわれる夫を支え、時には「あなたは国のために働きなさい」と励ます竜崎の妻・冴子役に鈴木砂羽、勤務態度は悪いが捜査感覚は優れているひねくれ者刑事・戸高善信役に安田顕など、個性派俳優たちが共演者として名を連ねる。
事件は現場だけではなく、会議室や家庭でも起きている! 事件解決の謎解きとスリル、そして警察内部の対立と闘争、そして家庭の問題をダイナミックに、痛快に描く異色の警察ミステリー!
スタッフ・キャスト
- 伊丹俊太郎:古田新太
- 戸高善信:安田顕
- 貝沼悦郎:松澤一之
- 竜崎美紀:三倉茉奈
- 斎藤治:八十田勇一
- 野間崎正嗣:古舘寛治
- 竜崎邦彦:佐野玲於
- 竜崎冴子:鈴木砂羽
- 上條貴仁:生瀬勝久
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陣内孝則版(2007年 / 2008年放送)
隠蔽捜査2〜果断〜
全1話 2007年放送
全1話 2008年放送
あらすじ
警察庁長官官房総務課長というエリート警察官僚であった竜崎伸也(陣内孝則)は、息子の不祥事のため降格人事を受け、現在は大森中央署署長に赴任していた。そんなある日、管内で強盗殺人事件が発生、さらに小料理屋で拳銃を持った男が人質を取って立てこもる騒ぎが起こる。大森中央署に、本庁からSITといわれる誘拐や立てこもりなどを扱うスペシャルチームが駆けつけ、伊丹刑事部長(柳葉敏郎)も一緒に乗り込んできた。
スタッフ・キャスト
- 伊丹俊太郎:柳葉敏郎
- 竜崎冴子:原田美枝子
- 竜崎邦彦:大東俊介
- 竜崎美紀:井村空美
- 池谷洋一:六平直政
- 相川一夫:石倉三郎
- 牛島陽介:伊武雅刀
- 小松貴行:西村和彦
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