宮部みゆきの小説『三島屋シリーズ』を読む時はどんな順番で読むのがいいのか?
シリーズが多すぎて、どれから読めればいいのかわからない・・・!
そんな初心者のあなたに、おすすめの読む順番とあらすじを紹介します。
『三島屋シリーズ』原作のドラマ『おそろし』情報もあわせてチェックしていきます。
- 単行本:第8作『よって件のごとし』(2022年7月27日発売)
- 文庫本:第6作『黒武御神火御殿』(2022年6月10日発売)
目次
三島屋シリーズの刊行順一覧
※文庫本は6作目『黒武御神火御殿』まで発売されています。
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三島屋シリーズを読む順番はコレだ!
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三島屋シリーズを読む順番は、『おそろし』→『あんじゅう』→『泣き童子』→『三鬼』→『あやかし草紙』→『黒武御神火御殿』→『魂手形』。
刊行順=時系列順になっているので、刊行順に順番に読んでいくのがおすすめです。
三島屋変調百物語のあらすじ
おそろし 三島屋変調百物語事始
ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
あんじゅう 三島屋変調百物語事続
一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第二弾!
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泣き童子 三島屋変調百物語参之続
三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!
三鬼 三島屋変調百物語四之続
三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり―恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
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あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続
三島屋の主人伊兵衛は、傷ついた姪の心を癒やすため、語り捨ての変わり百物語を始めた。悲しみを乗り越えたおちかが迎える新たな語り手は、なじみの貸本屋「瓢箪古堂」の若旦那勘一。彼が語ったのは、読む者の寿命を教える不思議な冊子と、それに翻弄された浪人の物語だった。勘一の話を引き金に、おちかは自身の運命を変える重大な決断を下すが……。怖いけれども癖になる。三島屋シリーズ第五弾にして、第一期の完結編!
黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
宮部みゆきのライフワーク
<三島屋変調百物語>シリーズ第6弾江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。
これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいったので、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。
気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。
おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。
富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。
この三人で語り手を迎え、新たな百物語の幕が開く。再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命(第一話「泣きぼくろ」)
村の女たちが<絶景の丘>に登ってはならない理由(第二話「姑の墓」)
妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異(第三話「同行二人」)
異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命(第四話「黒武御神火御殿」)「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
怖ろしくも愛おしい極めつきの怪異と不思議。
心揺さぶる江戸怪談、新章突入!
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魂手形 三島屋変調百物語七之続
江戸は神田の三島屋で行われている変わり百物語。美丈夫の勤番武士は国元の不思議な〈火消し〉の話を、団子屋の屋台を営む娘は母親の念を、そして鯔背な老人は木賃宿に泊まったお化けについて、富次郎に語り捨てる。
よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
老人が語る、村を襲う「ひとでなし」の恐怖とは――三島屋シリーズ第八弾!
江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、風変わりな百物語をしていることで知られている。
語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさず、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」これが三島屋の変わり百物語の趣向である。
従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、しばらく百物語をお休みすることに決める。
休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。
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『おそろし』ドラマ化情報
第1作『おそろし 三島屋変調百物語事始』が、NHK BSプレミアム「ザ・プレミアム」にてドラマ化されています。
注目ポイント
- 第1作『おそろし 三島屋変調百物語事始』原作。
あらすじ
17歳になるおちかは、ある事件をきっかけに心を閉ざし、実家を離れて江戸で叔父・伊兵衛が営む袋物屋へ。そこで女中として暮らしはじめるが、ふとしたことから、伊兵衛に提案されて、店を訪れる客たちの不思議な体験談を聞いていくことになる。
スタッフ・キャスト
- 幼少期:平澤宏々路
- 三島屋伊兵衛 – 佐野史郎
- お民 – かとうかず子
- おしま(三島屋女中頭) – 宮崎美子
- 松太郎 – 満島真之介(幼少期:久住健斗)
- 八十助(三島屋番頭) – 阿南健治
- お世津(三島屋女中) – 小林きな子
- お春(三島屋女中) – 花井瑠美
- 新太(三島屋丁稚) – 鏑木海智
- 謎の男 – 村上淳
- 灯庵 / 語り – 麿赤兒