10月28日放送のナショナル・ジオグラフィックで紹介された、暗殺虫アサシンバグ。
ほとんど生態が知られていないサシガメの、wiki情報をまとめてみました。
ジラフ・アサシンバグはクモをくらう恐るべき暗殺虫!クモを襲う、驚きの方法とは?動画とあわせて紹介します。
アサシンバグwiki
引用元:karapaia.livedoor.biz
・英名:アサシンバグ。
・「暗殺虫」と呼ばれるサシガメ。
・世界で900以上の属に分類され、6,000種以上あるとも言われている。
・多くの種は、主として昆虫などを捕食する。
・ヒト科を含む脊椎動物に対する吸血性を発達させた種族もいる。偶発的にヒトを刺すこともあるため、注意が必要。
サシガメVSコウモリ
まだその生態がほとんどわかっていない、「昆虫界の暗殺虫」ことアサシンバグ。
- assassin(アサシン):暗殺者。
- bug(バグ):昆虫。
その名が意味する通り、恐ろしき捕食者です。
別の種類のサシガメが、チスイコウモリから吸血する様子が確認されています。
卵から生まれて間もない半透明のサシガメの幼虫が、
コウモリの生き血を吸う映像です。
半透明の白いからだがみるみるうちに赤く染まっていきます・・・。
まさに「暗殺者(アサシン)」ならぬ「暗殺虫」・・・!!。
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ジラフ・アサシンバグ
引用元:natgeo.nikkeibp.co.jp
・サシガメ科。
・学名:Stenolemus giraffa。
・体長の3分の1から2分の1を占める長い首から、「ジラフ」(キリン)と名付けられた。
・クモを捕食する。
ジラフ・アサシンバグを何年も研究するソリー氏は、
コスタリカ大学フェルナンド・ソリー氏「クモにとっては、彼らは化け物に違いありません。襲撃されても探知できず、とても恐ろしい生き物ですから」
ジラフ・アサシンバグVSクモ
クモは、捕食するのが非常に難しい生物です。
四方八方に広がったクモの巣は、
恐ろしく感度の高い情報収集システム。
- どこに羽虫がかかったか?
- どの区画に補修が必要かどうか?
などの信号を伝えています。
生物学者ベス・モーティマー氏「クモは1インチ(2.54センチ)のおよそ100万分の1という細かさで糸の動きを感じ取れる」
が!
その難しい獲物のクモを、ジラフ・アサシンバグは首尾よく平らげてしまいます。
それほど高性能なクモの巣に、
狩りのためにジラフ・アサシンバグが破っていても、クモは気づかないのです。
なぜか?
なぜクモはジラフ・アサシンバグの接近を感知できない?
ジラフ・アサシンバグは、クモに近づく方法を工夫をしています。
まず、クモに近づこうとして巣を切り裂く際、
巣が揺れることで生じる振動を抑えます。
- クモの巣の1カ所で糸をつかみ、軟らかいキャンディを伸ばすように、左右に引っ張る。
- 糸が切れると、ぶら下がった糸の端を持ち続ける。
こうすると、急な反動が起こるのを防げて、巣に振動が起こりにくくなるのです。
つまり、クモはアサシンバグの接近を感知できない。
ジラフ・アサシンバグに狙われた巣の中のクモの画像がこちら↓↓
引用元:natgeo.nikkeibp.co.jp
上から、ジラフ・アサシンバグがクモを獲物としてつけ狙っています。
こわっ・・・!!!
さらに、
風が吹いて、接近していることがわかりにくい時にクモを襲うなど、
周囲の条件を味方につけていることがわかりました。
そううやってクモにこっそり近づくと、
ジラフ・アサシンバグは針のような口吻(こうふん)を突き刺します。
と、クモはビクビク体を震わせ・・・!?
ソリー氏によれば、
おそらく毒を注射しているらしいとのことです。
そして、
クモは屈辱的な死を遂げます・・・。
昆虫界の恐るべき「暗殺虫」ジラフ・アサシンバグ・・・!!