【天気の子】感想 商品CMだらけのザ☆忖度映画に面白くない以前に息苦しさしかない

新海誠監督の映画『天気の子』を初日に見た感想です。
『天気の子』が「良かった~」「感動した~」「面白い!」という人は見ないでください。くれぐれも閲覧はご注意ください。
そんないいか?という、ブラックな視点から『天気の子』のネタバレ&感想をお送りします。
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

参考⇒瀧と三葉の奇跡の恋をもう一度見たい人はまずこちらをチェック!

『天気の子』感想は商品CMだらけのザ☆忖度映画に面白くない以前に息苦しさしかなかった

ヤフー知恵袋で検索しまくる主人公・帆高

初っ端から帆高が「Yahoo!知恵袋」で全力検索し始めた時点で嫌な予感はしてました。
(ちなみに毎度クソみたいな回答しか得られないのに帆高はこの後Yahoo!知恵袋を3回も使う学習能力ゼロっぷり)

あ~ヤフーも絡んでんのかー・・・
そりゃそうだわ、ヤフー確かソフトバンクグループの子会社じゃん
と明後日の方向に思考が進みかけて、
そこから怒涛のごとく始まる各社の商品宣伝。

『君の名は。』の大ヒットで新海作品にはえげつないほどの利権が絡んできて、そこには数々の協賛企業という名のハイエナが鬼のように群がり、そうしてできあがった映画はビックリするぐらいのザ☆協賛企業忖度映画でした。

こっちはCM見に来たんじゃないのよ。映画を観に来たんだよ・・・。

作品の本筋に影響しないならどんどん商品画像を差し挟めってことなのでしょうが、
思っくそ本筋邪魔してくる。

「MONO」消しゴムがリアルに描かれるのと、
カップヌードルが出てくるのはわけが違う。

チラッチラチラッチラ商品画像と商標が写り込んで来て、
精緻な描写が逆にフラストレーションの塊と化し、
もうわかったから話に集中させてくれ・・・!!!と。

これだけ商品わんさか出てくる映画ある?

『天気の子』見て「チキンラーメン食いたいなー」と思う人いる?

「あ、じゃあ帰りにカップヌードル買っていこうか!」ってなる??

「やっぱり家を建てるならミサワホームだよね!天気の子にも出てたし(東京水没するけど)」ってなる???

むしろしばらくチキンラーメンもカップヌードルもCMすら見たくねーわ・・・。

そんでもって帆高が仔猫のアメにやるのはカロリーメイト。ああ大塚製薬も絡んでんのかよ・・・。

次から次へと商品情報挟んでくるせいで、
新宿の街もリアル描写はいつものことなんですけど、素直に「すげー!!」って見れなくて、リアル過ぎる看板に「どいつもこいつもスポンサーかよ」という違和感しかなかった・・・。

なんだろう?『君の名は。』見てる時にこんなストレスなかったんだけどなあ・・・?

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お酒と飲料はサントリーにお任せっ!須賀はプレミアムモルツしか飲まないよ!夏美はほろよいだよ!

うんざりするほどスポンサーまみれの須賀の事務所。

デスクの上にはサントリーの「天然水」に「伊右衛門」、須賀が飲んでるビールは「プレミアムモルツ」。

サントリー商品を宣伝するために机の上映してるんですか?っていう。

そんでもって夏美は「ほろよい」。

帆高の歓迎会でダメ押しとばかりに「プレミアムモルツ」と「ほろよい」押し。そして帆高が選ぶのは「CCレモン」。
原作小説ではコーラだったのにあえての「CCレモン」。コーラでいいじゃん。

別に商品情報なんかどうでもいいのに、商品情報しか残らないシーン。

逆に商品情報過多で疲れる・・・。

『天気の子』に登場する家はどうせ全部ミサワで建ててんだろ・・・。
全部水没するけどな・・・(ボソッ)

そのうち凪が「大学受験にはやっぱりZ会だよね」とか言い出すんじゃねーかと思いました。さすがにそれはなかった。

インスタントは日清にお任せっ!ポテトチップスとチキンラーメンでアレンジレシピ!

ネットカフェで帆高が食べてるのは「カップヌードル」と「どん兵衛」。

お前は日清の回し者か・・・。

そして女子の部屋初訪問で「ポテトチップス」と「チキンラーメン」を持って訪ねる帆高。

日清忖度がすごい。
なんなんだ、この少年は・・・。

お金ないのはわかるけど「つまらないものですが」が本当につまらないもので謙遜にも何もなってない「Yahoo!知恵袋」の回答クソっぷりを物語る手土産。
腐りはしないけど要りもしない。
ってか手ぶらでいいじゃん!
高校生が変な気使わなくても・・・。

しかしそのポテトチップスとチキンラーメンでスポンサーのために全力でアレンジレシピを披露してくれる陽菜。

いつも新海監督の映画では美味しそう過ぎる料理のシーンに感動するんですけど、
今回感動は粉々に粉砕されました。

もう料理シーンまで忖度よくない?
普通のチャーハンとスープでええやん・・・。十分美味しいやん・・。
『言の葉の庭』のオムライス、めちゃくちゃ美味しそうやったやん・・・。

「チキンラーメンに卵入れたら美味しいよ」って新垣結衣のCMじゃないんだからさ・・・。

CMといえば、公開前にこれをテレビで流す日清にドン引きしました。
YouTubeで広告売ってくるミサワもそうだけど、
こちとら徹底的にネタバレ廃して映画みたいのに協賛企業が全力ネタバレしてくるってどういうことだよ。
殺意しかないわ。

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ラブホでからあげクン食べて星野源『恋』&AKB48『恋するフォーチュンクッキー』を歌って踊るよ!

ラブホで小学生連れて無邪気にはしゃいでる、このカオスな世界は何なんでしょうか。
星野源の『恋』ってそんな汚らわしい場所で歌う歌じゃねーんだけど。
『逃げ恥』は少女漫画よ。純愛よ。

『恋するフォーチュンクッキー』が出てくるということは、バックに秋元康もプロデューサーかなんかでいるんですかああ・・・。

そしてラブホでからあげクンとカップヌードル(2回目)。

帆高「2分がうまいんだよ、知らないの?」

帆高、お前は日清にいくらもらったの?

グッと物語に入り込みかけたところを全力で現実に引きずり戻される感じ。
で、また映画の世界に頑張って入っていく・・・→強制的に0にされる→入っていく・・・の作業を繰り返させられて、終わってみれば「アレ?何だったの?結局全部CM?」っていう。
観客に頑張ってみることを要求する映画ってなんなの・・・。

しかし今ってラブホでからあげクン買えるんだー。知らんかったー。
ファンはラブホも聖地として回るんかな?
そんでからあげクン食べて写真インスタにアップすんの?

クソみたいな世界だなー。マジで。

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池袋でアパホテルには宿泊拒否される

池袋は大好きな街なんです。よく行くし。
新宿より断然池袋が好き。

でも描かれ方よ・・・!!

ホテル探しのシーンももうさー、企業ロゴしか頭に入らないじゃん?
アパホテルしか目に入らないじゃん?
アパも協賛企業なの?

あんな積み重ねるカット割りで、そこまでの企業情報って要る??

ちなみにアパホテルは歯ブラシとかアメニティ全部に名言書かれてて怖かった・・・。
ハマる人はハマるホテルです。

小学生連れて止めてくれるクソみたいなラブホじゃなくて、
「アパホテルはセキュリティちゃんとしてる」アピール。

袴田吉彦が不倫に使ってたのに・・・?

『君の名は。』の瀧や三葉、四葉、テッシー&サヤちんの登場はリピーター狙い?

『君の名は。』の興行収入を200億へと押し上げたのはリピーターの力だと十二分に理解した上で、
『君の名は。』の主要登場人物、瀧と三葉、そして妹の四葉、テッシー&サヤちんカップルまで随所にブチ込み、
どこで彼らが登場していたのか確認させるためにリピートするだろうことを見越して入れてきたんでしょう。

あるいはTwitterやSNSでのバズ狙いか。
川村元気プロデューサーが仕掛けてきてることは想像に難くないですが、
でもそんなわかりやすいくらい観客って踊らせられるのかなあ・・・?

それで踊るほど、観客ってアホじゃないと思うんだけど。

この確認行為を映画館に行ってまでわざわざやろうというファンがどれだけいるのか・・・。

いっぱいいたら「エンタメってチョロいんですね」としか言いようがない。

おそらく『君の名は。』で新海誠ファンの分母はとんでもない範囲に広がっており、
すると最低限の興行収入をあげられるくらいには確認行為に走るファンの数もいるのかもしれませんね。

すげえな、巨大エンタメって。
市場を一旦作ってしまえば後は勝ち続けられると。

答え知りたいって人のために一応⇒瀧と三葉、テッシー&サヤちん、四葉の登場シーンはどこ?

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警察の描かれ方がひどすぎる

主人公たちの対立軸として描かれる相手が警察であることに全力で違和感・・・。

何度も帆高を補導する警察官がさも悪者のように描かれているけれど、それが彼らの仕事です。

二人掛かりで取調室に連行しておきながら高校生の帆高に逃げられるのは、最近の警察の失態を受けての描写かもしれないんですが、
『天気の子』では本当に警察に同情しかなかったです。

特に高井刑事。

1年前から二人暮らししてるわけで、
そもそも母親が死んだ時点で対処しなかった行政に問題あるんじゃねーかとか、
社会風刺的意味合いがあるのかないのかはわからないけれど、
その描かれ方にはモヤモヤしかなかった・・・。

「ほっといてくれ」「誰にも迷惑かけてない」はごもっともだけど、彼らもそれが仕事なのです。
やりたかろうとやりたくなかろうと。

確かに帆高と陽菜にとっては嫌な大人の象徴かもしれないけど、
災害があって一日も早く復旧させなければならない公務にあたる警官にとって、
こんなクソガキ一人に時間割いてる場合じゃないんだよ、ホント。
警察がやるべきことは腐るほどあるんだよ。
それをこんなしょーもない事件にかかりきりされる刑事の気持ちわかる?
高井刑事に同情しかない・・・。

執拗に追わなきゃいけないのは帆高が拳銃を所持している可能性があるからで、
もし万が一災害が起きて避難した人たちが密集している場所で発砲なんかされたら、それこそ未曾有の大惨事になるから。

一刻も早く真面目に生きている人たちの安全を確保しなければならないのに、
帆高が邪魔してるのは、
そうやって日々の生活を必死で生きている大人たちなんですよ。

災害時に必死で復旧を試みる工事の人たちを全力で邪魔しながら線路をひた走る帆高を、
演出として「すごい!感動する!」とは素直に言えない。

むしろそこで邪魔される必死で働いている人たちにこそ同情する。

つーか線路危ないから。

田舎の単線を歩くのとはわけが違い、
いくら災害時で電車が止まってると言えど、
あれだけ複雑に入り組んだ東京のど真ん中(しかも代々木方面)の線路を歩く危険性考えたら、もうただただ恐ろしいんですよ。ほんとに。

警察が考えてる通り、いよいよ狂ってんなこいつとしか思えない。

そして須賀は警官ぶん殴ってそれこそ娘迎えに行けねーだろ。
クソか。

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ザ☆忖度俳優!の声優問題

いろいろ芸能界の忖度があったんでしょうね~~~というキャスティング。

倍賞千恵子はさすがの安定感でした。
ばーちゃん上手いわ~。

本田翼→夏美が安定のウザさ&下手さ

新海監督お得意の美人で胸が大きくて女のウザさ全開の少年にとっては憧れの女性たる夏美。
『君の名は。』の奥寺先輩ポジ。

夏美は声優キャストが本田翼な時点でお察し。

長澤まさみ真似したの?ってくらい、演技が似ていた。

しかし『君の名は。』でダメだーと感じた長澤まさみが神に見えるくらい、出てくるだけでうっとうしさと不快を与えるすげーキャラでした。
『絶対零度3』で見せたウ○コのような泣き演技で作品の雰囲気を台無しにできる演技力は健在。

小栗旬が小栗旬

予告の段階から小栗旬の違和感すげえなだったんですが、
見ても案の定。

須賀というキャラクターが1ミリも入ってこず、
そこで動いていたのは小栗旬だった・・・。

妻を亡くして子供と会えず、仕事も上手くいっていない42歳の悲哀はどこにもなく、
チャラチャラ適当に生きてる大人でした。

そもそも須賀っていうキャラに小栗旬が合ってないと思うんですよね・・・。
ドラマや映画での俳優としての小栗旬は、
・主演しか受けない
・鬼のようにカッコつける
イメージなんですけど、
須賀にそのカッコつけ要素は合わない・・・。

ちょいちょい覗かせる「実は俺って男前なんだけどね」的な話し方がイライラした。

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平泉成の盛大な無駄遣い

平泉成を起用したがために中途半端に発生したリアリティ。

よくモノマネもされる、平泉成さんのあの特徴的な声と演技は本当に素晴らしく、
刑事ドラマにおけるあの人の存在感はすごいんです。
『火災捜査官』の時とか、妻を亡くした蓮次郎への思いやりや犯人に寄り添う温かみ。

「今、1人の男があなたの無実を証明するために戦っています。私も戦います。人生を諦めた者の投げやりな供述調書など私は作るつもりはありません」

って名言とか、とにかく深い。

その平泉成すらも浅く見える。

なにコレ・・・・・・??

それをこんなクソみたいな刑事に使ってほしくなかった・・・。
平泉成さんの無駄遣い過ぎるからやめて・・・(涙)

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新海監督による新海監督自身の『君の名は。』二番煎じ

別の監督がこれをやれば「『君の名は。』のパクリだろ」ってなるところを、新海監督自身がやってるのでセルフリメイクというか、セルフ二番煎じとでもいうか・・・。

とにかく今回『天気の子』で求められたのは
「『君の名は。』みたいな映画を作ってください」だったんだろうなというのは想像に難くなく、
だからと言って『君の名は。』の完全焼き直しを見せられても全然楽しくなかったんです。

カタワレ時は『雲のむこう、約束の場所』の教室のあのシーンで、
新宿の街は『言の葉の庭』で、
新海誠節が詰め込まれた『君の名は。』は、
まさに集大成のような映画だったけれど、
『天気の子』は本気でただの『君の名は。』のリメイクだった。

『君の名は。』と設定がほぼ同じ

  • 不思議な力を持つ女の子との恋。
  • ませた小学生の妹(弟)。
  • 胸が大きくてノリのいい年上の女性。
  • 災害起きる。
  • 女の子助かる。
  • RADWIMPSの曲5曲。
  • 曲に合わせて東京での生活が早回しで進む。

うん・・・もう・・・

既視感すげえの。

しかも同じ監督の作品で見たの・・・。

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またしてもRADWIMPSとコラボ

「めちゃくちゃ大変で二度とできないと思う」とインタビューで語っていた野田洋次郎の言葉が見事に覆されてまたコラボやるんですかと。

他のアーティストとのコラボでも良かったと思うけど、またRADWIMPS?感がすごい。

おかげで曲が流れるタイミングが完全に読めました。

しかも曲が増えたことでまた曲かあ・・・って逆に本筋を邪魔し出してる。
歌詞がうるさくてセリフに集中できない・・・。
特に女性ボーカルはキーが高いから劇中だと本気でうるさい。

『君の名は。』であれほど鮮明に、
117分の映画で4曲も曲を流し、かつ映画なのにオープニングがあり、
その手法がとても斬新だったから。
彗星災害のシーンで間奏が長く、決して本編を邪魔することのなかった『スパークル』には本当に感動した。

でもこれ受けたからってまたやる?

新海監督はずっとこの手法で行く気か・・・?

2回目はただの予定調和なんだけど・・・。

ちなみに今回1曲増えて5曲です。
時間尺が『君の名は。』に比べて10分増えたのはRADのためなんじゃないかとすら思う。

  • 風たちの声
  • 祝祭
  • グランドエスケープ
  • 大丈夫
  • 愛にできることはまだあるかい

曲に商業的匂いしかしない・・・。

よっぽど儲かったんでしょうね。
美味しすぎてやめられないか。
これで2019年の紅白も狙うんだろうな。おめでとう、RAD。

またカラオケでもみんな歌って儲かるよ。良かったね。

『君の名は。』以降、好きだったRADの音楽もどこかにいってしまった・・・。

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『天気の子』で息苦しくなった理由

映画に求めるのは、
その時間だけは、クソみたいな現実を忘れさせてくれる、
そしてもうちょっと頑張ってみようかなと思えるエネルギーをくれるもので。

新海作品で描かれる日常の何気ない描写に、
いつも食べてるご飯がこんな美味しそうに見えるんだなーとか、
パンケーキ食べたいな、とか
いつもの濁った東京の空が、景色が、こんなにキラキラして見えるんだなと。

勝手だけれど、
東京という街で夢破れてそれでもしがみついて生きている人間に、
一時の夢をくれる映画で。

目に映る景色全てがキラキラ輝いているのは、登場人物たちが希望をもって見ているのはもちろんだけれど、
監督自身にはこんな風に写っているのかと、
例え実際はそうではなくても、そう描こうとする作品が好きでした。

でも『天気の子』にあったのは閉塞感あふれる、自分が見ているいつもの東京の風景で。

見たかったのは、
自分がいつもそうやっているように、上手くもまずくもないコンビニ飯やカップ麺で主人公たちがお腹を満たしている姿じゃない。
食べることすら諦めに変わっている人間に、希望が欲しかったんです。

マック食べて「そうか~人生で一番美味しいか~」とは思えない。

毎日が息苦しくてしんどいくて閉塞感を感じてるのは大人だってそう。
むしろ、いろんな責任ができて、生きてるだけで金のかかる大人になってからの方が、生き辛い。

それでも歯を食いしばって、やりたくもない仕事で金を稼いで。

帆高が蹴散らして進むのはそうやって息苦しさを覚えても必死で毎日を生きている大人たちであり、
「東京って怖えな」って何度も言うけれど、
何の計画性も金もなくなんで生きていけると思ったの?

今ならスマホでいくらでも調べられるだろ。
せめて働ける場所と住む場所くらい調べてから来い。

行き当たりばったりに「親や学校が息苦しいから」って島飛び出してそれで暮らしていけるほど甘かねえよ、世の中。
親の金で守られた庇護下から偉そうに言っている子供が、「一緒に逃げよう」ってどこへ?

成人した大人ですら生き辛い世の中で、
「早く大人になりたい」と願う彼らにむしろ子供に戻りたいと願う大人は共感はできない。

大人になったらずっと一緒に幸せに生きられる未来がそこにあると無条件に信じられる彼らは美しいのでしょう。

でも現実に疲れ切った人間には、
商標にまみれた濁った生き辛い現実を突きつけられ、ますます息苦しくなっただけでした・・・。

見ていて辛かった。