「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」あらすじからネタバレ結末まで【シリーズ第6作】

2018年8月3日(金)公開のトム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト(MI6)』シリーズ6作目のネタバレあらすじと感想についてまとめています。
プルトニウム核弾頭3基が”神の使徒”に盗まれ、イーサンは回収に失敗。そんなイーサンの前にCIAのウォーカーが立ちはだかる。さらにソロモン・レーンを解放しようとしたことで、イーサンはかつての仲間、イルサとも対立してしまう。テロ組織の首謀者ジョン・ラークの正体は?
スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルがゲストキャストで登場!ジェレミー・レナーの出演の行方は!?
ラストまでネタバレしていますので、結末を知りたくない方はご注意ください。

参考⇒前作ローグ・ネイションをおさらいしたい人はまずこちらをチェック!

登場人物&俳優キャスト

2018年アメリカ映画
上映時間:147分
原題:Mission: Impossible – Fallout

監督:クリストファー・マッカリー

■ イーサン・ハント(トム・クルーズ)
IMFのベテランエージェント。

■ ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)
IMFのエージェント。イーサンの友人で、チームのテクノロジー担当。

■ ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
IMFのエージェント。イーサンの友人で、天才ハッカー。

■ アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)
IMF長官。元CIA長官でIMF解体を提案したが、シンジケートの存在が発覚し、『ローグ・ネイション』ラストでIMF長官に就任した。

■ ジュリア・ミード(ミシェル・モナハン)
イーサンの妻。『ゴースト・プロトコル』ラストで生存が判明した。

CIA

■ エリカ・スローン(アンジェラ・バセット)
ハンリーの後任としてCIA長官に就任した鉄の女。
  
■ エージェント・ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)
CIAのエージェント。任務のためなら犠牲もいとわない。

MI6

■ イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)
『ローグ・ネイション』でソロモン・レーンがボスのシンジケートに潜入していたMI6の諜報員。

■ ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)
兵器の売買から要人暗殺まで世界の裏側に通じる闇の組織に属する危険な女。ナイフの使い手。

■ ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)
国際犯罪組織シンジケートのボス。元MI6の諜報員。シンジケートを率いて世界各地で秘密裏に数々の暗殺事件を起こしていたが、『ローグ・ネイション』でイーサンとイルサが協力して捕らえた。

不参加のキャスト

■ ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)
IMFの分析官。

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ジェレミー・レナーは出演しない?

残念ながら、『フォールアウト』にジェレミー・レナー演じるウィリアム・ブラントは出ません

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも不参加だったジェレミー・レナー。実は、単独主演作『ウインド・リバー』の撮影で、スケジュールが合わなかったようです。
『ウインド・リバー』は日本では2018年7月27日公開です。

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フォールアウトネタバレあらすじをラスト結末まで

起:奪われたプルトニウム、アポストルのテロ計画

イーサンは度々悪夢にうなされていた。

ジュリアと愛を誓ったはずが、そこにいたのはかつて自分が捕らえ、収監中のはずの国際犯罪組織「シンジケート」のボス、ソロモン・レーンだ。

捕らえたはずのレーンの脅威を予感するイーサン。

その時、部屋の扉がノックされた。警戒しながら合言葉を伝え、イーサンはホメロス著『オデュッセイア』の本を受け取る。IMFからの指令だ。今回の任務は、何者かに盗まれたプルトニウム核弾頭3基を回収すること。

イーサンは売人と取引をし、プルトニウムを回収するが、取引現場に“神の使徒(アポストル)”が乱入。ルーサーが捕らえられるという不測の事態が発生する。イーサンはルーサーを見殺しにはできず、助けたことでアポストルにプルトニウムを奪われてしまう。

アポストルはシンジケートの残党だ。シンジケートは解体されたが、カシミール地方で天然痘を撒くなど、その後もスパイたちはテロ活動を続けていた。

彼らの標的は3つの都市。彼らは世界3か所で同時核爆発という、恐怖のテロ計画を目論んでいた。

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イーサンとルーサーはプルトニウム爆弾を作れる科学者を捕らえ、尋問する。声明文をテレビで流す代わりに、スマホのパスコードを解除するよう取引する。

だがこれはイーサンが仕掛けた罠だった。イーサンは科学者に事故から既に2週間が経過していると告げたが、実際はわずか1時間しか経っておらず、病室は透明のガラスケースの取調室、テレビもウソだ。

爆弾の設計図を手に入れたイーサンたちIMFチームは、アポストルのテロ計画を阻止すべく、同時核爆発を未然に防ぐミッションを受ける。猶予は72時間。

ハンリー長官は、プルトニウムを買い受けようとしている「ジョン・ラーク」という正体不明の男の名前と、彼に接触するという謎の女「ホワイト・ウィドウ」の存在を突き止める。

2人に接触するため、イーサンはドイツの空軍基地からCIAの専用機でパリへ向かおうとするが、そこへ仲間のはずのCIAが立ちはだかった。

ハンリーの後任としてCIA長官に就任したスローンは、CIAの下部組織であるにもかかわらず、独自の行動ばかりしているIMFを快く思っていなかった。

そのため、失敗した者に任務は任せられないと、IMFのミッションに最強のCIAエージェント・ウォーカーを同行させる。スローンはイーサンの行動を徹底監視し、ウォーカーを張り付かせ、そのままIMFを解体してしまおうと目論んでいた。

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承:ソロモン・レーン脱獄計画、敵はイルサ!?

パリのはるか上空から、イーサンはヘイロージャンプ(高高度降下低高度開傘)を敢行する。ヘイロージャンプは精鋭部隊が探知されずに敵地へ潜入するための特殊なパラシュート降下方法だ。

イーサンとウォーカーは高度7620mの飛行機から飛び降り、雷雲の中へと飛び込んだ。

だが直後、ウォーカーが雷雲に打たれて意識を失ってしまう。イーサンは急降下しながら、ウォーカーを救出するはめに。地面スレスレ、あわやビルに激突というところで、イーサンの酸素装置でウォーカーが意識を取り戻し、何とか無事に着地した。

ホワイト・ウィドウが主催する慈善事業団体のパーティーに潜り込んだ2人は、ラークを発見。トイレで接触し、激しい戦闘になる。当初ラークを気絶させ、マスクを作ってイーサンがラークになりすます予定だったが、ラークのあまりの強さに苦戦。

そこへ乱入したMI6の諜報員・イルサがラークを射殺してしまい、変装は不可能になる。

「誰もラークの顔は知らない」と、イーサンは大胆にもラークになりすまし、ホワイト・ウィドウに接近することに。

イルサは会場中から狙われると反対するが、自分の任務については口をつぐむ。イーサンは「足を洗え」と忠告するが、イルサはイーサンに同行する。

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ホワイト・ウィドウに接触したイーサンは、銃撃戦となった会場から彼女を無事脱出させ、信用を得る。そして、プルトニウムを奪ったアポストルとの取引を持ちかけた。だがホワイト・ウィドウは取引の仲介人に過ぎない。

アポストルの要求は金ではなく、パリに護送されてくるソロモン・レーンを脱獄に手を貸せというものだった。イーサンに逮捕された後、レーンは各国をたらい回しにされていた。そして今回パリに護送されてくる護送車を襲おうというのだ。

各国の敏腕スパイたちをシンジケートとしてまとめ上げた才能とカリスマを有するレーンが解放されれば、世界は再び混乱に陥る。

この危険極まりない賭けに、イーサンは逡巡する。

そんなイーサンの決断を迫るように、ホワイト・ウィドウから手付として、プルトニウム1つが渡された。

ウォーカーはパリにやって来たスローンCIA長官と落ち合い、イーサンこそが「ジョン・ラーク」ではないかと密告する。半信半疑のスローンに、ウォーカーは「ジョン・ラーク」としてイルサが射殺した男のスマホを手渡す。そこにイーサンが国を裏切っている証拠があるという。

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プルトニウムの回収が最優先と考え、イーサンはレーンの脱獄計画に手を貸すことにした。

ウォーカーと共に装甲車トラックに乗り込み、警察が通るルートでレーンの護送車を待つ。

アポストルの別働隊が予定通りトラックを横転させ、警察の進路を変更させた。だがイーサンは計画を無視し、突如装甲トラックをレーンの乗った護送車に体当りさせ、セーヌ川に転落させた。

アポストルのメンバーですらあっけにとられる中、イーサンは逃走を開始。パリ警察と決死のカーチェイスが始まった。凱旋門やオペラ通りを凄まじいスピードで逃走するイーサン。

一方、川に潜ったベンジーがレーンを引き上げ、ルーサーの運転するボートに乗せて脱出をはかる。

イーサンとウォーカーは狭い路地を限界まで進み、装甲トラックで道をふさいで警察を足止めすると、あらかじめ用意してあったバイクに乗り換えた。だがここへ来てイーサンのバイクのエンジンがかからない。

イーサンはウォーカーに先に行くように告げる。警察の手はもう目前だ。その時ようやくエンジンが掛かった。イーサンはパリ市街の道路をバイクで逆走しながら、警察の追跡をかわしていく。

だがついに車に激突。イーサンはバイクから降り、走って逃げるが、警察に囲まれてしまう。

イーサンが目の前の橋の穴に飛び込んだ。ちょうどボートで迎えに来ていたベンジーたちと合流、ウォーカーの待つガレージへと向かった。

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転:「ジョン・ラーク」こと裏切り者の正体

レーンを乗せ、車を発信させようとすると、ガレージの外に運悪く1人の女性警官がいた。上手い言い訳が思いつかず、イーサンたちが立ち尽くしている間にアポストルがやって来た。

アポストルはレーンを引き渡すよう要求。女性警官は撃たれてしまう。彼女を守るため、イーサンはとどめを刺そうとしたアポストルのメンバーを射殺。その場から逃走する。

だが今度はイルサが車を射撃してきた。イルサはずっとイーサンたちをバイクで追跡しながら、レーンを殺す機会を伺っていたのだ。

イーサンの進路をふさぎ、立ちはだかるイルサ。

『ローグ・ネイション』では立ちはだかるイルサに、バイクを転倒させたイーサンだったが、今度は車を発進させた。

イルサの存在に気付いたホワイト・ウィドウは、報酬の値上げを要求。イーサン自身の手で、アポストルにレーンの身柄を引き渡すよう要求してきた。

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その後、イーサンは自分をつけてきたイルサと対峙する。車を発進させたことを謝るイーサンに、イルサは「仕方なかった」と理解を示す。イーサンは再度、イルサに足を洗うよう忠告するが、イルサは自由を得るために必要だと告げる。

イルサはやはり、MI6の命令で動いていた。二重スパイとしての疑いを晴らし、一度は自由を手にしたイルサだったが、レーンと同様祖国に裏切り者として追われていた。レーンの存在が公になってしまい、自国の情報機関について知られることを恐れるイギリスは、密かにレーンを抹殺しようと考えていたのだ。

イルサの境遇に複雑な思いを抱きながら、ハンリー長官と合流したイーサンは、驚くべき情報を聞かされる。

ウォーカーがスローンに渡したスマホにはプルトニウムの設計図など、イーサンがテロリストである証拠が入っており、CIAはイーサンこそが「ジョン・ラーク」だと考えているというのだ。

ハンリー長官は任務の中止を言い渡し、イーサンに帰国するよう命じる。そもそもこうなった原因は、イーサンがルーサーを助けたせいだ。イーサンは断固拒否するが、命令に従わない場合はウォーカーにイーサンの殺害命令が出ていた。

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イーサンはハンリー長官に麻酔銃を撃って眠らせ、任務を続行する。ベンジーをマスクでレーンに変装させ、アポストルに引き渡す作戦だ。

イーサンたちがベンジーを連れてアジトを後にした。

一人残ったウォーカーは、レーンに接触。実は、ウォーカーこそが「ジョン・ラーク」だったのだ。ウォーカーは旧体制を崩壊させるため、プルトニウムを狙っていた。イーサンへの復讐に固執するレーンに激昂するウォーカー。

「スローンの言う通り、IMFはハロウィンだ」と口にしたその時、ウォーカーはある可能性に気付いた。

「まさか」とマスクを剥ぎ取り、驚愕するウォーカー。そう、アジトに残ったのはベンジーだったのだ。イーサンが連れて出たのが本物のレーンだ。ウォーカーの本性をあぶり出すため、イーサンが罠を仕掛けたのだ。ハンリー長官の気絶も芝居だった。

ハンリー長官は通話中のスローンにウォーカーが裏切り者だったことを告げ、ウォーカーを引き渡すことに。だがスローンはハンリー長官との約束を破り、部隊をアジトに突入させた。

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混乱に乗じ、レーンを連れて逃亡を図るウォーカー。それを止めようとしたハンリー長官は、ウォーカーに刺殺されてしまう。

ハンリー長官の死を悼みながらも、遺言どおり、ウォーカーを追うイーサン。ベンジーが密かにウォーカーに追跡装置を付けていた。

ベンジーの案内で追跡を開始するが、ベンジーは2Dでしかマップを見ておらず、イーサンはとんでもなく困難な道を走ることを強いられる。

セント・ポール大聖堂を駆け抜け、オフィスを横切り、ブラックフライアーズ駅の屋上を走り抜けるイーサン。

ついにウォーカーに追いつくが、既にウォーカーは屋上へ向かうエレベーターの中だ。イーサンはそのエレベーターにしがみつくが、ウォーカーはジュリアの写真をイーサンに見せ、脅してきた。

イーサンが屋上にたどり着いた時には、ウォーカーは既にヘリに乗り込み、レーンと共にパリを後にしていた。

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結:ジュリアとの再会、イーサンVSウォーカーのヘリバトル!

ルーサーはレーンの追跡装置を抜いた際、新たにこちらの追跡装置を埋め込んでいた。イーサンはレーンをあえて逃し、残り2つのプルトニウムのありかを突き止めようとしていた。

レーンは中国とインド、パキスタンの国境、カシミール地方へと向かっていた。レーンの狙いはそこで2つのプルトニウムを積んだ爆弾を起爆させることだ。世界の人口の1/3を占めるこの地域の河川が汚染されれば、未曾有の大惨事になってしまう。

しかも2つの爆弾は相互に作用しており、個々に止めるだけではダメだ。解除するには、起爆装置となるリモコンのキーを抜かねばならない。

爆弾の位置を探ろうとした矢先、レーンが発信機に気付き、現在位置がわからなくなってしまう。イーサンは通信が途絶えた辺りで、爆弾を捜索することに。

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イーサンが自分を助けたことで、今回の事態を招いてしまったと責任を感じていたルーサーは、最後の戦いを前にイルサにジュリアのことを打ち明ける。

イーサンが愛した女性は、自分が知る限り2人しかいない。1人は元妻のジュリア。イーサンは危険が近づく度、自分と離れていた方がジュリアは幸せだと思い、一方ジュリアは夫は自分のそばにいるよりも、世界にとって必要な人間だと感じていた。

お互いにお互いを思いやるがゆえに、離れて暮らさざるを得なくなった2人。ジュリアはルーサーの助言で身を隠した。

ルーサーは、彼女たちと同じくらい、イーサンはイルサのことを大切に思っていると告げる。だからこそ、この戦いから身を引くべきだと。

しかしイルサはイーサンと共に戦うことを選択する。

カシミール地方には、アポストルが撒いた天然痘患者を救助するための医療キャンプが来ていた。そのメンバーに、イーサンの妻・ジュリアがいた。ジュリアは医師としてキャンプに参加していた。

思わぬ再会に驚くイーサン。そこへジュリアの夫だという人物まで現れ、イーサンは困惑しながらも、とっさにかつての同僚の医者だとウソをつく。

だが今は2つの爆弾を解除することが優先だ。ジュリアに「すまない」と言い残し、イーサンは仲間の元へ走り出した。

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1つ目の爆弾の解体をルーサーに任せ、イーサンたちはもう1つの爆弾を探しに掛かる。

一方、爆弾の起動をすませたウォーカーは、ここに残るというレーンと別れてヘリに乗り込み、飛び立とうとしていた。それを見たイーサンは、爆弾探しをイルサとベンジーに任せ、自分は起爆装置を確保するため、飛び立つヘリから垂らされたロープに飛びついた。

ロープをよじ登り、コックピットへと向かうイーサン。だが激しい風にあおられ、なかなか上手く登れない。スキッドに足をかけるも、ロープから手を滑らせ、あわや谷底へと転落するかと思われたが、間一髪ロープの先の荷物にぶら下がり、何とか持ちこたえた。

再びロープをよじ登り、今度はしっかりとスキッドに足をかけ、イーサンは操縦席へと乗り込んだ。発泡しようとする乗員を取り押さえ、外へ放り出し、さらにパイロットも追い出して、イーサンは操縦桿を握った。

不安定な機体を立て直すため、ベンジーかルーサーに助言を求めようとするも、運悪く通信が途絶えてしまい、イーサンは自力でヘリを操縦せざるを得なくなる。

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キャンプでの爆弾探しは、大量の医療機器が持ち込まれていたせいで困難を極めていた。

放射線反応を追い、ベンジーが見つけたのはレントゲンだ。プルトニウムを積んだ爆弾のありかをわからなくさせるために、アポストルは天然痘を撒いたのだ。救援キャンプを呼び寄せるために。

爆弾の解体を進めるも、手が足りないと嘆くルーサーの元に、ジュリアが現れた。ジュリアは現在の夫と共に間もなくこの地を離れることになっていたが、イーサンの窮地を知り駆け付けたのだ。

ジュリアはルーサーに協力を申し出る。ベンジーは止めるが、ルーサーはジュリアの思いを尊重し、手伝ってもらうことにした。

一方、イルサが古い民家にレーンの姿を見つけた。急いで向かうと、そこに爆弾もあった。だがイルサは待ち構えていたレーンに殴られ、気絶してしまう。

拘束されたイルサを助け出そうとベンジーがやって来るが、レーンに撃退され、首をロープで吊るされてしまう。

椅子ごと後ろ向きに飛び、何とか自力で拘束を解いたイルサは、レーンとの激闘を制し、ロープを切って死にかけていたベンジーを救った。

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ルーサーの指示で、もう1つの爆弾の解体を始めるベンジーとイルサ。だがレーンはもはや何をしようが止めることはできないとあざ笑う。

一方、ウォーカーがガトリング銃を手に、イーサンに銃撃を始めた。イーサンはヘリを旋回させ、紙一重で避ける。険しい渓谷を縫って進む中、山あいで繰り広げられる激しい空中チェイス。

だがついにヘリの機体に銃弾を受け、イーサンのヘリは墜落を開始してしまう。

イーサンは墜落しかけたヘリごと、ウォーカーの乗ったヘリに体当たりしようと試みる。それに気付いたウォーカーは、慌てて操縦士に上昇を命じるが、霧とモヤで視界が全く見えない中、イーサンとウォーカーのヘリが衝突し、山頂に激突した。

ウォーカーの座席にエンジンオイルが噴き出した。オイルで顔を半分焼かれながらも、なおもイーサンに立ち向かってくるウォーカー。

絶壁の崖っぷちで、最後の戦いが始まった。何とかリモコンを手にしようとするイーサンと、イーサンを崖下へと突き落とそうとするウォーカーの攻防。

その時ヘリを辛うじてつなぎとめていたフックが外れ、2人共ヘリごと崖下へと転落した。ロープに掴まり、ギリギリで持ちこたえるイーサンとウォーカー。イーサンはフックをウォーカーに激突させ、ウォーカーはそのまま谷底へと転落していった。

だがここから崖をよじ登り、リモコンのキーを抜かねばならない。あと15秒。世界が滅ぶか否か。

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もう時間はない。通信は途切れたままだが、ルーサーはイーサンを信じると宣言。ベンジーと同時にコードを切断した。

目をつぶる。だが爆弾は爆発しない。イーサンが成功したのだ。

イーサンは間一髪、口でリモコンのキーを抜いていた。そのまま崖に倒れ込んだイーサンを、CIAのヘリが救助に向かった。

その後、スローンCIA長官はホワイト・ウィドウの仲介を通して、レーンの身柄をMI6に引き渡した。

そしてイーサンが目を開けると、愛するジュリアがいた。ジュリアの人生を狂わせたことを、謝るイーサン。しかしジュリアは、「あなたのおかげで充実した生活を送れている」と告げる。幸せだ、と。

スローンはイーサンの労をねぎらい、仲間たちもイーサンの活躍を称えた。無茶しすぎだというイルサに、イーサンは「いつものことだ」と笑うのだった。

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フォールアウトの疑問&謎を徹底考察!

タイトル「フォールアウト」の意味

今回、いくつもの「フォールアウト(予期せぬ余波)」が絶体絶命のイーサンに降りかかります。

フォールアウトとは?
①放射性加工物。(nuclear fallout)
②副産物。

イーサンの過去の行動が引き起こした新たな脅威=”副産物”。

「シンジケート」ボスのレーンを殺さず、生かしたこと。友人であるルーサーを助けたこと。そして、ジュリアと結婚したこと。

友人や家族を救うべきか、それとも自分の敵によって犠牲となりかねない何百万という無数の命を救うべきか、決断を迫られ、自分と向き合うイーサン。
葛藤し、操られていると知りながらも、そこをくぐり抜けていこうと戦うイーサンの姿が描かれています。

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イーサンが愛した2人の女性って?

ルーサーが話していたイーサンが愛した2人の女性。

1人はもちろん、『ミッション:インポッシブル3』で結婚した奥さんのジュリアです。
もうひとりは、『ミッション:インポッシブル2』で登場した女泥棒のナイアでしょうね。

キメラウイルスに感染したナイアを、命がけで救ったイーサン。
ナイアとのその後は描かれていませんが、3冒頭からジュリアが登場しているので、自然消滅してしまったのでしょう・・・。

1からずっと登場しているルーサーにしか言えないセリフにぐっと来ました。

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イーサンとジュリアは離婚した?

これが実は一度見ただけだとはっきりとはわからなかったんですよね~~~・・・。
たぶん、別れてません。

今回イーサンのジュリアに対する思いが、愛というより後悔が大きすぎて、
その上カシミールのキャンプでジュリアの夫と名乗る人が出てきて「えっ!?」となりましたが、イーサンも「えっ!?」って感じの顔してましたよね。

『ゴースト・プロトコル』でのブラントの一件以来、おそらくイーサンはそこまでジュリアの動向を把握していなかったのでしょう。

ラスト、スローンCIA長官と一緒にいたので、おそらく彼はCIAの人間なのでは?と。
ジュリアの身の安全を守るため、夫婦のフリをしてるだけ・・・??
ちょっとこの辺りは謎です。

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フォールアウト感想

アクションっていうか、ガチの事故・・・!!と感じるシーンの連続でした。

見てるだけで「ひいっ!」とヒヤヒヤするシーンを演じてるトム・クルーズとは・・・?
観客を楽しませるためにここまでできるトムにはただただ脱帽です・・・。プロ過ぎる。

残念だったのはヘンリー・カヴィルのガッカリ感・・・!!
「最強のCIAエージェント」という肩書きに期待し過ぎました・・・。

最初のジョン・ラークとのトイレでの戦闘で、2対1にもかかわらずラークに勝てなかった時点で「あ、もうこれダメなやつだ・・・」と。

『ジャスティス・リーグ』ではあれだけ無敵を誇るヘンリー・カヴィルが、ミッションに来るとバットマンポジなのが泣けました・・・。

しかし初対面のイルサとイーサンの仲を疑ったり、会う人会う人に「My name is Waiker.」と名乗ったり、ウォーカーもしや天然なのか・・・!?

イルサにもベンジーにもあしらわれるウォーカー、かわいそう・・・!
「大型車にしろよ!」とベンジーがぼやくシーンは最高でした。
ムキムキウォーカーとおデブのルーサーに挟まれて超狭いベンジー(笑)後ろキツイよね。

今回敵キャラ含め、ほぼほぼメンバーは『ローグ・ネイション』続投なので、新鮮味には欠けたのが少し残念だった気がします。

レーンは『ローグ・ネイション』のインパクトが圧倒的すぎたので、今回は地味な復讐キャラになってしまったのが無念・・・。

イーサンたちをバイクで追ってる黒ヘルの正体がイルサなのは、『ローグ・ネイション』でイーサンに匹敵するイルサのウルテクを見せつけられた観客にはバレバレだったので、黒ヘルいる?と。
イーサンも確実に気付いてたと思うんですよね。

そしてベンジー弱っ・・・!
助けに来たイルサに逆に助けられるってどういうことだよ、もう・・・。

ハンリー長官の死は残念過ぎました・・・。ハンリー長官良かったのになあ・・・。
前回から一転、全力でイーサンを守ろうとする姿勢はまさに上司の鏡。だけど同時に死亡フラグ立ちまくりで・・・。
意外と武闘派な長官の一面が見れて最高だったんですが、ウォーカーがナイフ準備してたから嫌な予感したんですよね・・・。
本当に惜しい人を亡くした・・・。

『ゴースト・プロトコル』に続き、「IMFの長官はあっさり殺される」が定石となりそうですね。

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トム・クルーズが超絶アクション連発!

最大の見どころはやはりカシミールの山岳地帯を舞台に繰り広げられるヘリコプターアクション!
スリリングすぎるシーンの連続でした。

危険なスタントも自分でチャレンジすることで有名なトムですが、実は今回、高層ビルからビルへとジャンプするシーン↓↓の撮影中に骨折しています。
その時のシーンはそのまま使用されているので必見です!!
見れば「ここかあ・・・!」と一発でわかります。

 

Get ready for the most thrilling mission yet…

Tom Cruiseさん(@tomcruise)がシェアした投稿 –

今回イーサン以外のメンバーもかなり身体を張っています。

サイモン・ペグが

サイモン・ペグ「トムのためなら命なんて惜しくない!って精神状態になって、アドレナリン飽和状態でやってしまったんだよ」

と語っているように、主演のトムの影響で「アドレナリン・ジャンキーの集まり」と化しているらしいミッション:インポッシブルの撮影現場。
共演者たちも命がけですね・・・。

ゲストキャストのヘンリー・カヴィルも、高速で飛ぶヘリから身を乗り出し、落下寸前の銃撃シーンに挑んでいます。
スーパーマンを演じているとはいえこれは・・・。ヤバイです。
そしてヘンリーの巨体を生かしたトムとのガチバトルが凄まじい・・・!

しかし一番身体を張ったのはレーンを演じたショーン・ハリスですね。
拘束着を付けたまま水攻めってどんな拷問だよ・・・。
しかもあのシーン、10回以上撮り直したらしいです。ひえええ・・・!

トムが運転する時速160kmBMWの助手席で、一言も発さず無表情を貫いたのも凄まじかったです。
おかげで最高にシュールなシーンに仕上がっています。
イルサに会ってレーンが急にしゃべり出したので、やっぱりイーサンの運転が怖かったのかと(笑)

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