今年から『M-1グランプリ』が復活し、この冬はお笑い番組が熱い!!
まもなく放送される『THE MANZAI』の、気になる出演者をチェックしていきたいと思います。
お笑い好きの人もそうでない人も、きっとお気に入りの芸人が見つかるはず・・・!
目次
『THE MANZAI』って?『M-1』とはどう違う?
『THE MANZAI』とは?
2011年から開催されている、吉本興業が主催する漫才のコンテスト。
また、決勝戦が年末にフジテレビ系列で生放送されるお笑い・特別番組。
『M-1グランプリ』が2010年で終わってしまったので、その後継という形で開催されました。
『M-1グランプリ』との一番の違いは、年齢・芸歴の制限がなかったこと。
『M-1』は結成から10年以下のコンビという縛りがありましたからね。
昨年2014年は結成25年の博多華丸・大吉が優勝しています。
華丸さんが
「M-1グランプリ」などのコンテストが始まったとき、だいたい僕らは全部、年齢制限があって出場資格がなかった。キャリアの制限がないTHE MANZAIのおかげです。
と優勝後のインタビューで語っていたように
結成年数が長い漫才師にとって魅力ある大会だったわけです。
しかし、一方で『M-1』の「結成から10年以下」という制限が
2015年の第11回復活大会から
「結成が2000年1月1日以降であり15年以内のコンビ」
と変更されました。
おそらく『M-1』が開催されなかった2010~2015年の間に資格を失ってしまったコンビへの救済措置でしょうね。
『M-1』との違い
『M-1』の参加資格の芸歴が引き上げられたことで、差別化が難しくなってしまったんですね。
一般の視聴者からすれば「漫才のコンテスト」であることに変わりはないし、
芸歴が引き上げられると、『M-1』にも既にテレビで活躍しているような中堅も出場するかもしれない。
そして、『THE MANZAI』は『M-1』に比べると知名度や盛り上がりも苦戦していました。
『M-1』はだいたいクリスマス前後に放送される、というイメージで定着していましたが、
『THE MANZAI』は放送日が固定ではなかったので、しっかりチェックしていないと見落としがちでした。
また、出場組数も『M-1』が2010年(第10回大会)4,835組だったのに対し、『THE MANZAI』は2011年(第1回大会)1,516組。
芸人さんの中でも位置づけの難しいコンテストだったのではないでしょうか。
そこで、『THE MANZAI』はコンテスト形式から一新され、旧来のような
“年に一度の漫才の祭典”
となりました。
『THE MANZAI』はもともと、1980年代に漫才ブームを巻き起こしたネタ見せ番組だったんですが、その形に戻すということです。
つまり、『M-1』は若手の漫才コンテスト、『THE MANZAI』はベテランのネタ見せ番組という住み分けがされたわけです。
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放送日時はいつ?出演者は?
まず放送日時は
12月20日(日) 19:00~21:54(フジテレビ)
“年に一度の漫才の祭典”のいうからにはそうそうたるメンバーが集結するのでしょうな!?
とハードルをあげておいて(笑)
気になる出演者はこちら!!
引用元:フジテレビ
【総合司会】
ビートたけし(最高顧問)
ナインティナイン【出演者】
・中川家 第1回(2001年)『M-1』王者
・ますだおかだ 第2回(2002年)『M-1』王者
・フットボールアワー 第3回(2003年)『M-1』王者
・ブラックマヨネーズ 第5回(2005年)『M-1』王者
・チュートリアル 第6回(2006年)『M-1』王者
・サンドウィッチマン 第7回(2007年)『M-1』王者
・NON STYLE 第8回(2008年)『M-1』王者
・パンクブーブー 第9回(2009年)『M-1』王者 & 第1回(2011年)『THE MANZAI』優勝者
・笑い飯 第10回(2010年)『M-1』王者
・トレンディエンジェル 第11回(2015年)『M-1』王者・ハマカーン 第2回(2012年)『THE MANZAI』優勝者
・ウーマンラッシュアワー 第3回(2013年)『THE MANZAI』優勝者
・博多華丸・大吉 第4回(2014年)『THE MANZAI』優勝者・おぎやはぎ
・海原やすよ・ともこ
・キャイ~ン
・タカアンドトシ
・ナイツ
・爆笑問題
・矢野・兵動・三四郎
・メイプル超合金
・ジャルジャル
わかりやすく『M-1』王者と『THE MANZAI』優勝者でまとめてみました。
それ以外は五十音順です。
両タイトルを持っているのはパンクブーブーだけ!
まあ~そうそうたるメンバーですね・・・!!
歴代の『M-1』王者と『THE MANZAI』優勝者が全員揃うわけですから、圧巻です。
今売れている芸人さんが一夜に集結すると言っても過言ではないですね。
いずれも名のしれたコンビばかり。
三四郎、メイプル超合金、ジャルジャルは
12月12日に関東ローカルでオンエアされた「Cygames THE MANZAI 2015 プレマスターズ」で、20組の中から本番出場を勝ち取った3組です。
やはりタイトルを持っていない若手が出ようと思うと、非常にハードルが高い番組のようです。
しかし関東ローカルのネタ番組ってめずらしいですね。
「ええ~こっちでもやってよ~」って感じですよね、関西圏のみなさん。
若手のネタ番組は結構好きなので、全国放映を切に望みます・・・!
イチオシコンビは?
みんなそこそこテレビで売れているし、いまさら紹介なんて必要ないんじゃない?というコンビばかりですが
管理人がこれぞ!という二組を紹介させていただきます。
海原やすよ・ともこ
ほとんど関西ローカルしか出演していないので、知らない方も多いのではないでしょうか。
吉本の劇場をメインに活躍しているコンビです。
海原お浜・小浜の小浜の孫で、上方お笑い界のサラブレッドの二人。
そんなこと言っても知らない人には誰よ?だと思いますので、
海原やすよ・ともこの漫才の魅力はなんといってもテンポです。
中川家もそうですが、兄弟にしか出せない絶妙の間と掛け合いがあります。
海原やすよ・ともこ姉妹にも、姉妹にしか出せない絶妙のテンポがあるんですね。
姉ちゃん(ともこ)の激しいボケに、妹(やすよ)がやんわり突っ込む。
他人だったらなかなかそこまで言えない・・・と思ってしまうようなことでも
姉妹だからこその安心感があります。
ネタとしては「東京と大阪の女の子の違い」や「大阪のオバチャンの生態」を扱ったものが多いです。
大げさに大阪の女の子やオバチャンを表現する姉ちゃん(ともこ)のボケを、妹(やすよ)が宥めるスタイル。
たとえば
ともこ「東京の女の子ってかわいいやん。飲み会とかでも『私酔っちゃった・・・』とか言うんやろ?大阪の女の子は違うね。「うわ酔った。ゲー吐きそう』やもん。」
やすよ「そんなことないって。大阪の女の子もかわいいよ」
といった感じです(笑)
よく「関西女子はキツイ!」なんて言われたりしますが、まあ結構キツイです(笑)二人のネタは。
ズバズバって切り込むし、表現は大胆。
個人的には姉ちゃんの竹を割ったようなキャラが大好きです。
つかみで「よろしこ~」と大股開いちゃう(笑)
でもそれはあくまで漫才。ボケと突っ込みがあってこそ。
人を傷つけるような言い方では決してなくて、ちゃんと「ネタ」として笑えるようにもっていってくれます。
まあ大阪の女の子については「言い過ぎだろ~!」と思うことも多いですが(笑)
なかなか全国放送で見る機会は少ないと思いますので、ぜひチェックしてみてください!
サンドウィッチマン
2007年に『M-1』史上初、敗者復活からの優勝を果たしたコンビ。
『M-1』でこれほどドラマチックだった大会はないのではないでしょうか。
2008年のオードリーも劇的でしたが惜しくも優勝には届きませんでしたので・・・。
「『M-1』で初めてサンドイッチマンを知った」という人も多いと思いますが
実はサンドイッチマンは2005年から『エンタの神様』に出ていたんです。
(5月28日初出演、以後不定期出演)
管理人も何度か見たことがあるのですが、
はっきり言って全然面白くなかった・・・。
失礼ですが、もうほんとにひどかったです。
でもこれは『M-1』を見て原因がわかった気がしました。
尺です。
サンドイッチマンはツカミで爆笑をとる、というよりは、
後半どんどんネタを被せていって笑いをとる、どちらかというとスロースタータータイプ。
笑い飯なんかもこのタイプですね。
なかなかテレビという限られた時間の中では彼らの真の力を発揮するのは難しい気がします。
なぜなら、お笑い番組は『エンタの神様』や『爆笑レッドカーペット』のように、持ち時間が極端に短い番組がほとんどです。
結果、大半の芸人さんがその実力を出しきれずに終わってしまいます。
あったまってきたところで「ハイカット!」されてしまう。
対して『M-1』は持ち時間4分。
なかなかゴールデンの番組で4分も持ち時間はもらえません。
まずありえないと言っていいでしょう。
つまり、サンドイッチマンのようなスロースターター型の芸人さんには絶好の機会です。
そしてもう一つ、テレビ側の要請。
どうやらテレビでネタを披露するときは、「○○のネタをやってくれ」と指定を受けることが多いみたいですね。
あるネタが売れると、そのネタばかり要求される。
これは視聴者を飽きさせ、一発屋の温床となってしまうので避けてもらいたいところですが、
やはりやむを得ない部分があるのでしょう。
しかーし!
『M-1』は持ち時間が長い、かつネタも自分たちで選べる!!
これが大きかったのではないかと思います。
サンドイッチマンも実は一度ネタで失敗しています。
サンドイッチマンがテレビで初めてネタを披露したのは2005年12月31日、東京ビッグサイトで行われた「お笑いネタのグランプリ」。
ここで披露されたのは「年越しそばの出前」というネタ。
「ピザのデリバリー」という、『M-1』決勝で優勝をかっさらったネタを
「年越しそばの出前に変えてやってくれ」と言われてやったネタです。
結果、2000人のお客さんと視聴者の前でスベりにスベってしまった・・・。
この出来事は二人のトラウマとなってしまったようです。
「年越しそばの出前」は『サンドウィッチマンライブ2008 新宿与太郎行進曲』に収録されているので気になる方はチェックしてみてください。
設定が違うだけでこんなにおもしろくないものか!?と驚愕することでしょう・・・。
なのでテレビ局の事情もあるでしょうが切に言いたい・・・!!
芸人さんたちがみんな「これだ!」と思うネタで、勝負させてあげてください!!
そして漫才ファンの一人としては、ぜひとも新作が見たいです。
鉄板ネタじゃなくて、みんな新作披露してくれないかな・・・。
無理かな・・・。
今回の『THE MANZAI』、24組で3時間ですからね~。
CMもあるし、一組4分もらえれば上々、といったところでしょうか。
テレビもいいけどライブもオススメ!
芸人さんの魅力があますところなく発揮されるのはやはりライブです。
新宿の「ルミネ the よしもと」だと、一公演2000円とリーズナブルなのでオススメです。
ちょっと空いた時間にふらっと見に行ける手軽さが魅力。
管理人はここでトレンディエンジェルを知りました。
もちろん、本場大阪の「なんばグランド花月」に行くもよし、
好きな芸人さんの単独ライブに行くもよし。
2007年以来、管理人も毎年サンドウィッチマンの単独ライブに足を運んでいます。
機会があればぜひ!!
生のライブに足を運んでみてください。
テレビとはまた違った魅力があふれているはずです。
サンドイッチマンの単独ライブは小島さんにも会えますよ(笑)