糸魚川で起きた大火災は、約140棟を延焼する被害になりました。
出火元とみられている中華料理店「上海軒」の場所はどこだったのでしょうか?
台所が火元というのは本当なのか?
今回深刻な被害を招いた要因の一つ、フェーン現象とはどういう現象なのか?調べてみました。
※火事の原因は店主の重過失か
→上海軒の店主素性週刊文春スクープ競馬・パチンコ好きで、店は老朽化&不衛生?
→上海軒の店主業務上失火罪の可能性あり?競馬・パチンコ好きで店は老朽化、不衛生?
※糸魚川大火災、これまでの経緯は
新潟県糸魚川市火事の出火原因は?中華料理店は罪になる?
目次
出火元「上海軒」の場所はどこ?
出火元とされている「上海軒」という中華料理店は、
糸魚川駅から276mのお店で、
食べログなどにものっている店でした。
住所:〒941-0061
新潟県糸魚川市大町1丁目2−7営業時間:10:30-20:00
定休日:火曜日
店舗外観の写真画像です。
引用元:google.co.jp
かなり古いお店だったようですね。
外観からも、老朽化している状態がわかります。
食べログに掲載されていた店内の写真画像です。
引用元:tabelog.com
引用元:tabelog.com
引用元:tabelog.com
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出火元は台所?
新潟県警と市消防本部は、
12月23日午前10時ごろから、
火元とみられる中華料理店「上海軒」の実況見分を始めました。
引用元:asahi.com
朝日新聞によると、
近所の人が「上海軒」の台所に煙が充満しているのを見つけ、119番通報したそうです。
出火元はやはり台所だったのでしょうか?
しかし店の人間は一体何をしていたのか・・・?
まさか不在だったのでしょうか・・・??
火災が発生した午前10時半は、
ちょうど「上海軒」の営業開始時間です。
仕込みなどでその前後、
店の人間がいないということはありえないと思うのですが・・・
いずれにせよ、早く火災原因を明らかにしてほしいと思います。
家事の被害状況
- 燃えた住宅:約150棟
- 延焼範囲:約7万5千㎡
- 避難勧告:計744人
- 負傷者:煙を吸った女性と、避難の際に転んで頭を打った女性の2名。
- 死者:なし
12月22日午前10時半に発生した火災は、
午後8時50分、ようやく延焼のおそれはなくなったと消防本部が発表。
市街地での火災の焼損(しょうそん)棟数としては、
東日本大震災を除いて過去20年で最多。です。
糸魚川駅近くの「上海軒」から出火し、
日本海側の海岸線に至るまで、
北へ約300メートル、東西約250メートルという広範囲に燃え広がった今回の火事。
引用元:asahi.com
大規模火災の背景には、
フェーン現象という、
この地域独特の自然現象もありました。
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フェーン現象
フェーン現象って?
山の斜面にあたったのちに山を越え、暖かくて乾いた下降気流となった風によってその付近の気温が上がる現象。
引用元:wikipedia
山を越えた風が
日本海側に吹き下ろす時、
空気が乾いて気温が上がる現象です。
フェーン現象の何が問題?
フェーン現象の何が問題なのかというと、
乾燥です。
気温が上がり、
非常に乾燥した状態で、強い突風がふいている時に
家事が起こるとどうなるか?
考えるだけでもおそろしいですよね。
フェーン現象の際に
一旦火災が起こると、消火しにくく、広がりやすいのです。
そのため、広範囲にわたる深刻な被害を招くこともあります。
1952年4月17日に鳥取市で起きた、
鳥取大火もフェーン現象により被害が拡大してしまった例です。
今回の糸魚川大火災も、
まさにフェーン現象が甚大な被害を招いたと考えられます。
フェーン現象の影響で、
糸魚川市は正午までに20度近くまで気温が上昇していました。
隣の上越市では湿度が40%台と、
空気が非常に乾いた状態だったのです。
消火活動遅れの原因?
火災のあった糸魚川市大町は、
古くから繁華街として栄え、昭和初期の建物も残る地域です。
- 旧平安堂旅館
- 加賀の井酒造
- 料亭の鶴来家
など、歴史ある建物も消失しました。
→新潟県糸魚川市火事の出火原因は?中華料理店は罪になる?
ここまで大規模火災になってしまった要因には、
フェーン現象以外にも、
①商業地域
→建ぺい率や容積率が住宅地より高く、建物が密集する要因に。②準防火地域
→耐火性を高めなければならない防火地域よりも、規制が緩かった。
という街の背景もあったようです。
深刻な水不足
消防本部は、通報から1時間半後の正午に、
近隣消防に支援を求め、
午後0時半に新潟県に連絡しています。
正直この消防の応援要請がもっと早ければ、
ここまで火事は広がらなかったのではないか?と思ってしまいます。
火災発生は午前10時半です。
約2時間のタイムロスが、
140棟という被害を出してしまったのでは?
自分達の手に負えないという判断が遅すぎたのではないでしょうか。
県内と富山県の計18の消防本部が応援に加わるも、
消火活動は長引きました。
その結果、水が足りなくなってしまいます。
企業の生コン車や、国交省の散水車も集めて、
水を補給しましたが、
約10時間近く延焼は続いてしまいました。
もっと早く食い止めることはできなかったのか・・・。