スーパー歌舞伎II「ワンピース」感想※ネタバレ


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10月7日より新橋演舞場で始まった「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」。
ワンピースファンとしては見逃せない!ということで行ってきました!
歌舞伎超初心者が行く!「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」、感想レポートです。
激しくネタバレを含みますのでご注意ください。

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そもそもスーパー歌舞伎って何?

歌舞伎自体、あまりみなさん馴染みのないものだと思います。
そもそもスーパー歌舞伎って何ぞや?

市川猿翁さんが三代目市川猿之助時代に創出した、古典芸能化した歌舞伎とは異なる演出による現代風歌舞伎。
第一作は、1986年「ヤマトタケル」。

これを受けて当代の市川猿之助さんが継承して生まれた新たな演劇スタイルが、「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)」です。
猿翁さんのスーパー歌舞伎に対し、「Ⅱ(セカンド)」なんですね。

ぶっちゃけて言うと普通の歌舞伎とどう違うの?というと、

現代語で上演される

これが一番大きいのではないかと思います。
以前歌舞伎を見に行った時は、勉強不足もあって、イヤホンガイドなしではとてもついていけませんでした。

イヤホンガイドというのは、各劇場の入り口やロビーなどにある「イヤホンガイド貸出所」で借りることができるものです。
イヤホンで舞台にあった解説をしてくれるんですね。

その点、今回のスーパー歌舞伎II『ワンピース』は現代語で上演されるんです!!

猿之助さんも

現代語で上演する。だからこそ歌舞伎とは何なのかが問われると思うのです。

と語っておられます。

豪華出演者

・市川猿之助・・・モンキー・D・ルフィ、ハンコック、シャンクス
・市川右 近・・・白ひげ
・坂東巳之助・・・ゾロ、ボン・クレー、スクアード
・中村隼 人・・・サンジ、イナズマ
・市川春 猿・・・ナミ、サンダーソニア
・市川弘太郎・・・戦桃丸、はっちゃん
・市川寿 猿・・・アバロ・ピサロ
・坂東竹三郎・・・ベラドンナ
・市川笑三郎・・・ニョン婆

・市川 猿弥・・・ジンベエ、黒ひげ
・市川 笑也・・・ニコ・ロビン、マリーゴールド
・市川男女蔵・・・マゼラン
・市川門之助・・・つる


・福士 誠治・・・エース
・嘉島 典俊・・・ブルック、赤犬サカズキ
・浅野 和之・・・レイリー、イワンコフ、センゴク

ポイントはやはり現代劇の俳優さんも出演されているところですね。
スーパー歌舞伎Ⅱが現代語で上演されるからこそ。

浅野和之さんはテレビでもよく見かける、好きな俳優さんの一人です。
嘉島さんはワンピースが好きでずっと読んでこられたらしいですよ。意外!
ワンピースファンの幅広さを感じます。

あとエースが福士誠治さんなんですよ!
演技力は全く期待してませんが(笑)
福士さんのエースたのしみ~!
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原作ファンの方の中には「ワンピースで歌舞伎~!?」と思った方も少なからずいたと思います。
管理人もそうでした。
だってそもそもワンピースの世界はファンタジー。歌舞伎とは一番縁遠い気がします。
特に衣装
最初ジャンプで猿之助さんの白塗りルフィを見たとき、正直「おいおい大丈夫か・・・?このルフィはないだろ・・・」とか失礼にも思っていました。

本当にすみませんでした・・・!!

全然違和感なかったです!!

これはね、もうすごい。
さすがプロの役者さんたち。いや、プロ中のプロの方々だから実現したのでしょう・・・!

ワンピース原作の世界観が見事に歌舞伎の中に反映されてるんですね。
多かれ少なかれ、そして時に大胆なアレンジがされているのだけれど、それぞれのキャラの色を失わない
格好は全然違うのに、みんなちゃんとそのキャラなんです。

猿之助さんのルフィはいや、もうね、ルフィなんです。
原作ともアニメとも違う、だけちゃんとルフィなんです。
精神?メンタル?うまく表現できませんが、確かにルフィがここにいる。そう感じさせてくれる、圧巻の演技力でした。

オーラが違うんですよね・・・。舞台に出てきた時にそこだけ光っている。
猿之助さんは一人三役こなされるんですが、蛇姫様シャンクスも、
それぞれ見事に演じ分けておられました。
ちゃんと蛇姫様で、シャンクスなんです。

蛇姫様の美しさといったら・・・!
女性より女性らしいのは、正直悔しいですが、
なんであんなに艶っぽいんだろう・・・。

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演目は原作のどこをやるの?

原作ファンとしては一番気になるところですね。
今回上演されるのは

頂上戦争編(ジャンプコミックス51~60巻より)

原作10巻分を5時間(休憩のぞくと実質3時間半)で・・・!?
しかもワンピース史上最も密度の濃いであろう頂上戦争を・・・!?
できるのか・・・!?

できたんですね!!
膨大な原作の情報量を、3時間半にぎゅっと濃縮する。
”幕”で区切られる、歌舞伎だからこそできたのではないかと思います。
各幕は

第一幕 シャボンディ諸島~女ヶ島、アマゾン・リリー
第二幕 大監獄インペルダウン
第三幕 海軍本部マリンフォード~アマゾン・リリー

という構成です。

頂上戦争編ってことは白ひげとエースの死がメインだよね?
と思っていたらびっくり!
シャボンディからやるの!?

原作でいうと、人間オークション会場で、ケイミーが競売にかけられているところから物語はスタートします。
このペースでマリンフォードまで大丈夫・・・!?という一抹の不安を覚えつつ
歌舞伎ならではの演出に、すっかり魅せられていました。

見所は?

「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」のワンピースの世界は歌舞伎ならではの見どころが満載。いくつかご紹介していきましょう!

歌舞伎ならではの豪華な衣裳

これは実際に見ていただいた方が早いと思います!!
白ひげの衣装とか本当にすごいですよ!なんとも豪華絢爛な装飾が施されています。
きらびやかさではセンゴクも負けていません。背中の”正義”の文字がまぶしすぎる・・・!

そしてなんといっても蛇姫様!!
出て来た時一瞬、「え、蛇姫様!?」でしたが(笑)とにかくお美しい!!

ニョン婆はかわいいし、
ジンベエマゼランは原作まんまです!下手するとアニメより原作っぽい!!
ボンちゃんイワ様も原作から飛び出て来たみたいでしたよ!!

ニューカマーランドのメンバーはやばいです。
まさにニューカマーランドに紛れ込んだ錯覚に陥りました(笑)
イナズマは非常に大胆なアレンジがされていて、「え?」という気もしましたが、もうこれはこれでアリなんじゃないでしょうか。

第二幕で、通路を歩いて来られたニューカマーを演じる役者さんを間近で見ました。
近くで見るとやっぱりがっつりおっさんなんです(笑)ひげがうっすら見えている。
でも舞台であれだけ色っぽく、艶めけるのは圧巻です。

歌舞伎でしかできない演出

火の戦い、氷の戦いはスペクタクルをお見せする

と猿之助さんが語っておられたとおり
原作ファンのみなさまならもうおわかりですね!?
そう、
火の戦い=赤イヌのマグマ氷の戦い=青キジの氷です!

まさに、歌舞伎でしかできない、でもこれ以上はないというくらい、
ぴったりはまった演出でした・・・!!

マリンフォード湾内にモビーディック号が現れたときの興奮
14人の隊長たちとともに”海の王者”白ひげが登場したときのワクワク感!!
全部見事に舞台で表現してくれました・・・!!

セットが非常に凝っていて、ワンピースの原作の世界観が忠実に再現されているんですね。
演じられた役者さん達はもちろん、スタッフの方のワンピースへの愛を感じました!!

歌舞伎に主題歌!?

「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」は歌舞伎なのに主題歌があるんです!
曲名は『TETOTE』

作詞がゆずの北川悠仁さんで、歌はなんと12歳の女の子、RUNAさん
北川さんがおっしゃるとおり、ルフィの持つ少年性や無垢な純粋さ、
そしてすごいパワーとエネルギーが伝わってくる素敵な曲です!

手と手 繋いで 風を集めて
Wow 帆をあげる Wow 今旅立とう
君がくれた やさしい強さ
Wow 世界を変える Wow 始まるよ未来へ
さぁ行こう

第2幕のインペルダウン脱出の場面で流れます。
動画でも流れているので。ぜひ聞いてみてください。

歌詞がワンピースにぴったりなんですね~。
また、この曲に合わせて猿之助さん(ルフィ)が客席の上を斜めに飛ぶ
”斜め宙乗り”
をされます。
ニューカマーランドのみんなが通路を歩き、通路側の人は役者さんとハイタッチもかわせます!
まさに客席と舞台が一体になった瞬間でした。

この時代の名を”白ひげ”と呼ぶ

「頂上戦争編」と冠される以上、やはり最大の見所は、エース、そして白ひげが死ぬシーンでしょう。
原作でもアニメでも、涙なくしては見れませんでした。
もう何回も見てるし、セリフも暗記するほど読んでいる場面なのに、やっぱり胸に来ました。

「こうして時代は変わるんだ。
お前たちはまだ見ぬ海に、新しき宝を探せ。
誰も見たことのねえ宝を、己の力で見つけ出せ。」

白ひげのこのセリフ。
原作ともアニメともまた違った魅力と重みで、じわーっと胸に染みてきます。
これはルフィや白ひげ海賊団だけじゃなく、観客である私たちに向けられたメッセージのような気がします。

ワンピースにはこれまで、生きていく元気やエネルギーをたくさんたくさんもらっています。
また新たな形で、役者さんたちからエネルギーを、パワーをもらいました・・・!

歌舞伎というとどうしても敷居が高く感じられ、腰が引けてしまうかもしれません。
でも今回「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」で、縁のなかった世界に飛び込んでみて、すごくいい経験ができました。
管理人のような歌舞伎超初心者でも、豪華絢爛な衣装や舞台、そして役者さんの演技を見ているだけで、本当に楽しい気持ちにさせてくれます。

「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」は3月に大阪公演が決定しています。
これを機に、いつもとちょっと違う世界へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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ワンピース映画2016『ゴールド』まとめ

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