北朝鮮の水爆実験の日本への影響は?放射能から身を守るにはどうすればいい?


北朝鮮が1月6日、「初めての水素爆弾実験に成功した」と発表しました。
今回の北朝鮮の核実験は日本にどのような影響を及ぼすのでしょうか?危険は?
放射能の脅威と、万一の場合にどうすれば身を守れるのか?調べてみました。

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水爆とは?

水素爆弾
原爆の爆発による高温高圧で、重水素や三重水素などの軽い原子を核融合させてできるエネルギーを利用する核兵器。

簡単に言うと、原爆よりケタ違いに威力がある爆弾です。

旧ソ連が1960年代に開発したある水爆は、1発で広島型原爆の3千倍を超える威力があったとされます。

水素爆弾を兵器として実用化した国は、

・アメリカ合衆国
・旧ソビエト連邦(ソ連、ロシア)
・イギリス
・フランス
・中華人民共和国

原爆や水爆の核実験は世界で計2千回以上行われましたが、
2000年以降、核爆発をともなう実験を実施した国は北朝鮮のみです。

特殊な「揺れ」の正体

北朝鮮の水爆実験が発生源とみられる6日午前中に観測された特殊な「揺れ」について、
気象庁は北朝鮮が過去に行った核実験で観測されたデータと極めてよく似ていると分析しています。

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引用元:http://digital.asahi.com

気象庁地震津波監視課 長谷川洋平課長
自然地震ではない可能性があると気象庁ではみております。
過去3回の核実験といわれている時に得られた地震計の波形と、
極めて今回よく似ているということは事実としてある」

波形で自然地震かどうかがわかるんですね。

気象庁によると、自然に発生する地震特有の強い揺れをもたらすS波がはっきり見られないなど、
人工的に起こされた地震の可能性があるということです。

つまりは核実験ですね。

本当に「水爆」を作れたのか?

水爆は原爆よりはるかに大きなエネルギーを得られますが、一方で高い技術が必要とされています。

北朝鮮の技術力で、果たして本当に水爆を作れたのでしょうか

日本エネルギー経済研究所 黒木昭弘常務理事
「起爆のエネルギーを集中させて超高密度状態をつくる技術も非常に高度で、短期間で獲得するのは難しい。
今回の核実験は水爆ではないと思う

核実験が水爆だったかどうかは、地震の波形やマグニチュードでは確定できないそうです。

今回北朝鮮が核実験を行ったことは間違いなさそうですが、
それが水爆かどうかまでは現時点ではわかりません

今後、航空機で採取する大気中のサンプルから核融合の際にできるヘリウムなどが見つかれば、水爆である可能性は高まります。

日本への影響は?

今回の実験が何であれ、核実験がこれだけ近距離で行われているのは本当に怖いですね。

一番気になるのは放射能の影響です。

PM2.5のように、大陸から日本に放射性物質が飛来する可能性があります。

PM2.5とは?
大気中を漂う物質のうち、直径2.5μm(マイクロメートル。マイクロは100万分の1)以下の特に小さな粒子のこと。
工場の排煙やディーゼル車の排気ガスに含まれる「すす」などが主成分。

中国では以前から大気汚染が問題視されていましたが、
大陸からの偏西風に乗ってPM2.5が日本へ飛来すると見られ、
健康への影響が懸念されています。

通常の地下核実験では、放射性物質が空中に漏れ出しても量は少ないようです。
過去3回の核実験時にも、放射性物質は検出されませんでした。

1月6日に、原子力規制委員会は全国約300地点のモニタリングポストで日中に観測された測定値に異常はなかったと発表しています。

今のところ特に異常は見つかっていませんが、安心とは言えません。

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放射線から身を守るには?

放射線の脅威

高いレベルの放射線をあびると、体内の細胞のDNAが傷つけられ、細胞分裂ができなくなります

血液の成分をつくる骨髄が最もダメージを受けやすく、
白血球など、免疫にかかわる細胞が作れなくなってしまいます

その結果、白血病がんといった病気になる可能性があります。

放射線から身を守るには、
放射性物質を身体に付着させたり、吸い込んだりしないようにすることが重要です。

屋内

ドアや窓を閉め、換気扇やエアコンをとめて、外気を遮断します。

外出時

帽子をかぶるなど、肌を露出させない服装をし、
鼻や口を湿らせたマスクやハンカチで覆います

ハンカチがなくても、トイレットペーパーを折りたたんで口にあてるといった方法もあります。

雨が降った場合

空気中に浮遊している放射性物質が、雨と共に落下します。
雨にぬれないように、傘をさして防ぎましょう

 

まとめ

今はまだ目に見える形で放射線の被害はあらわれていませんが、
人体に影響が出てくるのは数年後の可能性もあります。

今後も北朝鮮が無謀な核実験を続けるなら、日本にとってこれほどの脅威はないでしょう。

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