【君の名はネタバレ解説】三葉と瀧の年齢差の秘密!記憶が失われたラスト結末を考察


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新海誠監督の大ヒット映画『君の名は。』。
瀧と三葉が時空を越えて入れ替わるという斬新な設定が話題ですが、実は瀧と三葉は同い年ではなく、年齢差がある!?
ラスト、なぜ瀧と三葉はお互いの名前を忘れていったのか?なぜ入れ替わりが起きたのか?
タイムパラドックスもふまえて、ネタバレ考察&解説してみます。

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瀧と三葉の年齢差は?

瀧と三葉は17歳の高校2年生。
ですが、二人の間には実際は3歳の年齢差があります。

入れ替わり当初、三葉は瀧のことを「同い年の高校生」だと思っていますが、
二人の間にはそもそも3年のタイムラグがあります。

彗星災害で糸守町が消滅したことに気付いた三葉が、

本当は三年未来の東京に暮らしていた、瀧くん」

と言っているように、
三葉が会いに行った時、
瀧はまだ中学生だったのです。
(おそらく中学2年生。)

それを踏まえて映画を観てもらうとわかりますが、
若干瀧が幼いんですね。
身長も低い

「俺たちの身長はまだ同じくらいだ」

カタワレ時に再開した時は瀧の方が身長が高かったですからね。

そして、二人が再会するのは入れ替わりから5年後。
三葉にとっては8年後です。
瀧は22歳(就活中)、三葉は25歳です。

奥寺先輩や高木に、「スーツが似合ってないからじゃない?」と揶揄される通り、
瀧の顔は高校生の時とまったくと言っていいほど変わってませんが、
再会した時、三葉が非常に大人びて描かれていたのはタイムラグの演出のためではないかと思います。

二人が彗星災害を回避し、
三葉が現在まで生きている演出。

瀧が中学生→高校生と成長したのに対し、
今度は三葉の成長が描かれたんですね~。

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瀧と三葉がお互いの記憶をなくした理由

瀧と三葉、互いの記憶がどんどん失われていき、ついには名前まで忘れ、
空に手を伸ばし「君の、名前は?」と叫ぶ。
『君の名は。』でもっとも感動的な名シーン。

彗星災害で糸守町が消滅する未来は回避されましたが、
瀧と三葉は、なぜお互いを忘れてしまったのでしょうか?

考察①

ご神体に口噛み酒を奉納する際、
ばーちゃんが言います。

「此岸に戻るにはあんたたちの一等大切なもんを引き換えにせにゃいかんよ」

二人にとって一番大切なものが、
お互いの記憶だった。

瀧にとっては三葉の記憶、
三葉にとっては瀧の記憶だった。

一番シンプルな解釈です。

考察②

では、ここからは二人が記憶をなくした理由について、
タイムトラベルの観点から一般的な考察をします。
瀧と三葉の再会をロマンチックなままで置いときたい人は読まないでください(笑)
※あくまで個人的解釈です。

まず、入れ替わりにより三葉が糸守町を救ったことで、
「糸守町が消滅した未来」がなくなります。

正確には時間軸が分岐し、
「糸守町が消滅した未来」とは別世界として時間軸が進み始めます。

世界を一つの川と捉えた時、河が
・「糸守町が消滅した未来」と
・「糸守町が助かった未来」の
二つの支流に分かれたという考え方です。

通常、この河は一本に収束しようとします。
つまり、タイムトラベルして「糸守町が消滅した」過去を変えようとしても、
結局「糸守町が消滅した未来」に収束する
これがいわゆるタイムパラドックスの考え方です。

しかし途中、瀧が三葉の記憶をなくし始めているのは、
違う未来に向かって進んでいる証拠です。

すなわち“歴史の改変”です。
歴史の改変が行われているからこそ、
瀧の記憶が不安的になり、三葉のことを忘れたり思い出したりを繰り返すのではないかと。

結局三葉は助かったのか助かってないのか!?
ギリギリまで観客を焦らすのが新海監督の演出の上手いところです。

あまりの焦らしっぷりに、
タイムトラベルをしようが、歴史の改変はできなかった=彗星災害は回避できなかった方向に持っていくのか?と思ったほどですから。

ただ、おそらく今回の『君の名は。』ではタイムパラドックスは発生していません。
というかたぶんタイムパラドックスは無視です。

物語は、隕石災害が回避された状態でその後の世界が進行していきます。
なので、瀧がいるのは3年後の「糸守町が助かった未来」です。

そうすると、入れ替わりタイムトラベル自体がなくなります。
(正確にはなかったことになる。)

二人が入れ替わったのは、「糸守町が消滅した未来」の世界だったからです。

すると、まず瀧から三葉の記憶がなくなります。

そして、入れ替わりタイムトラベルそのものがなくなる(歴史上なかったことになる)ので、
三葉からも瀧の記憶がなくなります。

ここが微妙に納得のいかないところなんですが、
三葉には瀧の記憶が残っててもおかしくないんじゃないか?という気がするんですよね。

三葉はそのまま連続した時間軸にいるので、
(でないと「なんで助かったかすらわからない」それこそオカルト状態になる)
でもやっぱり入れ替わりタイムトラベルそのものが失われるから記憶はないのか・・・。

この辺りはちょっと疑問が残ります。

タイムパラドックスについて詳しく知りたいわ~という人は『デジャヴ』という映画を観てください。
作中で非常にわかりやすく説明してくれています。
「タイムトラベルの科学的説明はお馬鹿で退屈」と評されたりもしてますが、素人にはとてもわかりやすいです。
タイムトラベルを扱った映画としても秀逸。
なんせトニー・スコット×ジェリー・ブラッカイマー×デンゼル・ワシントンだもの。

ドラえもんの『魔界大冒険』でも並行世界の概念は使われていますね。
もしもボックスで魔法が使える世界にしちゃったのび太が、
再び魔法が使えない世界に戻そうとした時。

のび太「じゃあこの世界はどうなるの?」
ドラえもん「魔法使えるこの世界と、ぼく達の世界に分離する」

いわゆるパラレルワールドです。
幼心にこれは衝撃でした。
藤子・F・不二雄すごい。

なぜ瀧と三葉の入れ替わりが起きたのか?

通常、タイムトラベルするには何らかの装置が必要になります。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』におけるデロリアンのような、
いわゆるタイムマシン的装置ですね。

タイムマシンがないのになんで入れ替わるんだよ!

アニメだからです。

そんなとこ疑問に思っちゃあいけません。

一応補足すると、
『君の名は。』は“夢”での入れ替わりということで、
装置のない部分はギリギリクリアーしています。

精神だけ3年の時空を超えて入れ替わるなんてリアリティないわ~・・・
なんて思う人はアニメ向いてません。
ドキュメンタリーでも見ててください。

瀧自身が3年前に行って三葉を救うのではなく、
精神だけ夢の中でタイムトラベルし、
かつそこに入れ替わりというギミックを組み合わせたのが斬新だったと思います。

まあ確かになんで入れ替わったのか?
理由はまったくわかりませんけどね。

原作小説で、宮水家の巫女には、
1200年ごとに訪れる厄災(彗星災害)を回避するために、
数年先を生きる人間と夢を通じて交信する能力があるのでは?と瀧が推測しています。
【君の名はネタバレ考察】原作小説でわかる裏設定や謎、伏線を徹底解説!

つまり、
三葉の家=宮水家が入れ替わり能力を有していた一族だった

三葉のばーちゃんも入れ替わりタイムトラベル経験者でしたし。

まあこの辺考えるだけヤボです。
入れ替わり生活楽しいわ~で映画を楽しむのが一番いいと思います。
入れ替わり以外にも実はツッコミどころは山ほどありますからね!(笑)
【君の名はネタバレ&感想ブラック版】ヤボだろうが全力でツッコミまくってみる

まとめ

新海作品では説明してくれない謎設定は多々出てくるので、
今回の『君の名は。』はまだかなり丁寧な方だったと思います。
さすがメジャーを意識しただけはある。
『雲のむこう、約束の場所』とか南北分断についてまーったく説明されないままガンガン話進んでいきますからね。
頼むから誰か説明してくれ!!と。

ぶっちゃけ作品って辻褄合わせたり、
全部論理を描いちゃうとまったく面白くなくなるので、
物語を破綻させないと程度に、
今回の瀧と三葉みたいにキャラクターでグイグイ引っ張っていってくれればそれでいいと思います。

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